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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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2023年に聴いたアルバム 独断と偏見のベスト34 +α(後編)

 2023年の私的ベスト・アルバム、後編です!

 そうそう、2023年の振り返りですが、このブログ関連の出来事としては、23年7月からYouTube チャンネルを解説して、ブログに続いてYouTubeでも色々とお話しさせていただくようになりました。
 なぜ始めたのかというと、いい音楽を紹介したいという気持ちがある事は勿論。実は他にも動因がありまして、ここ数年ずっと音楽の原稿依頼をいただいていたのですが、ギャラが決して高いものではないんですよね。いやいや、クライアント様は素晴らしい方々で、ライターの原稿料としては多くいただいている方なのですが、他の仕事に比べると割安な業界なんだな、みたいな。だったら自分で発進した方が良くね?みたいな(^^)。おかげさまで、予想をはるかに越える多くの方に楽しんでいただけているようで、やって良かったと思っています。がんばれ茜ちゃん葵ちゃん。

 というわけで、後編スタートです!

Rocky the Final映画
 とか言って、ランキングの前に映画を。映画は年々観なくなってきてます、寂しい…。嫌いになったわけじゃなく、時間がないんですよね(;_;)。ゲームに至っては、あれほど好きだったのに1年で1時間もやらなかったんじゃないかと。。

ロッキー・ザ・ファイナル Rocky Balboa
歳をとると色々と頑張れなくなるし諦めてしまう事もあります。そんな心を鼓舞してくれた素晴らしい映画

映画『ロッキー Rocky
言わずもがなの大名作。老トレーナーがアパートに来るシーンは一生忘れない

Chet Baker Bill Evans_The Complete Legendary Sessions第10位~4位
 ショーターにマデルナ、日本の若手超絶クラシック・ギタリスト…どれもおススメと言いつつ、さすがにこのへんからはワンランク上がる感じですね(^^)。こんなにいい音楽を聴いていた1年だったんだなあ…ではどうぞ!

第10位:『Chet Baker & Bill Evans / The Complete Legendary Sessions
編集盤だがマスタリングが見事。ビル・エヴァンスのピアノに心が震えた

Original ban niyoru Senzen Europe eigashudaikashuu第9位:『オリジナル盤による戦前欧羅巴映画主題歌集
戦前ヨーロッパのポピュラー音楽って、半分はクラシック畑出身のプロ楽団が演奏していたんですよね。そんなの、今のポップスがかなうわけないですわ。

第8位:『Wayne Shorter / Odyssey of Iska
もしエレクトリック・マイルスが硬派な方向に発展したら、こういう音楽になったんじゃないか、みたいな

Maderna_Quadrivium_Aura_Sinopoli.jpg第7位:『マデルナ:管弦楽作品集《クァドリヴィウム》 《アウラ》 《ビオグラマ》 シノーポリ指揮、北ドイツ放送交響楽団
マデルナ管弦楽の本当の凄さはアレアトリーじゃなくて和弦だと思うんですよ、奥さん

第6位:『Tito Puente‎ / Tambó
サルサの巨匠が作った異色作は、ほとんどティンバレス協奏曲…すげえ

第5位:『山田唯雄 / 1.0 (one)
YamadaIo_one.pngここまでのランキングに出てきた誰よりもうまく表現力のあるギタリスト。しかも録音がすげえ…今の日本のクラシックギターのレベルはヤバいです

第4位:『マデルナ Maderna / 室内楽作品集 Musica Da Camera: Ex Novo Ensemble
管弦楽曲では素晴らしすぎる和弦を使う人と思っていたマデルナだが、室内楽はまったく違うじゃん…しかもこっちの方がすげえ

スポーツ

 ベスト3の前に、2023年に観たスポーツを。ラグビーのワールドカップもメチャクチャ面白かったらしいですが、ニワカな僕は日本敗退で観るのをやめてしまっていました…というか、前回より放送回数少なかったですよね?というわけで、今年のスポーツは野球の年だったと感じます。

WBC ワールド・ベースボール・クラシックス
準決勝の日本vsメキシコ戦の激闘に震えた

第3位~1位
KikuharaHatsuko_NingenKokuho_JiutaSoukyoku.jpg 今年聴いたレコードのベスト3です!
 本にしても音楽にしても、テーマってあると思うんですよね。で、歳を重ねてくると切羽詰まって後がないので(^^;)、部分的なテーマとかはどうでもよくなって、より普遍的なもの、より大きなもの、こういうものをテーマとしてるかどうかが、作品のクオリティとはまた別の所で重要になって来るように感じます。例えば、なんで自転車は3輪じゃなくて2輪であるかを研究した本より、なんで生物には寿命があるのかを研究した本の方が、その研究自体の精度ではなく、テーマ選定の時点ですでに上を行っている、みたいな感じ。
 というわけで、毎年ながら上位に来る作品というのは、クオリティだけでなくて―あの時点ですでに心を震わされている所があります。でも大テーマのものでなく小テーマのモノには小テーマとしての価値があると思っているので、こういう所はランキング形式にしてしまうとうまく反映させられないのが残念
 …と、だんだん何言ってるのか分からなくなってきたので、ベスト3をどうぞ!
Astor Piazzolla Adios Nonino_1
第3位:『菊原初子 / 人間国宝 地歌筝曲 菊原初子
いやいや、物語が深すぎるだろ…浄瑠璃もそうだけど、地歌筝曲の詩世界の乾いた情念も凄すぎた

