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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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映画『マネー・ボール』 ブラッド・ピット主演

MoneyBall.jpg アメリカ発祥の現代野球理論に「セイバー・メトリクス」というものがあります。得失点率をもとに限られた予算で最善のチーム編成を目指した理論で、バントや盗塁は損、2番バッターに強打者を据える、打率よりも出塁率を重視などなど、統計学をもとにそれまでの野球の常識に反するいくつものセオリーが打ち出されました。実際、アスレチックスのGMだったビリー・ビーンは、セイバー理論を採用してチーム編成を行い、低予算で編成されたチームをプレーオフにまで導いて一世を風靡しました。その模様を映画化したのがこの映画です。2011年公開で、主演はブラッド・ピット。しかしこの人、カッコいいぜ。

 野球というだけでも視聴者を選ぶのに、ましてセイバーというマニアックな題材のため、野球ファン限定のマニアックな映画かと思いきや、僕みたいな野球にうとい(好きですけどね^^)人でもこんなに感動できる映画になっているとは…。低予算で編成せざるを得ないチームを優勝させるため、多くの見識者の反対を押し切って新しい理論に基づいた編成に乗り出すGM。もう引退かという選手は、新たに与えられたポジションで奮闘。イノベーションが成功して弱いチームがメジャーリーグ記録に並ぶ連勝を遂げ、そして記録のかかった試合では統計を超えるサヨナラホームランが飛び出し…知的興奮と対戦スポーツならではのドラマのゾクゾク観がたまりませんでした。そして、勝ち残ったプレーオフで敗れ去るその姿にも…。

Moneyball_pic1.jpg なんでこんな感動したかというと、この信じがたいドラマが実話である点が大きかったです。さらに演出・映像・シナリオという点でも立派にプロフェッショナルな映画作りであるから余計に感動しました。シナリオでいえば、選手として野球を諦めた経験を持つGMが、人生を賭けて周囲の反対を押し切って優勝するためにあらゆる手を尽くすそのモチベーション、まさに人生を賭けての命がけの取り組みにフォーカスしたところが良かったのかも。必死に生きた機関だけが人生で輝いている時なんだな、みたいな。そして、それを通り過ぎた後の切なさもまた人生だな、みたいな。まったく期待せずに何気なく見た映画だったのですが、感動のあまり泣いてしまいました。これはおすすめ!


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映画『セブン』 ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン主演

Seven.jpg 1995年公開(日本は96年)、サイコサスペンス系のアメリカ映画です。この映画、今は無きMというレコード会社のディレクターさんに薦められて観たんです、懐かしいなあ(^^)。僕にとっては、モーガン・フリーマンもブラッド・ピットも、この映画ではじめて観たのでした。そしてもうひとり、のちに映画『交渉人』でも素晴らしい演技を見せたケヴィン・スペイシーの素晴らしい演技も印象に残っています!

 キリスト教の7つの大罪になぞらえた連続殺人事件が起きる。肥満男の死体の近くには「暴食」という文字、悪徳弁護士の死体のそばには「強欲」の文字が残される。定年まであとわずかとなったベテラン刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)は、犯人の目星をつけるも、すんでのところで取り逃がす。その際にミルズを殺す事も出来た犯人だが、なぜか犯人はミルズを逃がす。
 事件を防ぐことが出来ないままついに5人が犠牲となり、連続殺人の犠牲者は残りふたりのところまで来る。残りの罪は「嫉妬」と「怒り」。犯人は自首をしてきて、サマセットとミルズだけに、残り二人の犠牲者の死体の在処を伝えると取引をしてくる。その場所には…


 この映画をはじめて観た時、始まってしばらくは、『羊たちの沈黙』のバリエーションと思っていたんですが、見終わった時の感想はけっこう違いました。サイコサスペンス映画なのに、カッコいいとすら思ったんですよね。それも、刑事の活躍がカッコいいのではなくて、映画自体がスタイリッシュでカッコいいな、みたいな。
Seven_pic1.jpg 僕にこの映画を薦めてくれたディレクターのSさんは、この映画の中でモーガン・フリーマンが言ったセリフが胸に沁みたと言っていました。「人生を後悔した事は無いが、あの時選ばなかったもうひとつの人生について考えなかった事は無い」みたいなセリフです。Sさんがそう言ってたからという事もあるんですが、このセリフをずっと覚えてるんですよね。このセリフだけでなく、セブンにはいいセリフが多いです。有名なヘミングウェイの一節の引用もそう。でもって、僕の心に残ったセリフのほとんどが、定年退職間際の老刑事が言うセリフでした。これが、人生を考えさせると同時に、映画をスタイリッシュなものに仕上げていると感じました。

