心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: 映画・テレビ・ゲーム > 映画   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

映画『イル・ポスティーノ』

IlPostino.jpg ニュー・シネマ・パラダイス関連という事で、90年前後の名画系イタリア映画を。イタリアの島が舞台というのも共通してるしね、青年と大人の交流というのも似てるし、選ぶならやっぱりこれかな、みたいな(^^)。「イル・ポスティーノ」は、チリからイタリアの島に亡命してきた詩人と、島に住んでいた郵便配達の青年との交流を描いた映画です。ちなみに、パブロ・ネルーダという詩人は実在した人物だそうです。

 共産党員であるチリの詩人が、イタリアの小さな島に亡命してきます。そこで、漁師の息子で郵便配達員の主人公と交流が生まれます。田舎暮らしの郵便配達員は、世界的に有名な詩人にあこがれを抱き、彼を慕います。そして町の酒場の看板娘に恋をして、結婚をして、そしてチリへの帰国を許された詩人は島を去ります。5年後に詩人がこの島を訪れると…

 いい映画なんだと思いますが、僕にはイマイチわからなかった、ごめんなさい(^^;)。きっと、この映画を理解するだけの知識が僕に無いんですね。詩は現代詩は好きだけどロマンチックなラテン詩はピンと来ないとか、この映画に出てくる第2次大戦後のイタリアでの共産党の位置づけとか、こういうところがもう少し分かっていたら理解できたのかなあ。あ、あと、音楽がバンドネオンを使ったモダンタンゴっぽいんですが、これが妙に幸福感に満ちた軽めの音楽で、映画でけっこう悲しいシーンでも優雅に流れたりして、映画をサラッとしたものにしちゃった気がします。ちょっとしたことでいちいちオーケストラがドッカンドッカン来るような映画もどうかと思いますが、あまりにさりげなさ過ぎると、映像だけではなかなか間が持たないんだなあと思いました。あ、あと、音楽によって、そのシーンの意味って結構変わっちゃうというのは、ちょっとした発見でした(^^)。
 そして、映画の内容には関係ないですが、イタリアの田舎の風景はすばらしい!この映画のロケ地はナポリ沖合のプロチダ島と、シチリア島近くのサリーナ島だそうで、南イタリアの田舎って基本的に超貧乏らしいですが、ただ美的感覚がやっぱり素晴らしい、そこがドイツやアメリカと違う感じ。景色が何となくアルゼンチンのブエノスアイレスに似てるのは、もしかしてブエノスってイタリア移民が多いのかな?美しさと貧乏さがあらわれた何でもないワンシーンですら美しかったです(^^)。ああ、またしても何言ってるのか分からない感想文になってしまった。。



スポンサーサイト

Category: 映画・テレビ・ゲーム > 映画   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』

NewCinemaParadise.jpg名画といわれてるのに見ないまま来てしまった作品。なんかいい映画ないかな~とネットで検索すると、掲示板なんかではこの映画と「スタンド・バイ・ミー」を推す人がけっこういるし、しかも「スタンド・バイ・ミー」はメッチャクチャ良かったので、この映画もいいんじゃないかと期待して鑑賞。あ、そうそう、僕が見たのは120分ぐらいの劇場公開版。他に、170分ぐらいの完全版というのもあるらしいです。

シチリア島に生まれ育った映画好きの少年の人生を追ったお話。イタリア本土から取り残された島は、時が止まったように平穏だけどまずしくて、映画だけが島の唯一の娯楽。主人公の少年も映画にのめりこんたひとりで、映写室にもぐりこんでは映画に胸ときめかせる。ある日、映画見たさにお使いを頼まれたお金で映画をみてしまい、母親に激しく叩かれる。それを見かねた映写技師のおじさんアルフレードが「この子はタダで入れてあげた。お金は映画館に落ちていた」とこの子を助け、これがきっかけで二人の仲が良くなる。少年は成長し、恋をし、失恋し、徴兵され島を離れ…

