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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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コピー譜『Joe Pass Omnibook』 

Joe Pass Omnibook ジョー・パスのギター演奏33曲のコピー譜です。300ページ近くて分厚いし、そもそもプロのジャズ・ギタリストだって33曲ぜんぶ演奏する人はいないでしょうから、充分じゃないかと(^^)。僕はある曲が目当てでこれを買ったんですが、3曲ほどしか拾いませんでした。でもそれでいいんだと思います。ジャズの演奏をマスターしたいなら、何曲かは好きなプレーヤーの演奏を完コピすべきと思いますが、逆に言うとそれは何曲かだけでいいと思うんですよね。あとはおいしいフレーズだけいただく、みたいな(^^)。

 このコピー譜、5線への採譜だけでなく、TAB譜もついてるしコードネームも書いてあるので、僕みたいなジャズギター初級者には超絶に嬉しかったです(^^)。あと、普通の本のようにのり付けで閉じておらず、バインダー状になっているので、ページ数が多くても特定のページを開きやすく、使いやすかったです。

 僕にとってのギター演奏は、暇な時についつい始めてしまう趣味。いつまでたってもうまくならないけど、弾いていて楽しいです (^^)。で、どうやればジャズ・ギターを弾けるようになるかを考えると、もしピアノと同じであれば、ある程度は汎化されたメソッドを身につけるのが先でしょうが(ジョー・パス自身のギターのメソッド本も何冊かあります)、そこさえ過ぎれば、あとは好きなプレーヤーのソロをいくつか拾っていい運指やフレージングを増やしていって…みたいな。こういう本は後者の段階でとっても役に立ちます。自分で耳コピすればいいんでしょうけど、こういう本があると作業を少し減らせるのが良いです(^^)。
 ジョー・パスをコピーしていると、単独で動くバスのテクニックも身につきますし、バンドではなく独奏にも対応できますし、オーソドックスなジャズ・ギターの手本にするには、ジョー・パスとジム・ホールは最高の教科書だと思っています。

 僕はジョー・パスのトランスクライブ本を何冊か持っていますが、何曲かダブりはあるものの、どの本も、その本にしか載っていない曲があって良いですね。その中でも、もっとも曲数が多いのがこれなので、1冊だけ選ぶならこれがいいんじゃないかと!


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書籍『新ウィーン楽派(作曲家別名曲解説ライブラリー16)』

ShinWienGakuha_SakkyokukabetsuLibraly16.png シェーンベルクのオペラ「モーゼとアロン」のアナリーゼが載っている数少ない日本の本です。新ウィーン楽派を形成するシェーンベルク、ベルクヴェーベルン作品の解説が掲載。これって恐らく、昔出されていた『名曲解説全集』を作曲家別にまとめ直しただけですよね…大手出版社って商売上手だなあ(^^;)。ちなみに、「モーゼとアロン」の解説は16ページにわたる立派なもので、具体的な音列の提示もしてありました。解説は批評家の上野晃さん…それはちょっと違うんじゃないかと思う所もありましたが、そんなのはアナリーゼやってればいくらでも出てくるものだし、あくまで誤差の範囲。見事なアナリーゼでした。

 このシリーズのいいところは、楽式や技法や和声分析といった簡単なアナリーゼにまで踏み込んだ解説がけっこうある事です。ほら、CDの解説だと、「そんな事は聴けばわかるよ」というぐらい単純な楽式の解説しかなかったりすることも結構あるじゃないですか。あれよりかなり踏み込んでます。作曲家さんが担当した解説もけっこうありますしね。
 音楽って馴れてくると「これは音列技法っぽいな」「これは4度積みの並行和音だな」「これは多調っぽい」「これは単純フーガ」みたいに、聴いてなんとなく判断がつくようになっていったりするじゃないですか。でも、自分があまり馴染んでない種類の音楽となると、音や音楽自体に感動しても、そのアナリーゼをどうやってしていっていいか分からなかったりしませんか?僕は若い頃、オネゲルのとある曲を聴いて、「これって半音階?基音を定めた無調?」と大いに迷って、自分で一生懸命アナリーゼしてみたけどわけわからなかった事があります。ところが、ある作曲家さんが言った「多調」の一言で、スルスルと紐がほどけるように謎が解決。さっき少し書きましたが、結局アナリーゼって自分が感動した部分を中心に始める事が多いと思うんですよね。感動したから「どうやったの?」と調べたいわけですし。だから、注目点が違うのは当たり前のことで、他人のアナリーゼはあくまで目安。その目安がありがたいのであって、目安になってくれたらそれ以上はどうこう言うものじゃないと思うし、その先が欲しいならあとは自分だと思うんですよね。