 こうしたスタイリッシュさはセリフだけでなく、映像や編集にも強くあらわれていました。猟奇殺人の現場ですら何となくカッコイイんですよ。犠牲者となった娼婦を殺害した凶器までデザインセンスがあってスタイリッシュ。リアリティよりも映画自体のカッコよさを追ったものなのかな、と思いました。
 たしかに90年代の映画はそういうスタイリッシュなセンスに溢れたものが多かったです。ティム・バートンが監督した『バットマン・リターンズ』も、キアヌ・リーブス主演の『マトリックス』も、トム・クルーズ主演『ミッシン・インポッシブル』もそう感じました。でもそういうカッコつけって、少しでも外すと逆に寒かったりガキくさく感じたりしがちですが、セブンはまったくそう感じなくて、すごく良かったです。

 僕がサスペンス映画好きだったからか、最後のオチが途中で分かってしまって、そこだけはちょっとだけ残念でしたが、記憶に残っている作品です。ブラッド・ピットの出演映画ではこれが一番好き…とある時期までは思っていたんですが、その後にこれを超える映画を観ました。その話はまた次回!


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映画『12モンキーズ』 ブルース・ウィリス主演、ブラッド・ピット出演

12Monkeys.jpg 1995年公開のアメリカ映画で、読み方は「トゥエルブモンキーズ」です。タイムスリップをガジェットとして使った映画で、ウイルスが蔓延して50億人が死んだ未来世界が舞台。終身刑の囚人コール(ブルース・ウィリス)が、特赦を条件に過去世界にタイムスリップし、ウイルスをばらまいた犯人を突き止めるというもの。ブラッド・ピットがメンタルのイカれた患者役をやるんですが、本当にイカれているように見えて怖かったです。お尻をペロンと出すし(^^;)。

 90年代のアメリカ映画って、良い意味でも悪い意味でも作り込まれたものが多かった印象ですが、この映画もそうでした。ストーリーも映像もセットも編集もそう。たとえばこの映画のストーリーは、過去と未来の関係がちょっと複雑で(分かりやすく説明しないし、また敢えてよく見てないと理解できないように複雑してあるようにも見えました)、ついていくのが大変。「あれ?さっき90年に飛んだのはミスで、今度飛ばされた96年が正解って事?」とか、ずっと考えてないといけないんです。だから、見ている間はずっと集中させられたというか、惹きつけられた感じでした。実際、見ている時は面白かったんです。

 ところがいざ見終わると、内容が薄いと思ってしまいました。だって、ずっと追ってきた事件の真相と思しき「12モンキーズ」は事件とまったく関係なくて、犯人は別の人なんですから(^^;)。では作り込まれたものは何だったかというと、これは観客の裏をかくためだけであって、内容自体は無いという。というわけで、1回観たらもう2回目はない映画でした。まあでも、エンターテイメント映画と割り切れば、なかなかいい映画かも知れません。


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コピー譜『Joe Pass Omnibook』 

Joe Pass Omnibook ジョー・パスのギター演奏33曲のコピー譜です。300ページ近くて分厚いし、そもそもプロのジャズ・ギタリストだって33曲ぜんぶ演奏する人はいないでしょうから、充分じゃないかと(^^)。僕はある曲が目当てでこれを買ったんですが、3曲ほどしか拾いませんでした。でもそれでいいんだと思います。ジャズの演奏をマスターしたいなら、何曲かは好きなプレーヤーの演奏を完コピすべきと思いますが、逆に言うとそれは何曲かだけでいいと思うんですよね。あとはおいしいフレーズだけいただく、みたいな(^^)。