第2位:『Astor Piazzolla y su quinteto / Adiós Nonino
演奏も録音も絶品、かなりジャズに近づいたピアソラ・キンテート。ピアソラのキンテートで僕が一番好きなアルバムです。レギュラーのピアニストじゃなかったけども(^^;)

第1位:『ヒンデミット:ヴィオラのための作品全集Ⅱ The Complete WorksFor Viola volume 2 コルテス(vla)
Hindemith_Complete Viola works 2無伴奏ヴィオラ・ソナタ第2番が衝撃!!20世紀初頭のクラシックには衝撃を受ける事多数ですが、こういうのが普通にあるのが凄すぎる…。体が震えるとはこの事です

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 年間ベストには反映させられませんでしたが、2023年は、谷村新司さんやもんたよしのりさんが世を去った年でもありました。その前年はアントニオ猪木さん、今年に入って八代亜紀さん…皆さん、私がウルトラマンばかり見えていた幼年期を卒業していくタイミングで出会った人たちばかり。もんた&ブラザーズ「ダンシング・オールナイト」なんて、幼年期を卒業していく瞬間に流れていた音楽でした。こういう人たちが作りだしていた文化を通じ、私は幼年期を卒業した実感を持っていますが、その時代がひとつ終わった感慨。

 私はもう少しやりたい事があるので、まだ前を観て進まないといけませんが、その進んでいく自分を作っている自伝的自己の中には、こういった先人他chの声が響いていると感じています。2024年、今年は飛躍の年にしたいです。皆さん、選挙に行って差別や戦争のない社会を目指しましょう!というわけで、今年もよろしくお願いします!
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2023年に聴いたアルバム 独断と偏見のベスト34 +α(前編)

 2024年の松の内も過ぎたこのタイミングで2023年の私的ベストを選ぶ、その心は…忙しくてやる事いっぱい、何もかも押し気味なんです。すみません。

 2023年は、ウクライナ戦争にイスラエルでの紛争、これに伴う物価高がマジでしんどい一年でした。人間の皆様、もういい加減戦争やめようよ。人が死ぬのはイヤだよ。もっと言うと、持っている側がエゴを押しつけ続けるから、持ってない人たちが武器をとるしかなくなる所まで来てるんじゃないのかな…。いずれにしても物価高マジきついっす。この状況で自〇党安倍派の億単位の不正が発覚…マジであの人たちを一度落選させましょうよ、国民の皆さん。投票行かないとか、あり得ませんよ(懇願)。

 明るいニュースの地番は、私的には野球!WBC は素晴らしい試合連発からの世界一!NPB も阪神タイガースとオリックスバファローズの日本シリーズが名勝負の連続!音楽って、レコードが出来て以降はリアルタイムにあまり拘らなくなったと感じますが、スポーツはリアルタイムであってこそ。素晴らしかったです。

 というわけで、2023年に聴いたりレコードの中で良かったもを全て振り返ります!いっぱいあるので、前後編に分けさせていただきます。それではスタート!


第34位~21位
 まずは34位から21位まで。34位と言ったって、「これはいい」と思ったものだけを選んでいるのでどれもおススメ、順位なんて飾り程度のものと思ってください!

Chicken Shack Goodbye Chicken Shack第34位:『Chicken Shack / Goodbye Chicken Shack
フレディ・キングのコピーだらけのホワイトブルースは金太郎アメすぎて退屈…頭ではそう思ってもこういう演奏があるからやめられない止まらない

第33位:『スガシカオ / FAMILY
クラブ・ミュージックと融合した90年代型ファンクというか、新しいポップロックと感じたあの頃が懐かしい

Debussy_Kakyokushuu_NatalieDessay.jpg第32位:『Jeff Beck Group / Rough and Ready
フュージョン期以前のジェフ・ベックといえばこれ!ここでブレイクスルーを起こしたと思う

第31位:『ドビュッシー:歌曲集《月の光》 ナタリー・デセイ
歌には衰えが(^^;)…でも表現、録音、そして何よりドビュッシーの歌曲作曲の素晴らしさに痺れた。やっぱり凄いわ。。

第30位:『Bread / Baby I'm-A Want You
カーペンターズやサイモン&ガーファンクルもそうですが、70年代の米ポップスの素晴らしさと言ったらもう

ChinShinki SHINKI CHEN第29位:『陳信輝 / SHINKI CHEN
戦後の東アジアは不幸な物語が続いてしまったが、そのへんの言葉にならないヤバさが形になった音楽だと思ってる

第28位:『Jimi Hendrix / Prologue featuring Curtis Knight
R&B的な曲でのギターの切れだけで言えば、ジミヘンはソロデビュー前が凄い

第27位:『Tito Puente‎ and His Orchestra / Cuban Carnival
Them The Angry Young Themやってる事はエンターテイメント、しかし演奏能力の高さといったらもう

