心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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コミック『MASTERキートン』 浦沢直樹

Master Keaton ゴルゴ13から荒唐無稽さをなくすと、こうなるんじゃないかと。大人になってから読んで驚いた漫画です。漫画もここまで来たか…という感じでした。世界情勢や考古学的知識という現実の世界の知識をもとに丹念に書かれた、知的好奇心がものすごく刺激される漫画でした!

 主人公のキートンは、本当は考古学の世界で生きていきたい学者ですが、なかなかいい職にありつけず、大学では非常勤講師どまりです。そこで、元SAS隊員の軍人であったキャリアと考古学の知識を活かして、探偵や保険会社の調査員のアルバイトをして収入の足しにしています。そこで色々な事件に遭遇して、物語は進みます。この探偵業やら保険会社の調査員やらという役回りは、色んな事件に出くわすための物語上のガジェットであって、物語で描かれるのが世界情勢や考古学的な知識だったりして、ここがメッチャ面白いです!例えば、ハメルンの笛吹き伝説をもとにした物語では、ハメルンの笛吹きは実は子供を誘拐するのが目的じゃなくって、天然痘の抗体を身につけた子供を他の村に連れて行って、ヨーロッパの人口を激減させた流行病の抗体を村々に作り出そうとしていたのではないか…みたいな。こんなの漫画じゃなくて、学会で発表する新たな学説レベルじゃないですか!!ほかにも、SAS隊員だったという設定を存分にいかして、現代政治史の暗部を題材にしたドラマが展開したり。こういう話が難しくなく漫画で描かれて面白くないはずがないです。

 大人の鑑賞に堪える漫画というのは、「島耕作」みたいにセックスばかりしてるものだけじゃないんですね( ̄∀ ̄牛)。これは大傑作、一読をおすすめします!!


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コミック『ゴルゴ13』 さいとう・たかを

Golgo13.jpg 殺し屋と言えば、日本人にとっては最初に思い浮かぶのは彼じゃないでしょうか?!漫画「ゴルゴ13」、僕が物心ついた時にはすでに本屋にいっぱい並んでました。いまも週刊誌に継続連載中というのが凄い!連載に穴を空けたことがないらしいですね。ゴルゴもプロですが、さいとう・たかをさんもプロです。

 僕がゴルゴ13をどれぐらい読んでるかというと、たぶん半分ぐらい。よく行く美容室にあるもんでね(^^)。物語は成功率100%と言われる殺しのプロフェッショナル・ゴルゴ13のところに殺人依頼が来て、それをゴルゴが成功させるというもの。この殺しというのがマフィアの用心棒レベルじゃなくって、FBIやKGBが依頼主の時もあれば、ゲリラや版政府機関が依頼主もある時もあるという、ほとんどテロリスト認定の国際犯罪クラス。世界の歴史を動かすほどの暗殺をやってのける時もちょくちょくあります。というわけで、この物語の面白さの半分は、学校の教科書が書かないような現代政治史の暗部がベースになってる所で、これがメッチャ面白い。虚実入り混じってるので、かなり混乱させられますが(^^;)、少しでも現代史が分かっていると、メチャクチャ面白いです。話によると、社会巨悪をどうにかしたいという内部リークがベースになっている話もあるとかないとか。

