FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Harold Melvin & The Blue Notes / I Miss You』

Harold Melvin_I Miss You ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツのデビューアルバム、1972年作品です。デビュー時点でティディ・ペンダーグラスはもうバンドに在籍してたんですね。

 フィリー・ソウルなので、黒人コーラス・グループのアルバムと言っても、ストリングスは入ってるし、甘いムードで最高。で、このストリングスのアレンジが、マーヴィン・ゲイの大傑作『What's Goin' On』並みの素晴らしさ。「Ebony Woman」や「Yesterday I Had the Blues」のストリングス・アレンジなんて、その独特の曲想と相まって、背筋ゾクゾクでした。あと、70年代のソウルは和声進行の工夫が素晴らしいです。本当に勉強になる。。

 そして、このファーストアルバムで病みつきになるのは、リフレインです。例えば、コーラスのリフレイン。同じフレーズを何度もずっと繰り返すパターンがけっこう出てくるんですが、和声は動いている所でコーラスでこれをやられると一種のペダルみたいな効果があって、ゾクゾクきました。大ヒット曲「If You Don't Know Me by Now」もそうでしたし、アルバム冒頭曲「I Miss You」なんて、ほとんど催眠術にかかっているような快感。コーラス以外で、楽曲自体でこれをやる事もあって、「Be for Real」なんて、4小節パターンを繰り返しながら少しずつ上がっていって、熱いヴォーカルが盛り上がってきて、そして錆にドカーンと突入するもんだから、もうしびれまくっちゃいました。

 このアルバム、チャート音楽的なフィリー・ソウルの顔が半分、でももう半分はニュー・ソウル的なアーティスト性も感じて、本当に素晴らしいです。嘘みたいな話ですが、あのアレンジやバンドがやっつけ仕事だったブラック・ミュージックが、オケもアレンジも歌も、最後の1曲をのぞいて全曲素晴らしいんです、このアルバム(最後の曲だけコーラスがなぜか音痴^^;)。日本の洋楽雑誌はロックにしてもポップスにしても白人音楽を紹介するものが多かったからブラック・ミュージックはあまり聴かない人も多いかもしれませんが、70年代のブラックは本当に素晴らしい、超おすすめです!


スポンサーサイト



Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Harold Melvin & The Blue Notes / To Be True』

Harold Melvin and The Blue Notes_To Be True テディ・ペンダーグラスが在籍していたフィリー・ソウルのコーラスグループ、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツが1975年に発表したアルバムです。このグループ、50年代から活動していたらしいんですが、名前に「ハロルド・メルヴィン」が冠されるようになったのは70年代から。でもって、バンド全盛期となった70年代中ごろのメイン・ヴォーカルはハロルド・メルヴィンじゃなくてテディ・ペンダーグラス(^^;)。このアルバムは、まだテディ・ペンダーグラスが在籍していた頃のアルバムです。この後、ペンダーグラスはグループを去ってソロデビュー、そして大ヒットしてしまうのでした。黒人コーラス・グループのメイン・ヴォーカルって、バンドが売れると絶対やめますよね(^^;)。バンマスは辛いよ。

 音楽の雰囲気は、サム・クックやフォー・トップスの頃から続く、バンドやストリングスやブラスセクションをバックに歌う黒人コーラス・グループのノリ。でもフィリー・ソウルらしくちょっとだけニュー・ソウルなギターやラテン・パーカッションが入っていて、これで少しだけモダンに感じるのが味でしょうか。あーこのいかにもフィリー・ソウルなムード、心地よくていいなあ(^^)。ファンク色の薄い甘い系のフィリー・ソウルのバンドでは、実はスタイリスティックスよりいいグループなんじゃないかと思ったりして。

 このアルバムは、「Bad Luck」とか「Hope That We Can Be Together Soon ft. Sharon Paige」とか、ヒットした曲が何曲か入ってます。でも僕がいちばん好きなのはミディアムスローの優しい曲「Pretty Flower」。語るように歌い、後半で少しだけ盛り上がって、その後ろで何度も「Pretty Flower」というコーラスがリフレインします。また、さりげない曲だけど、和声進行も素晴らしいし、曲も単純な繰り返しでできたコーラス形式じゃないです。いやあ、この浮遊感ある曲想と相まって、これは素晴らしい。。