以降、ちょっとストーリーに言及してしまうので、読みたくない人は◆しるしのところまで読み飛ばして下さいね(^^)。

 ひとりの人の半生を追っているので、ストーリーは長いんですが、重要なのは細かいストーリーではなくって、色々とあった島を離れ、映画のラストで30年ぶりに帰ってきた時のノスタルジー、ここにあるんじゃないかと。子供のころの「あるある」や夢や楽しさがギッチリと描かれ、青年期の恋のときめきや楽しさ、そして失恋の痛手もていねいに描かれ、そのすべての舞台となった故郷を離れ、30年後に帰ってきて、昔の恋人にはじめて会ったころに彼女を写した短いフィルムを見て、涙する。この時、観客が主人公と同じように涙できるためには、子供のころのときめきや、恋や失恋の感触が共有できてないと無理なので、少年期と青年期が丹念に描かれてるんだと思います。でも、丹念に描かれているとはいっても、それぞれの筋はある程度のガジェットになってれば充分なんだと思います。ガジェットとしては、キスシーンの切れ端をつなぐという象徴的な意味とか、なぜ島を出なければならないかの間接的な説明になる映画の上映とか、いろいろあると思うんですが、それは映画や小説によくある「細部が分かるとより楽しい」という程度のもんで、筋の捕捉程度のものと思ってればいいのかも。重要なのは、やっぱり喜びも悲しみもひっくるめ、旅立った地に30年ぶりに戻ってきた時の感触、僕にとってはこれに尽きました。出会った頃の恋人を撮影した短いフィルムを30年ぶりに観るシーンは、涙を押さえきれなくなってしまった。いやあ、こんなのずるいぞ、泣かないわけがないじゃないか(・_・、)。

◆◆◆
 というわけで、ノスタルジーにキュンとなる映画でした。よかったけど90点ぐらいかな?もしかしたら完全版というのを観たら100点になるのかな…。でも、熱狂的なファンがいるというのもすごく分かる気がしました。あ、あと、ストーリーとは関係ないですが…トーキー時代のイタリアの街の風景や人の恰好などが、みていてジーンと来てしまいました。映画について書くと毎度毎度おなじことを言ってしまいますが、世界旅行や時間旅行してる気分になれるのも映画の良さですよね。イタリアというと、僕はサスペリアみたいなホラー映画やゴッドファーザーみたいなマフィア映画で観るばかりだったもんで、すごく良かった!あらためて美しい国だなあ、さすがヨーロッパの中でも古い歴史を持ってる国だなあ(^^)。



Category: 映画・テレビ・ゲーム > 映画   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

映画『ひゃくはち』

Hyakuhachi.jpg 日本の夏の風物詩、夏の高校野球も今日でベスト4が決定、いよいよ大詰めですね!僕は甲子園にけっこう近い所に住んでるもんで高校野球もプロ野球も親近感あります(^^)。そしてこの「ひゃくはち」は、高校野球の映画。なんでも、野球のボールの縫い目は108なんだそうで、人間の煩悩の数と同じ(^^)オオ~。この映画、メッチャ面白かったです!!

 この映画の何がいいかっていうと、甲子園にいくような野球校の野球部の様子がリアルに描かれている事、お涙ちょうだいの感動ものにせず、笑いあり涙あり苦しみあり喜びありで、かたよらずに高校生の感性が描かれてる所、このふたつがよかった!野球部の寮生活で、夜の練習の合間にタバコ吸ったり、監督や部長がプロのスカウトマンや新聞記者と癒着していたり、でも生徒も監督も野球に対して本気だったり。これがやたらとリアル(^^)。ボクは、この時期にやる「熱闘甲子園」という番組が大きらいで、高校野球をわざわざ感動的に演出するあの感性に嫌悪感を覚えます。実際のところは絶対にこの映画みたいな感じだって(^^)。。高校野球で喧嘩やたばこで出場停止になる学校がありますが、自分が学生の時を思い出すと、たばこをまったく吸った事のないやつの方が珍めずらしいっすよね(^^;)、最近の若い人は酒も飲まない車も乗らないという事で、昔よりはそういうのは減ったのかも知れませんが、少なくとも昭和はそうじゃなかった。そこをきれいごとで描かずに、かといってシリアスに書かず、「あ~疲れた、今日も練習ガンバッた、一服したらシャワーして明日の朝練ガンバろう」とリアルに描く所がいい(^^)。あと、年に数回ある休日に合コンして、女子大生とHしちゃうとか、でもそれも純粋に明るい感じでいい(*・∀・)。。いいとか悪いとかじゃなくて、本能ですから、ばれないようにしてみたいのが普通ですよね。一方で、ベンチ入りできるかどうかスレスレの球児のお父さんの気持ちとか、なんとかそこに滑り込もうとする選手の気持ち、もうベンチに入れないと悟って野球部を去る生徒の心情、こういう所も気きっちり描かれてます。というわけで、見ている間に飽きる事が全然なく、すごく面白く見ることができました(^^)。

 高校生の頃の悪ふざけとか頑張りとか友情とか異性関係とかって、まさにこういう感じだったなあと思い出しました。きれいごとで美化しない、かといってドロドロじゃなくって笑いあり涙ありの等身大の青春時代を描いた、大人の鑑賞に堪える素晴らしい青春映画、よかったです!!


Category: 映画・テレビ・ゲーム > 映画   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

映画『タクシードライバー』 マーティン・スコセッシ監督

TaxiDriver.jpg 同じくマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デニーロ出演の映画で、こちらは1976年作。この映画で、スコセッシ監督さんは名を挙げたんじゃないでしょうか?!

