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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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2016年 今年聴いたアルバム 独断と偏見のベスト11!

 今年もお世話になりました!うちにあるCDやビデオの整理をしようとはじめたこのブログの性格上、自分が好きな音楽を聴くだけでなく、売ろうかどうかを決めようとしているCDもよく聴くもので、なかなか自分の大好きなCDのレビューに辿りつかなかったりしているのですが(スライとか、3年半もブログをやっていてなんで書いてないんだろう^^)、それでも振りかえってみると、いい音楽をいっぱい聴いたな~。。というわけで、今年聴いたCDのベスト11です!!

PacoDe_FantasiaDeFlamenca.jpg第11位 デケデケデケデケ(ドラムロールの音)…
PACO DE LUCIA / FANTASIA FLAMENCA!!
 フラメンコギターの大御所ながら、パコ・デ・ルシアさんはちょっと演奏が平たくってフェイバリットじゃなかったはずなんですが、久々にこのセカンドアルバムを聴いたらすごかった!!やっぱりパコさんはフュージョンっぽい事をやるより、ガチでフラメンコやった方が全然いいです。これでも本人は、それ以前の名プレイヤーの演奏を前にして「俺は全然ダメだ」と落ち込んだっていうのだから、プレイヤーの世界というのはどの楽器でも凄いもんだと思います。本物のミュージシャンって、こういうものだと思い知らされました。。

BruceSpringsteen_Nebraska.jpg第10位 デケデケデケデケ…
Bruce Springsteeen / Nebraska!!
 今年の僕の音楽ライフはブルース・スプリングスティーンさんとともに始まりましたが、アコースティックギターとハーモニカだけの弾き語りのこのアルバムが、いちばんジンときました。アメリカン・ルーツミュージックの匂いプンプン、トウモロコシ畑やらロッキー山脈やら貨物列車やら、アメリカの田舎の風景がブワッと目の前に広がって見えちゃうような素晴らしさ。今年、ボブ・ディランさんがノーベル文学賞を取りましたが、純粋に詩だけでいったらスプリングスティーンさんのほうが僕には心に刺さります。素晴らしい1枚!!

MiroslavVitous_ InfiniteSearch第9位
Miroslav Vitous / Infinite Search
 新主流派ジャズの匂いプンプンの超白熱の名演!いや~これも素晴らしかった!!やっぱりヴィトゥスさんは変なシンセストリングスの上でダラダラしたこぎれいな音楽やってないで、最初のウェザーリポートのレコードみたいに、燃えまくった演奏を聴かせてほしいなあ。このレコード、何年かおきに聴くたびに「うお~やっぱりすげえええ」って思ってしまいます。やっぱりジャズはフュージョン直前までが至高ですな(^^)。。

DinahWashington_decca.jpg第8位
Dinah Washington / the fabulous Miss D! -the Keynote, Decca & Marcury singles
 1943年から1953年という時代のジャズヴォーカルの録音。なんたってダイナ・ワシントンの歌ですから悪いはずがないんですが、驚いたのは曲の良さ。僕はジャズのピアノで10年ぐらい食べていたので、レパートリーとしてスタンダードはけっこう演奏できるんです。でも、ここには今ではあまり演奏さ有れない曲も結構入っていたんですが、これがいい曲が多くてびっくりしました。あと、アレンジもしっかりしているのが軽い驚き。これは当時のアメリカの商音楽ですが、今の商音楽がどれだけクリエイティブも無ければ仕事も雑であるが分かってしまった。。

Boulez_Debussy_Yasoukyoku_umi.jpg第7位
ブーレーズ指揮・クリーヴランド管弦楽団 / ドビュッシー:海・夜想曲・遊戯 他
ドビュッシーの大名曲「海」のあの冒頭のイントロのフワァーってした音を聴いただけでノックアウトです(^^)。作曲家の音の重ね方はもちろん、ホールの音の良さ、オーケストラの音の素晴らしさ、録音の良さ、そしてメッチャクチャにアンサンブルを整理して伝える指揮者ブレーズの素晴らしさと、非の打ちどころがないっす。もう、こんな音出されたら、人生の至福以外の何ものでもないじゃないですか。人生で何十回聴いたCDだかわかりませんが、聴くたびに至福ですね。やっぱりすごかった。。

