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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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TVアニメ『世界名作童話 アンデルセン物語』 虫プロ

AndersenMonogatari.jpg これも虫プロ制作、アンデルセン童話のTVアニメ化作品です。キャンティとズッコという妖精のようなキャラを狂言まわしに設定して、毎回登場人物の違う一話完結の短編を、うまくつなげていました。

 「雪の女王」「人魚姫」「みにくいあひるの子」などなど、アンデルセン童話の有名なお話は、全部このアニメで知りました。個人的なおススメが「がんばれママ」という話。幼稚園児の頃、これを見て号泣。この話だけは、大人も不良も一度は見て欲しい!親不孝者は悔い改め、やくざは足を洗う決心がつくかも。以下、そのストーリーを少し(ネタバレを含みますので、読みたくない方は◆◆◆◆の所まで飛んでください^^)。

GnbareMama.jpg 吹雪の夜、病気の子供とその母親が住んでいる家に、道に迷った旅の老人が訪れる。母親は老人を家に迎え入れ、スープを温め直しに台所へ。そしてスープをご馳走しようとリビングに戻ると、老人が子供をさらっていなくなっていた。その老人、実は神さま。子供を取り返そうと馬にそりを牽かせて吹雪中をさまよう母親。子供を見つける事と引きかえに、母親は色々なものを失っていく。夜の精からは馬とそりを取りあげられ、水の精には目玉を奪われ、木の精に「先に逝きたければ俺を温めろ」と言われて棘にしがみつかされて全身穴だらけ、魔女からは若さを奪われる。そこまでして辿りついた神さまのすみかでは、自分の子供のふたつの運命を見せられ…。

◆◆◆◆
 たまたま見ていた、たった24分のこの話から、色んな事を教わった気がします。人生の中の24分なんて一瞬のはずだけど、こんなに心を動かされ、いまだに忘れられないんだからすごい…。この話、大人が見ても心打たれるんじゃないかと。世界では、今も色んな嫌な事がありますよね。人間同士の社会に関して言うと、「相手の気持ちになって、相手の痛みを知る気持ち」というものが欠けると、人間はいくらでもエゴにも残忍にもなってしまうんじゃないかと思います。情操教育というものがありますが、その究極の目的は「相手の痛みを感じられるようになる事」にあると僕は思ってます。もし「がんばれママ」を見ていたら、親に暴力を振るう子供や、子供に残忍な行為をする大人なんて、そう簡単に生まれないんじゃないかと思うんです。そしてこの「相手の痛みを知る」という、社会に生きる人間にとっての大原則が人の世界にもっと広まったら、人間同士の争いも少しは減るんじゃないかと思うのでした。小さな子供のいるお父さんお母さんは、絶対にこのアニメを子供に見せてあげてほしいです。人の痛みの分かる大人に育ってくれるかも。それにしても、手塚治虫さんって、いい仕事をいっぱいしてますね~。話が面白いとかそういうレベルじゃなくって、「何を伝えるのか」というところがすごいんだと思います。


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TVアニメ『悟空の大冒険』 虫プロ制作、杉井ギサブロー監督、出崎統演出・作画監督

Gokuu no Daibouken 手塚治虫が創設したアニメ制作会社虫プロ制作のアニメーションです。内容はタイトル通りで、西遊記をベースにしたユーモラスな内容。主人公の悟空も2頭身で可愛らしいし、子どものころは好きでよく見てました。

 好きだったいちばんの理由は、絵柄の可愛らしさ。観ていたのは幼稚園ぐらいの年齢だったもんで、それぐらいしか覚えてなかったんですが、この前ふとしたきっかけで何話か観たら、その絵柄の素晴らしさに驚きました。いや~、アニメーションとしてめっちゃ優れてるじゃないですか。。ディズニー以来のアニメーションの技法がギッチリ詰まってる感じ。貧乏な日本のアニメなのでセル数が少なくてカクカク動くんですが、床に落ちれば穴が開き、走れば足がグルグル回って土煙が立つ、驚けば目が飛び出し、怒れば頭から湯気が出る(^^)。背景の山や建物も絶妙にデフォルメされていて、絵以外では不可能な表現。色も近似色や中間色を使って表現されていて、色彩感が見事。こういう所が、宮崎アニメになくて虫プロアニメにある所なんですね(^^)。

 これ、楽しようとしてデフォルメしたわけではないと思います。いや、そういう事情もあったかもしれませんが、実際のものをそのまま写し取るだけなら、絵画やアニメは写真やフィルムに勝てません。だから、アニメでしか出来ない事を追及していくのがアニメの生きる道であって、実写では不可能な描写、絵が動くイリュージョン、こういうところを見事に処理した、笑いとロマンを与える素晴らしいアニメだったと思います。作画監督は出崎統さんですが、この人の作画や演出や構成の素晴らしさ、僕はのちに「エースをねらえ!」という映画で知る事になります。その話はまたいつか(^^)。

