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TVドラマ『仮面ライダー』#4 最終回へ

KamenRider_4.jpg 仮面ライダーのレビューもいよいよ最終回!終盤は3部作とか4部作とか、回を跨いだ大作が多いです。見所は、ショッカー滅亡篇、にせライダー篇、そして最終回前後編です(^^)。

■第78話:恐怖ウニドグマ+ゆうれい怪人
■第79話:地獄大使!!恐怖の正体?
■第80話:ゲルショッカー出現!仮面ライダー最後の日!!
■第81話:仮面ライダーは二度死ぬ!!

 ショッカーが滅び、新たな悪の組織ゲルショッカーが登場する4部作です。東映制作の特撮ヒーローは、物語がマンネリに陥ると数話続きの話を挟んでドラマを動かしに行くときがあります。キカイダーのハカイダー回、V3のライダーマン回、そして仮面ライダーは、まずはこの敵組織の交代劇がそれです。ちなみに仮面ライダーはこの後にもう一山あります。
 強力な新組織の描写が良かったです。ショッカーの戦闘員が無残にも新組織に蹂躙され、仮面ライダーですら敵怪人どころか戦闘員と互角の勝負。これはやばいんじゃないの…というわけで、旧一号ライダーぶりに、ようやくドラマに緊張感が戻ってきました(^^)。

KamenRider_ShockerRider.jpg■第92話:兇悪!にせ仮面ライダー
■第93話:8人の仮面ライダー
■第94話:ゲルショッカー首領の正体!!

 人気の高いショッカーライダー篇です。100話近くある仮面ライダーもこのあたりから最終回に向かって話が展開。2人の仮面ライダー、アンチショッカー同盟、何体もの怪人、6人のにせ仮面ライダー、この4つ巴。
 この回の私的いちばんの見所は、飛んでいるヘリコプターにぶら下がるスタント!子供のころは、こういうのに熱狂して危険な仮面ライダーごっこに夢中になったんですよね。ベランダの手すりに自分でぶら下がったりしてね(^^)。
 話ですが、仮面ライダーとイナズマンの終盤は似ています。どちらも社会を変革しようとするアングラ組織が出てくるんです。これって、70年代安保闘争のセクトですよね、ぜったい。こうした組織に好意的な描写だったりするので、もしかすると、安保闘争に参加して大企業就職への道が絶たれた大学生たちが、脚本家になったり、映像業界に流れたりしたのかも。

KamenRider_ShockerShuryou.jpg■第97話:本郷猛変身不可能!!
■第98話:ゲルショッカー全滅!!首領の最後!!

 いよいよ仮面ライダーも最終回。この回の見所もスタントで、ロープウェイの天井に乗って移動。これがけっこうな高さで、下は湖!うおーこええ、キ〇タマがひゅんひゅんするぜ。子供のころ、こういうのに燃えたなあ。
 ドラマは、最終回にしてはあっさりしていたんですが、2段階で変化するショッカー首領のデザインがなかなか不気味で、子供のころはこれに「おお!」と盛り上がってました。ただ、ショッカーは滅んだものの、首領がどういう存在だったのかよく分からず残念。まあ、最終回といったって間髪いれずに次回作の仮面ライダーV3が始まったわけですし、ドラマをここで完全に終わらせる気はなかったんでしょう。

* * * * *
 実は僕、昭和の仮面ライダーシリーズは、最初の仮面ライダーからシリーズ第5作のストロンガーまで一話も見逃すことなく観ています。それぐらい好きだったわけですが、その上で言うと…「何度観ても感想はいつも同じ、昭和仮面ライダーを見るなら最初の仮面ライダーの1~7話だけでいい」ということです(^^)。それで足りない時はショッカーライダー篇とラスト2話、それでも足りない時はスタントが秀逸な回だけ見る、ぐらいの感じで充分じゃないかと。
 最初の7話は人生で何度見直したか分かりませんが、何度観てもいいです。特にバイクでの階段登りは、観るだけで幼少時に覚えたワクワクがフラッシュバックしてきます。仮面ライダーは幼少時の大きな思い出のひとつで、見ていると親や兄弟、そして子供のころに一緒に遊んだ友達の顔まで合わせて思い出す、タイムカプセルのような番組です。たぶん、面白くて見ているんじゃなくて、懐かしくて見るんでしょうね。実際に、昭和40年代の風景が記録されているわけですし。