sonics_here.jpg第6位
THE SONICS / HERE ARE THE SONICS!!!
ブレーズ指揮のドビュッシーよりこっちの方が上なのかと言われると何とも答えようがないんですが(^^;)、しかしガレージパンクの爆発力やぶっ壊れ感の凄さって、やっぱりそれはそれで音楽のすごいところを的確にとらえてるんじゃないかと思うんですよね~。人間、綺麗なだけじゃダメなんだぜ、PTA推奨やゲイジュツみたいなのはまっぴらごめんだよ、みたいな。。パンクやグランジが子供に見えちゃうこの凄さ、初期ガレージパンクのパワーはやっぱりすごかったです!!必殺の1枚。

CCC.jpg第5位
Creative Construction Company
 フリージャズにも色々ありますが、ガレージパンク的な凶暴な爆発力にインテリジェンスが加わったようなタイプのフリージャズが一番好きです。とはいえ、音楽を聴くのが、どうしても仕事中が一番多くなっている今の僕のライフスタイルでは、フリージャズや現代曲はあんまり聴いてられないんですよね(^^;)。そんな中、今年久々に聴いたこの一枚は素晴らしかった!!なんといっても凶暴でありながらインテリジェンス、強烈です(^^)。なんというのかな、子供のころはロックが一番ハードな音楽だと思ってたんですが、こういうのを聴いたら、ロックなんて大人しくっていい子ちゃんの音楽だったんだなと思うようになってしまった…

BuenaVista.jpg第4位
BUENA VISTA SOCIAL CLUB
 ブログの性格上、CDの事ばかり書いてますが、今年はライブもよく見に行ったし、人前で演奏する機会も何度かありました。今年に行ったライブのナンバー1は、ブエナビスタの解散ツアー!!いや~~~~すばらしかったあああああ!!!…あ、ごめんなさい、興奮してしまった。。えっと、このCDの何が良いと言えば、キューバの異国情緒がプンプン匂ってくるところ。楽園時代のキューバ音楽とほとんど変わらない事やってるんです。音で体験する世界旅行の気分。このCDを流すだけで、自分の部屋がカリブ海の木造りの安い宿の一室みたいなムードになってしまいます(^^)。

TondaCouple.jpg番外編:今年読んだ本のベスト
さて、ベスト3発表の前に、レコード以外のもので、今年みた本や映画からよかったものをひとつ。
翔んだカップル
いや、冗談じゃなくって、マジです(^^)漫画です。まちがっても、テレビ版や映画版じゃありません(そっちはそっちでいいんですが)。アホみたいに思われるかもしれませんが、なんというか…時代が70年代から80年代に変わっていったときの、あの時期の日本の雰囲気みたいなものが、これほどよく伝わってくるものもないなあ、みたいな。これほど自分が高校生の頃の心境と合致するものもありません。学校という閉鎖した空間で過ごす高校の3年間なんて、あとから考えたらぬるま湯もいいところだったと思うんですが、それでも当人にしてみれば「僕には大問題だ ややこしくて」ってなもんなんですよね。その頃の甘酸っぱい感じとか、ちょっと切ない感じとか、それをモロに感じる本でした。

KingCrimson_Island.jpg第3位
King Crimson / Islands
 ついこの前書いたばっかりですが、やっぱり素晴らしかった!!最初の解散までのキングクリムゾンは、大傑作のオンパレードですね。そのなかではあまり目立たないアルバムだと思うんですが、しかしその素晴らしさは尋常じゃなかったです。古楽も現代曲もジャズもロックも、全部ひっくるめたうえで一番いい音楽を作り上げる…こんな事やられたら、いい物になるに決まってるし、しかもそれを実際にやれるところが凄いです。最初の解散までのキングクリムゾンは、(公式ライブ盤とポセイドン以外)全部聴かないと駄目です。それぐらい素晴らしい~。。

gieseking_debussy_images.jpg第2位
ギーゼキング(pf) / ドビュッシー:映像、版画 ほか
 僕がピアノを少しだけかじったことがあって、しかも音大時代にフランス音楽を中心に勉強したせいなのかもしれませんが、このレコードは本当に感激!!なんで1台のピアノからこんなに色んな音が出せるんだ?驚愕です。そして、それがまた色彩感覚の凄いドビュッシーの音楽に実にマッチしてます。ただし、録音がふるくって決して音が良いレコードとは言えないので、そのあたりを脳の中で補完できる人じゃないと厳しいかも。逆にいえば、ピアノを演奏する人だったら、死ぬまでに避けては通れない1枚じゃないかと思います。

