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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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楽譜『シェーンベルク Shoenberg:モーゼとアロン Moses und Aron』 Eulenburg編

Shoenberg1_MosesUndAron_Score.jpg シェーンベルク未完のオペラ「モーゼとアロン」の楽譜です。未完の第3幕は、セリフだけ書かれていました。3幕って草稿も残ってないのかな…。

 演奏時間100分超えのフルオケのフルスコアなので500ページ超!僕が持っている楽譜では一番長いかも。A4とB5の中間ぐらいのサイズでしたが、それでも音符が小さくて、最近文字が霞んできた僕には読むのが大変(^^;)。でも冊子状にしてくれたおかげで譜めくりは楽、なんとか音楽を聴きながら追う事が出来ました。オペラなので、フルオケと言っても木管と歌だけとか、コーラスだけとか、シーンによって編成が変わるので、もし落ちてもなんとか追いつけますしね…聴いてるだけで落ちるなよって話ですが(^^;)。

 僕はこの曲のアナリーゼをしたくてフルスコアを買ったんですが、音だけ聴いていたらとうてい発見できなかったことの多い事ったらありませんでした。どれだけいい加減に音を聴いているのか証明しているようなもんですが(^^;)>、でもスコアを見ると「あ、テーマの変奏なんだな」とか一瞥して分かる事って多いじゃないですか。後年のシェーンベルクの作曲技法の集大成のようなこの曲のアナリーゼって、シェーンベルクや12音列技法を学びたいなら必須課題なんじゃなかろうかと思うほど。横じゃなくても縦(和音)にも音列を並べるんですが、逆算してどうやって最初の音列を設定して、それを和音に圧縮して、楽式の構成に逆行や反行を生かしていくかとか、なんとなくイメージできたんですよね。もちろんそれだけで作曲できるほど作曲ってあまいものじゃないですが、でも大きな財産になった気がします。これは若いうちに読みたかったなあ。。

 本当だったらこの曲をアナリーゼした本があればそれも見たかったんですが、残念ながらそういう本は見つける事が出来ず…今ならあるのかなあ、あってもドイツ語だろうしな。日本の本だと、すっごく簡単なものならあったんですが、その本はまたいずれ紹介するようにします。



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書籍『アナログレコードの魅力を引き出す機材選びと再生術』

AnalogRecord no Miryoku wo Hikidasu KizaiErabi to Saiseijyutu 好きなくせにあまりに無知なもので、僕はオーディオ関係のムック本をたまに買うんですが、これはその一冊です。オーディオ雑誌は広告宣伝が多すぎるうえに、明らかにおかしい記事も満載だったりするので、僕はあるオーディオ編集部が作っているオーディオ雑誌は絶対に読まないんですが(^^;)、このムック本は信頼できるMJ編集部による制作という事で購入。いい本でした!

 新商品の紹介ページがけっこうありまして、これはデザインや自分ではとても買えない高級オーディオを眺められて楽しいものの、まあ僕にとってはそれだけ(^^)>。有益だったのは、「アナログプレーヤーの基礎知識」という20ページほどの情報でした。これは、トーンアームの形状には3種類あるとか、ターンテーブルの駆動方式はDDとベルトドライブとアイドラードライブがあるとか、針圧の印加方式はスタティックバランスとダイナミックバランスがあるとか、そういうレコードプレーヤーの構造などが載ってました。そのほか、設置の仕方、レコードのクリーニング方法など、「へ~なるほど」と、ド素人の僕にとっては有益な情報がかなり多かったです。トーンアームの形状の違いはどういう理由でそうなってるのかとか、ぜんぜん知りませんでしたからね(^^;)。。

 というわけで、僕にとって有益だったのはこの20ページほどの基礎知識ページでしたが、これだけでも買う価値あり。「なんだ、それだけ?」と言われそうですが、きちんとまとめられていて、しかもちゃんと機序まで書いてあって、実に有益。たま~にオーディオ雑誌は眺めるんですが、評価だったり宣伝だったり眉唾なうん蓄だったりで、こういう知りたい情報を書いてくれてないんですよね。いい本でした!