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TVドラマ『仮面ライダー』#3 スタント・アクション傑作群

KamenRider_3.jpg 仮面ライダーは全部で98話もあります。その中で本当に面白いのは最初の7話。次に面白いのはずっと先で、ショッカーが滅んで最終回に向かって盛り上がっていく78話以降。というわけで、中盤は話がちょっとアレなんですが、でも中盤の仮面ライダーは別のところに魅力があるのです。というわけで仮面ライダー第3回は2号ライダーから新1号ライダーという中盤から、僕が好きな話だけセレクト!

■第40~41話:死斗!怪人スノーマン対二人のライダー/マグマ歌人ゴースター 桜島大決戦
 九州ロケ回です。個人的なことですが、この回は僕にとってうれしい映像満載。劇中に大きな旅客船が出てくるのですが、子供のころ、この船に乗った事があるんですよ!赤い煙突で、鳥の形のエンブレムがついていて、行き先が九州なので、間違いないんじゃないかと。船の中に映画館があって、大きなレストランがあって、個室に泊まって…いい思い出です。ただ、航行中にデッキに出たら、風が強くて飛ばされそうになり、死ぬほど恐かった(^^;)。この回を見ると、思い出の船内が見れて懐かしいのです。
 さて、この回は第4クールの初回で、名キャラクターの死神博士が初登場。子供のころ、仮面ライダーの死神博士とキカイダーのプロフェッサー・ギルは、怖すぎて本気でビビってました(^^;)。子供のころ、顔の下から懐中電灯を当てて人を脅かす遊びをよくやりましたが、あれは死神博士やプロフェッサー・ギルのライティングを見て誰かが思いついたんじゃないかと思っています。
 そしてこの回は初のダブルライダー回でもあって(とはいえ、ここからダブルライダー編になるわけではなく、1号はあくまでゲスト扱い)、久々に1号ライダー登場。藤岡さん退院おめでとう!

■第46話:対決!!雪山怪人ベアーコンガー
 草津ロケ回です。このへんは仮面ライダーが一世を風靡していたころなので、ホテルや観光地の宣伝のための誘致が多かったのかもしれませんね、スタッフは楽しかっただろうなあ。おかげで、昭和40年代の日本各地の風景がたくさん見れます。
 ここまで、仮面ライダーの魅力について、旧1号ライダーの怪奇性や恐怖映画ばりの演出の事ばかり書いてきましたが、子供のころはアクションも大変な魅力でした。ウルトラマンの魅力が「怪獣の大きな手が窓ガラスを破って部屋に入ってくる!」みたいな特撮のイリュージョンと社会派のストーリーだとしたら、仮面ライダーの場合はアクションだったといってもいいほど。この回の見どころも明らかにアクションで、スノーモービルに乗りながらの戦闘シーンが秀逸!スノーモービルに引きずり回されたり、走るスノーモービルから転げ落ちたり、走っているスノーモービルから飛び移ったり。これはすごい。

■第51話:石怪人ユニコルノス対ダブルライダーキック
■第52話;おれの名は怪鳥人ギルガラスだ!

 2号ライダー編もいよいよ大詰め。2号ライダー編は、一般人がショッカーと対等に渡り合ってしまったり、怪人のデザインが雑だったりと、いろいろキツイ点もあります。これらが制作会議で問題になったのか、第4クール後半からちょっと持ち直してきます。ショッカーの強さが盛り返し、怪人のデザインや着ぐるみの作りも挽回してくるのです。
 51~52話は、どちらもダブルライダー登場回。2号ライダーが敗れ、1号ライダーが救いに来て、最後にふたりで大逆転。この頃のプロレスにタッグマッチ3本勝負というものがありましたが、どちらの話もあれと同じ作りです。弱いほうのパートナーがまずフォールされ、2本目で取り返し、3本目でタッグリーダーが相手を倒す、みたいな (^^)。どちらも内容がある話とも、大人の鑑賞に堪える出来栄えとも思いませんでしたが、2号ライダー編の中ではこの2つがいちばんよく出来た話じゃないかと。懐かしければそれでいいのだ。