 そして、新ウィーン楽派のアナリーゼの何が有難いって、やっぱりなかなか学ぶことのできない音列技法の具体的な作品を解題できること。探してみると分かりますが、たとえば音列技法の手引書って、異様に少ないと思いませんか?シェーンベルクの書いた『作曲の基礎技法』だって音列技法の本じゃないですし。概論書にのっている「音列技法には逆行と反行と…」ぐらいの理論で作曲しろと言われたって、いい曲を書くのは難しいと思います。やっぱり名作をいくつもアナリーゼしてからですよね。その実施訓練をできるのが素晴らしいです(^^)。

 僕は、このシリーズだとドビュッシーも持っていますが、それも素晴らしいです。なんてったって印象派和声の解題ですから(^^)。また、このシリーズの元になった『名曲解説全集』も、近現代のいくつかは持っています。これも素晴らしいです。クラシックを聴き始めてしばらく経ったら、この本のシリーズはぜひ手元に置いておくといいんじゃないかと。スコアを見ながらアナリーゼして聴けるようになるまでは、とても有益な本だと思います!


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楽譜『シェーンベルク Shoenberg:モーゼとアロン Moses und Aron』 Eulenburg編

Shoenberg1_MosesUndAron_Score.jpg シェーンベルク未完のオペラ「モーゼとアロン」の楽譜です。未完の第3幕は、セリフだけ書かれていました。3幕って草稿も残ってないのかな…。

 演奏時間100分超えのフルオケのフルスコアなので500ページ超!僕が持っている楽譜では一番長いかも。A4とB5の中間ぐらいのサイズでしたが、それでも音符が小さくて、最近文字が霞んできた僕には読むのが大変(^^;)。でも冊子状にしてくれたおかげで譜めくりは楽、なんとか音楽を聴きながら追う事が出来ました。オペラなので、フルオケと言っても木管と歌だけとか、コーラスだけとか、シーンによって編成が変わるので、もし落ちてもなんとか追いつけますしね…聴いてるだけで落ちるなよって話ですが(^^;)。

 僕はこの曲のアナリーゼをしたくてフルスコアを買ったんですが、音だけ聴いていたらとうてい発見できなかったことの多い事ったらありませんでした。どれだけいい加減に音を聴いているのか証明しているようなもんですが(^^;)>、でもスコアを見ると「あ、テーマの変奏なんだな」とか一瞥して分かる事って多いじゃないですか。後年のシェーンベルクの作曲技法の集大成のようなこの曲のアナリーゼって、シェーンベルクや12音列技法を学びたいなら必須課題なんじゃなかろうかと思うほど。横じゃなくても縦(和音)にも音列を並べるんですが、逆算してどうやって最初の音列を設定して、それを和音に圧縮して、楽式の構成に逆行や反行を生かしていくかとか、なんとなくイメージできたんですよね。もちろんそれだけで作曲できるほど作曲ってあまいものじゃないですが、でも大きな財産になった気がします。これは若いうちに読みたかったなあ。。

 本当だったらこの曲をアナリーゼした本があればそれも見たかったんですが、残念ながらそういう本は見つける事が出来ず…今ならあるのかなあ、あってもドイツ語だろうしな。日本の本だと、すっごく簡単なものならあったんですが、その本はまたいずれ紹介するようにします。



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書籍『アナログレコードの魅力を引き出す機材選びと再生術』

AnalogRecord no Miryoku wo Hikidasu KizaiErabi to Saiseijyutu 好きなくせにあまりに無知なもので、僕はオーディオ関係のムック本をたまに買うんですが、これはその一冊です。オーディオ雑誌は広告宣伝が多すぎるうえに、明らかにおかしい記事も満載だったりするので、僕はあるオーディオ編集部が作っているオーディオ雑誌は絶対に読まないんですが(^^;)、このムック本は信頼できるMJ編集部による制作という事で購入。いい本でした!

