高校生のころ

 高校の頃になっても、音楽に対する興味は尽きませんでした。プレスリー以降の英米音楽のロックやポップスはひと通り聞き尽くしていました。そこで一番興味を惹かれたのがクリームとかヘンドリックス、それにキング・クリムゾンといたロック系の音楽。これらの音楽は、激しい即興演奏が特徴のひとつになっていました。こうしたロックの即興演奏が、即興性の強い音楽であるジャズを聴き始めるきっかけになりました。ジャズは、マイルス・デイビスあたりのメインストリームから始まり、だんだんフリーとかサードストリームみたいなマニアックなものに行きついた感じでした。セシル・テイラーあたりまで来ると、ほとんど現代音楽を聴いている感じでした。
 さらに、クラシックです。クラシックは、なんだか退屈な感じがして、あまり好きではありませんでした。また、ちょっと私には刺激が足りない感じの音楽でもありました。それが、テレビ番組で武満徹さんという日本の現代作曲家の特集を見た途端に、一気に引きこまれました。衝撃でした。ここから、現代音楽と呼ばれるジャンルのクラシック(厳密には、現代音楽はクラシックに入らないそうですが)にはまり、そこからさかのぼる形でクラシック音楽も受け入れるようになっていきました。この頃には、音大を目指すようになっていました。

 たくさん聞いていると、だんだんレベルの高い音楽に惹かれていくのも必然のようで、趣味はどんどんディープな、そしてハードな方向に行きました。有名だからといっていい音楽とも限らず、むしろあまり知られていない音楽にすごいものがありました。音楽の良さと人気のあるなしは、あまり関係ないと思いました。特に、ディープな方に行くと、この傾向が強い気がします。音楽の価値って、たくさんの人から支持を受ける事ではなく、どれだけ音楽そのものの価値に迫れるか、ってところにあるのだと思います。

 高校の時に、音楽に対する大雑把なスタンスが決定したのだと思います。あまり、ジャンルに対する偏向はなく、良い音楽なら何でも受け入れるという感じ。今でも、それが音楽とのいちばん良い付き合い方なんだと思っています。

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中学生のころ

 中学生になった時に、ひとりの友人との出会いがありました。彼はギターが強烈にうまく、中学生1年生にしてジミ・ヘンドリックスの難曲なんかを普通に弾いていました。私と言えば、ギターがどうとかいう以前に、まずロックというものを知らない状況だったので、衝撃は大きかったです。初めてタイガーマスクの後ろ回し蹴りを見た時の感動みたいな感じ(ちょっと違うか)。ジミ・ヘンドリックスという名前を覚えたのも、この時が初めて。私のまったく知らない世界でした。

 以降、この友人は、私の音楽の先生になりました。彼に洋楽を教えてもらい、レコードを貸してもらい、中古レコード屋というものを教えてもらい、楽器屋というものを教えてもらい…。せっせと小遣いを貯め、貯まるとLPやCDを買ったり借りたりして聞くのですが、1枚1枚がまったく新しい世界で、楽しくて仕方がありませんでした。ワクワクしながら音楽を聴いていました。もしかすると、この頃が一番楽しく音楽を聴いている頃だったかも知れません。

 ずっと後に知った事ですが、彼のお父さんは、プロミュージシャンだったそうです。なるほど、そういう環境がないと、なかなか小学生で洋楽をひと通り聞いているなんて事にはならないですよね。彼とはずっと付き合いがあったのですが、社会人になり、いつしか疎遠になってしまいました。彼、今どうしてるのかなあ。

小学生のころ

 小学生の中学年から高学年の頃は、テレビから流れてくる音楽の影響が大きかったです。

 当時の日本の歌謡曲は、「松田聖子のスイート・メモリーズ」みたいな感じで、歌手が主役といった感じでした。これが高校ぐらいになると、「松本隆と大村雅朗のスイート・メモリーズ」みたいな認識に変わっていくんですよね。

 当時の歌手には大きく3つのタイプがあったと思います。アイドル、演歌歌手、シンガーソングライターを含むミュージシャンです。私が特に興味を惹かれたのが、最後のミュージシャンの人たちでした。荒井由実さんの「中央フリーウェイ」とか、中島みゆきさんの「悪女」とか、もう少し後になるとレベッカの「フレンズ」あたりをよく覚えています。曲も、詩の世界も、カッコよく思えたのです。テレビ番組のオープニングテーマも、この頃には歌謡曲が主流になっていました。子供の事ですから世間が狭く、音楽の中心というのは日本のポピュラー音楽だと思っていました。

幼少期

 幼少時の音楽との触れ合いは、テレビとカーステレオ、このふたつを通してだったような気がします。

 幼稚園でも歌を歌う時間がありましたが、興味を惹かれることはありませんでした。でも、テレビの子ど向け番組とか、テレビドラマから流れてくる主題歌やBGMは、すごく好きでした。隣に、少しだけ年上のRくんという人が住んでいたんですが、この人がヒーロー番組のレコードをたくさん持っていて、よく聞かせてもらいました。テレビでは、ウルトラセブンの音楽が強烈な印象として残っています。

 もうひとつは、カーステレオ。父が、よく私を車の助手席に乗せて買い物に連れてってくれました。そこには、大きなカセット状のカーステレオというものが付いていて(カセットテープじゃないんです。ある世代の人だったら、知ってるかなあ)、これで音楽をよく聞いていました。父のお気に入りはハワイアン、映画音楽、西部劇。特に西部劇の音楽がすごく格好良かったのです。私はテレビアニメやヒーロー番組のカセットを買ってもらって、それを聞いていました。


プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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最近気になってるCDとか本とか映画とか
 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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