Diego Schissi Quinteto - TIMBA 第1位
Diego Schissi Quinteto / TIMBA
 唯一、今年発表されたCD(^^)。やっぱりリアルタイムなものは最前線をいっている感じでスゴイ!!これはアルゼンチンのタンゴ系のピアニスト&バンドマスターの作ったCDですが、タンゴをベースにしつつも、ジャズの和声感覚とか、クラシック的な劇的な音楽展開とか、とにかくスリリングで素晴らしい!!音楽って、ひとつのジャンルで職人技を披露していればよいような時代じゃないんでしょうね。色んな音楽を自宅で聴けるようになった今の時代だと、それらを前提にしてどういう音楽を作り出すか、というのが、最前線の人たちなのかも。そういえば、去年の上位もそういう音楽が多かったです。キングクリムゾンもそういう側面があるし。

 こうしてみると、ワールド3枚、ジャズ3枚、ロック3枚、クラシック2枚ですか、散りましたね(^^)。やっぱり色んな音楽を聴くのが一番楽しいなあ、毎年ハワイ旅行をするんじゃなくって、毎年違う世界を見に行きたい、みたいな感じでしょうか。少し残念だったのは、今年はワールドといっても古い民族音楽はあんまりきかなかったんだなあ、大好きなジャンルなのに。つまり、地域は散ったものの、みんなドミナント系の音楽ばっかりだったわけですね、かたよってしまった(^^;ゞイヤァ。。あと、去年は日本人アーティストを3人も選んだのに、今年はゼロ。聴きたい日本人アーティストの新譜CDは何枚かあったんですが、買えなかった(>_<)。。林正樹さんという作曲家ピアニストのCDとか、とっても気になってるので、来年はぜひ聴きたいです。新譜に関して言うと、ここ数年は日本人の方が凄い音楽を作ってるように感じます。海外はどこか媚びたような作品が多い中で(アメリカなんて終わってる…)、これは本当に凄いと思います。今年もお世話になりました。それではみなさん、良いお年を(*^-゚)/~♪!!

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2015年 このブログで取りあげたアルバムのベスト10!

 今年もお世話になりました。フリーランスのデザイナーという仕事柄、収入は低く拘束時間も異常に長いものの、仕事中に音楽を聴いていても怒られないという特権を生かして続けているこのブログですが、今年このブログで扱ったアルバムで、ベスト10なんてやってみようかと(^^)。採点基準は…ありません、ほとんど僕の気分(^^;)。というわけで、さっそく発表!

SoftMachine5.jpg第10位
デケデケデケデケ(ドラムロールの音)…『Soft Machine / 5』!!
 これは大好きなロック(フュージョンと言った方が近いか?)のアルバムで、昔は超愛聴盤でした(^^)。ただ、好きで聴きすぎて飽きてしまってしばらくご無沙汰だったんですが、久々に聴いたらやっぱり良かった!!ロック系唯一のランキングっす(^^)。とはいっても、これを聴いて「ロックだ」と思う人はあんまりいないかも(^^;)。。

GilEvans SteveLacy第9位
デケデケデケデケ…『Gil Evans, Steve Lacy / PARIS BLUES』!!
  エレクトリックピアノとソプラノサックスの音の美しさ、リラックスしつつすごく抒情的なプレイがたまりません!!これも昔よく聴いたCDなんですが、最近聴いていなかったものだから、久々に聴いたら感動がよみがえってきてしまいました。もし、今年がこのCDの初体験だったら、新鮮度も加わってもっと上のランキングだったかも。

