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映画『ジャッカル』 ブルース・ウィリス、リチャード・ギア出演

Jackal_bruce willis 映画『ジャッカルの日』のリメイク作品です。とはいうものの、殺し屋ジャッカルが正体不明で神出鬼没のプロフェッショナルというところ以外は、あんまり関係ない作品の気が(^^;)。1997年制作、ブルース・ウィリスが殺し屋ジャッカル役で出演。この人、僕的には「ダイ・ハード」みたいな正義感よりも悪役が似合うと思ってしまいます。この映画なんて、はまり役じゃないでしょうか!

 ソ連が崩壊してロシアの風紀が乱れ、チェチェン・マフィアが力をつけます。それを制圧すべくロシア内務省MVDとアメリカFBIが協力してチェチェン・マフィアの有力者を逮捕しようとしますが逮捕時に抵抗にあって彼を射殺。これに怒ったチェチェン・マフィアのボスが、伝説の殺し屋「ジャッカル」を雇い、FBI副長官らを標的にします。その計画を知ったMVDとFBIは元IRAのスナイパー・デクラン(リチャード・ギア)に協力を求めます。しかし顔すら知られていないジャッカルは標的を着実に消していき…

 前作のリアルな『ジャッカルの日』に比べると、個人の感情や因縁をドラマに絡めて、物語も殺し屋vs殺し屋みたいな単純な形にしてしまったので、冷徹なプロフェッショナルのドラマじゃなくて感傷的な人間ドラマになって、筋もフィクションっぽさが目立つという、よくあるハリウッド映画になってしまった感もありました。でもつまらなかったかというと…いや~、かなり面白かった!前作が高く評価されてる作品だと、リメイク物はどうしても割を食ってしまいますよね。同じに作るならリメイクする必要はないわけだし、でも変えると変えた部分がどうしても突っ込まれるし。そういう意味でいうと、前作と切り離し、あくまで娯楽作として観た方が、この映画は楽しめるんじゃないかと。別物と思ってみれば、FBIの捜査をかいくぐるスリリングな展開も見事、ドラマも面白い、最後のFBI副長官の気の利かせ方も秀逸でした(^^)。これはよく出来たクライム・サスペンスだと思います!


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映画『ジャッカルの日』

Jackal no hi フランス大統領の暗殺を依頼された殺し屋を描いた1973年の映画です。フレッド・ジンネマン監督、エドワード・フォックス主演。ちなみに、ジンネマン監督というのは、「尼僧物語」という大名画を撮った監督。「真昼の決闘(ハイ・ヌーン)」という名作西部劇も撮影してます。

 いや~面白かった!!殺し屋とかスパイものの映画は、ありえないスーパーマン系とか、一般人には荒唐無稽すぎるハイテク装備なヤツとかはあんまり好きじゃないんですが、リアル系はメッチャクチャ面白い!この映画の凄いところは、原作者のフレデリック・フォーサイスが、イギリス空軍とロイター通信の特派員の実務経験があった人だったというところ。空想の創作じゃなくって、細部がリアルです。実際に存在するテロリストもこの原作を読んでいたというのは有名な話で(持ち物から原作本が出てきたみたい。イスラエル首相を暗殺したイガール・アミルとか、ブッシュ大統領を20暗殺しようとしたウラジミール・アルチュニアンなんかもこの本を読んでたそうです)、またこの話も史実をもとに作られた創作というのがリアルさを増してます。偽造パスポートの作り方とか、それを見破る警察の捜査の仕方とか、潜伏の仕方とか、それを洗い出す警察の手法とか、実にリアル。これは悪い人が見ちゃいけない映画かも(^^;)。警察もかなり賢くて、予想以上の見事さで殺し屋を追い詰めます。しかし、殺し屋も一流だけあって、暗殺グループ側の仕掛けたスパイの情報をもとに、ギリギリのところで危機を回避し、女性をひっかけて女性の部屋にもぐりこんで息をひそめ、車が割れたという情報をきけば森にかくして車を塗りかえ…観ていて目を離す隙がありませんでした(^^)。やっぱり、とんでもないハイテクを駆使した一般人ではありえないようなスパイものより、こういうリアルな方が感情移入しやすくていいなあ。。そして、ジャッカルの正体にかんする最後の警察の見解が…いやあ、これはいい映画です!有名な映画のうえ、今みても面白さ満点。アメリカ映画ながらヨーロッパ各地で撮影されて観光気分も味わえるし、クライムサスペンス系の映画が好きな人に推薦です(^^)。



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映画『探偵物語』 薬師丸ひろ子・松田優作主演

Tanteimonogatari_movie.jpg 「探偵物語」って、海外の映画もあり、松田優作主演のテレビドラマ(僕的にはこれが最高!)もありましたが、これは1983年の角川映画です。この映画版にも松田優作さんが出演してますが、テレビドラマとはまったく別の話です。

 10日後にアメリカ留学する女子大性・直美(薬師丸ひろ子)に、ボディーガードの探偵・辻山(松田優作)がつけられます。探偵にはナイトクラブで歌を歌っている女性歌手との離婚歴があり、その歌手が殺人事件に巻き込まれ、辻山は彼女をかくまいます。ふたりをかばい犯人捜しを手伝う直美。まだ男とつきあった事がない直美は、しだいに辻山に魅かれていきます。

 直美のキャラクター設定と、薬師丸ひろ子さんの演技、そして離婚歴がある冴えなくてすこし翳がある中年男役の松田優作の演技、この3つが素晴らしかったです(^^)。薬師丸さんの役は、恋人がほしくて、でもまだ恋人のいない女子大生なんですが、その青い感じが出まくり。探偵との会話で、「奥さんに逃げられちゃったとか?アハハ」とストレートにきくその無神経さ。ふとしたきっかけから探偵とホテルに入って、彼が回転ベッドのスイッチを切ろうと動いただけなのにビクッと緊張するその反応。どちらも、恋人欲しくてたまらないけどまだ処女って感じが出まくりです(^^)。そしてそれが演技に見えない薬師丸さん、若いしアイドル路線の女優だけど、いやいやどうして立派な女優だと思ってしまいました。松田さんは、昔はカッコいい男だっただろうけど今は疲れた中年になってきた男って感じがよく出ていて、これを演技で表現できるっていうのがまたすごいなと思いました。

探偵物語 1983-1 そしてラストの空港でのキスシーン。ふたりの身長差が、そのままふたりの年齢差を象徴しているよう。キスされた少女は自分から男の腰に手を回して強く抱き寄せ、彼を求めます。書いていて恥ずかしくなってきましたが(^^;)、ああ、この瞬間にもう精神的には処女から卒業して、大人の女になったのだな…という感じ。子供のころ観た時は、「とってつけたようなキスシーンだな」と思ってシラけたんですが、大人になってみるとこのキスシーンでの力み具合とか、細部にわたる両者の演技力が素晴らしい!ただのキスじゃなくて、いろんなものが表現できてると感じます。ガキだった自分がこれを見ても何も感じなかったのは童貞だったんだから仕方ないね(゚ω゚*)。映画全体としては…まあ角川の青春映画なので、映画というよりも軽いテレビドラマぐらいの完成度かな?

 この映画、若いときに友人たちと映画館で見たんですが、テレビドラマの大ファンだった僕はがっかり。一方、薬師丸ひろ子や角川映画が好きだった友人は大満足していました。その後に再び見て、その時も退屈(^^;)。そして今回が3回目。ふとしたきっかけで何となく横目で見てました。2度見て2度ともいい印象がなかったので、ぜんぜん見る気もなかったんですが…いや~良かった。きっと若いときって、ものを判断する物差しが少なすぎたんでしょうね。とんがったものが好きだととんがったものの良さしか分からない、丸いものが好きだと丸いものの丸いものの良さしか分からない、浅い人間だから深いもののすごさが分からない、みたいな。大作でもないし、さっと見て、ちょっといいなとか悪いなとか思って、数日したら忘れてしまうような映画。映画そのもののクオリティも高いとは思いませんが、キャラクターの設定とそれを見事に表現する役者さんたちの技量が素晴らしい映画でした!



