レコードコレクターズと被ってしまった(^^;)

RecordCollectors16011.jpg 今日は祭日!!ずっと仕事が忙しかったので、この休みは無理やりオフという事にして、妻と街に出て買い物へ(^^)。せっかく都会へ出たので、大好きな本屋によると…レコードコレクターズ11月号の特集がローリングストーンズ。まったくの偶然ですが、被ってしまった。。パラパラと見たのですが、目的の買い物を先に済ませようと本屋を後回しにしたら、荷物が多くなってしまって帰りに寄れなくなった(- -*)。。ああ、先に買っておけばよかったよ。
 そんでもって、帰ってからネットで買おうとアマゾンを覗いてみると…アマゾンのレビュー欄、ずいぶん前からレコードコレクターズを毎号ボロクソに言っている人が張り付いてるんですよね。今回もひどかったです(=^▽^=)。1時間立ち読みして、最低の内容だったそうです。1冊の本を1時間も立ち読みは窃盗に近いよなとか、それで文句を言う神経がすげえなとか、立ち読みしてからわざわざアマゾンにレビューを書きにくるのかとか、突っ込みどころは幾つもあるんですが(^^;)、この人、匿名だと思ってだんだんエスカレートしてるんじゃないですかね。そんなに主張したいなら、人の文句ばっかり言ってないで、ブログでも作って自分でCDレビューでもなんでもすればいいのにね。第3者の僕ですら、出版社さんや編集部さんやライターさんが気の毒に思えてきたよ。。

 でも、ずっと粘着しているこの人のいう事は、ずっと一貫していて、言い方がさすがにマズイと思うけど(出版社さんは訴えてみて欲しいなあ、これはアウトだろという表現があったこともあるので、勝てるんじゃ無かろうか…)、分からなくもない所があります。僕にとってのレコードコレクターズは、若い頃からラストのリイシューされたCDのレビューが一番楽しみで、いまだにそこを中心に読んでるんですが、たしかにメインとなっているはずの特集が何度も何度もビートルズやストーンズばかりでは、ちょっとね…(だから、この雑誌の特集は、第2特集以降が本当に編集部がやりたかった特集だと思っています)。情報が欲しくて情報誌を買っている読者からすれば、同じ情報を何度出されもなあ…というのはあります。多くの商業誌の自己矛盾は、広告主と記事内容の関係なんでしょうね。さすがに子供じゃないので、そんな事は分かった上で情報を取り出すのが、大人の読み方なんじゃないかと思いますが。
 というわけで、レコードコレクターズと被ってしまいましたが、めげずにストーンズの感想を続ける事にしよう(^^)。僕自身をふくめ、僕のまわりは「ストーンズは合わない」という人が結構いましたが、でもカッコいい曲やアルバムに出会った事があるので、それを紹介できればと思ってます。久々に聴いたら、けっこう良かったんですよ(^^)。。


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書籍『音楽行動の心理学』 ルードルフ.E.ラドシー/J.デーヴィッド.ボイル

Ongakukoudou_no_Sinrigaku.jpg 心理学って、面白くないですか?僕が最初に興味を持ったのはフロイトとかユングでしたが、あれはいまの心理学とは別ものだそうで。今の心理学につながるのはゲシュタルト心理学あたりからで、その辺の本は読み始めたが最後、面白くって止められなくなってしまいます(^^)。

 さて、この本は、ぼくが音大生のころに出会った本。古本屋でみつけました。なんか難しそうだな~と思いつつも、もくじを見て興味津々。「どうして振動数の違いが音の高低として感じられるか」みたいないかにも心理学的なところじゃなくって、「何によって音響は音楽になるのか?」とか「良い音楽とはなにか」とか、こういう所に興味を惹かれました。そしてしばらくはこの本に夢中。しかしこの本、雑学的なものではなく、学術的にちゃんとした本なのでなかなか難解、理解するために何回も読みました。何回も読んだという事は、それだけ面白かったと思うんですよね~。でもって、この本を読んだ後、自分の音楽観が変わってしまったのでした。ぼくは現代音楽専攻の上に夜はジャズの演奏のバイトもやっていたような人間だったので、音大生という音楽を専門に学んでいる友人たちの中でも柔軟な音楽観を持っていた方だと思うんです。それでもこの本を読んだ後は、いかに自分がかたよった音楽観を持っていたか…と感じさせられてしまいました。地動説が主流の時代に地動説を信じている、みたいな感じ?現実は違うのに、習慣とか時代の風潮に流されちゃってる自分を痛感させられた、みたいな感覚でした。

