心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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2017年 今年聴いたアルバム 独断と偏見のベスト10 +α!

 なんという事でしょう、1年はあっという間です。今年もお世話になりました!今年はメッチャ感動したCDってそんな聴かなかったな…って思っていたのですが、振り返ってみたらメッチャメチャ感動しておりました(^^)。やっぱり、今年初めて聴いたり読んだりしたもので「これはすごい」と思ったものは、昔からいいと思っていたものよりもインパクトがありますね。たとえば、チャーリー・パーカーのダイアル・セッションとかバックハウスのベートーヴェン・ピアノソナタ全集とかは、やっぱりメッチャ素晴らしかったんですが、昔から素晴らしいと思っていたので衝撃度が薄かったというか(^^)。というわけで、あくまで僕個人が今年聴いたCDの中で「これはメッチャよかった!」というものをベスト10プラスαで!

Jeff Beck There and Back第11位 デケデケデケデケ(ドラムロールの音)…
『Jeff Beck / There and Back』
 やっぱりジェフ・ベックの演奏するロック寄りのフュージョンはカッコいい!!このアルバムは昔からそうとうに気に入っていまして、1年のうちに何回かは聴くんですが、今年やっとブログに書くことが出来た感じでした(^^)。ジェフ・ベックのギターはもちろん、リズム隊の作るグルーブが気持ちいい!曲がカッコいい!ロック、いいなあ。

ElizabethCotten_Folksongs.jpg第10位 デケデケデケデケ…
『Elizabeth Cotten / Freight Train and Other North Carolina Folk Songs and Tunes』
 アメリカのルーツ・ミュージックの伝説的なギター弾き語りシンガー、エリザベス・コットンです!戦前ブルースの超絶プレイとはまた違う意味での超絶プレイ。右利き用のギターを、弦を逆に張り替えずにそのまま左で演奏するそのプレイは、CDを聴いてもすごいですが映像を見るとさらに恐れおののきます。アメリカに限らず、フォークロアにはこういうとんでもない人が潜んでるんですよね。。

Octopus Daughter 2第9位
『Octopus Daughter / Ⅱ』
 ゲームミュージックとポップスとフュージョンとプログレが混じったような日本のDTM系のヴォーカル・ミュージックです。思いっきり自主製作なインディーズですが、今年聴いた日英米のどのチャート・ミュージックよりも良かったです。こういうものをいいと感じるというのが、ビデオゲーム全盛期が青春時代だった僕の世代の特徴なのかも(^^)。

Count Basie The Basie Big Band第8位
『Count Basie / The Basie Big Band』
 昔からジャズのモダン・ビッグバンドの名盤として知られている1枚ですが、真剣に聴いたのは今年が初めて。そして、僕のカウント・ベイシー像を思いっきり覆されました。スイング期のビッグバンド・ジャズの印象なんて吹き飛びました。超モダン、アレンジが強烈にカッコいい!PABLOのビッグ・バンドのレコードでは、エリントンのものでやっぱり超モダンなものがあるんですが、それもいつか紹介したいです(^^)。

Horowitz_ChopinCollection.jpg第7位
『Vladimir Horowitz / CHOPIN COLLECTION complete chopinrecording on RCA』
 ホロヴィッツが7位なんて、つけてる自分ですら選者を疑ってしまいますが(^^;)、このCD、もし僕がこれを今年初めて聴いていたとしたら、間違いなく1位だったんじゃないかと。そのぐらいの神がかりな演奏。クラシックのピアニストやヴァイオリニストのトップレベルは、怪物レベルの人が多いですが、その中でもホロヴィッツの演奏は何回聴いても鳥肌ものです。こんなの音楽が好きなら聴いてないとか許されないレベルの歴史的遺産だと思います。

Johnny Winter - Nothin But The Blues第6位
『Johnny Winter / Nothin' But The Blues』

 これは強烈、ホワイト・ブルースなんて言われる音楽がありますが、これはその中でも1・2を争う大名演だと思います。って、バックバンドは思いっきりマディ・ウォーターズのバンドなので、これをホワイト・ブルースと呼んでいいのかは分かりませんが。ジョニー・ウインターのギター演奏がいちばんすごいアルバムも、これかファースト『Johnny Winter』のどちらかじゃないかと。いや、こっちの方が上だな(^^)。