Gould_Goldberg81.jpg第8位
デケデケデケデケ…『グレン・グールド(pf) / J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲』(81年盤)!!
 音大生のころによく聴いていた1枚。でも、ピアノを諦めてからは、クラシックのピアノを聴くのがトラウマになってしまい(たぶんコンプレックスもあるんじゃないかと^^;)、しばらく聴いてませんでした。しかし久々に聴いたら…うわあ、すげえ。見事な解釈、素晴らしい表現、楽器の完璧なコントロール、これは感動ものです。でもやっぱり旧譜は旧譜であって、どこか今の音楽の最前線とずれてしまっているんだな…と感じたのは、意外な発見でした。でもすごかった。

RussianChurchMusic.jpg第7位
『Russian Church Music』!!
 いや~、この神がかりの無伴奏合奏には度肝を抜かれました。また、旧ソ連時代は政治的に禁じられていた歌が、森の奥底に隠された秘密の境界で歌い継がれ、そしてソビエト崩壊とともに復活したというところがまたすごかった!それだけに、音楽のための音楽という感じではなく、本当に「祈り」そのものという感じなんですよね。これは凄い。絶対に聴くべきです。

Purcell_Sonatas of 3parts第6位
『パーセル:3声のためのソナタ』!!
 これも昔からの愛聴盤。もし今年がパーセル初体験だったら、衝撃度からして1位だったかも。これは若い頃の僕が、その音楽観を根底から覆された1枚で、音楽というのは人間的に、エモーショナルに表現できれば出来るほど良いと思っていたのが、響きそのものだけで超越的な美しさになってしまうのかと背筋の凍りついた一枚。これで3声なんて信じられません。

Ladysmith_Liph.jpg第5位
 『Ladysmith Black Mambazo / liph' iqiniso』!!
 ワールドミュージックの凄さって、自分が当たり前と思っていた常識の外に、まったく違う形や価値観をもつものがある事を伝えてくれる所がとにかく素晴らしい!!世間が狭いというだけで、ほとんど罪です、ワールドミュージックが苦手なんて言っていたら勿体なさすぎです(^^)。。レディスミス・ブラックマンバーゾはアフリカのコーラスグループとはいえかなり西洋化されていますが、それでもこのアフリカの声の音楽の凄さと、聴いているだけで暖かい気持ちになるような至福の感覚は素晴らしかった!!

KikuchiMasa_AfterHours.jpg第4位
『菊地雅章 / AFTER HOURS』!!
 ジャズバンドに参加して、ジャズの勉強に明け暮れていた頃、よく聴いた一枚です。最初はビル・エヴァンスとかマッコイ・タイナーとかとかハービー・ハンコックとかを一生懸命勉強して練習して、ライブで演奏してたんですよ。しかし、菊地さんの音を聴いてぶっ飛ばされました。自分がやっていたのは西洋かぶれの単なる物まね、職業音楽家になるための訓練にはなってるかもしれないけど、本当の意味での創造とは全然違う事をやっていた…と思わされた1枚でした。それまでは「日本のジャズなんて」と思っていたのが一変、以降は富樫雅彦さんやら高柳昌行さんやら、欧米ではありえないタイプのものすごい音楽を作り出している人の音楽に陶酔。日本のフリージャズと日本の現代音楽は芸術家の宝庫、という事を僕に教えてくれた1枚でもありました。日本人ミュージシャンって、最初はみんな軽く見るんじゃないかと思いますが、それが誤った認識である事を思い知らされた1枚でもありましたね~。

KondoHideakiAsyl.jpg第3位
『近藤秀秋 / アジール』!!
 とはいえ、日本の現音とフリージャズの全盛期は60~70年代で、以降は絶滅へ一直線…かと思ったら、今年発表のこれは凄かった!今年リリースの作品に限定するなら、これがナンバーワン。凄いミュージシャンというのは今でも探せばいるもので、純邦楽もジャズもクラシックも全部ひっくるめてその先の音楽を構想してしまったこの音楽は凄かった!!70年代は間章さんとか清水俊彦さんとか、自分の意見で「これが凄いんだよ!」と伝えてくれる気骨と審美眼を持った本当のジャーナリズム精神を持った良いライターがいたけど、現在ではほとんどいなくなってしまった、という事なのかも。紹介者がいなくなっただけで、凄いミュージシャンは今も生きてるんだと、嬉しくなった1枚でもありました。間章さんとかが生きていたら、きっと絶賛していた一枚じゃないかと思います。
 *追記:web magazine の「JAZZTOKYO」では、このアルバムが年間ベストアルバム国内編に、トップで取りあげられていました。聴く人は聴いているんですね、良いライターがいなくなったなんて言ってスミマセンでしたm(_ _)m。