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映画『野獣死すべし』 村川透監督・丸山昇一脚本・松田優作主演

YajyuuSisubesi_movie1980.jpg 日本のハードボイルド小説作家・大藪晴彦さん原作の小説の映画化作品です。何度も映像化された事があるようですが、1980年制作のこの松田優作さん主演の映画はいちばん原作からかけ離れてる…ような気がします。他を見てないので分かりませんが、原作とかなり違うので(^^;)。しかし、松田さん主演のものがあまりに素晴らしいので、僕の中で「野獣死すべし」というと、この映画しかないというほどの状態。
 主人公の伊達は、大手通信社の外注記者です。世界の戦場を渡り歩いた彼は、感情をなくしたような状態になり、殺人や強盗を重ねます。

 大学生の時にはじめてこの映画を見た時の感動は忘れられません。殺人とか強盗とかそういう事ではなく、主人公の持っている得体のしれない苦悩、ここに同調してしまったのです。その苦悩は、自分が普段から感じていたものと同じに思えたのでした。ちょっと変な言い方になりますが、この映画の主人公が抱えている苦悩を理解できるかどうかは、美術や音楽の大事なところを理解できるかどうかと同じ事じゃないかと思いました。ここが分からなければ、上手に音楽は出来ても、上手に絵は描けても、音楽や美術が表現しなくてはいけないものが分からないんだからそれを表現するなんて出来ない…そう思ったんです。僕が大学生の時、チェロ弾きの女の子がいたんですが、その子が「あの映画、わけ分かんない」といったんですよね。ああ、もうこんな鈍い感性のやつに音楽なんて無理だ…そう思いました。
 主人公は、感情をまるで表に出さない、戦場記者です。アンゴラやレバノンといった戦場を渡り歩いて、そして感情をなくしたようになってしまいます。そして、人を殺害し、他にもいくつも道を踏み外し、さらに茫洋と漂います。この主人公がしてしまう殺人にしても銀行強盗にしても、お金とかそういうのが大事なんでしょうか。まあそれもあると思うんですが、違う所にもっと重要な意味があると僕は感じてなりませんでした。コンサート会場で知り合った女性も殺してしまいますが、その理由も、目撃されたからとか、そういう事ではないと思います。こうした苦悩を抱えて凶行に走る主人公の感情は、映画の後半で爆発します。
YajyuuSisubesi_1.jpg  深夜列車の車内で主人公を問い詰める刑事が、過去の彼に何があったのかを問い詰めたその瞬間から、今までまるで魂が抜けたようだった主人この目の色が変わります。そこから廃墟での独白にかけて、主人公のカタルシスは爆発します。そして、映画のラストシーン。様々な事があったあげく、主人公はコンサート会場で目を覚まします。一連の凶行がすべて自分の夢想だった…そういうシーンです。主人公は声を出し、ホールには自分の声がこだまします。結局は逃れることが出来ずにすべては夢想…そして、ホールを出たところで主人公は銃で撃たれます。

このメインテーマのほかに、もうひとつ素晴らしかったのが、松田優作の演技です。音楽でいうと、決してテクニックが抜群というわけじゃないけれど表現力が異常に高いプレイヤーみたいな感じ。鬼気迫る熱演でした。狂気を示すためにカメラの長回しの間に一度も瞬きをしないシーン。カオスとカタルシスが同居したような廃墟での独り芝居のシーン。これらは日本映画史上に残る名演ではないでしょうか。

 松田優作さん主演の角川映画、ほかのものはイマイチと感じてしまっていた僕でも、「野獣死すべし」だけは別格、好きな日本映画のベスト10に入れたいほどの素晴らしさです。最初の雨の視察シーンの無意味な長さなど、やっぱり角川映画的なダメさはたくさんありますが、映画のテーマと優作さんの演技でぜんぶ帳消し。名作だと思います。そうそう、音楽も素晴らしいんですよ。「野獣死すべし」のサントラについては…あ、そういえば昔書いたんでした(^^;)。