第26位:『Them / The Angry Young Them
マージ―ビート系の音楽でここまでカッコいいアルバムはなかなかないぞ…あ、キンクスのファーストがあるか

第25位:『The Big Brawl original motion picture soundtrack
日本では「バトルクリーク・ブロー」の名前で知られてますね。このメインテーマは小学生の時からのヘビロテです
Cream Live Cream Volume 2
第24位:『Cream / Live Cream Volume II
クリームを聴くならライヴ。第1集も素晴らしいけど2集も見事、このアルバムに影響されまくった若い頃でした。

第23位:『Jaco Pastorius / Word of Mouth
ジャコパスは正直言って苦手。そんな僕がこの作品には悶絶。ベース演奏ではなく作編曲家として素晴らしい人だったとは
Jeff Beck Who Else
第22位:『Jeff Beck / Who Else!
ロック・ギタリストで、オッサンになってからの方が若々しい演奏する人って珍しいのでは

第21位:『King Crimson / Live At The Marquee 1969
69年のキングクリムゾンは、『クリムゾンキングの宮殿』だけ聴いていても良さの半分しか分からん、ライブがまた凄いんだぜ…録音は悪いけど(^^;)


コミック
 ノミネート作品を選ぶために、2023年のブログをざっと読み返していたんですが、2023年は松本零士さんと寺沢武一さんという、素晴らしい漫画家さんが二人も旅立ったんですね。。子どもの頃から、お二人のコミックにどれぐらい楽しませてもらった事でしょうか。少年の日よ永遠なれ。

Cobra_New1.jpgコブラ』 『コブラ 聖なる騎士伝説』 寺沢武一
最高のスペースアドベンチャー、私的にはスターウォーズよりこっち。寺沢先生、素晴らしいエンターテイメントをありがとう!

1000年女王』 松本零士
コミック作品だけで言えば、松本零士さんの最高傑作はおいどんでも999でもなくこれだと思ってます

ハイティーン・ブギ』 後藤ゆきお(原作)、牧野和子(画)
10代の頃の熱さがこの漫画にはある。そして桃子の遺書の胸に迫る事といったら…

第20位~11位
 完全に忘れていましたが、去年の前半は、クラシックではショスタコーヴィチを聴きまくってたんですね。若い頃は「ショスタコ聴くならシンフォニーの12番以降だな」と思っていたのが、他の物の素晴らしさに衝撃を受けたという。そんなわけで、ショスタコだらけになってしまったのですが、なにとぞご容赦を。。

Pat Martino_Live at Ethels Place第20位:『Pat Martino / Live at Ethel’s Place *video
「どうせ指先だけでチロチロやってるオタク系フュージョンだろ?」と思っていたら凄すぎた!!

第19位:『ショスタコーヴィチ:交響曲第5番《革命》 バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
歳を重ねて、12番より前のショスタコのシンフォニーに感動するようになる日が来ようとは

第18位:『Jackie McLean / Presenting... Jackie McLean
バッパーとしてのマクリーンの凄さを知りたいならこれ。レフトアローンは一面でしかないと思い知った

第17位:『ショスタコーヴィチ Shostakovich:協奏曲集(完全版) Concertos (complete) | Cristina Ortiz (p), David Oistrakh (vln), Alexander Ivashkin (cello), Moscow Phil, Leningrad Phil 他
Shostakovich_Concertos completo_CristinaOrtiz曲ではヴァイオリン協奏曲第1番とチェロ協奏曲第2番、演奏ではダヴィッド・オイストラフのヴァイオリンがものすごい…

第16位:『John Coltrane / Live at Birdland
フリー突入前の黄金のコルトレーン・カルテットのライヴって、これが最強なのでは

第15位:『Son House / Father Of Folk Blues
Son House Father Of Folk Blues全盛期ではない60年代録音なので二の足を踏んでいたが、いざ聴くと素晴らしすぎた。デルタ・ブルースはロバジョンやパットンだけじゃないんだな、みたいな

第14位:『イベール:《寄港地》 《フルート協奏曲》 《交響組曲パリ》 イベール作品集 デュトワ指揮モントリオール響
「寄港地」を聴くためのCDになってるが、それだけで充分お釣りがくる!フランス近代音楽は宝の山だ

Modern Jazz Quartet Pyramid第13位:『The Modern Jazz Quartet / Pyramid
MJQ は退屈なカクテルジャズのアルバムを掴まされるが、当たりを引くと上質すぎる室内楽とジャズの融合した音楽を聴けるんだぜ

第12位:『ワイル Kurt Weill:知られざるクルト・ワイル The unknown Kurt Weill / Teresa Stratas
若い頃から何度か挑戦しつつ肌に合わなかったワイルを初めて良いと感じたのは、なんと代表曲の入っていないこれ。歌手と演奏が素晴らしかったのかも
Shostakovich_StringQ 3 7 8_HagenQ
第11位:『ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第3番、7番、8番 ハーゲン弦楽四重奏団
ショスタコはシンフォニーだと思うじゃないですか。ところが弦カルも凄い…個人的には弦カルの方が好きかもとすら思ったとか思わなかったとか

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 というわけで、前半はここまでです。10位から1位までは、また明日!!