Ravel_PianoConcerto_Argerich.jpg第2位
『アルゲリッチ(pf) / ラヴェル:ピアノ協奏曲、夜のガスパール、ソナチネ、水の戯れetc.』!!
 後で知ったんですが、これは有名すぎるぐらいに有名な演奏らしいです。クラシックのピアノを学んでいたくせに、こんな事も知らないなんて(^^;)…でも、フランス近現代が専門だったし、仕方ないか。このCD、地元の神戸のタワレコで特売コーナーで買ったんですが、もの凄かった!いや~、若い時にこれに出会っていたら、もしかすると現代音楽の作曲ではなく、ロマン派のリサイタリストの道を目指したかも…いやいや、ピアノが下手だったからリサイタリストになるのはどのみち無理でした(^^;)。。でも、そのくらい凄い演奏、有無を言わさぬもの凄さです!!じゃ、なんで1位じゃないかというと…やっぱり旧譜は旧譜というだけでも弱点があるというか、現代とは既に美観にずれが生じ始めている場所をちょいちょい感じるんですよね。でも、初体験の人にとっては、そんなふうに聴こえるはずもないと思うので、大推薦です!あ、あと、これ今定価1000円で売ってますが、これを1000円で売られたら後進の日本人クラシックピアニストはたまったものじゃないだろうな…な~んて、人の心配までしちゃいました(^^;)。

KitaNaoki_Winter.jpg第1位
さて、待望の第1位は…デケデケデケデケ…『喜多直毅 / Winter in a Vision』(ノ^-^)ノ!!!
 これは度肝を抜かれました!まさに衝撃、CDをかけ始めてから終わるまで、息もできないものすごさ(それは言い過ぎか)。タンゴなんて題材程度のものではるかその先を行く凄さ。喜多直毅さんも菊地雅章さんも近藤秀秋さんもそうですが、人気商売とかエンターテイメントなんてところにはまったく無関心で、徹底的に音楽そのものを突き詰めるストイックさとか凄さ…みたいなところに、一部の日本人ミュージシャンの共通項を感じます。これって、西洋のプレイヤーにはなかなか感じられない傾向。俗っぽい部分なんてはるか彼方、音楽のみを真剣に追及している真剣勝負の凄みを感じます。これも、大きな音楽誌がぜんぜん取りあげなかったのが信じられないレベルのものすごい音楽、歴史に残る大名作と思います。

 こうしてみると、僕が選ぶとどうしてもピアノひいきになっちゃいますね(^^)。それにしても、今年も良い音楽をたくさん聴くことの出来た、良い1年でした(^^)。もし自分の生活の中に音楽がなかったら、けっこう素っ気のない日々になる気がします。貧乏だし仕事ばかりで忙しいけど、心のやさしい奥さんと気まぐれな猫(先週、大事なレコードをバリバリにしてくれました>_< )、そして良い音楽に囲まれて、自分の夢も少しだけど叶えられて、嫌な事もあったけどトータルでは良い1年でした。来年もいろいろ大変そうだけど、前を向いて歩んでいきたいなあ。それではみなさん、良いお年を(*^-゚)/~マタネ♪!!


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2014年に聴いたアルバム 独断と偏見のベスト18+α!