PaulDesmondQuartet_EastOf TheSun第5位
『Paul Desmond Quartet / East of the Sun』

 ジャズの室内楽アンサンブルの鳥肌ものの快感を味わえるアルバムです!ポール・デスモンド個人というより、デスモンド(sax)、ジム・ホール(gtr)、パーシー・ヒース(bass)、コニー・ケイ(dr) のアンサンブルが素晴らしい!!ジム・ホールとコニー・ケイの鈴が鳴っているような美しいサウンドは、ウエスト・コースト・ジャズならではだと思います。そして、とても知的で大人な音楽です。

Mississippi John Hurt The Immortal第4位
『Mississippi John Hurt / The Immortal』

  思いっきりレイドバックしたアコースティック・ブルースです。ブルースというより、限りなく合衆国のフォークに近い感じです。もう、この気持ちよさに思いっきりやられてしまいました。「癒し」なんて言葉がありますが、なまじっかな事では癒されない僕が、心の底からため息をついて、全身から力が抜けてしまいました(o´ω`o)。ミシシッピ・ジョン・ハートの有名作は他にありますが、僕はこれがいちばん好きです(^^)。

OngakunoGenri.jpgCharlieParker no Gihou番外編:今年読んだ本のベスト2
『音楽の原理』
『チャーリー・パーカーの技法』

 今年は音楽に関する本をたくさん読んだ1年でした。その中で、強烈に印象に残る本が2冊ありました。『音楽の原理』は、音楽の神秘が解かれていく瞬間を味わわされるような、読んでいて鳥肌が止まらない本でした。むずかしい本ですが、音楽好きなら必読!
『チャーリー・パーカーの技法』は、ジャズの演奏者以外には不要な本かも知れませんが、逆にいうとジャズ演奏者ならプロアマ問わず必読!relative Major とか、よくぞここまで調べ上げて法則を見つけてくれたと心から感じた、素晴らしい研究書だと思います。アマでもプロでも、ジャズを演奏したいという人がこういう本を買うのを控えているようではダメですね(^^)。
そしてこれらの素晴らしい音楽書、どちらも著者が日本人、そしてどちらも音楽の研究者じゃなくて民間のミュージシャンというのがすごい。町工場の職人にしてもなんにしても、日本の民間って優秀、むしろアカデミックな方面が日和ってて駄目だなあと思ったりして(^^)。

Nina Simone I put a spell on you第3位
『Nina Simone / I put a spell on you』

 いよいよベスト3!ちょっと画像を大きくしてみたりして(〃´・ω・`)ゞ。ニーナ・シモンは、ジャズであってジャズでなく、ソウルであってソウルでなく、ゴスペルであってゴスペルでない…みたいな感じの人なので、どのジャンルのトップにみなされる事もなく割を食っていると思うのですが、こんなに心を打つ歌って、なかなか出会えないです。全身に電撃が走るような感動、有名なソウルシンガーで歌がうまいと思う人はいっぱいいますが、ソウル・シンガーにここまで心を打たれちゃったのは、僕は人生初かも。

George Russell Sextet at Beethoven Hall第2位
『George Russell Sextet / at Beethoven Hall』

 芸術的なジャズです。表現に逃げたり、理論ガチガチだったり、超絶的な演奏が売りだったりというバランスの悪さはなく、これらのバランスが絶妙で、しかもすごい高い所に音楽が成立していると思ってしまいました。ニーナ・シモンは「魂を打たれた」という感じだったんですが、こっちは「芸術的感動にひれ伏した」という感じ。しかもこれがライブ演奏だって、いったいどういう事なんでしょうか。昔から名盤としてほまれ高い1枚ですが、これはジャズの歴史の中でも際立った1枚。

