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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『コートジボアール バウレ族コデの音楽 Côte D'Ivoire - Musique Des Baoulé-Kodé』

Cote DIvoire_Musique DesBaouleKode これもコートジボワールの音楽を収録したCDです。フランスのラジオ局OCORAが収録した録音で、現地録音なので、こっちの方がより現物に近いのかな?日本だと、キング・レコードが出した「世界民族音楽大集成」の52巻として出ていた事があります。

 このCDに収録されているのは、コートジボアールの内陸部の中央あたりに住んでいるバウレ族の中の一集団コデ族のパフォーマンスの録音。コートジボアールと言えば、僕的には何にも増して仮面祭とそこで演奏される強烈なパーカッション合奏を思いうかべますが、あれがまさにバウレ族なんですね。ちなみに、バウレ族はコートジボアール最大の民族集団で、バウレ語という言語を持っているとの事。

 バウレ族の仮面祭といえば、ひとつ前の日記で取りあげたCDのように、強烈なパーカッション演奏という印象が強かったんですが、このCDだと集団での掛け合いのような合唱の方が強く感じました。カバサやタムのような打楽器もけっこう鳴ってるんですけど、録音によるものなのか、あまり大人数には感じませんでした。また、ギニアのジェリの猟師のとんでもない精度のアンサンブルに比べると、なんとなくダラ~ッとはじまって、これまたなんとなくダラ~ッと終わる感じで、8割がたアドリブに聴こえました。多人数で演奏される西アフリカの音楽に共通していますが、ステージに立って誰かに聴かせるというものではなく、全員音楽に参加して、自分たちで体感する音楽みたい。というわけで、人に聴かせて楽しませるための音楽ではないだろうから、自分が知らない世界で行われている儀式を覗き見している気分でした。

 僕は民族音楽はスタジオ録音より現地録音の方が好きなんですが、バウレ族の仮面際の音楽に関してはビクター録音版の方が好きかな(^^)。。というわけで、音楽を楽しむという感じではありませんでしたが、自分の知らないアフリカ後の文化をのぞき見したようなドキドキ感を覚えたCDでした(^^)。


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『タムタム・ファンタジー コートジボワール仮面祭の一夜』

TomTomFantasy_CoteDivoire.jpg シエラレオネだけでなく、コートジボワールにも狂乱の仮面舞踊があります。そして、コートジボワールの仮面際の音楽は打楽器アンサンブルが凄すぎ。僕がコートジボアールの音楽をはじめて体験したのは、ヨーロッパのとある演劇祭に同行させてもらった時でした。その音楽祭にコートジボアールのパーカッション隊が出演していまして、それをステージ横から見ていて、あまりの迫力にくぎ付け、ぶっ飛んだ!そして日本に帰ってくるなり買ったのがこのCDでした。そしてこのCD もすごかった!こんなの体験しちゃったら、ロックの8ビートが退屈で聴いてられなくなっちゃうかも知れないので、聴く時には気をつけて下さい(^^)。

 コートジボアールの仮面祭のパーカッション合奏は世界的に有名らしいですが、このCDの演奏もすごかった!このCD、OCORA原盤のコートジボワールのCDと比べると、合唱よりパーカッション合奏を中心に録音しています。音が良くって、この音の良さが迫力でぶっ飛び度が20倍ぐらい(^^)。ただ、マイクを特定の楽器の前に立てたのか、合唱はよく聴こえないし、明らかに聴こえづらいパーカッションの音もありますが、劇場でのライブ録音みたいなので、こういうのは仕方ないんでしょうね。
Cote_dIvoire_Map.gif 演奏のまとまりも段違いでした。この演奏をしているのは「コートジボアール国立バレエ・アンサンブル」というグループで、名前から想像するに国が編成したバレエ団なんでしょう。CDでは仮面劇の舞踊は観る事が出来ませんが、演奏はスコアもアドリブも完璧、パーカッションのアドリブソロの見せ場まで用意してあって、強烈なグルーブの演奏でした。「アイヤッ」「ヒャハアアッ」などなど、煽るように入ってくる叫び声もめっちゃ熱い!3曲目の驚異のパーカッションソロに、いきなり変わるリズム、突如として綺麗に重なるコーラスなど、これは奇跡の演奏。いや~、打楽器合奏を聴くならやっぱり西アフリカですね、すごすぎる!

