心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『外道』

gedo.jpg 1974年に発表された日本のロックバンド「外道」のファーストアルバム、ライブ盤です。矢沢永吉さんやジョニー大倉さんがいたキャロル、そして頭脳警察のデビューが1972年ですから、ようやく日本でコピーじゃないオリジナルのロックをやるバンドが出てきたころですね。その後、日本は海外の物真似ロックに戻ってしまうんですが(^^;)。。外道は、この黎明期の日本ロックのなかで、間違いなくすっごいバンドのひとつだと思います!
 まず、ギターの切れ味がヤバい!特にリフを刻むタイプの曲の切れ味がすごい。サウンドはハードロック、カッティングのキレはドクター・フィールグッドなみです。そして、ドラムがメッチャうまい。そして音楽は…ハードロックからロックンロールから、もうチャンポンです。MCや歌詞を聴くと、けっこう飄々としているというか、力みかえらずに人を食ったようなリラックスした感じが逆にカッコいい(^^)。フィフティーズっぽいバラードなんて、完全に洋楽をちゃかしてる感じ。ロックはロックなんですが、色々と当時の日本の文化風潮が音楽や詞に出ているというか、すでに洋楽のコピーバンドなんかじゃないですね。むっちゃ個性や主張があります。飼い慣らされてない感じ。
 欧米ロックで僕が最高に面白いと思うのは60年代後半から70年代前半ですが、日本のロックで面白いのは70年代前半の日本ロック黎明期。この時代は下手で軟弱だとばかり思っていたグループサウンズの中にもめっちゃカッコいいバンドがいくつもありますが(ゴールデンカップスとか、モップスとか)、さすがに外道はすごいです。間違いなく日本のロックの大名盤のひとつだと思います!


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『Arthur Lyman / Polynesia』

Arthur Lyman Polynesia マーティン・デニーレス・バクスターほど有名じゃないですが、アーサー・ライマンもエキゾティカで有名な人です。このアルバムは1965年発表という事で、代表選手二人が作った名盤より10年以上あとですね。そして、僕が一番好きなエキゾティカのアルバムがこれなのです(^^)。
 デニーやバクスターのエキゾティカが、あくまでムードミュージックというかBGMというかイージーリスニングなのに比べると、アーサー・ライマンのこのアルバムはもう少し内省的で通り一遍な感じがしません。ピアノあたりの演奏もエスプレシーヴォですしね(^^)。1曲目のジョン・コルトレーンの「Afro Blue」の入りが、なんかアフリカのバレルドラムみたいな音が静かにドコドコ鳴って、なんとなく派手な色の感じがする鳥の鳴き声みたいなのが聴こえて、それでヴィブラフォンがゆっくりあのテーマを奏で始めます。テーマが終わるとコンガボンゴのアンサンブルが静かになって、次はピアノがあのテーマ…いやあ、すっごくムーディーです、これはいい!あと、けっこう色んな世界の音楽を拾ってます。2曲目は「One Night In Tokyo」なんてタイトルですが、リコーダーとクラシックギターで短調の曲。これは子守歌と古賀メロディのイメージなんでしょうね…。4曲目にトリオ・ロス・パンチョスの「マラゲーニャ」が飛び出してきた時には、エキゾティカでメキシコ音楽取りあげるのか?!って、ちょっと驚いちゃいましたが、でもそういえばメキシコのある時代の音楽って、ちょっと哀愁ありますよね。というわけで、ちょっと哀愁ある感じで、世界の色んな所のムードだけを音楽で伝える感じ。それが深すぎず浅すぎずで、ちょうどいいぐらいの塩梅です。エキゾティカをまとめて聴いたのなんていつぶりだろう…久々に聴いたら気持ちよかったです!


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『Les Baxter / Jungle Jazz』

Les Baxter Jungle Jazz エキゾティカを代表するミュージシャンとして有名になったレス・バクスターの1959年のアルバムです。エキゾティカの有名アルバム『Ritual Of The Savage』がムードミュージックに徹しているのに対して、こっちは…やっぱりムードミュージックに徹してます( ´∀`)。ただ、バクスターさんはサックスのアドリブを随所に挟んでいて、さすがスイング時代を生き抜いてきたジャズミュージシャンといった感じ、とってもうまい。そういう意味でいうと、ちょっとムードミュージック的な味付けをしたスイング・ジャズっぽくもあります。バンドの中にラテン・パーカッションが入ったジャズって、50年代ごろは結構ありましたよね。ラテン・ジャズ・クインテットとか、ガボール・ザボとか。ああいうテイストがあります。