 主人公はタクシードライバー。目的もなく、無為に日々を過ごしています。でも、本人がそれでいいと思っているかというとそうでもなく、自分でもなにか空しく思ってるみたい。そんな彼が、夢想をはじめ、銃を手に入れ、自分を鍛えはじめて・・・。

 この映画は、後期アメリカ・ニューシネマに数えられているみたいっす。僕はニューシネマというものの定義がよく分かっていませんが、共通項を挙げるとすれば、主人公が空しさや苛立ちを抱えていて、これがテーマになっているところでしょうか。ニューシネマ全盛期はベトナム戦争の時代なので、そういうところも影響してるかも。この手の理由のわからない空しさとか苛立ちとかって、たくさんの人が若いころに経験してるんじゃないかと思うんですよね。いろいろあるとは思いますが、どうやって生きたらいいのかが分からないとか、よく分からないけどとにかく虚無感にさいなまれるとか。そんなときにとてつもないことを思いついたりすると(貨物船にもぐりこんで外国に行ってしまうとか、1億円強奪とかね^^;・・・夢物語だけど、でもやろうと思えば挑戦は出来るわけだし、実際にやったら善悪はともかく間違いなく人生がガラッと変わる事、みたいな…)、なんか急に希望が湧いてくるような空想。でもたいがいは空想だけで終わっちゃう、みたいな(やったらマズいですしね^^;)。それをそのまま描いたのが、この映画なんだと思います。この映画をいいと思った事はないんですが、でも気持ちは分かるな。人によっては「中二病」「痛いヒーロー像」ぐらいにしか思えないかも知れませんが、ランボーや中原中也の詩とか、ああいうものが分かる人には、なにか伝わる映画なんじゃないかと。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したみたいです。



Category: 映画・テレビ・ゲーム > 映画   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

映画『グッドフェローズ』 マーティン・スコセッシ監督

GoodFellas.jpg スコセッシ監督&ロバート・デニーロの組み合わせと言えば『タクシードライバー』ですが、この映画も両者の組み合わせ。お笑い芸人テルさんの物真似を見てがぜんデニーロに興味を持った妻の要望で借りてきました(^^)。あの物まねを見て笑うにはこの映画のデニーロが最適かと(^^)。あと、この映画で主演しているレイ・リオッタという俳優さん、どこかで見たことある、なんだっけ・・・あ、『ハンニバル』でレクター博士に脳みそ丸見えにされてた人だ!そういえば『アイデンティティー』の夢の中でも活躍してたな・・・いや~、こうやって点と点が結びついていくのって、気持ちいいですね。最近、俳優さんの名前を覚えるのが楽しくなってます(^^)。

 実話を元にしたアメリカのマフィア映画でした。普通の中学生がどうやってマフィアなんて普通じゃない組織に入って、どういう生き方をして、最後にどうなったのか、これが丁寧に描かれています。映画は、トランクに詰めた人に「なんだまだ生きてたのか」と止めを刺すところから始まるんですが、この時点で「男の美学系じゃなくって、パルプフィクションみたいなチープ系かな?」と、嫌な予感。その予感は半分あたり、半分はずれ。内容はチープでしたが、でも面白かった!

 主人公がマフィアの大物でなかったこと、またマフィアを必要以上に美化したり貶したりしなかったところが、リアルで良かったです。大物すぎると「自分とは違うな」となっちゃうんですが、これぐらいの人が主人公だと感情移入できるっす(^^)。そして、マフィアのおっかない所と楽しい所が両方描かれてて、ここもすごくリアル。小学校高学年とか中学校ぐらいの時って、仲間と群れたりするじゃないですか。それで、ちょっと悪い事もしちゃったり。あれって、おっかないだけじゃなくって、楽しいんですよね。この映画に描かれたマフィアはその延長みたいなもんだと理解できました。普通だと万引きぐらいでとまりそうなものが、マフィアに行くレベルになるとちょっと行き過ぎちゃった感じなんだな、みたいな。この映画の主人公は、人生の前半は仲間意識の強さもあって、悪い事やっても怖いものなし、大金は入ってくる、モテる、怖い人とも接触するので肝を冷やすときもあるけど基本はウハウハです。でも、歯車が狂いだすと・・・。
 「グッドフェローズ」というのはマフィア用語で「仲間」「いいやつ」みたいな意味、ここが大事なんでしょうね。この言葉の意味が、映画の前半と後半で違う意味になって、最後にはほとんど皮肉みたいになってしまいます。けっこうシリアスでハードボイルドにまとめた『タクシードライバー』とは違って、僕的にはこの軽妙さはカッコよく見えました。絶対に見るべき映画とは思いませんが、「あの映画、良かった?」と訊かれたら「かなり楽しめた!」と言える映画。そうそう、この映画、ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しているみたい。深い内容より軽薄でもリアリティが評価された時代という事でしょうか。なるほど、1990年代的かも知れません(^^;)。



09 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
アド
これまでの訪問者数
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS