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心に残った音楽♪

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志村けん、逝去

ShimuraKen.jpg 世界中でコロナ・ウィルスの犠牲者が増え続ける中、なんとコメディアンの志村けんさんが逝ってしまいました。数日前、合併症でコロナに感染して重篤というニュースを聞いた時には、もしかしたらと心配していたのですが…。

 70年代初頭の生まれの僕にとってのドリフターズは、コミックバンドではなく完全にコントグループになっていました。荒井注さんはもういなくて、志村けんさんがドリフターズのコントのエースでした。物心ついてから小学3年ぐらいまでは、ドリフのコント番組「8時だョ!全員集合」が放送される土曜の夜は至福の時間。面白くて楽しくて、最高に幸せでした。番組前半のドリフ全員でやるコントコーナー、少年少女合唱団のコーナーでの早口言葉、もう少し後になるとひげダンス…楽しい思い出ばかり。どの独特のファンク調の音楽に合わせてみなで挑戦する早口言葉のコーナーなんて、今見ても体が乗ってきて楽しくなってしまいます。お客さんを楽しませるだけじゃなく、やっている人みんなが和気あいあいと心の底から楽しんでいる笑顔のなんと楽しそうなことか…。そして、これらすべての笑いの中心に志村さんがいました。

ShimuraKen_2.jpg小学校高学年になると裏番組で「オレたちひょうきん族」が始まり、全員集合はあまり観なくなりました。でも今度は特番枠で放送される、全員集合より少し対象年齢をあげたコント番組「ドリフの大爆笑」で大笑い。そして「ドリフの大爆笑」をみて、ドリフはもともとコミックバンドだったと知り、みんな楽器がうまいなあと感心しました。しかしドリフの活動が終わり、志村さんとカトちゃんだけのコント番組になるとぜんぜん面白くなくなり、「あ、志村さんが面白いと思っていたけど、実はいかりやさんあっての笑いだったのかも」と思ったり。

最近では、志村さんが三味線を演奏しているCMが流れていましたが、これはサイレントベースを弾くいかりやさんのCMと並んで良いCMだと思いました。ジャ〇ーズやらオ〇カーやら、今のテレビ芸能界は芸も能もない芸能人ばかりになってしまいましたが、志村さんはしっかり芸を持ったりっぱなコメディアンだったと思います。

自分にとっての幼少時のヒーローはウルトラセブンのモロボシ・ダンとドリフターズの志村けん。それより少し後になると、矢吹丈アントニオ猪木松田優作佐山聡、ビートたけし、矢沢永吉ジミヘンマルタ・アルゲリッチ、詩人ランボー、キース・ティペット、マルタン、シオラン、ホーキング…成長に合わせてあこがれの対象を少しずつ変えながら大人になっていきましたが、その原点のひとりに志村さんがいたのは間違いありません。それはあこがれだけでなく、「ねえ、昨日のドリフ見た?」とか言って友達と笑いあっていた幼少時の楽しい思い出のひとつでもあります。志村さん、天国でいやりやさんとまた楽しく過ごしてくださいね。ドリフを見て、やさしい母の前で兄弟なかよく笑い転げていた子供の頃の思い出は、死ぬまで僕の大事な宝物です。そして、コロナ騒動が早く鎮静化してくれることを願います。


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『佐藤通弘 / 津軽三味線ソロ 月も凍る夜に』


SatouMichihiro_TsukimoKooruYoruni.jpg 山田千里さんの弟子で、たしか山田さんが開いていた全国津軽三味線競技会で2年連続優勝をした佐藤通弘さんが2000年に発表したCDです。これがまた師匠の山田さんの演奏を凌ぐほどの素晴らしさでした!!60年代から2000年まで、津軽三味線は世代交代しつつ進化してきたという事なのかも。同時に、津軽三味線も「伝統芸能」ではなく、ミュージシャン個々の表現や作品や考えをぶつけてくるという、現代の西洋の演奏家的なあり方になってきたのかな、とも思いました。

 このCD、解説も何もついてないのでぜんぜんわからないんですが(三味線が2本に聴こえる曲もあるんですが、共演者の名前すら書いてない^^;)、1曲目の「荷方節」からしてものすごい技巧。これって津軽三味線の曲なんでしょうか。秋田に同名の曲があるみたいだけど、それを津軽三味線用に佐藤さんがアレンジしたとか、そういう事なのかな?2曲目の「小原節」と合わせて、最初の2曲の超絶的な演奏で魂を全部持ってかれました(^^)。
 そして3曲目の「十三の砂山」。これは津軽三味線というより、河東節とかみたいな風流の三味線といった感じ。、このCD、メチャクチャ素晴らしい…。

 というわけで、これは津軽三味線というより、歌なしの器楽としての三味線音楽を統合したものすごい音楽と感じました。豪壮というより風流を感じる曲が多いもので、津軽三味線ではないんじゃないかと思うほど(いい意味で、です)。僕自身が津軽三味線はおろか三味線音楽全般にわたってあまり詳しくないもんで、どれが伝統曲でどれがオリジナルかも分かりませんが、無知な人間が痺れまくった事だけは確か!カッコよかった。。


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『山田千里 / 津軽三味線』

YamadaChisato_TsugaruJamisen.jpg これはメッチャクチャうまい津軽三味線だ、もう高橋竹山の頃から時代は移って、津軽三味線はどんどん進化しているんだな…90年代前半にはじめてこのCDを聴いた時、そんな感想を覚えました。80年代の津軽三味線ではトップのひとりだったのではないかという山田千里(やまだちさと)さんのCDです!