 僕がゲシュタルト心理学と最初に出会ったのもこの本。この出会いが、現在のデザイナー業に繋がっているのだから、人生なんてわかりませんね(^^)。音楽だけを追求してきた、ある意味で音楽馬鹿なぼくみたいな人間が読むと、目からウロコな事がいっぱい書かれていると思います。音楽を深く追求してみたい人には、超おススメ!!数千円でこれだけの濃い内容に触れられるなんて、買って損はないと思います。…お、アマゾンだと数百円で買えるみたいだ。中古盤もそうですが、ものすごい手間暇かけて作られた素晴らしい交響曲のCDが数百円で売られていたりすると、安く買えるのはうれしいんだけど、人生をついやして必死に作り上げた作曲家や演奏家に悪い気がして、ちょっと複雑な気持ちになります。モノの本当の価値と値段って、ぜんぜん比例しないんですよね。。


書籍『12音による作曲技法』 ヨーゼフ・ルーファー著 入野義郎訳

12onniyoru sakkyokugihou シェーンベルクのディスクを久々にいくつか聴きましたが、さすがは大作曲家だと改めて思わされました。シェーンベルクといえば12音技法という作曲法が代名詞となっていますが、その作曲技法を紹介した本がこれ!ちなみに、日本語訳をした入野義郎さんという方は作曲家で、日本人の12音技法を用いた作曲家としてはたぶん一番有名な人です(^^)。

 とにかく古い本なので、入手は困難かも。でも、12音技法について書かれた本で日本語に翻訳されたものはこれしかないので、音大の図書館で読むか、高くても中古を買うっきゃないっす。この本、書かれた年代が古いもので、漢字は読みづらいし、今とは常識が違くって「悟性」みたいな観念が出てきたりして、読むのに苦労するかも。でも、作曲技法的に関する部分はけっこうざっくりしていて分かりやすいです。もしバッハの作曲技法や対位法や19世紀のロマン派音楽の作曲法が理解できているなら、6章から読み始めても大丈夫。12音技法って、概略だけは他の作曲関係の本でも、音楽辞典にも、いろいろ書かれてますよね。基本形、反行形、逆行形、逆行形の反行形、という例のヤツです。でも、実際に作曲しようとすると、「和声はどうなるの?」とか「リズムは?」とか、それだけではとても使い物にならないというか、疑問だらけ。それがこの本では、7章にリズムと和声に関して書いてあります!!ここがこの本の最初の重要な所(^^)。そしてもうひとつ。12音技法って、とってもシステマティックかと思いきや、かなり単純な法則なので、「これでどうやって音列を組織化すればいいの?」と途方に暮れてしまうわけですが、この本ではシェーンベルクの実際の曲を分析して、当人がどうやって曲を作り上げたかが解説されてます(^^)。いや~、こういう本って、実際の譜例を出してくれるといちばん理解しやすいというか、具体的なのでありがたいです。

 というわけで、12音技法を本当に作曲に役立てようと思ったら、これはマスト本じゃないでしょか!!




今月のレコードコレクターズがAOR特集!

Recordcollectors1609.jpg 最近、町の小さな本屋さんって、どんどんなくなってると思いませんか?僕の町なんかいっぱいあったのに、とうとう最後の一軒がなくなった(T_T)。これは、インターネットの影響でしょうね、たぶん。

 さて、出先での打ち合わせにはやく着いてしまった僕は、大きな本屋を見つけて狂喜乱舞。さっそく飛び込むと…おおお~、今月のレコードコレクターズの特集はAORだあああ!!AORって、実は若い頃、まったくピンと来なかったんですよね。でも、大人になってから耳にしたら、「あ、気持ちいな」と思っちゃった(^^)。その最たる例がドゥービーブラザーズとフリートウッドマック。どちらもけっこう泥臭いロックだと思っていたのに、彼らのAOR期のアルバムを聴いてズッコケてしまった経験があるのです。ドゥービーズの場合は≪minute by minute≫というアルバムがそれで、せっかく買ったんだからと思って何度も何度も聴いたんですが、まったくダメ、良さが全然わからない(>_<)。ところが、大人になってからきいたら…これが最高に心地よい(^^)。まったく、自分のセンスの変わり身のはやさに呆れてしまいます。とはいえ、その頃の僕はロックを通り過ぎたばかりの時期で他の音楽に夢中だったもので、けっきょくAORは聴かず仕舞いになっちゃった。今の日本のロックやポップスがビックリするぐらいに子供向けなのを見ると、ポップスでもロックでも大人向けのものをちゃんと作ったアメリカは、仮にそれが産業基盤のものであったとしても、その産業音楽自体の文化の質は日本より数段上だと思います。アメリカは産業だけど音楽だと思えるけど、日本は残念なことに産業だけみたいなかんじですから(^^;)。それにしてもこの特集は僕にとっては渡りに船。今月号のレコードコレクターズをガイドにして、有名なアルバムだけでも聴いてみようかな(^^)。。


