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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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映画『ソウ2』

Saw 2 制限時間内に猟奇殺人班が仕掛けた謎を解かなければ死んでしまうという映画「ソウ」の第2作、2005年制作です。1作目と監督が代わってましたが、僕には特に違いは感じられませんでした。というのも、1作目で監督を務めたジェームズ・ワンは、この映画では製作総指揮になってました…って、監督と製作総指揮の何が違うのか、じつは僕、よく分かってません(^^;)>。

 内容は、猟奇殺人班の仕掛けた謎のトリック以外は、ほとんど同じ。でも、その謎解き自体が巧妙なのと、今回は犯人のジグソウがいったい誰なのかという所に迫るので、1作目を楽しく感じた人は、これも間違いなく楽しめるんじゃないかと。どっちも良かったですが、あえてどちらかだけを選べと言われたら、こっちの方が面白かったかな?

 それにしても、人を死に追いやるトラップが順番に出てきて、それがこの映画そのものだと思うんですが、なんでこういうのを面白いと感じてしまうんでしょうね。こういう作りの映画って、そういえばビートたけしの『アウトレイジ』も、ヤクザが順番に惨殺されるのを見るだけの構造でしたが、それでも面白いと思ってしまう…。でも、現実の世界で人が死ぬなんて、嫌悪感を覚えるぐらいに嫌な事じゃないですか。それを面白く見れるのは、やっぱりこれをフィクションだと理解してるからであって、その前提で見れば、人にとっては死ほどショックな事もないわけで、好き嫌いとは別に、生きるか死ぬかというだけでも目が離せなくなる鉄板ネタなのかも。。


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映画『ソウ SAW』 ジェームズ・ワン監督

saw.jpg 2004年のアメリカ映画、サイコスリラーなサスペンスでした。監督はジェームズ・ワン…へえ、中国系の人なんですね。けっこう描写がエグいので、そういうのが苦手な人は見るのを避けた方が無難かも。でも、そういう系に少しだけ耐性のある僕は、むしろこれぐらいがスリリングで面白い、推理小説的な謎解きもあって、最初から最後まで一気に見てしまいました!

 物語は病院かなにかの廃墟の一室から始まります。部屋の真ん中に死体。部屋の両端に鎖でつながれた男がふたり、このふたりが意識を取り戻します。そして、この最低の状況を作りだした犯人「ジグソウ」から、ふたりにメッセージが。なんてこったい、制限時間内に脱出しないと死んでしまうらしいぞ!でも、脱出方法はあるらしく、それを解ければ助かるらしい。そして…

 物語は単純です。プロットも単純。推理小説を何冊も読んできたような人には単純すぎるかも。犯人を捕まえる事は出来るのかとか、そもそも犯人って誰なのかとか、謎を解いて脱出できるのかとか、映画の先を見たくさせる要素だけで作ってあるだけで、物語にあるべきメッセージとかなんにもないです。だから、この映画を観て得るものがあったとか聞かれると、なんにもない(^^;)。
 でも、そういうものをこういう映画に求める方がナンセンスですよね。多分この映画は、遊園地のお化け屋敷みたいなもので、見ている間にハラハラドキドキする事だけに特化したものなんだと思いました。100分ほどで、普通に生活してたらまず体験できないスリリングな体験を出来ると思えば、こういうのもありじゃないかと思いました。そうそう、この映画は大ヒットして7作まで作られ、「ソウ系」というジャンルまで生み出したらしいです。


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映画『プロムナイト Prom Night』

Prom Night レスリー・ニールセンといえば、僕にとっては何にも増して抱腹絶倒の爆笑コメディ「裸の揉を持つ男」ですが、意外にシリアスな役を演じているのを見た事があります。それが1980年制作のカナダのサスペンス/ホラー映画『プロムナイト』でした。

 子どものころ、廃校で鬼ごっこをしていた子供のひとりが、他の子供達に囃し立てられた勢いで転落、死んでしまう。彼女の死を警察に届けると捕まってしまうと思った4人の子供は、口裏を合わせ、何があったかを言わない事にして、その場を逃げる。この事件の6年後、ある高校で卒業ダンスパーティー(プロム)が開かれるが…

 悪意が行き過ぎて人を死に追いやってしまったこの4人の子供が復讐されていくわけです。ダンスパーティーの日に不気味な声で「今度は私の番だ」という電話がかかってきたり、加害者少年の親が刑事だったり、この刑事が追っていた連続殺人事件の容疑者が精神病院から脱走していたり、人が殺されてその殺害現場が例の廃校だったりと、物語に絡みそうな伏線やいかにも何か起きそうという演出が、分かっていても面白い(^^)。ついでに、誰が復讐してるのかという所は伏せられているんですが、これが何のひねりもなく想像通りすぎて、逆に裏をかかれました(^^;)。