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2022年に聴いたアルバム 独断と偏見のベスト34 +α(後編)

 2022年の感想をもうひとつ。まったく個人的な事ですが、歳をとって頑張りがきかなってるのを実感。1日に出来る事がマジで減ってしまいました。泣きたいです。
 若い頃だと、学校で6時間授業を受けて、そのあと部活をして、部活帰りに友達とジャレて、夜に家に帰って宿題をしてピアノ練習して…みたいな事をみんなやっていたわけじゃないですか、あんなの絶対無理でございます。自分の集中力が続くわずかな時間に何をやるか、これを限定していかないと何もできない事を痛感させられました。時は金なり、歳を取って欲しくなったのは元気と時間です。折れずに頑張るぞ。
 というわけで、2022年年間ベストの後半戦、行きます!!

漫画・ゲーム
 今年あったもうひとつの私的な出来事は、何を隠そう現在作られているゲームのクオリティが恐ろしく高い事を知った事でした。コロナ禍が続き、僕も奥さんも家から出る機会が減ってふたりでいる時間が増え、ゲーマーな奥さんがやっているゲームをずっと眺めていたんですよね。それで、今のゲームが子供にはとても難しくてできないほど大人向けに作られている事を知りました(単に奥さんがそういうのを好んでいるだけかも^^;)。見ているだけで楽しかったです。

コミック『いつでも夢を』 原秀則
漫画家の生活という、自分にはまったく縁もゆかりもない世界をのぞき見できた新鮮な楽しさと、こういう青春も送ってみたかったという疑似体験の素晴らしさ

Souten no siroki kami no kura蒼天の白き神の座』 PlayStation ゲーム
昔はゲーム最強はこれだと思っていた時期もあるほどにのめり込んだ雪山登山RTS

アドバンスド大戦略 -ドイツ電撃作戦-』SEGAメガドライブゲーム
これも大ハマりしたが終盤の鬼の難しさに挫折、でも面白いからまた最初から

キングスフィールドIV』 PlayStation2 ゲーム
剣と魔法のダンジョン探索なんて面白いに決まってるだろちう事でこれも徹夜連続

Project Zomboid』 PCゲーム
自分だけが生き残ったゾンビだらけの世界でのサバイバル。今のゲームってすごいと思わされた

第10位~4位
Pharoah Sanders Thembi第10位:『Pharoah Sanders / Thembi
破壊的フリージャズから涙が出そうになるほどのスピリチャル・ジャズまで。コルトレーン亡きあとのジャズが何を目指したのかはこのアルバムで知った

第9位:『小比類巻かほる / So Real
敢えて言おう、80年代最高のJポップであると

第8位:『John Coltrane / "Live" at the Village Vanguard 11-03 & 05-1961
いやいやいやいやこれが発掘音源とかありえないだろ。元々リリ-スされていた「Live at the Village Vanguard」は聴かなくていいからこれを聴いて欲しい

JSBach_OrganSakuhinshuu_Richter_Archive.jpg第7位:『J.S.バッハ / オルガン作品集 カール・リヒター(org)』 グラモフォン/アルヒーフ録音盤
16~17世紀のヨーロッパの作曲家って天才揃いじゃないかと思うよマジで

第6位:『フェルドマン:コプトの光 ティルソン・トーマス指揮、ニュー・ワールド・シンフォニー
人間には宗教が必要、こんなものを聴かされたらそれが分かってしまう

第5位:『藤圭子 / 艶・怨・演歌
FujiKeiko_En En Enka戦後最高の日本人シンガーは誰かと訊かれたら、僕なら即答でこの人を挙げる

第4位:『ベルク:歌劇《ルル》3幕版全曲 ブレーズ指揮、パリ・オペラ管弦楽団
凄すぎ。こういうのを体験してしまうといまだにドミナントでしか音楽を書けない作曲家が馬鹿に見えてくる

書籍
Doubutsunitotte Shakaitoha Nanika_Hidaka 今年はあまり本を読めませんでした。文字数は例年からそれほど落ちたわけじゃないと思うんですが、読んだ本にページ数の多いものが多く(『ワクチン いかに決断するか』とか『枕草子』とか)、冊数が減ってしまった感じ。それでも知りたい事はたくさんあるので、なんとか時間を見つけて読書は続けたいものです。

動物にとって社会とはなにか』日高敏隆
動物学や昆虫学の本は大好き。動物の事を知りたいわけじゃなくて、生命とは何か、人間とは何かを相対化して教えてくれるから

方丈記』鴨長明
もし独り身ならこういう生き方を選びたい

第3位~1位
Astor Piazzolla_Tango En Hi-Fi 今年聴いたレコードのベスト3です!ここまであげた31枚だって500枚ぐらいの中から選ばれた31枚なので(その500枚だって数あるレコードの中から僕が手元に残しておいた選りすぐり)、どれも大おススメなんです。でもこの3枚はさらに別格、音楽が好きという人がまだこれらを聴いていないようでしたら、死ぬまでにぜひ聴いて欲しい3枚です。2位の作品に関してはサウンド自体が素晴らしすぎる作品なので、ショボいオーディオやヘッドフォン聴きなんてせず、いいオーディオでいい音だして聴いて欲しいです。それではいきます、2022年私的ベスト3!