Darbert_pianoconcertos.jpg第1位
『コリー(pf)、ゾルマン指揮バルセロナ響 / ダルベール:ピアノ協奏曲集』

 ベートーヴェン~リスト直系の弟子筋であるダルベール、僕はピアニストとしての話はきいたことがあったんですが、作品はまったく印象に残ってませんでした。しかし、2曲あるピアノ協奏曲はいずれも悶絶ものの素晴らしさ。感動して震えてしまい、フルスコアを見ながら何度も何度も聴いてしまいました。後期ロマン派の音楽は、一般にはあまり知られていないものでも、とんでもなく素晴らしい曲が当たり前のように眠っているという宝の山の世界。ダルベールは寡作だったのであまり知られなかったというだけで、作曲家としても演奏家としても神がかりな人だったとおもいます。リストが悶絶したというのも納得の素晴らしい曲でした。

 いや~聴きかえさないでも感動がよみがえってしまいます。ダルベールの曲なんて、スコアまで思い出してしまうなあ。音楽って、本当に素晴らしいです。今年もお世話になりました。僕は、今年はがんばった1年でした。年末は心静かに、音楽以外の事を振り返って、来年の計画を立てようと思います。それではみなさん、よいお年を(*^-゚)/~♪。。


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2016年 今年聴いたアルバム 独断と偏見のベスト11!

 今年もお世話になりました!うちにあるCDやビデオの整理をしようとはじめたこのブログの性格上、自分が好きな音楽を聴くだけでなく、売ろうかどうかを決めようとしているCDもよく聴くもので、なかなか自分の大好きなCDのレビューに辿りつかなかったりしているのですが(スライとか、3年半もブログをやっていてなんで書いてないんだろう^^)、それでも振りかえってみると、いい音楽をいっぱい聴いたな~。。というわけで、今年聴いたCDのベスト11です!!

PacoDe_FantasiaDeFlamenca.jpg第11位 デケデケデケデケ(ドラムロールの音)…
PACO DE LUCIA / FANTASIA FLAMENCA!!
 フラメンコギターの大御所ながら、パコ・デ・ルシアさんはちょっと演奏が平たくってフェイバリットじゃなかったはずなんですが、久々にこのセカンドアルバムを聴いたらすごかった!!やっぱりパコさんはフュージョンっぽい事をやるより、ガチでフラメンコやった方が全然いいです。これでも本人は、それ以前の名プレイヤーの演奏を前にして「俺は全然ダメだ」と落ち込んだっていうのだから、プレイヤーの世界というのはどの楽器でも凄いもんだと思います。本物のミュージシャンって、こういうものだと思い知らされました。。

BruceSpringsteen_Nebraska.jpg第10位 デケデケデケデケ…
Bruce Springsteeen / Nebraska!!
 今年の僕の音楽ライフはブルース・スプリングスティーンさんとともに始まりましたが、アコースティックギターとハーモニカだけの弾き語りのこのアルバムが、いちばんジンときました。アメリカン・ルーツミュージックの匂いプンプン、トウモロコシ畑やらロッキー山脈やら貨物列車やら、アメリカの田舎の風景がブワッと目の前に広がって見えちゃうような素晴らしさ。今年、ボブ・ディランさんがノーベル文学賞を取りましたが、純粋に詩だけでいったらスプリングスティーンさんのほうが僕には心に刺さります。素晴らしい1枚!!

MiroslavVitous_ InfiniteSearch第9位
Miroslav Vitous / Infinite Search
 新主流派ジャズの匂いプンプンの超白熱の名演!いや~これも素晴らしかった!!やっぱりヴィトゥスさんは変なシンセストリングスの上でダラダラしたこぎれいな音楽やってないで、最初のウェザーリポートのレコードみたいに、燃えまくった演奏を聴かせてほしいなあ。このレコード、何年かおきに聴くたびに「うお~やっぱりすげえええ」って思ってしまいます。やっぱりジャズはフュージョン直前までが至高ですな(^^)。。

DinahWashington_decca.jpg第8位
Dinah Washington / the fabulous Miss D! -the Keynote, Decca & Marcury singles
 1943年から1953年という時代のジャズヴォーカルの録音。なんたってダイナ・ワシントンの歌ですから悪いはずがないんですが、驚いたのは曲の良さ。僕はジャズのピアノで10年ぐらい食べていたので、レパートリーとしてスタンダードはけっこう演奏できるんです。でも、ここには今ではあまり演奏さ有れない曲も結構入っていたんですが、これがいい曲が多くてびっくりしました。あと、アレンジもしっかりしているのが軽い驚き。これは当時のアメリカの商音楽ですが、今の商音楽がどれだけクリエイティブも無ければ仕事も雑であるが分かってしまった。。