 10曲が収録されていましたが、すべて歌なしのインストで独奏!主に津軽三味線の有名曲で、「津軽じょんがら」は、旧節、中節、新節のすべてを収録。即興演奏も2曲入っていましたが(「津軽恋情曲」と「津軽響奏曲」)、これがCのマイナーペンタで調もリズムもしっかりしていて、手も津軽三味線の技巧のままに聴こえたもんで、立派な曲に聴こえました。というわけで、まずはCDを通して曲がムチャクチャいい!!
 さらに、津軽三味線独特の豪壮さもありつつ、ものすごいテクニカル!最近、テレビで何となく耳にした若手の津軽三味線の人は(名前を忘れた^^;)、これよりさらにうまかったんですが、豪壮さがなくて、手先だけで演奏してるみたいでなんとも軽かった(^^;)。山田千里さんは津軽三味線を革新していった人として知られていますが、ああいう軽い演奏を見てしまうと、あくまで津軽三味線にあるあの重さや激しさを踏まえたうえで進化させていこうと思った人だったんじゃないかなあ、な~んて感じたり。

 昔、東京に「モダーンミュージック」という超マニアックなレコードショップがありまして、そこが『G-Modern』という同人音楽誌(?)を発行していたんです。で、その第10号に、なんと山田千里さんのインタビューが載ってたんです。僕が山田千里さんを知ったのはその時が初で、その記事で、山田さんが地元の青森で津軽三味線を聞かせる店を経営してること、奥さんが超有名な民謡歌手の福士りつさんである事などを知りました。そこには山田さんの津軽三味線に対する考えや思いが外連味なくいっぱい書かれていたんですが、この音はもうインタビューのままという感じ。久々に聴いた今も、すっごくよかった!
 中古屋さんで投げ売り同然の値段で売られていたこのCDは、純邦楽のCDによくあるジャンル名と演奏者名が列記してあるだけのぞんざいさ。80~90年代というと、日本のレコード会社は「しかたなく」純邦楽のCDを作っている感じで、マジで愛を感じませんでした。でもやっているミュージシャンは、今みたいにあるスタイルをアスリートのようにコピーしまくる状況ではなく、すごい熱量で音楽に取り組んでいた人がまだまだいたんですよね、まだ60年代や70年代の熱が残っているというか。ジャケットの安っぽさに騙されちゃいけない、これは津軽三味線の歴史に名を残した一流ミュージシャンの一流の演奏を記録した、素晴らしいCDと思います!


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『木田林松栄 / 叩胴 津軽叩三味線 木田林松栄・津軽の唄』

KidaRinshoue_Tatakidou.jpg ある時代、高橋竹山と双璧の津軽三味線の名人と言ったら、木田林松栄(きだりんしょうえ)だったそうです。で、津軽三味線の右も左も分からない僕は、中古屋で捨て値同然で売られている木田林松栄さんのこんなCDを発見、お宝ものを見つけたとばかりに飛びついたのでした(^^)。そうしたら、これは三代目の木田林松栄さんだった(^^;)。有名なのは初代なんですよね。

 このCD、最初は3人での合奏、次は尺八(山本邦山!)とのデュオ、その次に3代目の独奏が8曲続き、次に歌伴奏が8曲、最後に木田静栄の独奏で締める(なんで最後に違う人?)、という構成でした。面白いのは、解説書に振り付け(振付師は津軽手踊藤田流の家元・藤田澄江)が図解で示されてる事。へえ、津軽の唄って振り付けが入るものもあるのか…でもそりゃそうか、遊芸民のお座敷芸がルーツですもんね。

 僕的な注目はやっぱり津軽三味線の独奏。なんでクレジットに津軽叩三味線と「叩」の文字が入ってるのかと思っていたんですが、どうも「高橋竹山は弾く、木田林松栄は叩く」と言われているんだそうです。なるほど…。3代目が初代と同じような表現を取っているのかどうか僕なんぞには分かりませんが、たしかに「津軽じょんがら新節」の前奏部などを聴くと、琵琶じゃないかと思うほどにバシバシ叩いていました。

 歌ものは、僕は民謡の歌唱法がどうも苦手なもんで、歌唱にはあまり興味を惹かれなかったんですが、詞が面白い!江戸時代からつづく純邦楽の歌ものや語りものは、小唄でも端唄でも、とにかく詞が面白いです(^^)。「津軽じょんがら旧節」には、こんな一節が。

