
ジャニー喜多川さんやジャニーズ事務所と言って、僕が真っ先に思い出すのがこの本です。著者の北公次さんは、ジャニーさんの作ったフォーリーブスというアイドルグループの元メンバーで、これは自伝であると同時に暴露本でもありました。僕がこの本を読んだのは大学生の頃で、ツアーメンバーだった友人が駅の本屋で買ったものを借りて、移動の新幹線の中で読みました。そんなもんで、「読んだ」という印象は強く残ってるんですが、何十年も前に1度読んだだけなので内容は忘れてるところが多いです。ただ、忘れられない記述がいくつかありまして…
北さんはこの本でフォーリーブスの事を「ステージでバク転もする初のグループだった」みたいに書いてました。僕は世代的にフォーリーブスを知らないもので、「それって衝撃だったんじゃないかな」なんて思ったり。あと、ジャニーズ事務所を離れて町で座っていたらジャニーさんが見つけてくれて助けてくれた、とか。なるほど、昔のグルーピーというヤツだな…みたいに、序盤は北さんの自伝風。でも途中で空気が怪しくなってきて…
事務所の男子寮で、男色のジャニーさんが北さんの布団の中に入ってきた、とか書かれてるんですよ。しかも、その描写が細かくてねちっこい。しゃ○られたとか、必死に抵抗したのに指技が凄くてイ○されたとか。嫌悪感を持っていても〇っちゃうもんなのか、ジャニーやるな。また、実名はあげられてなかったと思いますが、他の寮生もジャニーさんの夜這いの被害にあった奴が…みたいな記述もあったような。なるほど、エロい目で少年を見てたから、中性的な男の子を見定める審美眼が確かだったという事なのかな?ところで、嫌がる未成年者に手を出しちゃまずいですよね、それは立派な犯罪だよ。
もうひとつ覚えてるのは、事務所の斡旋で北さんがバーのママに夜の世話をしてもらってたという話。少年好きななママだったら趣味と実益を兼ねたいい仕事だったかもね( ´∀`)。
まあ、こういう事自体はそこまで珍しい事じゃないので驚かないんですが、書いて出版しちゃう所が凄いなと思いました。日本人って報復を怖がって泣き寝入りしちゃう事が多いじゃないですか。そうしなかったのは立派かも。
プロレスや芸能界関係のこういう暴露本って、どこまで真実か分からないですが、ジャニーさんの未成年者に対する男色は裁判でも認められた例があるらしいですし、ジャニー喜多川さんの男色を告発したジャニタレの暴露本は大量にあるそうなので、根も葉もない事じゃないんでしょうね。レズはいいけどゲイは生理的に受けつけない(あ、互いが合意ある場合にとやかく言う気はありません。当事者にはなりたくないという事です。)僕にはキツい本でした。以降、ジャニーズのタレントくんたちを見るたびに、「ああ、この僕ちゃんも掘られちゃったのかな」な~んて思うようになって、ジャニーズ恐怖症になってしまったんですよ…。
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ホントに金の使い方が「頭悪い」事この上ないっすね。
確かに本文の濃厚な文章は記憶にありますね。
けど3日くらいで飽きて後輩のJKにあげちゃいました。
しかし同系統にも関わらず映画でのフレディ・マーキュリーは深刻な悩みとして描かれていたのに、こちらは・・・。