Boulez_Debussy_Yasoukyoku_umi.jpg第7位
ブーレーズ指揮・クリーヴランド管弦楽団 / ドビュッシー:海・夜想曲・遊戯 他
ドビュッシーの大名曲「海」のあの冒頭のイントロのフワァーってした音を聴いただけでノックアウトです(^^)。作曲家の音の重ね方はもちろん、ホールの音の良さ、オーケストラの音の素晴らしさ、録音の良さ、そしてメッチャクチャにアンサンブルを整理して伝える指揮者ブレーズの素晴らしさと、非の打ちどころがないっす。もう、こんな音出されたら、人生の至福以外の何ものでもないじゃないですか。人生で何十回聴いたCDだかわかりませんが、聴くたびに至福ですね。やっぱりすごかった。。

sonics_here.jpg第6位
THE SONICS / HERE ARE THE SONICS!!!
ブレーズ指揮のドビュッシーよりこっちの方が上なのかと言われると何とも答えようがないんですが(^^;)、しかしガレージパンクの爆発力やぶっ壊れ感の凄さって、やっぱりそれはそれで音楽のすごいところを的確にとらえてるんじゃないかと思うんですよね~。人間、綺麗なだけじゃダメなんだぜ、PTA推奨やゲイジュツみたいなのはまっぴらごめんだよ、みたいな。。パンクやグランジが子供に見えちゃうこの凄さ、初期ガレージパンクのパワーはやっぱりすごかったです!!必殺の1枚。

CCC.jpg第5位
Creative Construction Company
 フリージャズにも色々ありますが、ガレージパンク的な凶暴な爆発力にインテリジェンスが加わったようなタイプのフリージャズが一番好きです。とはいえ、音楽を聴くのが、どうしても仕事中が一番多くなっている今の僕のライフスタイルでは、フリージャズや現代曲はあんまり聴いてられないんですよね(^^;)。そんな中、今年久々に聴いたこの一枚は素晴らしかった!!なんといっても凶暴でありながらインテリジェンス、強烈です(^^)。なんというのかな、子供のころはロックが一番ハードな音楽だと思ってたんですが、こういうのを聴いたら、ロックなんて大人しくっていい子ちゃんの音楽だったんだなと思うようになってしまった…

BuenaVista.jpg第4位
BUENA VISTA SOCIAL CLUB
 ブログの性格上、CDの事ばかり書いてますが、今年はライブもよく見に行ったし、人前で演奏する機会も何度かありました。今年に行ったライブのナンバー1は、ブエナビスタの解散ツアー!!いや~~~~すばらしかったあああああ!!!…あ、ごめんなさい、興奮してしまった。。えっと、このCDの何が良いと言えば、キューバの異国情緒がプンプン匂ってくるところ。楽園時代のキューバ音楽とほとんど変わらない事やってるんです。音で体験する世界旅行の気分。このCDを流すだけで、自分の部屋がカリブ海の木造りの安い宿の一室みたいなムードになってしまいます(^^)。

TondaCouple.jpg番外編:今年読んだ本のベスト
さて、ベスト3発表の前に、レコード以外のもので、今年みた本や映画からよかったものをひとつ。
翔んだカップル
いや、冗談じゃなくって、マジです(^^)漫画です。まちがっても、テレビ版や映画版じゃありません(そっちはそっちでいいんですが)。アホみたいに思われるかもしれませんが、なんというか…時代が70年代から80年代に変わっていったときの、あの時期の日本の雰囲気みたいなものが、これほどよく伝わってくるものもないなあ、みたいな。これほど自分が高校生の頃の心境と合致するものもありません。学校という閉鎖した空間で過ごす高校の3年間なんて、あとから考えたらぬるま湯もいいところだったと思うんですが、それでも当人にしてみれば「僕には大問題だ ややこしくて」ってなもんなんですよね。その頃の甘酸っぱい感じとか、ちょっと切ない感じとか、それをモロに感じる本でした。