*この記事は、2019年1月4日に書いたものです。2014年にこのブログで取りあげたCD中からのベストセレクションという記事なので、2014年12月31日に移動させていただきました。

 明けましておめでとうございます!みなさん、お正月はいかがお過ごしで下でしょうか。心機一転の2019年冒頭は、2014年のベストです(゚∀゚*)エヘヘ。
 実は、2013年と2014年の年間ベストをやってないのです。僕はこのブログに自分が聴いてきた音楽アルバムのすべてを書き残そうと思ってるんですが(もう手放しちゃったのは無理・_・、。本も、もう全部書くのは無理かな…)、2013年と14年のベストをやっとかないと、自分にとってのベストが残せない気がして気持ち悪いのです。しかも、2013~14年はブログを始めたばかりのころで、自分にとってヘビーローテーションのアルバムを大量に取りあげてるんですよ。というわけで、取り急ぎ2014年の年間ベストを!

foghat_live.jpg第18位
『FOGHAT / LIVE』

 18位ではありますが、これは中学生の頃からずっとヘヴィーローテーションで聴いてる超フェイヴァリットな1枚です!聴いてノリノリになるんで、掃除をする時も洗濯をする時もしょっちゅうかけてます(^^)。数あるロックのライブアルバムの中でも、僕の中ではベスト5には確実に入る1枚です!

AnitaOday_PickYourselfUp.jpg第17位
『Anita O'Day / Pick Yourself Up』

 ジャズの女性ヴォーカルで誰が一番好きかというと、やっぱりアニタ・オデイなんじゃないかと。アメリカ上流階級の上品さと、ジャズの下世話さという、アメリカにある対照的な階級のいい所がどちらも入っている人だと感じます。人にアニタ・オデイのレコードを1枚だけ薦めるなら、やっぱりこれです(^^)。

Iron Maiden第16位
『IRON MAIDEN』

 僕が若い頃、アイアン・メイデンはすでに中年で、「ジジイになってメタルとかやっていたくねえよな」なんて、メタル好きの友達と話していました(^^;)。というわけで、アイアン・メイデンは舐めてたんですが、このデビューアルバムを聴いたらぶっ飛んだ!メタルどうこうじゃない、若い頃のフラストレーションをそのまま音にしたような音楽、有り余るエネルギーに痺れた1枚。このおさえきれない何かをロックというんだな、な~んて思ったもんでした(^^)。

HumblePie.jpg第15位
『HUMBLE PIE』

 安易にロックンロールに流れがちなハンブル・パイですが、これは奇跡の1枚、骨の髄まで本気で音楽していて、しびれました。1曲目がとにかく見事、そしてロックのヴォーカルの中でこれ以上のものはなかなかないというスティーヴ・マリオット生涯ベストのパフォーマンスが見事!これも青春の1枚でした(^^)。

JimHall_LiveVillageWest.jpg第14位
『Ron Carter & Jim Hall / Live at Village West』

 ドラムレスのジャズがどれだけカッコいいかという事を思い知らされたアルバム。めっちゃクール、そしてパーフェクト!アドリブでここまで見事に音楽を作れるのかと、ビビりまくった若い頃の僕でした。ピアノなら分かるけど、ギターでこれは神技でしょう。。

ZZtop_RioGrandeMud.jpg第13位
『ZZ TOP / Rio Grande Mud』

 80年代の単純でデジタルドラムなZZトップしか知らなかった僕は、初期の凄さをまったく知らなかった。。ジミヘンがのけぞったというビリー・ギボンスのギターのいなたさがムッチャカッコいい! ZZトップの2~4枚目の前ではオールマン・ブラザーズ・バンドもレーナード・スキナードも霞んでしまいます。青春の1枚でした。

ChetBaker_Touch OfYourLips第12位
『Chet Baker / Touch of Your Lips』

 センチメンタルという事の深さに触れた気がした1枚。、これが心に突き刺さるのは芝居でやってるからではなくて、本当に悲しみを背負ったまま生きているからなんじゃないか…そんなふうに思わされる、ジャズ・ヴォーカルのチェット・ベイカー生涯の傑作です。チェット・ベイカーはこれのほかにもうひとつ、ポール・ブレイとやっているものすごいアルバムがあるんですが、それもいつか紹介したいと思います(^^)。

FrankZappa_ShutUpGuitar.jpg第11位
『Frank Zappa / Shut Up 'n Play Yer Guitar』

 フュージョン期のフランク・ザッパのライブでのギター・インストだけを集めた特殊なアルバムですが、曲とギターが凄すぎて痺れまくった!ザッパの悲劇は、どんどんショービズ化していくロック界の音楽レベルとザッパの音楽レベルが違いすぎた事なんじゃないかと。振る舞いがニヒルになのは、そこに原因があるんじゃないかと。ロックからは生まれるはずもなかった次元の音楽が生まれた、奇跡の1枚と思います。