第3位: 『Astor Piazzolla Y Su Orquesta De Cuerdas / Tango En Hi-Fi
僕的にはピアソラには2回のピークがあったと思っていて、その最初の山がここ。世間的には1度目のキンテート押しが多いですが、音楽面で言えばあれはポピュラー化という妥協のあとの音楽で、妥協前のこれこそ至上。

Scoenberg_Moses und Aron_Boulez_RoyalConcertgebou第2位:『シェーンベルク:歌劇《モーゼとアロン》 ブーレーズ指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ネーデルランド・オペラ合唱団
僕が読んできた音楽の教科書で、シェーンベルクの代表的な作品としてこれを選んだものはなし。ところが僕はこの作品の冒頭を聴いただけで「ああ、これが音列技法以降のシェーンベルクの最高傑作間違いなしだわ」と思わされ、シェーンベルクが生み出した音列技法の狙いが突然氷解した気がしました。

第1位:『Jeanne Lee with Ran Blake / The Newest Sound Around
初めてこの音楽を聴いた時の衝撃と言ったらもう…。
Jeanne Lee Ran Blake_Newest Sound Aroundジャズを和声法の進化という観点から見れば、ビル・エヴァンスやジョン・コルトレーン以上の重要人物。僕はこのアルバムがラン・ブレイクとの初遭遇、あの感動は一生消えない

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 今年もお世話になりました!今年はけっこうビッグネームを取りあげる機会が多かったですが、それもこれもお仕事で依頼されるミュージシャンを中心に音楽を聴く事になった功罪でして…。それこそラン・ブレイクやドン・コサックの音楽がそうですが、音楽の重要な歴史を追っていくと知名度や人気とはまったく違う音楽地図が浮かび上がってくるんですよね。本当はそっちの方が今の僕の興味の対象なんですが、もうしばらく我慢が必要かもしれません。
 来年はいい年になると良いですね。それでは皆さん良いお年を!

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2022年に聴いたアルバム 独断と偏見のベスト34 +α(前編)

 2022年は、去年に続いてのコロナ禍に加え、ウクライナ戦争首相暗殺が起き、この3つの印象がとくに強かったです。新型コロナには僕自身が感染してしまって4日ほど寝たきりのヘルプミー状態でした。ブログはアップしましたけどね(^^;)。
 戦争は、犠牲者が出ても平然と続ける人たちに腹が立つにはもちろんですが、日本の景気にまで影響しての物価高…貧乏な僕はつらいっす。世界の皆さん、戦争反対の声をあげましょう!首相暗殺は、申し訳ないですけどああいう事件が起きたとしても不思議ではないほど、この国の政治腐敗は進んでいるという実感がありました。あの人がこの10年でやった事とその犠牲者の数を思い返せば、ね…。というわけで、ここ数年は、僕が生まれてから一番ひどい時代じゃないかという感触があります。つらいっす。

 この手の悲劇にはうんざり。今年読んだ『方丈記』みたいに、何度戦争の悲劇を繰り返しても、欲や我執に取りつかれて同じ過ちを繰り返し続ける頭のわるい人たちからは離れて生きていこうという気持ちになりました。そういう人たちではまず理解できないだろう音楽はいいですね。僕が今年あげるベスト10の音楽が、人間に対してどういう機能をしているのかなんて、ああいう人たちには想像すら出来ないでしょう。すまんな。

 音楽と言えば、実は数年前から音楽の原稿をご依頼いただくようになりまして、今年はその量がえらく増えてしまいました。音楽が大好きな私なので最高にありがたい事なのですが、その依頼内容がジャズとロックに偏っていまして(いちおう僕はクラシックを修めたんですけど^^;)、その下調べに追われ、大好きなクラシックや民族音楽を聴く暇がなくなってしまいました。今年から民音の記事が激減した理由はこれです。

 というわけで、今年聴いたレコードの中で良かったもを全て振り返ります!いっぱいあるので、前後編に分けさせていただきます。それではさっそくスタート!

Murakami_5dasekiRenzokuHR20220802.jpgスポーツ
 とか言って、まずはスポーツから(^^;)。、カーリング女子日本代表のスーパーショット、村神様の5打席連続ホームランを含む日本記録更新、そしてワールドカップ・サッカーの日本代表の奇跡のような勝利!これ、ぜんぶ今年なんですよね。暗いニュースだらけの2022年でしたが、その中で喜びを与えてくれたのはスポーツでした。

2022冬季五輪 女子カーリングすばらしかった!
格上を倒して勝ち上がっていくロコ・ソラーレに連日夢中でしたぜ

千葉ロッテマリーンズ佐々木朗希、13者連続奪三振を含む19奪三振、しかも完全試合!
ものすごかったけど大好きな江夏豊の記録が抜かれたのはちと寂し

KillerInoki_Blody.jpgヤクルト村上宗隆、5打席連続ホームラン!
この時には60本越えすると思うぐらいに凄かった。逃げずに勝負を挑んだ敵もまた見事

2022W杯 日本、ドイツに勝ったあああああ!!
油断して次の試合で格下相手に星を落とすところまで含めて最高!スペインを倒した試合も、クロアチアとのPK戦も凄かったけど、このW杯が数千の命を奪って強行された事を知り、こういう大会を楽しむ事に罪悪感を覚えて記事に出来ず

DVD『キラー猪木』
2022年の私的ニュース1位は猪木の逝去。子供のころの僕のヒーロー、たくさんのロマンを有難う

第34位~21位
というわけで仕切り直し、僕が2022年に聴いたアルバムのベスト34です。いきます!