KingCrimson_Island.jpg第3位
King Crimson / Islands
 ついこの前書いたばっかりですが、やっぱり素晴らしかった!!最初の解散までのキングクリムゾンは、大傑作のオンパレードですね。そのなかではあまり目立たないアルバムだと思うんですが、しかしその素晴らしさは尋常じゃなかったです。古楽も現代曲もジャズもロックも、全部ひっくるめたうえで一番いい音楽を作り上げる…こんな事やられたら、いい物になるに決まってるし、しかもそれを実際にやれるところが凄いです。最初の解散までのキングクリムゾンは、(公式ライブ盤とポセイドン以外)全部聴かないと駄目です。それぐらい素晴らしい~。。

gieseking_debussy_images.jpg第2位
ギーゼキング(pf) / ドビュッシー:映像、版画 ほか
 僕がピアノを少しだけかじったことがあって、しかも音大時代にフランス音楽を中心に勉強したせいなのかもしれませんが、このレコードは本当に感激!!なんで1台のピアノからこんなに色んな音が出せるんだ?驚愕です。そして、それがまた色彩感覚の凄いドビュッシーの音楽に実にマッチしてます。ただし、録音がふるくって決して音が良いレコードとは言えないので、そのあたりを脳の中で補完できる人じゃないと厳しいかも。逆にいえば、ピアノを演奏する人だったら、死ぬまでに避けては通れない1枚じゃないかと思います。

Diego Schissi Quinteto - TIMBA 第1位
Diego Schissi Quinteto / TIMBA
 唯一、今年発表されたCD(^^)。やっぱりリアルタイムなものは最前線をいっている感じでスゴイ!!これはアルゼンチンのタンゴ系のピアニスト&バンドマスターの作ったCDですが、タンゴをベースにしつつも、ジャズの和声感覚とか、クラシック的な劇的な音楽展開とか、とにかくスリリングで素晴らしい!!音楽って、ひとつのジャンルで職人技を披露していればよいような時代じゃないんでしょうね。色んな音楽を自宅で聴けるようになった今の時代だと、それらを前提にしてどういう音楽を作り出すか、というのが、最前線の人たちなのかも。そういえば、去年の上位もそういう音楽が多かったです。キングクリムゾンもそういう側面があるし。

 こうしてみると、ワールド3枚、ジャズ3枚、ロック3枚、クラシック2枚ですか、散りましたね(^^)。やっぱり色んな音楽を聴くのが一番楽しいなあ、毎年ハワイ旅行をするんじゃなくって、毎年違う世界を見に行きたい、みたいな感じでしょうか。少し残念だったのは、今年はワールドといっても古い民族音楽はあんまりきかなかったんだなあ、大好きなジャンルなのに。つまり、地域は散ったものの、みんなドミナント系の音楽ばっかりだったわけですね、かたよってしまった(^^;ゞイヤァ。。あと、去年は日本人アーティストを3人も選んだのに、今年はゼロ。聴きたい日本人アーティストの新譜CDは何枚かあったんですが、買えなかった(>_<)。。林正樹さんという作曲家ピアニストのCDとか、とっても気になってるので、来年はぜひ聴きたいです。新譜に関して言うと、ここ数年は日本人の方が凄い音楽を作ってるように感じます。海外はどこか媚びたような作品が多い中で(アメリカなんて終わってる…)、これは本当に凄いと思います。今年もお世話になりました。それではみなさん、良いお年を(*^-゚)/~♪!!

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2015年 このブログで取りあげたアルバムのベスト10!

 今年もお世話になりました。フリーランスのデザイナーという仕事柄、収入は低く拘束時間も異常に長いものの、仕事中に音楽を聴いていても怒られないという特権を生かして続けているこのブログですが、今年このブログで扱ったアルバムで、ベスト10なんてやってみようかと(^^)。採点基準は…ありません、ほとんど僕の気分(^^;)。というわけで、さっそく発表!