MizzurnaFalls.jpg番外編:心に残ったテレビゲーム
『ミザーナ・フォールズ』 PlayStationゲーム

 ベスト10の前に、音楽以外のものをひとつ。アメリカの大ヒットテレビドラマ「ツイン・ピークス」のような世界を堪能できるゲームです。ちょっと肌寒そうなアメリカの田舎町で、ダイナーがあって、森林作業をする労働者が夜に集まるバーがあって、高校があって…僕にとってはゲームなんて2の次、アメリカの片田舎で本当に生活してる気分になれるヴァーチャル・リアリティ。のめり込んだゲームでした!

Koukyousi999.jpg第10位
『交響詩 銀河鉄道999』

 宇宙戦艦ヤマト、ウルトラセブンなどなど、子どもの頃に、管弦楽の響きに魅了された体験がわずかにあるのですが、これもそうした体験のひとつ。感激しました。音楽だけじゃなく、映画の素晴らしさとの相乗効果で、今も聴くと涙が出てきてしまいます。。

CarmenMcRae_GreatAmerican.jpg第9位
『Carmen McRae / The Great American Songbook』

 歌がうまい!演奏が大人!これが大人の音楽というもんだとため息の出た1枚です。こういうレコードに出会って、色々と卒業し、徐々に大人になっていったんだなあ。特に、ジョー・パスの歌伴がすばらしすぎ。今の日本は、大人の聴く音楽が極端に少ないのが不幸ですよね。音楽文化が未成熟なんですよね。

FrankZappa_Weasels.jpg第8位
『Frank Zappa (the Mothers of Invention) / Weasels Ripped My Flesh』

 フランク・ザッパほど、レコードがいっぱいあり過ぎて何から聴いていいか分からないロック・ミュージシャンもいないんじゃないかと。名盤として挙げられる機会のない1枚ですが、僕がザッパのレコードで1枚だけ無人島に持っていくなら、これです。「ザッパはよく分からない」という方は、これを聴いて欲しいです。アヴァンギャルドでポップでジャズでガレージという、お気楽にいつまでもドミソをやり続けてるロックをあざ笑う1枚。これが分からないというなら、僕もあなたをあきらめます(^^;)。

AshRaTempel.jpg第7位
『Ash RaTempel』

 バッドトリップのサイケデリック、同時に見事な劇的構成を持つプログレッシブ・ロック、そして忘我の境地で演奏に入る演奏状態の理想的な状態。ジャーマン・ロックの素晴らしさのすべてがここに詰まってる感じ、アシュ・ラのデビュー作です!それまでイエスだのフロイドの狂気だのをプログレだと思っていた自分が恥かしくなったほどに衝撃を受けた1枚でした(^^;)。

CharlesMingus_InAmeterdam.jpg第6位
『Charles Mingus / IN AMSTERDAM 1964』

 あれ?ジャズって高度な音楽だと思ってたのに、実は同じようなコード進行の曲をアドリブ変えてやってるだけのエンターテイメント音楽なんじゃないかい?というのが、聴き始めて半年もたったころに自分が思ったジャズの感想。そんな中、チャールズ・ミンガスの60年代の音楽に出会い、吹っ飛ばされました!うおお、なんだこの戦闘的でプログレッシブなジャズは?!一撃で虜になり、この時代のミンガスのレコードは中古盤屋で見かけるたびに、片っ端から買いまくりました。これはその中のベスト・パフォーマンス、ドルフィーの参加したライブです。これはマジでカッコよかった、ジャズが一番燃えたぎっていた時代のジャズです!

Once Upon a time in the west soundtrack第5位
『エンニオ・モリコーネ楽団 / "ウエスタン" オリジナル・サウンドトラック』

 モリコーネの映画音楽をいいと思う人っていっぱいいると思いますが、僕もそんな一人でございます。その僕が、モリコーネの書いた映画音楽でいちばんいいと思っているのは、「荒野の用心棒」でも「夕陽のガンマン」でもなく、「ウエスタン」なのです!映画もなかなかの作品ですが、映画よりも音楽が圧倒的にスバラシイ!!

