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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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書籍『バルタン星人を知っていますか? テレビの青春、駆け出し日記』 飯島敏宏+千束北男

Barutan Seijin wo Sitteimasuka_IijimaToshihiro 円谷一監督、野長瀬三摩地と並んで、初期ウルトラ三部作で監督を務めた飯島敏弘さんの、自伝的なエッセイ集です。自伝的エッセイというのは、自伝ではあるんだけど、話があっちこっちに飛びまくる雑談風の殴り書きだから(^^;)。でもそれだけにフランクな文章で、面白かったです。

 飯島監督って「千束北男」なんていうペンネームで脚本も書いていて、それがウルトラマン屈指の名作であるバルタン星人回だったりして、本職のシナリオライターさんよりよい脚本を書いたりするもんだから、いったい何者かと思ってたんですが、元は脚本家志望だったんだそうです。大学生のころに脚本でグランプリを撮った事もあって、学生作家mでしていたんだそうな。それが、脚本家としてTBSに入ったはずが、入ったとたんに脚本の部署がなくなってしまい、ドラマ班のディレクターに組み込まれたのだとか。人生ってままなりませんね。。
 まあこんな具合で、雑談を織り交ぜながら自伝が書かれていました。僕としては「セブン暗殺計画」を生み出したウルトラセブンのエピソードをたくさん読みたかったんですが、メインは学生時代からTBS入社、そしてウルトラマンあたりまででした。「テレビの青春、駆け出し日記」というサブタイトル通り、テレビ版になって駆け出しのころを書いたという事なんでしょうね。逆に言うと、セブンの頃はもう駆け出しではなくなって一人前の仕事をしていたと思っていらっしゃるのかも。

 なにせ僕は戦後昭和生まれ、子どものころはウルトラマンの事ばかり考えていた頃もありました。その舞台裏があれこれ覗き見できるだけでも最高に楽しかったです。でも、飯島さんって小説家志望だったんですね。それが、小説書くための生活費を稼ぐためにシナリオ書き始めて、それが会社命令で助監督になって、監督になって、気がついたら「俺は小説を書けずに人生を終わるのか」って感じで…人生って、どこかで意地を張って自分を通さないといけない所もあるのかも知れないなあ。。

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書籍『円谷一 ウルトラQと“テレビ映画” の時代』 白石雅彦

TsuburayaHajime_UltraQ to TerebiEigano Jidai 特撮の神様・円谷英二の長男にしてテレビ番組ディレクター、プロデューサー、そして英二の後を継ぐ円谷プロ2代社長、そして早くしてこの世を去った円谷一さんのドキュメント本です。読む前はこんなに面白い本とは思ってもいませんでしたし、そしてこんなに胸をうたれるとも思っていませんでした。ウルトラQ、ウルトラマンウルトラセブンあたりに夢中になった事のある人は必読ではないかと!

 子どものころ、ウルトラマンやウルトラセブンを観ていると、オープニングでたまに目にしたのが、「監督 円谷一」のクレジット。名前からして円谷英二さんの息子だと思っていて、親の七光りなんだろうと思い込んで、いい印象はなかったのです。この思い込みが色々なものを斜めから見てしまう結果になってしまい、ウルトラQやウルトラマンの第1話や最終回の監督をハジメさんが務めたのも、英二さん急死の後に社長になったのも、親の七光りかと思ってたんです。それは、この本を読むまで、ずっとそうでした。
 ところが、実際のハジメ監督はTBSの映画部で文部大臣賞を取る辣腕ディレクターで、初期ウルトラシリーズを支えた飯島敏弘監督も実相寺昭雄監督もハジメさんの後輩でハジメさんがウルトラシリーズに引っ張ったようなもので、伝説の脚本家・金城哲夫さんを育てたのもハジメさんみたいなもの。ディレクターとしてのハジメさん個人の実績が素晴らしいだけでなく、初期の円谷プロ作品の実質的なプロデューサーって、実はハジメさんだったんじゃないかというほどの辣腕。この本を読んで、初めてそういう事を知りました。