SoftMachine5.jpg第10位
デケデケデケデケ(ドラムロールの音)…『Soft Machine / 5』!!
 これは大好きなロック(フュージョンと言った方が近いか?)のアルバムで、昔は超愛聴盤でした(^^)。ただ、好きで聴きすぎて飽きてしまってしばらくご無沙汰だったんですが、久々に聴いたらやっぱり良かった!!ロック系唯一のランキングっす(^^)。とはいっても、これを聴いて「ロックだ」と思う人はあんまりいないかも(^^;)。。

GilEvans SteveLacy第9位
デケデケデケデケ…『Gil Evans, Steve Lacy / PARIS BLUES』!!
  エレクトリックピアノとソプラノサックスの音の美しさ、リラックスしつつすごく抒情的なプレイがたまりません!!これも昔よく聴いたCDなんですが、最近聴いていなかったものだから、久々に聴いたら感動がよみがえってきてしまいました。もし、今年がこのCDの初体験だったら、新鮮度も加わってもっと上のランキングだったかも。

Gould_Goldberg81.jpg第8位
デケデケデケデケ…『グレン・グールド(pf) / J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲』(81年盤)!!
 音大生のころによく聴いていた1枚。でも、ピアノを諦めてからは、クラシックのピアノを聴くのがトラウマになってしまい(たぶんコンプレックスもあるんじゃないかと^^;)、しばらく聴いてませんでした。しかし久々に聴いたら…うわあ、すげえ。見事な解釈、素晴らしい表現、楽器の完璧なコントロール、これは感動ものです。でもやっぱり旧譜は旧譜であって、どこか今の音楽の最前線とずれてしまっているんだな…と感じたのは、意外な発見でした。でもすごかった。

RussianChurchMusic.jpg第7位
『Russian Church Music』!!
 いや~、この神がかりの無伴奏合奏には度肝を抜かれました。また、旧ソ連時代は政治的に禁じられていた歌が、森の奥底に隠された秘密の境界で歌い継がれ、そしてソビエト崩壊とともに復活したというところがまたすごかった!それだけに、音楽のための音楽という感じではなく、本当に「祈り」そのものという感じなんですよね。これは凄い。絶対に聴くべきです。

Purcell_Sonatas of 3parts第6位
『パーセル:3声のためのソナタ』!!
 これも昔からの愛聴盤。もし今年がパーセル初体験だったら、衝撃度からして1位だったかも。これは若い頃の僕が、その音楽観を根底から覆された1枚で、音楽というのは人間的に、エモーショナルに表現できれば出来るほど良いと思っていたのが、響きそのものだけで超越的な美しさになってしまうのかと背筋の凍りついた一枚。これで3声なんて信じられません。

Ladysmith_Liph.jpg第5位
 『Ladysmith Black Mambazo / liph' iqiniso』!!
 ワールドミュージックの凄さって、自分が当たり前と思っていた常識の外に、まったく違う形や価値観をもつものがある事を伝えてくれる所がとにかく素晴らしい!!世間が狭いというだけで、ほとんど罪です、ワールドミュージックが苦手なんて言っていたら勿体なさすぎです(^^)。。レディスミス・ブラックマンバーゾはアフリカのコーラスグループとはいえかなり西洋化されていますが、それでもこのアフリカの声の音楽の凄さと、聴いているだけで暖かい気持ちになるような至福の感覚は素晴らしかった!!

KikuchiMasa_AfterHours.jpg第4位
『菊地雅章 / AFTER HOURS』!!
 ジャズバンドに参加して、ジャズの勉強に明け暮れていた頃、よく聴いた一枚です。最初はビル・エヴァンスとかマッコイ・タイナーとかとかハービー・ハンコックとかを一生懸命勉強して練習して、ライブで演奏してたんですよ。しかし、菊地さんの音を聴いてぶっ飛ばされました。自分がやっていたのは西洋かぶれの単なる物まね、職業音楽家になるための訓練にはなってるかもしれないけど、本当の意味での創造とは全然違う事をやっていた…と思わされた1枚でした。それまでは「日本のジャズなんて」と思っていたのが一変、以降は富樫雅彦さんやら高柳昌行さんやら、欧米ではありえないタイプのものすごい音楽を作り出している人の音楽に陶酔。日本のフリージャズと日本の現代音楽は芸術家の宝庫、という事を僕に教えてくれた1枚でもありました。日本人ミュージシャンって、最初はみんな軽く見るんじゃないかと思いますが、それが誤った認識である事を思い知らされた1枚でもありましたね~。