■第53話:怪人ジャガーマン 決死のオートバイ戦
 ここから新1号ライダー篇、オープニングも見慣れた2号から新1号に変わります。この回最大の見所はバイク・スタント。仮面ライダーとショッカー合わせて7~8台のバイクでスタントをするんですが、地味に凄いのはオフロードコースをオンロードのバイクで走っているショッカー戦闘員がいること。これはかわいそうだ(^^;)。。他にも、バイクごと急斜面を落ちるスタント、ショッカー隊員が乗ったまま炎上するバイクも凄かった!この撮影が命がけ、ショッカー戦闘員の頑張りが最大の見せ場じゃないでしょうか!

kamenrider_Fukurou Otoko■第60話:怪奇フクロウ男の殺人レントゲン
 この回ですごいのは階段落ち!落ちる場所は階段ではなく、ほとんど垂直といっていいほどの場所。ここを、フクロウ男がかなりの高さから転がり落ちるんです。よく見てないと凄さに気づかないまま見過ごしそうなシーンですが、これは仮面ライダーで最も危険なスタントじゃないかと。これは一見の価値ありです!
 ところで、この回のサイクロン号って、ケツの跳ね方が派手で族車っぽい(^^;)。

■第68話:死神博士 恐怖の正体?
 死神博士の殉職回です。「恐怖の正体」といっても、「ええ!あの人だったの?!」というわけではなく、この話ではじめて出てくるイカなんですけどね(^^;)。この回の見所は、イカデビルの着ぐるみの出来栄え。ライダーカードで見たときは「イカかよ、弱そうだな」と思ってたんですけど、動いているイカデビルは意外にも凄いリアル。ヌルッとした質感まで出ていて、本当にイカっぽいです。醤油をつけて焼いたらうまそう。

kamenrider_ropeway.gif■第71話:怪人アブゴメス 六甲山大追跡!
 これもまたアクションが見せ場の回です。かなりの高さのロープウェイから半身はみ出してのスタントアクション!ロープウェイのドアが開いたままの戦闘シーンもタマヒュンですが、最後のロープウェイに腕だけでしがみつくスタントがすごい。命綱で繋がれているにしたって、これは興奮します。危険度はふくろう男回の階段落ちのほうが上でしょうが、視覚的なインパクトでいえば、この回が昭和ライダー最高のスタントではないかと!

* * * * *
 10話から40話あたりは、話はグダグダでちょっと辛かったですが、40話以降はスタント・アクションを見せ場にする方向になったようで、このスタントが素晴らしいです。放送倫理に引っ掛かるのか、いま、スタントの凄さを売りにするテレビ番組ってなくなったので、こういうのは貴重。やっぱりCGよりもリアルなアクションですよね(^^)。そして、この派手なアクションにつられて、幼少時はライダーごっこに夢中になっって高い所から飛び降りたり危険なところを走ったりしてたなあ。長嶋茂雄と猪木と仮面ライダーとブルース・リーとタイガーマスクは、間違いなく昭和男子の運動能力を向上させてましたよね(^^)。


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TVドラマ『仮面ライダー』#2 昭和ライダークライマックス回&2号ライダー登場

KamenRider_2.jpg 仮面ライダーのレビュー、まともにやったら感想を100話近く書かないといけないので、僕が好きな話だけセレクトしていきます。第2回は、旧1号ライダー回の続きと、2号ライダー登場まで!