IsikawaSayuri_20seikinoMeikyokutachi 8第34位:『石川さゆり / 二十世紀の名曲たち 第8集
若草恵のアレンジとチェコ・フィルの演奏にゾクゾク

第33位:『Savoy Brown / Live in Central Park
よもやいまだ現役とはやるなロックじじい

第32位:『Calypso - The Best Of Trinidad 1912-1952
歳を取ればとるほど中南米の音楽の明るさが生まれた喜びのように感じられる

第31位:『Judas Priest / British Steel
私的ヘビメタ最高峰の1枚、でもジャケットは痛そうで見てられない

jACKS_jACKS NO SEKAI第30位:『ジャックス / ジャックスの世界
若い頃に心震わせた音楽が霞んで見える切なさよ(でもランクイン)

第29位:『ブルース・クリエイション / LIVE! 白熱のブルース・クリエイション
黎明期の日本ロックはギタリストのエグさが素敵

第28位:『Duke Ellington & John Coltrane
アーリータイムを生きぬいたジャズマンの音楽性は傾聴に値する

第27位:『Ohio Players / Skin Tight
レアグルーヴの気持ち良さを知ったらドラッグなんて必要ないと田代さんに伝えたい

Hopkinson-Smith-A-portrait.jpg第26位:『Hopkinson Smith / Album
なんでこんなにたくさん弦がある楽器を弾けるんだすげえ

第25位:『Billie Holiday / The Complete Original American Decca Recordings
ビリー・ホリデイの良さは「奇妙な果実」ではない、この暖かさだよおっかさん

第24位:『杉山清貴&オメガトライブ / THE OMEGA TRIBE
Lonnie Liston Smith_Expansions林哲司の作曲センスすげえ。日本のAOR最高峰じゃなかろうか

第23位:『Lonnie Liston Smith & The Cosmic Echoes / Expansions
「ジャズもレアグルーヴも取りこんだブラコン」という自分の説明下手にがっかりだよ

第22位:『Neil Young / Tonight's the Night
ブロ友さんから「酷評された1枚」と聴いて、評論家の無能をまたしても知ってしまった

Jefferson Airplane Bless Its Pointed Little Head第21位:『Jefferson Airplane / Bless Its Pointed Little Head
ジェファーソン・エアプレイン最高傑作間違いなし!なぜそれが分からないのじゃ

映画・TVドラマ
なにせ今年は忙しいこと風の如しだったもんで、映画やテレビはほとんど見ることが出来ませんでした。そして驚くのは、ここにあげる映画&TVドラマのすべてが小学生の時に観たもの。つまり僕って、子供の頃しかTVドラマや映画を観ていなかったのかも。。

TVドラマ『熱中時代』ファースト・シリーズ
首相が殺され戦争も終わらない現代に必要なのは北野先生の優しさ温かさだ

UltraSeven_BluRay1.jpgTVドラマ『ウルトラセブン
人生で何周観ただろう、物心ついてから死ぬまで見る事決定だなこりゃ

映画『じゃりン子チエ 劇場版』 はるき悦巳原作、高畑勲監督
鉄板に鼻水が落ちて湯気が出るシーン、これですよ

映画『大魔神
シン・ウルトラマンよりこっちの方が映像がすげえと思うのは俺だけじゃないはず

第20位~11位
こうやって見ると、今年は本当にワールド・ミュージックや純邦楽を聴かなかったんですねぇ。大好きな音楽も聴けない生活、来年は何とか改善したいです。

FREE Tons of Sobs第20位:『FREE / Tons of Sobs
「All Right Now」をフリーと思っているうちは2流ですぜ。フリーはこれを聴ないと始まらない

第19位:『ベルク:歌劇《ヴォツェック》全曲 バレンボイム指揮、ベルリン・シュターツカペレ
だんだん「やっぱりベルクよりシェーンベルクの方が凄いんじゃね?」と思い始めた時にこれを聴いてやっぱりベルクだな、と

第18位:『Duke Ellington / The Ellington Suites
音楽面から見たエリントン全盛期は、エンターテイメントから解放された最晩年だと僕は思っちょりますが、それを証明する大名盤

HotTuna.jpg第17位:『Hot Tuna
ジェファーソン・エアプレイのメンバーが演奏した、ジェファーソンの数段上を行くレイドバック・ミュージック。しかも馬鹿テク