 でも、手放しで面白いと言えないところもありまして、話がちょっと荒唐無稽です。ゴルゴが凄すぎるのです。僕が苦笑をこらえられなかった話は、バイオリンの弦の1本だけを狙撃する回(´・ω・`)。美容室で変な笑いが出てしまいました。ほかにも、防弾ガラスの1カ所だけに何発も銃弾を撃ち込んで穴をあける狙撃とか、水切りショットとか、ひとりで一個小隊を全滅させる回とか。こういう荒唐無稽ささえなければ、間違いなく大人の鑑賞に堪える漫画だと思うのですが…でも、荒唐無稽さを笑って楽しむのも、ゴルゴの楽しみ方なのかも知れませんね。あ、そうそう、僕の一押しの話は、旧ソ連の諜報員の亡命を描いた悲しいドラマ「マニトバ」です。文庫版だと、8~9巻に跨って掲載されていますが、歴史に翻弄されるスパイの悲哀、そして感傷抜きの無慈悲でハードボイルドなラストと、映画並みの見事な台本の名作です!あ、あと、文庫版は、話のベースになっている社会事変や、物語のモデルになっている政治人物などを解説したあとがきがついていまして、これが秀逸。ペルーの要人とかFBI長官の名前とか、普通の人は知らないと思うので、出来れば文庫版を読む事をすすめします!


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映画『ジャッカル』 ブルース・ウィリス、リチャード・ギア出演

Jackal_bruce willis 映画『ジャッカルの日』のリメイク作品です。とはいうものの、殺し屋ジャッカルが正体不明で神出鬼没のプロフェッショナルというところ以外は、あんまり関係ない作品の気が(^^;)。1997年制作、ブルース・ウィリスが殺し屋ジャッカル役で出演。この人、僕的には「ダイ・ハード」みたいな正義感よりも悪役が似合うと思ってしまいます。この映画なんて、はまり役じゃないでしょうか!

 ソ連が崩壊してロシアの風紀が乱れ、チェチェン・マフィアが力をつけます。それを制圧すべくロシア内務省MVDとアメリカFBIが協力してチェチェン・マフィアの有力者を逮捕しようとしますが逮捕時に抵抗にあって彼を射殺。これに怒ったチェチェン・マフィアのボスが、伝説の殺し屋「ジャッカル」を雇い、FBI副長官らを標的にします。その計画を知ったMVDとFBIは元IRAのスナイパー・デクラン(リチャード・ギア)に協力を求めます。しかし顔すら知られていないジャッカルは標的を着実に消していき…

 前作のリアルな『ジャッカルの日』に比べると、個人の感情や因縁をドラマに絡めて、物語も殺し屋vs殺し屋みたいな単純な形にしてしまったので、冷徹なプロフェッショナルのドラマじゃなくて感傷的な人間ドラマになって、筋もフィクションっぽさが目立つという、よくあるハリウッド映画になってしまった感もありました。でもつまらなかったかというと…いや~、かなり面白かった!前作が高く評価されてる作品だと、リメイク物はどうしても割を食ってしまいますよね。同じに作るならリメイクする必要はないわけだし、でも変えると変えた部分がどうしても突っ込まれるし。そういう意味でいうと、前作と切り離し、あくまで娯楽作として観た方が、この映画は楽しめるんじゃないかと。別物と思ってみれば、FBIの捜査をかいくぐるスリリングな展開も見事、ドラマも面白い、最後のFBI副長官の気の利かせ方も秀逸でした(^^)。これはよく出来たクライム・サスペンスだと思います!


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映画『ジャッカルの日』

Jackal no hi フランス大統領の暗殺を依頼された殺し屋を描いた1973年の映画です。フレッド・ジンネマン監督、エドワード・フォックス主演。ちなみに、ジンネマン監督というのは、「尼僧物語」という大名画を撮った監督。「真昼の決闘(ハイ・ヌーン)」という名作西部劇も撮影してます。