■第5話:怪人かまきり男
 巨大な地震で日本壊滅を狙うショッカーは、地震研究所の研究員を誘拐。何とか研究員を救い出した本郷ですが、ショッカーに奪い返されます。日本全滅となる巨大地震が起きるまであと30分。ライダーは研究員に取り付けたGPSを追い…
 この回でまず素晴らしいのは、本編の前のオープニング。バイクで階段をあがって行くんですよ、すげええ!子どもの頃、このオープニングに目が釘付けでした。バイクでの階段あがりは友だちもみな感動して、モトクロス・バイクにサスペンションというものがついていることも知らず、みんなで階段を自転車で降りる挑戦をしました。あれ、めっちゃ恐いんですよ、出来るかどうか以前に、倒れないだけでもすごいほど。ケツは痛いしね(^^;)。。
 本編で素晴らしいと思った点はふたつ。ひとつは恐怖の演出です。怪人が近づいてくる時に音だけして、ガラスの向こうに影だけ映る!これは完全にホラー映画の演出だ。
 もうひとつは、仮面ライダーが井戸に落とされて絶体絶命になること。井戸の下から上を見上げるアングルがあるんですが、これがものすごい高さ、貞子の絶望も分かろうというもんです。実に緊迫感のある演出で、これを超えるほどのヒーローピンチの緊迫感というと、ウルトラセブン「セブン暗殺計画」ぐらいかも。昭和の特撮ヒーロー番組で残念な点は、ヒーローが強すぎて話に緊張感が生まれず、だれてしまう事。これは制作会社が東映で、テレビ時代劇の悪しき慣習を引きずってしまった為だと思うんですが、旧1号ライダーの最初の7話はこの問題点をクリアしてたんですよね。

Kamenrider_Bike Kaidan■第6~7話:死神カメレオン/死神カメレオン 決斗!万博跡 元日本海軍少佐がショッカーに襲われます。ショッカーの狙いは、第2次世界大戦の際に、敗戦濃厚となったナチが日本海軍に託した財宝のありか。
 姿は見えず影だけ見える演出は、ハーマン・フィルムなどの恐怖映画のものですね(^^)。。またその出来栄えがいいです。さらに、劇中では怪人は「死神」と呼ばれ、ショッカーの改造人間の中でも屈指の強さ。この恐怖演出と敵の圧倒的な強さが、初期仮面ライダーの緊迫感、ひいては話に引き込まれる面白さにつながっていると思います。
 この回はストーリーの盛り上がりが凄くて、初期仮面ライダーのクライマックスと言っていいほど。ショッカーと本郷でナチの遺産の争奪戦となり、ショッカー科学班がライダーの弱点を解析。線路に縛られる、ショッカーの秘密基地の罠にかかって迫る天井に潰されそうになる、ジェットコースターの線路の上での格闘、展望台からの落下など、本郷は危機一髪の連続。それをギリギリのところでかいくぐり続け、最後の最後でショッカーの裏をかいて…いや~いいエンターテイメントだ(^^)。そうそう、藤岡弘さん、スタントマンなしでバイクで長い階段を逆走してるよ、すげえ。。

■第14~15話:魔人サボテグロンの襲来/逆襲サボテグロン
 仮面ライダーのために遅れるショッカーの日本征服計画。そこでショッカーは南米で活躍した幹部サボテグロンを日本に呼び寄せます。一方、仮面ライダーの秘密を知る唯一の人物・立花のもとに謎のカメラマン・一文字がうろつきます。ショッカーのアジトに迫った立花の窮地を窮地を救った彼の正体は…
 2号ライダー登場回です。主役の藤岡弘さんが事故で入院してしまったので、主人公を入れ替える必要があったんですね。視聴率は2号ライダー篇が素晴らしかったらしいんですが、話としては…一般市民がショッカーと対等に戦えてしまう、子供がレーシングクラブに出入りするなど設定が崩壊(^^;)。女子がショッカーを見て「いや~んこわ~い」という全く恐がっているように思えない演出もあって、ショッカーがまったく怖くない組織に見えてきて、物語から緊張感が消えて薄っぺらになった感がぬぐえません。
 でも子供のころ、この回にすごくドキドキしたんです。仮面ライダーが爆死する寸前で「つづく」なんですよ(^^)。ところが、爆弾をよける事が不可能な状態だったのに、次週になると意味不明なカットをつないで大丈夫。ひどい演出ですが、でも絶体絶命での「つづく」のドキドキを今でも思えているほど。それだけ印象が強かったのか、この回の記憶は、幼少時の友人や学校生活と一緒になっているみたいで、この回を見ると小学校低学年だったころを思い出します、だから好き。今見ると…山本リンダの色っぽさが一番の見所でしょうか(^^)。