 こういう事を書くとバリバリで隙のない人のように感じるかも知れませんが、むしろその逆で、大らかでガキ大将的で、爆笑必至の武勇伝満載。出張ロケをしつつ、毎回撮りためたフィルムをつなぎ合わせて1本分のドラマを作って浮いた一本分の制作費を…なんて事をやっていたり、出張費でスキーやったとか、飲食代の領収書に靴を買ったものを混ぜて経理から「お前は靴を食ったのか?」と言われたり(^^)。飲みニュケーションで人を動かしたり、良い意味で実に昭和な楽しい人だったみたい。僕の兄がまったくもってこういう人だったもんで、めっちゃ分かるなあ、こういう人って人を惹きつけるんですよね。。でもそういう人って、表向きそうしているだけであって、実は本人は結構思い悩んだりもしてたりして…。早死にしたのも、飲みニケーションと社長襲名のふたつがきつかったのかも。

 ウルトラQの「五郎とゴロー」や「宇宙からの贈りもの」という素晴らしい作品は、「まるで本物の兄弟のようだった」という金城さんとのコンビで作ったもの。そして、僕の大好きな『ミラーマン』では、亡き円谷英二の跡を継ぎ、「監修:円谷一」のクレジットが…。戦後に日本が復興していく時代に、広告代理店やテレビは日本を元気づける大変な役割を果たしたと思いますが、ディレクターやプロデューサーにはデタラメで破天荒な人が多く、短命なんですよね。。子どものころの僕は、この人の作ったものにどれだけ心躍らされた事でしょう。ウルトラマンやウルトラセブンに夢中になっていた幼少期ほど楽しい時代もなかったなあ…楽しい思い出を、本当にありがとうございました。

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スタンプブック『怪獣の世界 ワールドスタンプブック』

Kaijyuu no Sekai 子供のころ、自分も含め、友達の多くが怪獣博士でした。テレビで見たこともないウルトラマンの怪獣ですらよく知っていたのですが、なんでそんなに詳しかったかというと、これがあったから!この本は僕のまわりで大流行していまして、クラスの男子の過半数がこれを持っている状態。ある事情があって、この本を持っている人とは友達になる必要があったので、友達の輪が広がる広がる!今でもこの本を持っていた友人の名前と顔をけっこう覚えています(^^)。

 ただしこれ、厳密には本のようで本にあらず、ただの台紙なのです。本屋のカウンターで売っていた、中の見えない怪獣のブロマイド入りの袋を買って(たしか1袋50円)、出てきた怪獣の写真を台紙に貼っていってアルバムを完成させるのです。で、持っている怪獣が出てくると「ふざけんなよ」と悔しがり、ウルトラマンの写真が出ると「やった!」と喜ぶ(^^)。別にそれを楽しんでいたわけでもないんですが、ゲーム性はあったのかな?あと、宇宙人の円盤の写真は不人気でしたね(^^;)。それから、表紙にミクラスのカードを貼る場所があるんですが、表紙はコーティングしてあるもんで、普通に糊で貼るといつの間にか剥がれて無くなってたりして。。さらに、カードの裏には怪獣の説明があるので、友人のI君はは糊でベタっと張ってしまわずにセロテープで上のほうを貼ってめくりやすくしたりしてました…賢いな。

 最初のうちは怪獣のブロマイドがダブることもなくサクサク進むんですが、揃い始めてくるとダブる確率がどんどん上がってイライラしたもんでした。そんなわけで、友人とダブったカード同士を見せ合って、お互いに持っていないものがあったら交換。「この本を持っている友人とは友達になる必要がある」というのは、交換のためです。この時に打算という事を覚えたんだな(^^)。
 出版社も救済策を用意していました。「最後の○○枚になったら出版社あてにほしい番号を知らせてくれたら直接売るよ」みたいな。でも僕はそこまでたどり着くことができず、コンプリート出来ないまま終わってしまいました。

 このアルバム自体より、友人たちと協力しながらカードを集めていたこと自体がいい思い出です。これ、仮面ライダー編もありまして、小学校低学年だった僕は、そっちもせっせと集めたものでしたが、そっちもコンプリート出来ず。二兎を追う者は一兎をも得ずという事を人生ではじめて身をもって教えられたのでした。くっそ~、今更ながらコンプリートしたくなってきたぞ。。


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書籍『ウルトラマンを創った男 金城哲夫の生涯』 山田輝子

Ultraman wo Tsukutta Otoko 円谷プロ伝説の初期3作『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の3作で、メインライターのみならず企画者として八面六臂の活躍をしたシナリオライター・金城哲夫さんの生涯を追った本です。著者の山田輝子さんは、学生時代に玉川学園高校で金城さんと面識のあった方だそうです。