第16位:『The Don Cossacks Of Rostov / Cossack Folk Songs
コサックが持っていた音楽…こういうのを聴くだけで時間も場所もワープできちゃうから音楽はすごい。ついでに言うと、こういうものに触れてさえいれば、ロシアが悪いとかウクライナが悪いとかいうアホみたいに単純な二元論を無責任に発言する馬鹿が減るはず

第15位:『マーラー:交響曲第2番《復活》 ショルティ指揮シカゴ響
死の恐怖にどう克つか、それを追い続けたのが西洋の19世紀だったのでは

第14位:『Omara Portuondo / Buena vista social club presents Omara Portuondo
レイドバック・ミュージックを聴くならやっぱり中南米ですよ奥さん

Wien Modern 3第13位:『ヴィーン・モデルンⅢ』 アバド指揮、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団
リアルタイムに現音を追っていた時代にしびれた1枚。今でも素晴らしいと思う

第12位:『Mercedes Sosa / Serenata para la tierra de uno
もうね、この人のアルバムはぜんぶランクインさせたいですよ(しないけど)

第11位:『John Mayall / The Blues Alone
John Mayall_Blues Aloneいぶし銀のカッコよさはジョン・メイオールと木戸修から学んだ

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 素晴らしいものを選外にする必要はないと思って、いつも今年聴いたアルバムの中で心にビンビン来たものはぜんぶランクインさせてるんですが、それだけに僕の中に深く刻まれた音楽は、聴かずともぜんぶ音が脳内再生できてしまいます。素晴らしい音楽です。20位でも30位でも、ここにあげたものはすべて超おススメ、これらの音楽を僕は一生聴き続けるんだろうなあ。というわけで、20位から1位までは、また明日!!

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2021年に聴いたアルバム 独断と偏見のベスト43 +α!(後編)

 2021年のベスト・レコード後半です!昔に比べて民音やクラシックが多く入っているのは、生活に民音やクラシックを聴くだけの時間が出来たから。民音とクラシックは楽式が一定じゃないので、ながら聴きできないんですよね(^^;)。逆に言うと、仕事が減って暇になってきたんだな、みたいな。コロナもあったけど収入がヤバいです、誰か音楽レビューの仕事でもいただけませんか(懇願)。
 というわけで、後半戦です!

第20位~11位
Barbara Chante Barbara第20位:『エチオピアの音楽
地鳴りするような大人数での儀式音楽には圧倒された

第18-19位:『Barbara / Chante Barbara』『Barbara
シャンソン最高峰といえばピアフでもダミアでもなくバルバラだ

NiimiTokuhide_KazewoKiku.jpg第17位:『新実徳英:風を聴く
西洋の最先端と日本音楽の美感をアウフヘーベンしていた頃の日本現音はすごかったな

第16位:『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 メニューイン(vn)、フルトヴェングラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団
「今のミュージシャンの方が昔よりレベル高い」と言う人はぜひこれを聴いてほしい

Afghanistan The rubab of Herat第15位:『アフガニスタン:ヘーラートのルバーブの音楽 Afghanistan: The rubab of Herat
南アジアから西アジアにかけての音楽はレベルが段違いなので、音楽のレベルだけで語るとこの地域の音楽が全部上位独占になる

第14位:『Paul Bley / Footloose
20世紀前半のクラシック和声に届いた数少ないジャズのひとつ

Debussy_TsukinoHikari_MoniqueHaas.jpg第13位:『端唄 古典芸能ベストセレクション
鶯芸者の歌う小唄は艶っぽい、市丸なんて絶品だ

第12位:『ドビュッシー:月の光 ピアノ名曲集 モニク・アース(p)
僕にとっての西洋音楽の和声の根本は間違いなくここ

Yuri to Kohituji ChuseiEngland_Anonimas4第11位:『百合と小羊~中世イングランドの聖歌と多声楽曲~ アノニマス4
イギリス音楽はサッカーに似てる、ヨーロッパ強豪ではないけどたまにすごい

ゲーム
 実際には昔遊んだ記憶だけで書いたものがほとんど。それでも、映画や音楽は新作に手を出す気になれないけど、ゲームは遊んでみたい新作があるからすごいです。時間がないので実際には手を出せないんですけどね。。

EchoNight.jpgエコーナイト
よもやゲームに死生観を学ぶとは思わなかった、ゲーム中は完全にその世界に入りこんでた

ゲイングランド
僕にとってのアーケード・ゲーム最高傑作ってもしかしたらこれだったかも

WalkingDead4.jpegウォーキング・デッド The Walking Dead
シリーズ4作すべて傑作。ホラー映画はいずれゲームにとって代わられると思わされた

第10位~4位
第10位:『プーランク:歌曲集 デュポス(s)、カシュマイユ(br)、ロジェ(pf)
これほどの歌曲が20世紀初頭に作られていたという事実。これを聴いたら今のポップスなんて幼すぎて…たぶん現代が幼稚化してるんだな

Bartok_StringQ_3-4_AlbanBergQ.jpg第9位:『バルトーク:弦楽四重奏曲 第3番、第4番 アルバン・ベルク・カルテット
近代音楽屈指の完成度を誇る曲。こういう音楽があるのに「クラシックは聴かない」とか言っちゃう人を僕は音楽ファンとは認めない

第8位:『スペイン古楽集成Ⅵ エルチェの神秘劇 El Misterio de Elche
無伴奏独奏の古風でエキゾチックな雰囲気から西洋ポリフォニーになだれ込むその瞬間は鳥肌もの、構成力も見事。これが13世紀の音楽とは!