 新商品の紹介ページがけっこうありまして、これはデザインや自分ではとても買えない高級オーディオを眺められて楽しいものの、まあ僕にとってはそれだけ(^^)>。有益だったのは、「アナログプレーヤーの基礎知識」という20ページほどの情報でした。これは、トーンアームの形状には3種類あるとか、ターンテーブルの駆動方式はDDとベルトドライブとアイドラードライブがあるとか、針圧の印加方式はスタティックバランスとダイナミックバランスがあるとか、そういうレコードプレーヤーの構造などが載ってました。そのほか、設置の仕方、レコードのクリーニング方法など、「へ~なるほど」と、ド素人の僕にとっては有益な情報がかなり多かったです。トーンアームの形状の違いはどういう理由でそうなってるのかとか、ぜんぜん知りませんでしたからね(^^;)。。

 というわけで、僕にとって有益だったのはこの20ページほどの基礎知識ページでしたが、これだけでも買う価値あり。「なんだ、それだけ?」と言われそうですが、きちんとまとめられていて、しかもちゃんと機序まで書いてあって、実に有益。たま~にオーディオ雑誌は眺めるんですが、評価だったり宣伝だったり眉唾なうん蓄だったりで、こういう知りたい情報を書いてくれてないんですよね。いい本でした!


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書籍『フィンガースタイル・ジャズ・ギター ウォーキング・ベース・テクニック』 Paul Musso著

FingerStyle Jazz Guitar Walking Bass Technique_PaulMusso ジョー・パスのギターの特徴のひとつは、ウォーキング・ベースを使えるところじゃないでしょうか。ギターでのウォーキンベースというのは、ベース音をボンボンと動かして弾きながら弾きながらコードやメロディも弾く演奏スタイルで、CD『Ella Fitzgerald & Joe Pass / Hamburg Duets 1976』での「The one I love」も「Perdido」も、ウォーキンベースの見事な演奏なしではギター一本であそこまで見事なアンサンブルは出来なかったのではないかと。ギターの一人ウォーキンベースって、クラシック・ギターや戦前ブルースやフラメンコだとよく耳にしますが、ジャズだとそこまでマストなテクニックじゃない気がします。ぜんぜんやらないギタリストも多いですしね。でも、これが出来ないとクラシックもフラメンコも弾けないわけで、ウォーキンベースが出来ないのにまともなギター音楽を演奏できますなんて言えない、言ったらそもそもギター音楽をまともに知らないと疑われても仕方がないほどの超重要テクニック。僕はギターを趣味で弾く程度とはいえ、出来たらカッコいいので何とかものにしたいと思っていました。そんな時に見つけたのがこの本、ウォーキンベース双方のやり方に特化した本でした。模範演奏のCDつきです(^^)。

 おお~これはいい、ものすごく簡単なマイナーブルースとメジャーブルースから始めて、ボッサ、ジャズ的な長調と短調両方でのツーファイブ時のウォーキンベース、スイングジャズ、そして最後にジャズブルースまで辿りついていました (^^)。そうそう、この本に出ていたバード・ブルースというものの和声進行は、「Blues for Alice」というチャーリー・パーカーの曲のもので、これは弾けないとプロのステージに立てないのでプロになりたい方はぜひ(^^)。

 ただ、ジャズやポピュラー音楽の理論が分かってない人にはけっこう大変かも。ブルース曲、長調、短調の3つの和声とダイアトニックスケール、ガイド・トーン、一時転調を自分で見つけられるレベルまでポピュラー和声の勉強が終わってれば大丈夫だと思いますが、それが出来てない人は先に理論の勉強を終わらせた方がいいかも。例えば、クラシックやジャズだけやってる人だと、マイナーブルースのサブドミナントマイナーとか、ブルーススケールの減5度とか、混乱すると思うんですよね。

 マイナーコードをメジャーコードとして書くといった誤記もあったりして、やらかしている所がそれなりにありましたが、まあ普通に音楽をやってきた人なら気づくミスなので大きな問題はないと思います。僕は、ギターのウォーキンベースの教本では、戦前ブルースのものを読んだ事がありましたが、この本はもっと射程が広いし難しくないのでオススメ。すべて基礎的なレッスンまででしたが、ここまで出来ればあとは自分でいくらでも発展させられそうです。僕みたいなギターのひとりアンサンブル演奏初心者にはもってこいの本でした。僕にとっては文句のつけどころがない本、おすすめです!



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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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