 なにせ子供の頃からウルトラセブンが大好きだった僕なので、金城さんの名前は折に触れて目にしてきました。ウルトラマン関連のレコードや本を買って来るたびに、「キングジョーの名前の由来は、脚本を書いた金城さんの名前をもじったもの」だとか、まあよく目にしたものでした。いちばん大きかったのは、学生時代(社会人になってた?)にNHKで放送された、ウルトラセブンの制作背景を描いた『私が愛したウルトラセブン』というドラマ。群像劇でしたが、主役のひとりが金城さんだったんですよね。

 というわけで何となくは金城さんのことを知っていましたが、本格的な本は初めて…いやいや2冊目でした。特に面白かったのは、どうやってシナリオライターになれたのかという事と、円谷プロと金城さんの歴史。前者の「どうやってシナリオライターになったのか」は、若い時に読んでおきたかった内容でした。要するに、大学時代の恩師にシナリオライターになりたいと相談し、紹介してもらった流れですが、こういうのって知ってると知ってナイトで大違いですよね。僕、シナリオライターになりたいと思った事あるんですよね。学生時代にこういう本を読んでいたら、もしかしたら違う人生を歩めたかも。
 そして人生の大きなヤマが、大学後半から社会人になって数年おうちに起きてしまう所が、現代人の人生を感じさせるものでした。これ、すごく分かります。ここで人生の方向がだいたい決まってしまいますよね。しかもそういう時期って社会人としては駆け出しの青二才だから、困難を躱す術を知らないというか、それで思いっきり転んでしまう事が…。

 僕が読んだ金城さん関連の本だと、盟友の上原さんが書いたものもありましたが、あちらはかなり円谷プロ時代に特化したものだったのに対し、こちらは学生時代から晩年(と言っても早世なのですが)までの生涯を追った内容。文庫という事もあり、著者の山田さんの文章もうまいため、非常に読みやすい本でした。昭和の伝説の特撮番組を作った最大の功労者ともいう人の生涯、これは読んでおいていい本だと思いました。

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書籍『特撮の匠 昭和特撮の創造者たち』 特撮の匠取材班・編

Tokusatsu no takumi ウルトラマンウルトラセブンを見ていると、オープニングに表示されるクレジットの中に、よく分からない肩書きが多いと思いませんか?光学撮影とか特殊技術とかは、今までさんざん特撮関係の本を読んできたから何となく分かっているつもりではあるんですが、じゃ「特殊技術は特撮班の監督の事でオッケー?」と言われると、自信が持てないんですよね…。制作主任が2度表示されて、しかも名前が違っていたりもするし。
 というわけで、その長年の疑問に答えてくれそうな本を見つけました。まさにそういう特撮作品の現場で働いてきた人にスポットを当てた本です!なんと、セット内に雲を描いている人にまでスポットを当てていました。これは深い。

 全5章を、監督、脚本、特撮、美術、原作/プロデューサーと振り分け、それぞれ著名な人々にインタビューして構成されていました。特に特撮や美術関連はスペシャリストで、専門知識や技術がないととうてい務まらない分野、話が深かったです。すげえ。
 他にも、全盛期の円谷プロの制作状況とか社内の雰囲気とか、すごく生々しく伝わってくるものがありました。特に面白かったのは特技監督の高野宏一さんと佐川和夫さんの話でした。ふたりともカメラマン出身なので、技術があって素晴らしいんですよね。。

 この本が出たのは2017年。つまりウルトラマンやセブンのデザインをした成田亨さんはもう世を去ってました。もちろん円谷英二さんも。セブンでヒロインを務めた菱見百合子さんか誰かが「関わった人が次々に世を去っていくので、残っているもので証言を残していかないと」みたいなことを仰っていました。子供の頃に特撮番組を見ていた頃は、その映像とドラマに夢中になっていましたが、大人になってから見ると、それを作った人たの事を考えて観ちゃうんですよね。そんな観方をしてしまう人は少なくないと思いますが、こういう本を読んでいると、そういう観方で見える範囲がかなり深くなるのではないかと。
あ、あと…この本って、他の映像作品やら何やらのインタビューがけっこう入っているという話もあるので、そっち系に造詣が深いかたにはダブる可能性があるのかも知れません。そのへんは要注意かもです(^^;)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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