KondoHideakiAsyl.jpg第3位
『近藤秀秋 / アジール』!!
 とはいえ、日本の現音とフリージャズの全盛期は60~70年代で、以降は絶滅へ一直線…かと思ったら、今年発表のこれは凄かった!今年リリースの作品に限定するなら、これがナンバーワン。凄いミュージシャンというのは今でも探せばいるもので、純邦楽もジャズもクラシックも全部ひっくるめてその先の音楽を構想してしまったこの音楽は凄かった!!70年代は間章さんとか清水俊彦さんとか、自分の意見で「これが凄いんだよ!」と伝えてくれる気骨と審美眼を持った本当のジャーナリズム精神を持った良いライターがいたけど、現在ではほとんどいなくなってしまった、という事なのかも。紹介者がいなくなっただけで、凄いミュージシャンは今も生きてるんだと、嬉しくなった1枚でもありました。間章さんとかが生きていたら、きっと絶賛していた一枚じゃないかと思います。
 *追記:web magazine の「JAZZTOKYO」では、このアルバムが年間ベストアルバム国内編に、トップで取りあげられていました。聴く人は聴いているんですね、良いライターがいなくなったなんて言ってスミマセンでしたm(_ _)m。

Ravel_PianoConcerto_Argerich.jpg第2位
『アルゲリッチ(pf) / ラヴェル:ピアノ協奏曲、夜のガスパール、ソナチネ、水の戯れetc.』!!
 後で知ったんですが、これは有名すぎるぐらいに有名な演奏らしいです。クラシックのピアノを学んでいたくせに、こんな事も知らないなんて(^^;)…でも、フランス近現代が専門だったし、仕方ないか。このCD、地元の神戸のタワレコで特売コーナーで買ったんですが、もの凄かった!いや~、若い時にこれに出会っていたら、もしかすると現代音楽の作曲ではなく、ロマン派のリサイタリストの道を目指したかも…いやいや、ピアノが下手だったからリサイタリストになるのはどのみち無理でした(^^;)。。でも、そのくらい凄い演奏、有無を言わさぬもの凄さです!!じゃ、なんで1位じゃないかというと…やっぱり旧譜は旧譜というだけでも弱点があるというか、現代とは既に美観にずれが生じ始めている場所をちょいちょい感じるんですよね。でも、初体験の人にとっては、そんなふうに聴こえるはずもないと思うので、大推薦です!あ、あと、これ今定価1000円で売ってますが、これを1000円で売られたら後進の日本人クラシックピアニストはたまったものじゃないだろうな…な~んて、人の心配までしちゃいました(^^;)。

KitaNaoki_Winter.jpg第1位
さて、待望の第1位は…デケデケデケデケ…『喜多直毅 / Winter in a Vision』(ノ^-^)ノ!!!
 これは度肝を抜かれました!まさに衝撃、CDをかけ始めてから終わるまで、息もできないものすごさ(それは言い過ぎか)。タンゴなんて題材程度のものではるかその先を行く凄さ。喜多直毅さんも菊地雅章さんも近藤秀秋さんもそうですが、人気商売とかエンターテイメントなんてところにはまったく無関心で、徹底的に音楽そのものを突き詰めるストイックさとか凄さ…みたいなところに、一部の日本人ミュージシャンの共通項を感じます。これって、西洋のプレイヤーにはなかなか感じられない傾向。俗っぽい部分なんてはるか彼方、音楽のみを真剣に追及している真剣勝負の凄みを感じます。これも、大きな音楽誌がぜんぜん取りあげなかったのが信じられないレベルのものすごい音楽、歴史に残る大名作と思います。

 こうしてみると、僕が選ぶとどうしてもピアノひいきになっちゃいますね(^^)。それにしても、今年も良い音楽をたくさん聴くことの出来た、良い1年でした(^^)。もし自分の生活の中に音楽がなかったら、けっこう素っ気のない日々になる気がします。貧乏だし仕事ばかりで忙しいけど、心のやさしい奥さんと気まぐれな猫(先週、大事なレコードをバリバリにしてくれました>_< )、そして良い音楽に囲まれて、自分の夢も少しだけど叶えられて、嫌な事もあったけどトータルでは良い1年でした。来年もいろいろ大変そうだけど、前を向いて歩んでいきたいなあ。それではみなさん、良いお年を(*^-゚)/~マタネ♪!!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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