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書籍『フィンガースタイル・ジャズ・ギター ウォーキング・ベース・テクニック』 Paul Musso著

FingerStyle Jazz Guitar Walking Bass Technique_PaulMusso ジョー・パスのギターの特徴のひとつは、ウォーキング・ベースを使えるところじゃないでしょうか。ギターでのウォーキンベースというのは、ベース音をボンボンと動かして弾きながら弾きながらコードやメロディも弾く演奏スタイルで、CD『Ella Fitzgerald & Joe Pass / Hamburg Duets 1976』での「The one I love」も「Perdido」も、ウォーキンベースの見事な演奏なしではギター一本であそこまで見事なアンサンブルは出来なかったのではないかと。ギターの一人ウォーキンベースって、クラシック・ギターや戦前ブルースやフラメンコだとよく耳にしますが、ジャズだとそこまでマストなテクニックじゃない気がします。ぜんぜんやらないギタリストも多いですしね。でも、これが出来ないとクラシックもフラメンコも弾けないわけで、ウォーキンベースが出来ないのにまともなギター音楽を演奏できますなんて言えない、言ったらそもそもギター音楽をまともに知らないと疑われても仕方がないほどの超重要テクニック。僕はギターを趣味で弾く程度とはいえ、出来たらカッコいいので何とかものにしたいと思っていました。そんな時に見つけたのがこの本、ウォーキンベース双方のやり方に特化した本でした。模範演奏のCDつきです(^^)。

 おお~これはいい、ものすごく簡単なマイナーブルースとメジャーブルースから始めて、ボッサ、ジャズ的な長調と短調両方でのツーファイブ時のウォーキンベース、スイングジャズ、そして最後にジャズブルースまで辿りついていました (^^)。そうそう、この本に出ていたバード・ブルースというものの和声進行は、「Blues for Alice」というチャーリー・パーカーの曲のもので、これは弾けないとプロのステージに立てないのでプロになりたい方はぜひ(^^)。

 ただ、ジャズやポピュラー音楽の理論が分かってない人にはけっこう大変かも。ブルース曲、長調、短調の3つの和声とダイアトニックスケール、ガイド・トーン、一時転調を自分で見つけられるレベルまでポピュラー和声の勉強が終わってれば大丈夫だと思いますが、それが出来てない人は先に理論の勉強を終わらせた方がいいかも。例えば、クラシックやジャズだけやってる人だと、マイナーブルースのサブドミナントマイナーとか、ブルーススケールの減5度とか、混乱すると思うんですよね。

 マイナーコードをメジャーコードとして書くといった誤記もあったりして、やらかしている所がそれなりにありましたが、まあ普通に音楽をやってきた人なら気づくミスなので大きな問題はないと思います。僕は、ギターのウォーキンベースの教本では、戦前ブルースのものを読んだ事がありましたが、この本はもっと射程が広いし難しくないのでオススメ。すべて基礎的なレッスンまででしたが、ここまで出来ればあとは自分でいくらでも発展させられそうです。僕みたいなギターのひとりアンサンブル演奏初心者にはもってこいの本でした。僕にとっては文句のつけどころがない本、おすすめです!



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書籍『スピーカー&エンクロージャー大全』 佐伯多門

Speakerand Enclosure taizen スピーカーに関する専門書です。B5サイズ220ページ超で前ページ2色刷。図や写真も多く、実に素晴らしい本でした!

 章立ては、最初にサラッとスピーカーを理解するために必要な音響学の基礎知識が書いてあって、あとはスピーカー・ユニット(スピーカーのブルブル震える部分です)、エンクロージャー(箱の部分)、スピーカー・システム(スピーカー全体)、スピーカー制作、使用実施編。僕は音響工学は他のマニアックな本で読んだことがあって、スピーカーを自作する気もないので、そのふたつの章は読みませんでした。というわけで、他の章だけの感想です。

 これでもかというほどマニアックに細かく説明してくれて素晴らしかったです!永久磁石と可動コイルがフレミングの左手の法則に~みたいな感じであまりに詳しいので、むしろ自分に必要がないと思った部分は読み飛ばす知識がないと、読み進める事が出来なくなってしまうかもしれないほど。でも説明が難しいわけではなく、とにかく理解できるように図もふんだんに入れて分かりやすく細かく書いてありました。コーン型とドーム型は、形だけではなく作動原理も特性もまったく違うとか、自分がスピーカーについてぜんぜん知らないことを痛感。なるほど~。