 コード部分やリズム形、コーラスパートの歌詞など、大きな決め事はあるものの、細かいところはかなりアドリブだったり、複雑なポリリズムになっている所なんかは、そのままジャズに受け継がれていると感じます。それどころか、大人数で作られるポリリズムなので、ジャズよりさらに強烈。これぞ打楽器王国アフリカのリズムの極致、何度聴いてもすばらしい音楽体験でした!これは聴いてるだけでトリップしてしまうわ。。


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『シェラレオネの伝統音楽 Siera Leone: Musiques traditionnelles』

SierraLeone.jpg ギニアの南にある、やはり大西洋に面している西アフリカの国・シェラレオネの音楽です!これもフランスのOCORAの原盤です。OCORAは現地録音という所がいいですね (^^)。

 まず、シェラレオネについて。イギリス植民地だったシェラレオネは、ダイアモンドと仮面(お、すぐ近くのコートジボアールにも通じるのかな?)ぐらいしか知られてない状況ですが、実は文化人類学者ですらよく知らない地域なんだそうです。なるほど、学者が知らないんじゃ、僕がぜんぜん知らないのも無理はないな(^^)。地理は北がサヴァンナ、南が熱帯ジャングルで、南部で農耕が発達しているそうです。この南部農耕地に住んでいるメンデ族とテムネ族で人口の半分を占めるそうです。一方でサヴァンナには最大数のリムバ族のほか、フラ族、マンディンゴ族、カランコ族などなど、イスラム教の遊牧民が住んでいるそうな。このCDは、いくつかの種族の音楽を集めてりました。

 冒頭3曲は、サヴァンナのフラ族の音楽。フラ族はギニアからナイジェリアにかけて住んでいるフラニ族やペウル族と近い関係にあって、音楽家のほとんどがグリオだそうです。このCDに入っていたフラ族の音楽は、何かの楽器を伴奏にした合唱音楽が中心でした。1~2曲目がめっちゃカッコい!!!1曲目、最初、あまりに調子っぱずれなケロナルというリュート属の楽器の音に驚いた!まったく調が分からない、デタラメに聴こえる…でも、その上に歌とコーラスが重なっていくと…おお~これは気持ちいい!シェラレオネは西アフリカですが、南アフリカのレディスミス・ブラック・マンバーソのコーラスに共通するものを感じました(^^)。いや~このあったかさ、メッチャ気持ちいい!!

SierraLeone-map.jpg 4曲目は、最大規模の部族のひとつ・テムネ族の生活を操っている秘密結社(!)のひとつインスルの仮面舞踊の音楽。いや~秘密結社が国のマジョリティの民族集団を先導してるってどういう事だ、しかもグーグルで「インスル」と調べてもヒットしないし。仮面つけての舞踊とか怪しいし。仮面をつけた踊り手はみんなデビルと呼ばれるらしいし。そして、音楽は…おお~これはウッドストックで聴いたサンタナの「ソウル・サクリファイス」みたい、太鼓がドコドコ鳴って、その上で人々が熱狂的に合唱して、扇動的でものすごい熱気!なんとこの舞踊、村人は1週間ぶっ続けで踊るそうです。いや~世界には凄い地域があるな。。

 テムネ族の仮面舞踊の音楽に似ていたのが、8曲目に入っていた北部最大のリムバ族の音楽。これはシエラレオネの音楽の集大成みたいな感じで、打楽器は集団で複雑なポリリズムを作り出していて、声はコール&レスポンスを行っていました。これも舞踊音楽みたいで、やっぱり3日かかる長い儀式の中のひとつみたい。日本の音楽は単純な手拍子が多いのに、アフリカはとにかく集団が複雑に融合します。アフリカの方が、社会の人々の結びつきが強いんでしょうね。日本だと違う家に住んでるけど、アフリカは一緒に住んでいたり、違う家でも、家自体がものすごい近いみたいですし。