Mercedes Sosa Homenaje a Violeta Parra第7位:『Mercedes Sosa / Homenaje a Violeta Parra
アルゼンチン・フォルクローレもヌエバ・カンシオンも聴かない人はぜひ!はじめて聴いた時には「こういうのを歌と言うのか」と衝撃を受けた

第6位:『ギニアの音楽 Guinée: Les Peuls du Wassolon (La Danse des chasseur)
集団演奏の凄まじさ、土着音楽のパワー!日本にも西洋にもない形容しがたい音楽に打ちのめされた

Ives_NewIngrand_Ozawa_Boston.jpg第5位:『アイヴズ:《ニューイングランドの3つの場所》 《交響曲第4番》 《宵闇のセントラルパーク》 小澤征爾&T・トーマス指揮ボストン響
まったく違う音楽が交錯していく様をはじめて聴いた時の衝撃ったらなかった。アイヴズと武満徹は自分の狭い音楽観を吹っ飛ばしてくれた恩人

第4位:『Chick Corea / "Is"
フュージョン時代をチック・コリアと思っていたら彼に失礼、これかサークル時代が間違いなくキャリアハイ

書籍
 僕は意外と読書家で、自然科学から哲学や詩まで何でも読みます。そのへんは音楽や映画と同じですが、映画や音楽と違うのは、本は読み返そうとすると時間がかかるんです(^^;)。だからレビュー数は少なくなっちゃうんですが、実際には歳をとってからは音楽より本に触れている時間の方が長いかも。今まで読んだ本のレビューは、間違いなく死ぬまでに終わらせることが不可能、だって哲学や自然科学系の本を10冊ほど読み返すだけだって何年もかかっちゃいそうですから。

Malarume_Si to Sanbun天才の思考 高畑勲と宮崎駿』鈴木敏夫
プロフェッショナルとは何かを教えてもらった1冊

詩と散文』ステファヌ・マラルメ著、松室三郎訳
マラルメはアヴァンギャルドになり過ぎる前の象徴主義的な詩を書いていた頃が至高

1976年のアントニオ猪木』柳澤健
戦後日本が復興した時に、男が「このぐらいで負けてたまるか」と頑張れた力の源は力道山、長嶋茂雄、アントニオ猪木、矢沢永吉、松田優作だと割とマジで思ってる。現代は男が憧れる事の出来る英雄がいないのが悲劇だ

19786nen no AntonioInoki新版 ウイルスと人間』山内一也
政治家のみならず医者やニュース・コメンテーターの多くもコロナ対策を誤っていると僕は思ってますが、そう思う理由はウイルスとはどういうものかを把握できていないと感じるから。みんなまずは正しいウイルスの知識を持とう!

巴里の憂鬱』ボードレール著、三好達治訳
ボードレールは『悪の華』より『巴里の憂鬱』の方が現代人が持つアウトサイダー的な課題を言い当ててると思う

第3位~1位
Burundi_Musiques Traditionnelles さて、今年聴いたレコードのベスト3です!でもこれは「久々に聴いたらその新鮮さに驚いた」というのもランクに反映されたかも。たとえばメルセデス・ソーサのモダン・フォルクローレやバルトークの弦カルが音楽的に劣っているわけがないんですが、あまりに好きで聴き続けて来たもんだから自分の中に新鮮さがなくて、ついついランクがやや落ちた、みたいな。いずれにしてもこの3枚のアルバムに収められた音楽が素晴らしかったのは間違いなし!

AokiReibo_NingenKokuhou Shakuhachi kinkoryuu第3位:『ブルンジの伝統音楽 Burundi: Musiques Traditionnelles
さんざん音楽に嵌ってきたというのに、これに似た音楽を他に聴いたことがないという衝撃

第2位:『青木鈴慕 / 人間国宝 尺八(琴古流) 青木鈴慕
伝統より革新、右派より左派好きな僕が、尺八だけは都山流より琴古流なのはこの人がいたからかも。1音だけでもかすれ、響き、震え、消えるというドラマがある音の凄さ

SpainKogakuShuusei2.jpg第1位:『スペイン古楽集成Ⅱ 中世宮廷の単旋律歌曲(12・13世紀)/アンダルシアにおけるアラブ系音楽(13世紀)
レコンキスタまっただ中のスペイン音楽はキリスト教圏のものもアラビア圏のものも現代の音楽にはない美しさ!

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 今年もお世話になりました。日本は何とかコロナが沈静化している状態ですが、世界は医療崩壊してるところも膨大な死者を出している国もあるので、どうか皆さん気をつけてくださいね。年末年始はやりたい事があるんですが、家族サービスも考えるとどこまで出来るか…それでは皆さん、よいお年を!!

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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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