 いや~面白かった!!殺し屋とかスパイものの映画は、ありえないスーパーマン系とか、一般人には荒唐無稽すぎるハイテク装備なヤツとかはあんまり好きじゃないんですが、リアル系はメッチャクチャ面白い!この映画の凄いところは、原作者のフレデリック・フォーサイスが、イギリス空軍とロイター通信の特派員の実務経験があった人だったというところ。空想の創作じゃなくって、細部がリアルです。実際に存在するテロリストもこの原作を読んでいたというのは有名な話で(持ち物から原作本が出てきたみたい。イスラエル首相を暗殺したイガール・アミルとか、ブッシュ大統領を20暗殺しようとしたウラジミール・アルチュニアンなんかもこの本を読んでたそうです)、またこの話も史実をもとに作られた創作というのがリアルさを増してます。偽造パスポートの作り方とか、それを見破る警察の捜査の仕方とか、潜伏の仕方とか、それを洗い出す警察の手法とか、実にリアル。これは悪い人が見ちゃいけない映画かも(^^;)。警察もかなり賢くて、予想以上の見事さで殺し屋を追い詰めます。しかし、殺し屋も一流だけあって、暗殺グループ側の仕掛けたスパイの情報をもとに、ギリギリのところで危機を回避し、女性をひっかけて女性の部屋にもぐりこんで息をひそめ、車が割れたという情報をきけば森にかくして車を塗りかえ…観ていて目を離す隙がありませんでした(^^)。やっぱり、とんでもないハイテクを駆使した一般人ではありえないようなスパイものより、こういうリアルな方が感情移入しやすくていいなあ。。そして、ジャッカルの正体にかんする最後の警察の見解が…いやあ、これはいい映画です!有名な映画のうえ、今みても面白さ満点。アメリカ映画ながらヨーロッパ各地で撮影されて観光気分も味わえるし、クライムサスペンス系の映画が好きな人に推薦です(^^)。



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書籍『西洋音楽の歴史 上』 柴田南雄

seiyouongakunorekisi_jou_sibataMinao.jpg ひとつ前の日記で書いた、バロック以前の西洋音楽最良のガイド本というのはこれです!著者の柴田南雄(しばたみなお)さんは、作曲家としても、音大で多くの後進を育てた音楽教育者としても有名な方で、単なる音楽好きが書いてるロックやジャズやクラシックのガイド本とはレベルが違います。それは音楽の形式の分析に思いっきり出てるのですが、そんなわけでグレゴリオ聖歌からルネサンス音楽までの西洋音楽の情報が欲しかったらまずはこれ!詳しいのに難解になりすぎず、ページ数も多くなく、要点がまとめてあってとても分かりやすいです(^^)。

 子どもの頃、親にせがんで「クラシック音楽事典」というとんでもなく分厚い本を買ってもらった事があるんですが、そんな事典本ですら17世紀バロック以前の事は書いてありませんでした。そして、僕が子どもの頃に、アーリー・ミュージックの大ブーム。ところが古楽の情報はとにかく少なくて、CDやLPの解説頼りという状態でした。そんなわけで、僕は古楽関連の本を見つけるたびに読んでいたのですが、これが初心者向けに要約しすぎてむしろわかりにくかったり(「アルス・ノヴァ」と書いてあるだけで説明がなかったり、代表的な作曲家の名前だけ出てたり^^;)、おすすめCDがバーっと出てるだけで書法や音楽史の説明がなおざりだったり。そんな中、この本はメッチャわかりやすかった!その時代の文化的背景、様々な作曲技法や音楽の特徴、そして代表的な作曲家の作曲の特徴、さらに推薦のレコードと、じつに丁寧に、それでいて分かりやすく書いてあります。ルネサンス以前の西洋音楽をアーリー・ミュージックというんですが、僕がこれまで読んできた何冊もの本の中で、アーリー・ミュージックについて一番わかりやすかったのがこの本でした。アーリー・ミュージックに興味ある方は、CDと合わせてこの本を1冊持ってるだけで、音楽がより深く味わえるようになるんじゃないかと (^^)。

 ところでこの本は「上」。僕は「中」と「下1」までは見た事あるんですが、「下2」というのを見たことがありません。未完の本って、読んでる方としてはもどかしいです(^^;)。そういえば幻魔大戦も20巻まで読んでいきなり打ち切りのように終わったし、グイン・サーガなんて90巻あたりまで読んでいい加減あきらめたら、完結する前に栗本さんが他界しちゃったしな。。



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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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