 9曲目は、テムネ族を超えてシエラレオネ最大の部族・メンデ族の舞踊音楽。これも秘密結社による音楽らしく、やっぱり「デビル」と呼ばれる仮面をつけた仮面をつけたリーダーが中心みたいです。音楽はカバサを振ってリズムを取って、合唱は同じフレーズをくりかえし、その前でフェイクしまくるメイン・ヴォーカルがコール&レスポンスのような関係を作る感じ。それにしても、カバサがめちゃうまいんですけど。。そして、秘密結社って(^^;)。。

 5~6曲目は、マンディンゴ族の音楽。マンディンゴ族はイスラム教徒の農耕民族で、シエラレオネの他にギニア、ガンビア、コートジボアール、セネガルなどに住んでいるそうです。でも音楽はループする打楽器の上で読誦する物(M5)はアラビア音楽とはまったく違ってアフリカ音楽的、一方でなんとイスラム教徒なのにキリスト教の讃美歌みたいな音楽を英語で歌ってる(M6)!とはいっても、ユニゾンなのであまり讃美歌という感じじゃなかったですが(^^;)。いや~これはしいて言えば仏教徒の日本人が結婚式で賛美歌を歌うようなものかなあ。

 7曲目は遊牧民カランコ族の木琴伴奏による歌唱。歌はメインヴォーカルに何人かがユニゾンで絡み、打楽器演奏は木琴の他に他の打楽器が絡んでいってポリリズムを生み出していました。アフリカはバラフォンとかの木琴系の音楽もよく耳にします。そして、アフリカ音楽で聴くことのできる打楽器集団の生み出すポリリズムはどれを聴いても気持ちいい。。

 シエラレオネについて何も知らない僕ですが、音楽を聴いているだけでも文化がちょっとだけ分かった気になれました。フラ族の怪しいリュート伴奏の前の見事すぎるハーモニーと、テムネ族の秘密結社が先導する狂乱の仮面舞踊音楽が素晴らしかった!!う~ん、西アフリカの音楽がアメリカ大陸の音楽のルーツのひとつになっている事は間違いないな。。

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『ギニアの音楽 Guinée: Les Peuls du Wassolon (La Danse des chasseur)』

Guinee_Les Peuls du Wassolon OCORA原盤の、ギニア音楽のCDです。ちなみにこのCD、日本のキングレコードが「世界民族音楽集成」というシリーズの48巻として出しています。表から見たジャケットが違うのでぜんぜん分からないんですが、まったく同じものなので気をつけましょう!

 ギニアは西アフリカにある西端が大西洋に接する旧フランス植民地で、中央アフリカの赤道ギニアじゃないです。このCDは、ギニアの中でもギニア東部とマリにまたがるあたりにあるワッソロン地方という所の音楽でした。これが、カルチャーショックを覚えるほどの凄さ!鳥肌が止まりませんでした。これはすごいよ…

 1曲目から死ぬほどカッコいい!!カバサみたいな振りもののパーカッションの音、カリンバみたいな音、ブラジルのビリンバウみたいな音、恐らく歌ってる人がついでに叩いているだろうこうした弱音打楽器が折り重なってポリリズムを作り上げ、その上にものすごい高速でラップのように言葉が叩き込まれます。これがコール&レスポンス状に続いて徐々に大きなうねりとなり、ある所まで高揚したところでいきなり合唱!いや~これはすごい、鳥肌が立ってしまったよ。ちなみにこの1曲目はソッソ王国の伝説の英雄スマングル・カンテに捧げられた詠唱だそうで。ソッソ王国をネットで調べてみたんですが…うおお、13世紀じゃないか?!すげえ、生きた歴史の教科書じゃないか…。
 以降も集団で演奏される怒涛の叙事的音楽が続きます。2曲目のヴォーカリゼーションも強烈、その後ろの合唱がまた強烈にカッコいい。3曲目の、全体でストリンジェンドしていく様もすごい。こんなの、そのへんの付け焼刃で作ったようなロックやポップスでは足元にも及ばないではないか。西アフリカって呪術師をはじめとしたプロ音楽家がいたり、打楽器群の音楽が世界最強レベルだったり、ヴォーカリゼーションがこれまたとんでもないレベルだったりしますが、このCDを聴いてその思いをまた強くしてしまいました。
Ginia_Map.gif ちなみに、このCDの驚異の前半部分は、ギニア東部とマリにまたがるあたりに住んでいるワッソロン地方という所の音楽で、ここの人は叙事詩を演奏し歌い踊る事から、「ジェリ」とか「ジェリの猟師」なんて呼ばれてるそうで。彼らは職業分業制社会を形成していて、職業技術や呪術に長けていないとその社会の構成員になれないんだそうで。なるほど、全員とんでもない音楽能力を持ってる理由はそれか。。