 西遊記ベースの冒険談だから、面白くないわけがないんですよね(^^)。大人が観るもんじゃないですが、それでもなつかしかった。西遊記は堺正章もこれも好き、虫プロ作品では、「ジャングル大帝」や「リボンの騎士」より、「悟空の大冒険」や「アンデルセン物語」が好きだった僕でした(^^)。


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TVドラマ『魔女の条件』 松嶋菜々子、滝沢秀明出演

Majo no Jouken ジャニーズ事務所、今は滝沢秀明さんというタレントさんが運営側に回っているそうですが、その滝沢さんが主演したテレビドラマです。1999年制作。主題歌は宇多田ヒカルさんのファースト・ラブ。当時付き合っていた人がこのドラマに嵌まっていて、付きあいで一緒に見ていたら自分も引き込まれた感じでした。

 ドラマの内容は、女教師(松島菜々子)が男子生徒(滝沢秀明)と関係を持って、世間から迫害されていくというもの。女教師と生徒…大人が未成年の少年に手を出す…って、リアルジャニーズじゃねえか (^^;)。毎回「いけない一線を越えた」とか「先生がつかまった」とか「別れを決意した」とか、そういうところで終わるので、次が見たくなっちゃってね。完全に制作側の思うつぼでした(^^;)。

 そういう意味では、たしかに夢中で見てたんですが、じゃあ見た後に何かが自分の中に残ったかというと、何もなかった(^^;)。最終回まで観たけど、「探偵物語」「ゆうひが丘の総理大臣」「ウルトラセブン」みたいに、「これはよかった、またいつか観たい」とは、残念ながら思えなかったです。それは仕方ない所で、このドラマって、何か重要なテーマを扱っていたわけでも、笑いや感動を提供していたわけでも、「見せ物」として何か価値があるものを提供していたわけでもなかったと思うんですよね。すごく気になる出来事を最後に用意して「来週に続く」として、来週も観て結末を知りたいと思わせる、という手法だけがあったんじゃないか、みたいに、途中からは思うようになっていました。

 でもこういうテレビドラマって、仕事から帰ってきた若いOLさんが息抜きに垂れ流しで観るためのものなんだろうし、見る方だって何かを期待すらしていなくて、見てる間に飽きなければそれでいいのかも。逆に、仕事から帰ってきて深く考えさせられるドラマをやられても疲れるでしょうし。なんだかんだいいつつ、大人になってから観た数少ないテレビドラマのひとつでした。


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TVアニメ『ルパン三世 TV第1シリーズ』

Lupin3rd_1stTvSriesDVDBox.jpg モンキー・パンチの描いたルパン三世の世界観にいちばん近いアニメーションは、テレビ第1シリーズ前半と、映画『ルパンVS複製人間』のふたつと思います。でも、僕が面白いと思っているものは少しずれていて、テレビ第1シリーズのすべてと宮崎駿さんが関わったもの(映画『カリオストロの城』と、第2シリーズのいくつかの話)です。原作コミックが大好きなくせに、アニメは原作に忠実かどうかは重要視してない自分がいるんですから、面白いものです。つまりアニメのルパンって、原作から離れてひとり歩きして、独自の魅力を持つようになったもの、という事なのかも知れません。中でも1971~72年に制作されたテレビの第1シリーズはDVDボックスを持っているぐらいの個人的大フェイバリット。本当なら、全話をすべて個別にレビューしたいぐらいに好きな作品なのです。

 第1シリーズはアニメとは思えないほどに深く面白い話の多い作品ですが、初回放送時は低視聴率にあえいだというのだから人間は分かりません。人間って習慣の生き物だと言いますが、それだけにたいがいの人は自分で善悪を判断してると思っていながら、実は習慣として受け入れているもの以外はみんな拒絶する傾向にあるのかも。そうなると、パイオニア的なものや個性的なもの、あらたなものというのは割を食いやすくて、アニメといえば子供が観るものという時代にとって、ルパン第1シリーズはアダルトすぎたのかも知れません。そのためか、番組の前半と後半で作風がかなり変わります。

Rupin3rd_TV1st.jpg 番組前半は、アダルトでハードボイルド。子どものころは、この前半が衝撃でした。第2話「魔術師と呼ばれた男」では、女が絡んでの魔術師と怪盗の対決、最後に魔術師は火に焼かれながら滝の中に落ちていきます。女は男に殺しをさせ、男はそれをさせる女を愛している…『暗くなるまでこの恋を』というフランス映画がありますが、それぐらいアダルトな作品です。
 第9話「殺し屋はブルースを歌う」では、かつては恋人同士で犯罪のパートナーでもあった殺し屋を、女が撃つ羽目にあうというもの。そうなった経緯が実にハードボイルドで、ジャン・ギャバン主演のフレンチ・ノワールを観ているようでした。第6話「雨の午後はヤバいぜ」は、セリフ回し自体がハードボイルド。次元がずぶぬれで帰ってきたルパンに言うセリフ「どうした、ふられたのか?」は、「雨に降られたのか」と「女に振られたのか」のダブルミーニングでしょう。その後の「行ってやりなよ」「いいのか?」「行くなと言わせたいのか?」…このハードボイルドなセリフのやり取り、とてもアニメとは思えません。こうしたハードボイルドなせりふ回しは、6話「雨の午後はヤバいぜ」にも登場します。うしろから不二子に銃口を向けられたルパンが言うセリフは、「よしなよ冗談は。ブローニングは背中に感じやすいんだ」
 というわけで、殺しあり、女あり、裏切りありのクールな前半は、フレンチノワールそのものと言っていいほどのハードボイルド作品でした。そうそう、日本のセックスシンボルのひとつと言ってもいいだろう名キャラクター・峰不二子ですが、キャラクター性も作画も声もすべてひっくるめて、このファーストTVシリーズの不二子が絶品です。70年代初頭にして、白のニーハイブーツ履いてバイクに乗りまわして、男をセックスアピールで手玉に取る悪女で…時代の最先端を行っていた女性像だったんじゃないでしょうか。だって、この頃ってまだ見合い結婚が普通だった時代ですよ、信じられません。