 ただ、僕の需要にとっては、原理だけでなく音としてどうなるかの記述がもう少し書いて欲しかったかも。密閉型とバスレフ型のエンクロージャーを例にとると、その構造原理やら何やらは詳しく書いてあるんですが、それぞれ音に対してどういう長所と短所があるかはズバリとは書いてない、みたいな。だから「バスレフはf0以下で急激に減衰」みたいな文章から「だから音としては低音がすっきり感じる半面、なんとなく密閉型みたいな充実感が足りないのかな?」と自分の経験と想像で補完する必要がありました。でもこれって専門書ならではの慎重さなのかも知れません。専門書であればあるほど、「密閉は音が詰まってバスレフは奥行き感が犠牲になる」、みたいには書けないですもんね^^;。
 最終章の「使用実施編」も素晴らしかったです。大型のスピーカーは背面を1m開けて、リスニングポイントは2.5~3mぐらい、スピーカーの開き角は60度ほどが理想…な~んてことは専門家なら当たり前の事なのかも知れませんが、僕みたいな素人には「お~、そうなのか!」みたいな。

 オーディオ関係の本って、うさん臭いものがいっぱいあるじゃないですか。オーディオメーカーの広告がいっぱい入っていて、太鼓もちみたいな記事が大量にあって、CDを緑に塗るといい音になるとか、超安っぽいインシュレーターをウン万円で推薦するとか、「馬鹿じゃねーの」みたいな。しかも記事を書いている人がただのオーディオ好きというだけのシロウトだったり。だから僕はオーディオの本を買う時は慎重になるんですが、この本は本屋でパラパラと見た時に「あ、これは本物だ」と思い、即買いしました。著者の佐伯多門さんという方、三菱電機に務めて、ダイヤトーンのスピーカー開発に長年従事していた方らしいです。なるほど、そりゃ本物なわけですね(^^)。スピーカーについて深く知りたい方はこれはおすすめ。僕はスピーカーに関する本は何冊か読みましたが、ジョン・アーグルさんの本とこれさえあれば他はいらないです。オーディオ好きな人にとってはマストの1冊じゃないかと!


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書籍『遠方より無へ』 三善晃

MiyosiAkira_Enpou yori mu he 三善晃さんが書いたエッセイです。僕は、三善さんの音楽をもっと理解出来たらと思ってこの本を手にしました。ほとんどのエッセイが音楽に関する事なんですが、実際の作曲技法とかの追及はほとんどなくって、本当にエッセイ本でした。

 作曲家の武満徹さんのエッセイなんかもそうですが、戦後の50年代~60年代を生きた日本人作曲家の人のエッセイって、表現が曖昧で詩的です。たとえば、「○○さんのピアノの音は、果実の種のように芯に向かって集中する」とか、そういう表現をするんです。音楽家なら、そういう抽象的で主観的な表現は避けそうなものなのに、この時代の作曲家はこういう表現を好む人が多い印象をうけます。これって、同世代の日本の文壇の傾向と関わりがあるんでしょうか。考えてみれば、日本の詩や文学も、こういう主観的でどうとでも取る事が出来るようなあいまいな表現を好みますよね。ジャンルを超えた人の対談とかで、詩人や小説家が「○○さんって、どこか霧の先を行く人という印象があるんです」みたいにいう事がありますよね、僕はああいうのは、分かってない人の逃げ口上に聴こえてしまうので、ちょっと苦手なのです。。
 一方で、やっぱり大作曲家だなと思う所もありました。武満さんの曲「地平線のドーリア」を、ひと言で「ドミナントがある」なんて表現してしまうところは、言われた瞬間に、ああなるほど…という感じでした。同じ事が、古典派音楽への憧れ、ストラヴィンスキー評などの中に感じる事が出来ました。ディープな音楽論にしないのは、あくまで作曲や音楽を学んでいない人でも読めるようにしているから、という面もあるんでしょう。
 
というわけで、三善先生の音楽を学びたいという人が読んでも、肩透かしかも。でも、あの時代の日本人作曲家に共通している空気感が伝わってくるところは当時の時代思潮が感じられて、なかなか貴重な体験が出来た本でした。


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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