 こういう構造をした音楽って、僕の知っている音楽の中だとフリージャズの一部にありますが、フリージャズって、60年代にフランス経由でアフリカ公演を大々的に行った時期があるんですよね。ACTUELというレーベルは、その時の録音をいっぱい出してますが、なるほどあれはアフリカに渡って逆に影響されまくって帰ってきたんだな。。いや~とんでもないカルチャーショックを受けてしまいました。同じジャンルのCDばかり聴いてるのはやっぱりダメですね。それって、似たようなものをちょっとだけ変えて大量に消費させ続ける資本主義の押し売りに嵌められた生活だと僕は思ってて、若い頃の僕もまさにそういう状態だったんですが、やっぱり自分の知らない所にも飛び込んでいった方が良いですね。このCDを聴いている60分間、ずっと背筋がゾクゾクして止まらない状態でした。これは今年の私的名盤ナンバーワン候補か?!しかし…アマゾンだと手に入らねえ!アマゾンって、大量消費財になってるレコード以外は本当に手に入れにくいんですよね(> <)。


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『フレンチ・カフェ・ミュージック ~パリ・ミュゼット~』

FrenchCafeMusic_ParisMusette.jpg プーランクのちょっと粋な軽い歌曲を聴いていると、パリのミュゼットを連想してしまいます。ミュゼットという音楽に詳しいわけじゃないんですが、僕のイメージではアコーディオンを使ったパリの軽音楽。テレビCMなんかでパリのオープンカフェのシーンになると、アコーディオンの軽やかな音楽が流れたりするじゃないですか。あんな音楽です。編成はドラムレスで2~4人ぐらいのアンサンブル、みたいな。アコーディオン、ギター、フィドル、コントラバスあたりの組み合わせが多いでしょうか。ところがミュゼットのCDを探してみると、これが意外と少ないのです。そんな中で見つけたのがこのCD、オムニバスですが現役のミュゼットプレイヤーや楽団の演奏がいっぱい入ってるみたいだったので、買ったのでした(^^)。。そして…いやーこれは気持ちいい!!

 明るく軽い曲が多いですが、すこし影ある音楽もあったりして、バンドにフィドルやジプシーっぽいギターが入ったりする事もあるので、もしかするとジプシー楽団と関係がある音楽なのかも。パリって昔は街角に大道芸人がいっぱい立っていたそうですからね。ジプシー・ギターのジャンゴ・ラインハルトとかもパリで活躍した人でしたし、ビレリ・ラグレーンも確かフランスだったよな…。古典タンゴに似ている所もあって、まるで舞曲のような曲もけっこうあります。1次大戦直前ぐらいの音楽って、ジャズもミュゼットもタンゴも何か似てますよね。これって、大西洋の貿易で船員たちが音楽を持ち帰ったりして、互いに影響してこうなっていったんでしょうね。軽音楽ながら知的で、聴いていて気分がいいっす(^^)。。

 ミュゼットは第1次大戦前にパリで流行した音楽で、ミュゼット・カフェなんていう今でいうジャズのライブバーみたいなものがいっぱい出来たんだけど、その後下火になって消えてしまったんだそうで。大流行したのがレコード時代より前だし、生で聴かせる音楽だったので、有名プレイヤーや楽団の録音が残っていない…そんな状況なんじゃないかと思います。このCDは音も良いし、洒落たBGMをお探しの方にはなかなかの1枚なんじゃないかと。僕は第1集しか聴いてないんですが、どうやらヒットしたみたいで、第2集、第3集とシリーズ化してるみたいです。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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