* * * * *
 仮面ライダーは、旧1号の1話から7話までが秀逸で、そこまではすべて傑作ですが、以降はどんどん子供だましになってしまいました。制作陣がだれていっただけじゃなく、「子供向けに」みたいな事を考えちゃったのかも。。さらに、本郷猛役の藤岡弘さんがバイク事故で途中降板、バンクフィルムと代役を立てて無理やり作ったブルース・リーの『死亡遊戯』や『死亡の塔』のようなひどい回が続き、ついには主人公まで変わってしまいました。というわけで、大人になってから仮面ライダーを観るなら、とりあえずは1話から7話までで充分。以降は、幼少期の思い出として見るのは楽しいけど、まともに見るのはちょっとつらい話が多かったです。それでもスタントで「おお、すげえ」という所がちょくちょく出てくるあたりに、大ヒットした秘密があったのかも(^^)。


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TVドラマ『仮面ライダー』#1 旧1号ライダー篇

KmenRider_1.jpg あけましておめでとうございます!コロナで初詣にも旅行にも行けなかった年末年始、ついでに緊急事態宣言まで出てしまいそうなムードになってきましたが、皆様はどうしていましたでしょうか。これは日本を滅ぼそうとしている悪の秘密組織がいるのかも知れない…というわけで、僕は仮面ライダーを見まくってました!それにしても全98話は長いぜ。
 仮面ライダーは、東映変身ヒーロー最大のヒット作にして最高傑作です!東映といえば時代劇ややくざ映画ですが、東映製の変身ヒーロー番組はこの伝統をひきずっていてちょっと時代劇っぽいです。殺陣なんて完全に時代劇のそれですし、ドラマも巨悪vs孤独なアウトローですからね(^^)。そんな東映制作の変身ヒーローで子供のころに好きだったのは、仮面ライダー、人造人間キカイダー、イナズマン、ロボット刑事の4つでした。他にもたくさん観たけど、結局はこの4つで充分だな、みたいな(^^)。というわけで、今回は昭和仮面ライダーの最高傑作「仮面ライダー」の中でも特に面白い序盤旧1号篇を!

■第1話:怪奇蜘蛛男
 大学の研究室の天才でオートバイのレーサーとしても一流の腕を持つ本郷猛が、謎の集団にさらわれます。本郷をさらったのは、世界征服をたくらむ悪の秘密組織ショッカー。知能指数が高く運動神経抜群の人間を改造人間にして、ショッカーの手駒として使うのが狙いでした。人体改造は終わったものの、脳改造が行われる前に本郷は脱走。本郷の脱走を助けた科学者・緑川は蜘蛛男に溶かされます。
 コマ撮りやフィルムの逆回転など、映像の表現や演出が独特で見事!怪人が女を攫って走るシーンや、戦闘員が仮面ライダーを囲うシーンがコマ撮り。これが改造人間の異様さと感じるし、撮影された映像でしか出来ない表現でもあって、子どもの頃は一発で魅了されました。幼少時の僕は、シリアスなストーリーを見て、リアルタイムで放送していたゴレンジャーよりも、旧1号ライダーやウルトラセブンのような昔の特撮ヒーローのほうがすごいと思ったなあ。

KamenRider_KoumoriOtoko.jpg■第2話:恐怖蝙蝠男
 あるマンションの住人すべてが蝙蝠男のウイルスに毒され、吸血人間化。吸血人間の魔の手は、裏切り者の本郷にも及びます。事件を知った本郷は、大学の研究室でウイルスの血清を作ろうとしますが…
 天井からぶら下がっている人間蝙蝠の不気味さがやばい!他にも、ウイルスに侵された人間の顔に浮かび上がる蝙蝠型のあざ、蝙蝠男の造詣の恐ろしさ…怪人の目が本物の人間の目だから、余計に恐いんだな。。戦闘シーンは夜で真っ暗、これで迫り来る秘密組織の恐怖が倍増されて感じました。
 仮面ライダーは初期が別格だなあ(^^)。僕は仮面ライダーをシリーズ第5作の仮面ライダーストロンガーまで全話観ていますが、その中で最高傑作を選ぶなら、この人間蝙蝠か死神カメレオンの話を選びたいです。めっちゃ恐いんですよ、この緊張感に目を離せなくなった小学1年の僕でした(^^)。