理論書『ジャズ・フレーズ ハンドブック』 稲森康利

JazzPhraseHandbook.jpg ヴィトゥスさんのECMのCDは僕にとってはイマイチでしたが、あのあたりのECMのCDを何枚も聴いていて感心したのは、「ああ、今のジャズはsusコードを使うことでフリジアンの♭9をアヴォイドせずに有効に使うのか」とか、かなりリハーモニゼーションや使える音の拡張(ある意味、スケールといっていいのかな?)が進化していた事。それで、この前出掛ける時に、電車の中で久しぶりにジャズのフレーズ本を読んで復習してみたら、これが楽しかった(^^)!ジャズって、同じぐらいのレベルの人と趣味で演奏したら楽しいんだろうな…。これは、若い頃、ライブ前によく読んだアドリブ本です。おススメです!これで理論の勉強をするというより、先にひと通りジャズ・セオリーを勉強した人の、3~4冊目の本みたいな感覚で使うといいかも(^^)。

 この本はジャズのアドリブ教則本。タイトルで判断すると、ストックフレーズ集かと思われるかもしれませんが、ジャズ理論にひと通り触れてます。モダンジャズのジャズ和声法(こういう時はこういうコードが使える…みたいに実践的に書いてあります^^)のおさらい的な超簡単な説明と、使えるコード&スケール、そして最後にそれを実践的に使った例としてフレーズをいくつか紹介…みたいな構成。だから、「このサウンドは使った事があんまりないから、試してみようかな」とか、まあこんな感じで使うのが一番ふさわしい使い方かもしれません。そうそう、僕はピアニストなので、ピアノの鍵盤の色分けから基礎和音とダイアトニック・テンションとスケールの構成音を導き出してるので、サックスの人みたいに、スケール名とかあんまり知らないです。昔、セッション中にバンマスに「セカンド・ロクリアン」と言われて、「え?え?」となった事がありました(^^;)。要はロクリアンの♭9を♮9にしたものだったんですが、そんなのは常套手段でよく弾いていたのに、名前を知らなかったんです。他にも、メロディック・マイナーのモードなんてよく演奏するくせに、それぞれの名前を知りません(名前、あるのかな?)。こういう「使うけど名前は知らない」というスケールの名称を覚えるには、とにかく色んな本を読んでおくしかないんでしょうね~。
 ジャズって、大元のコード進行はいたってシンプルで、それをオルタードしたりリハーモニゼーションしたり経過和音を入れたり書かれたコードを省略したりスラッシュ・コードを作ったりして、自分なりにカッコよくしていきます。そうなると、何でもできるというより、自分の好みのやり方や使い慣れたリハモだけを演奏しがちで、勉強したアプローチでも、使ってないものはだんだん忘れちゃうんですよね。1625の6なんて、大体ディミニッシュかドミナン・セブンスにト変換して弾いちゃうから、純粋なAm7自体のフレージング自体が出てこなかったり(^^;)…そんな時って、ぶ厚い理論書を最初からやり直すというより、こういう手軽かつ実践的な本って、すごく便利だと思います。

 というわけで、ライブで演奏しに行く前に、行きがけの電車でパラパラよんで「このシーケンスを発展させたら面白そうだな」とか、「ホールトーンって知識ばっかりであまり使わないうえにフレージングを考えた事ないけど、なるほどこういう手があるのか」とか、そういうアイデアを思いつくいいヒントになってくれる本でした。しかも、この本は小さいので、電車で読みやすい(^^)。今でも絶版になっていないようなので、支持されてるのかも。理論が終わった人がパラパラ読むのにもってこいの本だと思います。復習にもぜひ(^^)。


プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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最近気になってるCDとか本とか映画とか
少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中… 楽器屋で演奏してみたら、木製鍵盤で、タッチがけっこう本物のピアノに近かった!うちにあるアップライトがけっこうヤバいので、フルメンテして貰うか、こういうので間に合わせようか大いに悩み中。
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