PeterBrotzmann_Berlin71.jpg第4位
『Brotzmann, Van Hove, Bennink plus Mangelsdorff / LIVE IN BERLIN '71』

 聴いたことのない方は、絶対に聴かないといけないアルバムです。過激めのパンクやメタルを「すげえ」なんて言ってた自分が一瞬でガキに思えて、一気にロック卒業となってしまったフリージャズの大名盤!ペーター・ブレッツマンのレコードは大量に出てますが、僕的にはマシンガンのはるか上を行く、ベスト・オブ・ブレッツマンの1枚です(^^)。

AnthonyBraxton_Townhall.jpg第3位
『ANTHONY BRAXTON / TOWNHALL 1972』

 若い頃から何度聴いてきたか分からないほどに衝撃を受けたフリージャズのレコードです。フリージャズというと、「デタラメ」「即興」という面が強すぎて、「もう少しきちんとコンポジションされてたらなあ」と思うものも少なくないのが正直なところ。現代音楽はその逆で、「これで演奏に迫力があったらなあ」みたいに思うものが多かったり。結果、現代音楽とフリージャズを交互に聴くという青春時代を送ったのですが(^^;)、このアルバムは…おお~、その両方が満たされてる、すげええええ!!アルバム前半はめっちゃくちゃ高度にサンサンブルされつつもジャズアドリブの良さがギッチリ詰まった音楽、後半はもうほとんど現代音楽です。3位から1位までは、順位の意味はほとんどなし、どれも1位と思ってます(^^)。

Bulgarie_cathedral.jpg第2位
『ブルガリアン・ヴォイス / カテドラル・コンサート』 LE MYSTERE DES VOIX BULGARES

 民族音楽の恐ろしい所は、その音楽だけを若い頃から死ぬまでひたすらに演奏しているからか、熟練度が半端ない事です。熟練した民族音楽のプレイヤーの前では、クラシックの演奏家も職業演奏家も歯が立ちません。東欧からロシアにかけての声楽のレベルの高さは地球最強と思っていますが、ブルガリアの民族音楽のプレイヤーとプロ作曲家が手を組んで完成させたブルガリアン・ヴォイスは世界遺産ものの凄さ!特に、教会コンサートの録音であるこのCDは音の迫力が段違いで、有名なブルガリアン・ヴォイスのCDなんか目じゃないほどの破壊力。こんな音楽に出会えて、本当に生まれて良かったと思えるほどでした。

Solti_Bartok_Gencele.jpg第1位
『バルトーク:弦・打・チェレスタのための音楽、ディヴェルティメント、中国の不思議な役人 ショルティ指揮、シカゴ響』

 クラシックって、やっぱり芸術音楽として相当高い位置にある音楽だと思います。バルトークは衝撃を受けた作曲家のひとりで、メシアン、シェーンベルク、武満徹あたりと並んで、自分の人生を大きく変えられたといってもいいほどの大作曲家。その中でも、弦チェレと弦楽四重奏第3~4番は至宝だと思ってます。実は、ショルティ&シカゴ響の演奏よりもいいと思うものもあるのですが、若い頃に聴いた衝撃の思い入れが強すぎて、僕にとっての弦チェレのレギュレーションはこれになっちゃってるんです(^^)。

* * * * *
 いや~さすがにブログを始めた頃なので、いいレコードをたくさん取りあげてて、ベスト10ではおさまりきらなかった(^^;)。この頃はロックのレコードを整理していて、ロックを取りあげる事が多かったんですね。あんまり「良くない」みたいな事は書きたくなくて、聴いて「あ、これはもう卒業かな」というものは書かずに手放したものも結構あったんですが、いま思えばそういうのも書いておけばよかったな。書かなかったものだから、もう一生思い出す事もなくなってしまった気もするし。人間が記憶で出来ているとしたら、聴いた音楽や読んだ本って、自分の一部を形成してると思うんですよね。今後は、読んで下さった人が不快にならないよう注意しつつ、嘘のないようにちゃんと書くブログにしようかな…って、よく考えたら「もうちょっと気を使えよ」というぐらい、本音ばっかり書いてますね、すでに(^^)。。今年もどうぞよろしくお願いします!!
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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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