KamenRider_SasoriOtoko.jpg■第3話:怪人さそり男
 大量の死体が長浜沖で発見されます。死体はショッカーが作り出した人食いさそりの実験台にされた人々でした。ニュースを聞いて現場に向かった本郷でしたが、そこにはかつての親友が。しかしその親友は…
 ストーリーがハードです。改造人間の不適応者たちが死刑を宣告されますが、逃げ切れれば死刑を免除。ところが実は、彼らは人食いさそりの殺傷能力を調べる実験台。ナチやカンボジアのようなこのむごさは、後の子供向けヒーロー番組ではありえないハードさです。
 そして、ショッカーの並外れた能力の高さの演出が見事。フィルムの逆回転を使って、人間が砂の中に埋まる、前転で坂の下から上るなどのなどの特撮に「おおっ!」となりました。また、旧1号ライダー編は死の表現が結構すごいです。さそり男の場合は、血がボタボタしたたるんですが、これって今だとやばいんじゃないかな、ホラー映画ですら「サ赤い血が滴るのをタブーにして着色してるのにね。。こういう表現って特撮やCGより、構図や演出で表現するところにアート性が生まれますよね(^^)。

■第4話:人喰いサラセニアン
 植物園にある巨大な食虫植物に人が喰われ、地面に引きずり込まれます。姉が食われた少年の証言で、本郷はショッカーの存在を疑います。
 人間が地面の中に引きずり込まれる演出が見事!初期仮面ライダーのショッカーの不気味さを見事に表現したシーンでした。このシーン、子供の頃から何度見てきたか分かりませんが、何度見ても素晴らしい、大好きな演出と特撮です(^^)。また、事件の黒幕である植物人間サラセニアンは喋る事が出来ないという設定も良かったです。植物だからそうだということでしょうが、生々しく感じるんですよね。
 そして、この回の仮面ライダーは、ショッカー戦闘員をバイクで次々に轢き殺していくんですが、ショッカーよりライダーのほうが鬼畜だと思ったのは僕だけじゃないはず。。

* * * * *
 1970年代生まれの僕にとって、リアルタイムだった特撮ヒーロー番組はゴレンジャーでした。そのゴレンジャーと比較すると、初期仮面ライダーの恐さ・不気味さは圧倒的。敵組織は科学者も戦闘員も左右非対称のフェイスペインティング、怪人の造詣はグロテスク極まりなく、襲われた人の体は溶けて泡になっていきます。僕にとっての仮面ライダーは、怪奇でハードでシリアスな最初の7話なのでした(^^)。続きは次回!


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TV番組『ドリフ大爆笑』

DorifuDaibakushou.jpg 志村けんと加藤茶を擁するドリフターズのコント番組『8時だョ!全員集合』にあれほど夢中になった幼少時の僕だったのに、小学3年生あたりになると、プロ野球、プロレス、音楽に映画など、もう少し対象年齢の高いものに惹かれ始めました。さらに裏番組で『オレたちひょうきん族』が始まると、全員集合を次第に見なくなってしまいました。成長期だから、「子供っぽい」ものを見てると、仲間内ではずされるという事もあったんですよね。。
 でもそれでドリフや志村けんを観なくなったかというとそうでもなく、月1ぐらいのペースで放映されていた『ドリフ大爆笑』を楽しく見ていました。「ドリフ大爆笑」は全員集合より対象年齢が高いというか、大人も子供も楽しめる内容。「全員集合」の生放送と違い、スタジオ収録のコント番組でした。僕の記憶ではコントだけだったのですが、調べてみると歌のコーナーもあったんですね。

 みじかめのコントの連続だし、なにせ観ていたのが小学校高学年から中学ぐらいだったので、大笑いしたけど記憶に残っているのはほんのわずか。それでも面白すぎていまだに忘れられないコントがいくつもあります。