MineFujiko_1stSeries.jpg うって変わって後半は、笑いあり大どんでん返しありの痛快な娯楽作品。番組後半は宮崎駿さんが手がけたそうですが、これはこれで最高の楽しさでした。前半のルパンは、高級車を乗りまわして、厭世観から逃れるために泥棒をやっているようなクールさがですが、後半のルパンはミニクーペに乗って必死に生きている熱さがあります。それでいて下世話ではなく、美学を持っている所がいいです。第14話「エメラルドの秘密」のラストシーンが秀逸で、苦労して手に入れたダイアを森にばらまいて落してしまい、ひとつだけ残ったダイヤモンドを「こんなのを盗ったとあっちゃぁ、ルパンの名折れさ」と捨てます。これはカッコいい。。そういえば前半でも、隠した現金がダイナマイトで吹っ飛び、それを観て時限と一緒にタバコを吸って大笑いするシーンがありましたが、こういう美学を感じるところがファーストTVシリーズの質の高さじゃないかと。これは製作者側の教養や品格の高さであって、これって教養や品格のある人でないと描けない部分だと思います。

 医師免許を持っていた手塚治虫さんもそうですが、昔のコミックやアニメーションのクリエイターさんって、教養ある文化人だったのだろうと思います。モンキー・パンチさんはもちろんの事、このTVシリーズに関わった宮崎駿さんや大隅正秋さんなど、当時は人口比でごく一部でしかなかった大学に行くレベルの知的エリートだったでしょうから、専門馬鹿ではなく、教養に溢れていたのでしょうね。どう考えたって、80年代以降の低能なTVドラマなど比較にならないほどのドラマ性と品格を持った伝説のテレビアニメーションだったと思います。


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書籍『「ウルトラマン」の飛翔』 白石雅彦

Urutoraman no Hishou 「ウルトラセブンの帰還」という本がとても面白かったので、同じ著者のこんな姉妹本も読んでみました。ウルトラマンのドキュメント本で、こっちの方が先に書かれたみたい。

 この本も、ウルトラマンの企画段階から番組終了までをドキュメントしています。先に書かれたからか、セブン本に比べると、構成が洗練されてなかったり、寸詰まりに感じられたかな?ウルトラマンの企画が決定するまでの紆余曲折が第1章なんですが、これがダルかった(- -*)。企画の変遷はメッチャ興味あるんですが、それほど重要とは思えないところの検証やら何やらが長すぎて、第1章は苦行でした。打ち合わせの日時とか、電話したかどうかとか、予算の細かい変遷とか、もっと要約していい気が(^^;)。反対に、最終章になると急に巻きが入って、尻切れトンボ。この反省があって、次のセブン本がバランスよく書かれたのかも。

 でも、第2章からの、実際のクランクイン以降のドキュメントは面白かったです!僕は、円谷特撮ヒーローは、ウルトラセブン、ウルトラマン、ミラーマンの3つが特に好きなのに、ウルトラマンの関連の舞台裏本はあまり読んでないもので、面白い話がてんこ盛りで良かった!バルタン星人の分身シーンの撮影の原理とか、脚本の変遷とか、作品全体の申し合わせ事項とか、とにかく面白かったです。特撮ヒーロー番組って、ほとんどの場合、途中で視聴率挽回や役者の交代劇とかで方向性がぶれていくんですが、ウルトラマンとウルトラセブンだけは終始ブレがないのがすごい。そのブレのなさも、ブレないよう何度も何度も修正していく制作陣の熱意とプロフェッショナルさがあってのものだったんだなあと、本を読んでいて感じました。こういう本を読んでいると、テレビを観ている時は名前が一瞬だけ映る監督や脚本家それぞれの名前や個性が見えてきて、また何を考えてこの話を作ったのかとかが、どんどん深まってきて、とても楽しかったです。

 完全に、子どもの頃にウルトラマンを楽しんだ人に向けた、大人向けの濃密な本でした。第1章がダルかったですが、そこさえ越えれば最高に楽しいドキュメンタリー。次に僕がウルトラマンを観るのはいつの事になるか分かりませんが、その時にはもっとウルトラマンを楽しめるような気がします(^^)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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