梅にうぐいす仲良いけれど、何故に昼来て夜また帰る
せめて一夜もお泊りなされ


 これは鶯のことじゃなくて、男女のことを歌ってますよね。しかも、エロい上に道ならぬ恋じゃないでしょうか。いまの子供向けなJポップや英米ポップで、こういう艶っぽい歌を聴くのは難しいので、やっぱり江戸時代以降の町人文化の歌ものはエロくていいな、みたいな(^^)。それから、大名盤『高橋竹山 津軽三味線』でも聴く事の出来た「弥三郎節」は、こっちのCDの方が長めに歌われていました。実際には、もっともっと長い歌なんでしょうね。

 三味線音楽は、器楽は最初はどれも同じと思っていたものが、何回も聴いているうちに違いが分かってくると楽しい、歌ものや語りものは最初は言葉が捉まえきれずによく分からないのが、何度も聴いて詞の内容が分かってくると面白くなってきました。このCDは、歌ものはたぶん抜粋が多いんでしょうが、このへんの気に入った曲を深く掘り下げていくと、三味線音楽を持って楽しめるようになるのかも。嫁いびりの唄があったりして、青森名だけにちょっとおどろおどろしい気もしますけどね(^^;)。


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『高橋竹山 / 津軽三味線』

TakahasiChikuzan_TsugaruJamisen.jpg 津軽三味線の名盤中の名盤です!アメリカの同化政策に巻き込まれたように何にも考えずに洋楽ばかり聴いているのは悔しい、英米の大衆音楽なんて足元にも及ばない歴史を持っている純邦楽をちゃんと聴いておきたいな…な~んて思った若い頃に聴いたレコードで、これが運命の出会い!はじめて聴いた時、一瞬で夢中になったのが昨日のことのよう(^^)。1973年録音のクラウン盤です。僕が今持っているCDは、それに歌伴奏を7曲追加したものです。

 高橋竹山さんは、僕が子供の頃、すでに伝説の人でした。津軽三味線のルーツは新潟にいた瞽女(ごぜ)がやっていた三味線音楽らしいですが、それが津軽にわたり、江戸時代後期に定着したそうで、始祖は仁太坊(にたぼう)。その後、梅田豊月という名人を生み、その梅田豊月に師事した2人がいずれも素晴らしい腕前で、高橋竹山はその2人の中のひとりです(もうひとりは木田林松栄)。僕は高橋竹山以前の津軽三味線を聴いたことがないんですが、高橋竹山あたりになると、器楽として成立してしまうほどの演奏に技巧が施されていました。ちなみに、戦後の民謡ブームに乗って津軽三味線が全国に広まった時の第一人者が高橋竹山だったんだそうです。

 このCDは、器楽独奏11曲、民謡の伴奏が7曲入っていました。伴奏の7曲はCD化の際に追加収録されたみたい。でもやっぱり日本の遊芸民の音楽として素晴らしかったのは独奏、これが凄かった!三味線音楽ではあるんですが、軽妙なお座敷小唄や浪曲の伴奏で聴かれるような鯔背な三味線と違って、薩摩琵琶のような迫力がヤバい。それでいて手(部分的な手筋)が多く、ついでに途中でアッチェルしたりする!これ、むちゃくちゃかっこいいだろ…。今でも津軽三味線のテクニックに優れる若者はいっぱいいますが、このずしんと来る太さがないんですよね、それって指先の問題じゃなくて、呼吸とか一撃の破壊力とか表現とか、そういう所なんでしょうね。でも、竹山さんは、津軽三味線にしてはバシンというたたきが少なくて、当時にしては相当にエレガントな演奏をする人かも。

 すごいと思ったのは、1曲目の「津軽三味線組曲」(「津軽じょんがら節」の伴奏を元に走者がいろいろと手を入れて捜索で演奏するもの)が、技巧のオンパレードの上に途中でっちゃるしてかっこいい!!3曲入っていた「津軽じょんがら節」(普通のモノ、「中節」というもの、歌入り)のうち、「中節」というヤツもカッコよかった!ちなみに、「津軽じょんがら節」は、演奏者によって手がまちまちなんだそうですが、大きく分けると「旧節」「中節」「新節」の3つに分かれるんだそうです。詩の内容は、ぜんぶやるとけっこう長い物語で、もともとは新潟の広大寺が信濃川ぞいの耕作権争いになった時に、時の広大寺の住職を追い出すために作られた悪口歌なんだそうです(^^;)。で、それを瞽女が広めたんだそうです。ちなみに、このCDに入っていた歌入りの歌詞だと、悪口は言ってませんでした。ああ、もう書き始めたらきりがない、他の曲も器楽独奏は曲によってキャラクターがはっきり違っていて、どれも面白かった!

 このレコードをはじめて聴いたのは大学生の頃で、大学の図書館のLPで聴きました。CDを買ったのはずいぶん後でしたが(LPが入手困難だった!)、常磐津でも清元でもない青森の津軽三味線は、伴奏ばかりが強い田舎の(よく言えば豪壮な)流派だと思っていたんですがとんでもなかった、豪壮だけどむちゃくちゃ洗練されてるじゃん、みたいな(^^)。「純邦楽、すげえわ」と思わされたきっかけとなった思い出の1枚でもあります。これは超おすすめ、演奏よし、音よし、内容よし、純邦楽の大名盤です!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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