DorifuDaibakushou_Kaidanochi.jpg■階段落ち
 一番面白かったのは、時代劇の撮影での、カトちゃんの階段落ちコント。いちいち見得を切ったり、カメラ目線でっちょっと笑顔を作ったり(^^)。僕が人生で一番笑わされたコントってこれじゃないかと思います。カトちゃん面白すぎ(^^)。

■「もしも」コーナーの屋台ラーメン編
 ドリフ大爆笑には「もしもこんな~があったら」という名作コーナーがありました。いかりや長介がテーマになっている店に入ると、ドリフのメンバーが店主でなにかやらかして、最後は「だめだこりゃ」で締めます。この時、メンバー4人がそれぞれのキャラをいかした落ちを作るんですが、高木ブーはだいたい出オチなんですよね(^^)。そんなブーさんの出オチでいちばん覚えているのが、屋台ラーメン編でした。長さんが屋台ラーメンに入ったら、店主のブーが湯沸かし鍋に浸かっていて「いらっしゃい」。終わりです(^^)。
 小学生だった僕は、このコントの意味が分からなかったんですよね。で、「これの何が面白いんだよ」な~んて言ったんですが、一緒に観て爆笑していた兄が解説してくれて、「要するに、豚の出汁をとってるんだろ」と。あ、なるほど…ドリフのコントって、あまり考えずに笑えるスラップスティックが多かったですが、こういうちょっと考えた後にクスッと来る笑いもたまにあって、僕はそういうのも好きでした。

DorifuDaibakushou_MusasiKojiro.jpg■武蔵と小次郎
 中学生の時、友達のSくんと「ドリフ大爆笑は親と見てると気まずくなる時があるよな」な~んて話をしたことがありました。女が裸になるちょっとエッチなネタがたまにあるんですよね。お色気ネタで面白かったのが、武蔵vs小次郎。
 テレビ番組の中で、武蔵と小次郎が対決しています。しかし、テレビを見ている女が服を脱ぎ始めると、テレビの中の武蔵と小次郎が「え?なに、脱いじゃうの?」と、テレビのこちら側に目が釘付け(^^;)。いや~これは面白かった、大爆笑でした。今だと、民放のゴールデンタイムに女のおっぱいを出すのはNGなんでしょうが、昔はおおらかだったんですね。

■卒業式
 昔は、卒業式になると不良が教師を体育館裏に呼びつけて暴行する、な~んて事がよくあったそうです。不良生徒4人が教師のいかりやを呼びつけて、「ほら、財布出せよ」「服脱げよ」と暴行したところ、服を脱いだいかりやの背中にはものすごい入れ墨が(^^;)。こういう不謹慎なネタをコントにしてしまうドリフは良かったなあ(^^)。

■月光仮面
 月光仮面がバイクに乗っていると、スピード違反で捕まる(^^)。

■宇宙船
 逆さづりの状態で、カメラを180度回転させて、無重力の宇宙船を表現。その状態で飲み物を飲もうとしたりするわけです(^^)。馬鹿すぎる。

■戦争コント
 戦場の部隊が点呼を取ります。いかりや「番号!」、ブー「1!」、仲本「2!」、カトちゃん「の」、志村「3!」。。

■不治の病
 余命1年の青年仲本工事が、恋人からの手紙を燃やそうとするが、マッチが湿気っていてつかない。。

 あまり覚えていないと言いつつ、思い出し始めるとけっこう思い出せるもんですね。他にも、剣の達人の長さんを後ろから本気でたたく道場コントや、タイガーマスクのネタ、サウナのネタなんかもあったなあ。そうそう、ドリフがバンド演奏をするネタは、笑うと同時にみんな演奏がうまいと思いました。クレイジーキャッツのあと枠だったんでしょうね、きっと最初は。
 コント番組は、ドリフのあともダウンタウンやナインティナインが作りましたが、ドリフが作った「8時だョ!全員集合」と「ドリフ大爆笑」を超えるコント番組に、僕は出会った事がありません。本当によく笑わせてもらいました。あらためて、志村けんさんのご冥福をお祈りします。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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