 不必要なシーンが無駄に長かったり、殺人者が近づいてくるときの「やばやばい」という感じの演出がヒッチコックやアルジェントほどの緊張感がなかったりするので、一流サスペンスとは言えないかも知れませんが、それでも見ている時はけっこう面白かったです。2度見ようとは思いませんけどね(^^;)。正体不明の殺人者に一人ずつやられていく映画というと、『13日の金曜日』が思い浮かびますが、そういえばあれも80年製作。ホラーやサスペンス映画では鉄板のこのシチュエーションがレギュレーションになったのって意外と新しくて、80年代だったのかもしれませんが、この80年代の風景を見られたのが実は一番楽しかったのかもしれません。


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映画『シャイニング』 スタンリー・キューブリック監督・脚本、ジャック・ニコルソン主演

Shining.jpg 1980年公開の映画『シャイニング』です!監督は超大物キューブリック、主演はくせもの俳優ジャック・ニコルソン。若いころは怖いもの見たさで大好きだったホラー/超常現象系の映画という事で、思いっきり期待してみた学生時代の僕でした。

 小説家志望のジャック(ジャック・ニコルソン)が、冬の間は閉ざされる山奥のホテルの管理の仕事にありつき、妻と子供を連れてホテルに入ります。しかしこのホテル、以前の管理人が家族を惨殺して自殺した事があるいわく付き物件。冬の間、小説の執筆に専念できると思っていたジャックですが、外界から閉ざされた密閉空間で徐々に精神がおかしくなっていき…

 実は、はじめて観た時はそんなに面白く感じなかったんです。怖い映画と聞いてたけどぜんぜん怖くないし、映画の後半はずっと鬼ごっこだし。冒頭の森を抜けてホテルに向かう車を空撮で追いかけたシーンの素晴らしさと(コロラド山脈すごい!)、たどり着いたホテルの豪華さだけしか心に残らなかったぐらい。
 ところがそんな話を妻にすると、「そんな豪華なホテルなら見てみたい!」という事で、一緒に見る事に。俺はもういいんだけどな、2回観たけどつまらなかったし…って、面白いじゃん!

 久々に見て思った事は、伏線の張り方とその回収が丁寧でうまいこと。昔見た時は、「なんで双子なんだ?」とか、そういう所が引っかかってたんですよね。でも、これって双子だと視覚的に分かりやすいからなんだな、みたいな。序盤に「双子の女の子が殺された」と語られているので、双子が一瞬映るだけで「あ、幽霊だ」と理解できるんですよね。でも語られるのが男の子ひとりだったら、画面に男の子がパッと出ても、それが幽霊なのかどうなのか判断がつきにくいですよね。で、女の双子にしたからこそ、一瞬だけ映して視聴者に「あっ!」と思わせるという映画的な表現が可能になるんだな、と。そういう、昔は気づかなかった微に入り細を穿つ工夫は、さすが巨匠でした。

 この映画をはじめて観た頃は、かなりたくさん映画を観ていたので、けっこう目が肥えてしまって辛口な評論家になっていたのかも。キューブリックだし、色々と期待してしまったけど、意外と単純でストレートなエンターテイメントだな、みたいな。でもそのエンターテイメントが今は楽しかったです(^^)。


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映画『バトルクリーク・ブロー』 ジャッキー・チェン主演

battle creek brawl 1980年、ジャッキー・チェンのハリウッド進出作品です。監督ロバート・クローズ、音楽ラロ・シフリン…完全にブルース・リーの『燃えよドラゴン』です(^^)。映画の内容はシンプル。シカゴでマフィア同士が抗争、ストリートファイトの賭け試合で負け続けのマフィアが、中華料理屋で働いている拳法の達人のジャッキー・チェンを雇い、格闘技の試合に送りこもうとします。

 この映画、ジャッキー的には不本意だったらしく(監督とソリが合わずに自分のいい所が出せなかったらしい)、今ではあんまり語られる事のない作品です。でも子どもの頃の僕には面白かった!なにより、「○○拳」みたいな香港映画と違って、カメラ、音楽、セットなどなど、色んな所のレベルが高い!これはブルース・リーも同じですが、予算や映画製作の歴史が違うだけあって、当時のアメリカ映画と香港映画のクオリティの差は比べ物になりませんでした。今は違うのかも知れませんけどね。

 そしてアクションですが、たしかに「投げつけられたボールを宙返りしてよける」「ローラースケートを履いて格闘する」みたいな変な演出が目立って、本来の格闘技の凄さを伝える演出は少なめ。それでも子どもの頃の僕にはすごく見えて、冒頭の高い橋の上の柱を歩くシーンなんて、命綱つけないんですよ!落ちたら死ぬだろこれ、すげえ…と思たものでした。CG時代の今では、こういう見せ物は成立しないんでしょうね。やっても「CGだろ」なんて言われちゃいそうですし。

 映画のクライマックスのナイフ使いとの対決が『燃えよドラゴン』クライマックスの鉄の爪との戦いにそっくりだったり、そのフィニッシュがサマーソルトドロップだったり、ご愛嬌な所も多いですが、カンフー映画を作らなくなった『プロジェクトA』以降のジャッキー映画よりよほど好きな一本です。そして僕が本当に最高と思ったのは音楽でして…これについてはまた次回!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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