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映画『蘇える金狼』 村川透監督/松田優作主演

YomigaeruKinrou.jpg 松田優作さん主演の角川映画です。「野獣死すべし」が僕にとっての松田さん主演角川映画の最高傑作なんですが、DVDが見当たらなかったもんで(^^;)>、今日は「蘇る金狼」を。うちにはVHSがあるんですが、まだ全然見れるというのがスゴイです。MDとかLDとかってもう使いものにならないのに、VHSはまだ大丈夫。VHSってすごい。でも、デッキが壊れたらどうしよう。。

 1979年から1980年は、俳優の松田優作さんにとっての絶頂期。この2年で主演映画が5本、TVドラマでは伝説のあの探偵物語もこの時期の放送でした。探偵物語を例外とすると、この頃までの松田さんは、ハードボイルド系のアクション俳優という位置づけだったと思います。松田優作さんは日本映画産業に新勢力として入ってきた角川映画でも主演に抜擢され続け、これはその第2弾だったかな?「人間の証明」とこの映画を連続で観て思った事は…角川映画というのは、面白いかどうかは別として、映画としての作りのレベルが残念という事。キャストや監督がかわっても同じということは、カメラマンとか美術さんとか編集さんとか、角川映画チームのスタッフの問題?この映画で例を挙げると…
  • スタッフの影が映り込む (要塞跡で敵組織を壊滅させるシーン)
  • 岸田森さん、障子を破って倒れないといけないのに、破れずにもう一度自分で助走をつけて破って倒れる(主人公が探偵一味を皆殺しにするシーン)
  • 役者同士のセリフが被って、片方がいい直す (主人公と政界のボスの初対面シーン)

 学生映画だってこんな致命的なミスが出たらテイク2を録り直すと思うんですが、これをオーケーにしてしまういい加減さ(^^;)。ここまでの致命傷ではなくとも、絵の構図とかの話まで行くと、これはもうお話にならない。いい映画にしたいなら、どのシーンを切り抜いても一枚の絵画として成立するぐらいに構図や影まで気を配って欲しいのですが、いい絵が一枚もないという。
 と、ボロクソに書いてしまいましたが、じゃあ見てどう感じるかというと…松田優作という俳優の魅力だけで、これだけたくさんあるマイナスを帳消しにしてしまっている所が凄い。ミュージシャンは下手なのにヴォーカルだけスゴいロックバンドみたい、この映画を面白いと思うとしたら、松田さんしかないんじゃないかと。

 あと、いま見て思うのは、この時期の松田優作さんのテレビなり映画なりは、キャストやスタッフが似ている所が、マニアックに楽しかったです。風吹ジュン、成田三樹夫、岸田森さん(「帰ってきたウルトラマン」では、この人と初代隊長の演技だけが飛び抜けて素晴らしかった^^)あたりは探偵物語でも共演していたし、岩城滉一、阿藤海さんあたりは、テレビでも映画でも松田さんとの共演が多くて盟友という感じ。山西道広(探偵物語の刑事役は爆笑!大好きです^^)、中島ゆたか(この人、美人!)さんあたりは、松田優作がらみの作品でしか観ていない気がするので、これは松田さんお気に入りの役者さんだったのかも。こういう日本の役者さんの人物相関図みたいなものが感じられて楽しかった…というのは、ちょっとマニアックかな(^^)。

 あまり良いことを書けませんでしたが、しかしこの作品とほとんど同じスタッフで、翌年に日本映画のトップ10に入れたくなる「野獣死すべし」が作られるのだから、音楽でも映画でも、ひとつの作品だけで判断してはいけませんね。原作の大藪晴彦さんか松田優作さんのファンでもない限りは、今となっては観る必要のない映画な気がしますが、松田さんのファンであれば一度は見たい作品なんじゃないかと(^^)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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