 このコピー譜、5線への採譜だけでなく、TAB譜もついてるしコードネームも書いてあるので、僕みたいなジャズギター初級者には超絶に嬉しかったです(^^)。あと、普通の本のようにのり付けで閉じておらず、バインダー状になっているので、ページ数が多くても特定のページを開きやすく、使いやすかったです。

 僕にとってのギター演奏は、暇な時についつい始めてしまう趣味。いつまでたってもうまくならないけど、弾いていて楽しいです (^^)。で、どうやればジャズ・ギターを弾けるようになるかを考えると、もしピアノと同じであれば、ある程度は汎化されたメソッドを身につけるのが先でしょうが(ジョー・パス自身のギターのメソッド本も何冊かあります)、そこさえ過ぎれば、あとは好きなプレーヤーのソロをいくつか拾っていい運指やフレージングを増やしていって…みたいな。こういう本は後者の段階でとっても役に立ちます。自分で耳コピすればいいんでしょうけど、こういう本があると作業を少し減らせるのが良いです(^^)。
 ジョー・パスをコピーしていると、単独で動くバスのテクニックも身につきますし、バンドではなく独奏にも対応できますし、オーソドックスなジャズ・ギターの手本にするには、ジョー・パスとジム・ホールは最高の教科書だと思っています。

 僕はジョー・パスのトランスクライブ本を何冊か持っていますが、何曲かダブりはあるものの、どの本も、その本にしか載っていない曲があって良いですね。その中でも、もっとも曲数が多いのがこれなので、1冊だけ選ぶならこれがいいんじゃないかと!


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コミック『手天童子』 永井豪

Shutendouji4.jpg 永井豪さんは日本人漫画家のベスト10に入る人だと思うんですが、話に収拾がつかなくなることもしばしば。代表作で連載時にうまく着地できたのは『デビルマン』ぐらいなもので、『マジンガーZ』『キューティーハニー』『凄ノ王』といった有名作はどれも収拾がついておらず、未完作品だらけなのです(^^;)。そんな永井作品の中で、実にうまく話がまとまってると思った作品がこれ、『手天童子』です!いや~とても永井豪さんの作品とは思えないほど見事な伏線回収でした…こんないい方は失礼か(^^;)>。

 とある夫婦が、突如現れた鬼に咥えられた子供を救いますが、鬼は「15年したら迎えに来る」という言葉を残して去ります。この子供・手天童子郎が成長するとともに怪事件が頻発するようになり、次第に鬼たちと手天童子との争いの様相を呈していきます。そんな鬼の本拠地にたどり着いた童子ですが、本尊の頭上には手天童子の育ての母の姿に酷似した像があり…

 血みどろの殺し合いになる展開や雰囲気は、デビルマンやバイオレンス・ジャックと同じ。童子を失って精神病院に入った母はその壁に鬼の絵を描き続け、童子を守る鬼は「子郎も彼を守る2体の鬼も、それどころか鬼の世界も、ある日突然誕生した」と語り、話がいきなりSFになり、鬼の本拠地である星の形が壁のような形で…物語の冒頭から張り巡らされたいくつもの伏線が一気に回収されていく終盤は見事!それはそうなのですが…

 先に筋を固めたからか、『デビルマン』や『バイオレンス・ジャック』ほどの勢いがないと感じました。クラシック音楽で、スコアをなぞっているだけな演奏ってあるじゃないですか。スコアにはたしかにそう書かれてるんだろうけど、スコア通りに演奏するだけじゃなくて演奏をもっと躍動させてくれ、みたいな。でも勢いだけでオチがつかないフリージャズを聴くと、「もう少し作曲してからやればいいのに」と思ったりもするわけで、今までの永井作品がフリージャズ的で、『デビルマン』みたいにうまくいけばいいけど失敗の方が多いので、はじめてクラシックのようにしっかりデザインしてから作ってみたのがこれなのかも知れません。でもまだ慣れていないから、スコア通りに演奏するので手いっぱいで、変に小さくまとまってしまった、みたいな。音楽でもなんでも、いい作品を作るって難しいですね。

 僕的には、永井さんの作品は『デビルマン』がずば抜けていて、2位が『バイオレンス・ジャック』、3位が『手天童子』。というわけで、『デビルマン』と『バイオレンス・ジャック』を読んで、まだ永井作品を読み足りないという方がいましたら、おすすめしたい作品です。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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