 アルバム・タイトルにもなっている「ジャングル」ですが、きっと北米に住んでいる人が考える南米のジャングルのイメージなんでしょうね。エキゾティカの音楽って、現地の音楽の要素を本格的に取り込んだものじゃなくって、鳥の声とか現地の楽器を使った位なもので、あとはアメリカ人が考える一方的なイメージという感じ。ちょっと打楽器がドンドコいってればジャングル、みたいな(^^;)。あ、あと、ジャングルといっても激しかったり泥くさかったりは決してしないです、あくまで心地いいです。でも、そういう漠然としたイメージが、「当時のアメリカのテレビや映画が捉えた異文化世界のイメージ」というものがどういうものだったのかを想像させられて、すごく楽しかったです!これが聴かれた当時は、世界旅行なんて夢のまた夢だったんでしょうし、これが異国旅行の代用品というか、音楽を通して気分だけ世界旅行する…みたいなツールだったのかも。子供のころに世界の図鑑を見て胸ときめかした、あの感覚に似ていました(^^)。


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『Les Baxter / Ritual Of The Savage』

Les Baxter Ritual Of The Savage マーティン・デニーと並ぶエキゾティカを代表するミュージシャンです。マーティン・デニーの作ったアルバム『EXOTICA』より5年早くこのアルバムを作っているので、レス・バクスターの方が少し早かったのかな?『EXOTICA』の1曲目に収録されていた「Quiet Village」の作曲者はレス・バクスターで、オリジナルはこのアルバムに入ってます。

 これもやっぱりオリエンタルな色がちょっと入ってるラウンジ・ミュージックというムードの音楽。ラテン・パーカションは入ってるし、民族楽器っぽい音も飛び出したり、ちょっと中国っぽい旋法が使われたり、あと当時のムード・ミュージックには欠かせないハープのアルペジオが入ってたり(^^)。マーティン・デニーとの違いは、マーティン・デニーがクラシックやってた人って感じがするのに対して、こっちはジャズやってた人って感じがするところでしょうか。でもあくまでムード音楽に徹しているというか、誰かのアドリブソロとかは、まったく出てきません。50年代のアメリカのテレビドラマのBGMみたいな匂いです。ぼく、古いアメリカの映画やテレビドラマのBGMって好きなんですよね(^^)。あ、あと、こういうジャケットの雰囲気って、「ドラキュラ」とか「フランケンシュタイン」みたいな昔の怪奇映画って、こういう絵じゃなかったですか?なんか、レトロでいいなあ(^^)。


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『Martin Denny / Exotica』

MartinDenny_exotica.jpg ああ駄目だ、今やってる仕事が繊細すぎて今にも壊れてしまいそうだ、ストレスで狂っちゃいそうだ、今の俺に必要なのは癒しだリラクゼーションだ…そうだ、イージーリスニングを聴こう!マーティン・デニーはエキゾティカの代表的なミュージシャンです。エキゾティカというのは、ハワイとかオセアニアの楽園的なムードで作った、ある種印象派的でもイージーリスニング的でもあるインスト西洋ポップス。古い映画音楽っぽくもあります。エキゾティカに数えられる人は、ほかにレス・バクスターなんかがいます。

 これはエキゾティカの走りになったアルバムで、その名も「エキゾティカ」、1956年発表です。鳥や野生の動物の声を模したヴォイスに、ピアノとヴィブラフォンがラウンジ・ミュージックのような演奏をして、そこにラテン系の打楽器や東南アジアの竹の楽器みたいな音も加わって、西洋人が思い浮かべそうなオセアニアの楽園的なムードが醸し出されます。とはいっても、音楽そのものは思いっきり西洋の機能和声音楽なんですけどね(^^)。鳥の形態摸写とかでムードを出そうという所が、実際に異文化のムードを音楽に消化したドビュッシーやラヴェルとの違いかも。ちょっとお手軽です。でも、ムードがすごく伝わって、僕的には、50年代の欧米の人が、エキゾチックな楽園をどういうイメージでとらえていたのかというのを知るひとつのサンプルとして楽しめました。ハワイとかに行くと、実際に外国人向けの音楽ってこんな感じで作ってありますしね(^^)。ただ、このレコードには弱点がありまして…せっかく気分転換できるのに、古いレコードなもんだからあっという間に終わっちゃう(゚ω゚*)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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