 歌って色んなものがありますが、人生を厳しいものと見ているか素晴らしいものとみているかで分けることも出来ると思うんですよね。ブルーノーツに限らず、フィリー・ソウル全般に言えるのは、人生を素晴らしいものと見ているような幸福感に満ちあふれた雰囲気。いつか自分だって死にますが、その時に振り返って、ベートーヴェンの運命みたいな響きの人生だったと思うより、フィリー・ソウルみたいに「素晴らしい世界で幸福に生きたなあ」と思えたらいいな、な~ん思ったりする今日この頃です。若い頃は、ぜったいこんなこと思わなかったんだけどな。。


Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Teddy Pendergrass / Teddy』

Teddy Pendergrass_Teddy フィリー・ソウルと言えば、僕的にはスタイリスティックスやオージェイズの印象が強いですが、テディ・ペンダーグラスも印象に残っています。もともとはドラマーだったそうですが、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツでメイン・ヴォーカルを取って名が売れ、ソロ・デビュー後は黒人チャートでマーヴィン・ゲイと肩を並べるほどのヒットメイカーに!これは1979年発表のサード・アルバムです。

 フィリー・ソウルっぽい売れ線ムードソウルもあればディスコ調もありで、バラエティに富んだアルバムでしたが、冒頭3曲がマーヴィン・ゲイの『What's Goin' On』に近いストリングス入りニューソウルな雰囲気、僕はこれでノックアウト。気もち良すぎます。でも裏を返すと最初の3曲しか聴かないうえに、「さあ、一緒にシャワーを浴びようぜ」とか真顔で歌ってますけどね(゚∀゚*)コノスケベ。

 そして、歌がうまい!ニュー・ソウル系のヴォーカリストって、ダニー・ハサウェイにしてもマイケル・ワイコフにしても、ソウル的な表現力があるヴォーカリストが多いじゃないですか。テディ・ペンダーグラスもそうで、ソウル的な歌いまわしがうまくなったハスキーなマーヴィン・ゲイという感じ。やっぱりこっち系のヴォーカリストは歌がべらぼうにうまい。。

 日本では名前すら忘れられつつある人かも知れませんが、僕的には70年代ブラック・ミュージックの中で強く印象に残っているヴォーカリストです。70年代後半からのアメリカのチャート音楽は、ロックよりポップスやブラックの質が高い…な~んて思いつつ、僕がテディさんを知ったきっかけは「8時だヨ!全員集合」で聴いたひげダンスだったんですけどね(^^;)。そうそう、ひげダンスの音楽の元ネタは、このアルバムに入っています…ああ、2020年にコロナ・ウィルスで志村けんを失ったショックをずっと引きずってるんだな、僕は。楽しかった幼少期の思い出まで失われてしまった感覚なんですよね…。


Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Buddy Guy & Junior Wells / Alone and Acoustic』

Buddy Guy Junior Wells_Alone and Acoustic  ジュニア・ウェルズとバディ・ガイの共演した『Universal Rock』『Hoodooman Blues』がカッコよかった事がずっと心に残ってました。で、30歳を過ぎた頃に、中古でこんなCDを見つけたのでした。ジャケットがあまりにダサいので、買うかどうかかなり迷ったんですけどね(^^;)。それでも購入を決めた理由は、バディ・ガイがアコースティック・ギターを弾いていたことと、バンドではなくギターとハーモニカのデュオだった事でした。今でこそシカゴのバンドブルースを良いと思うようになりましたが、昔はバンドブルースってドラムがいらないと思ってたし、ブルースのギターはエレキよりアコースティックの方がぜんぜんいいと思ってたんです。バディ・ガイのアコースティック・ギターがエレキとは比べ物にならないうまさである事は、マディ・ウォーターズ『Folk Singer』で知ってましたしね(^^)。

 いや~これはムッチャクチャいい、バディ・ガイの12弦ギターや6弦ギターの演奏は強烈なうまさ、ジュニア・ウェルズのハープも実に見事!それにしてもバディ・ガイはやっぱりアコギ弾かせるとめっちゃいいです。ジョン・リー・フッカーの「Sally Mae」や、ブルースの大スタンダード「Catfish Blues」あたりも演奏してますが、抑揚をつけたギターの素晴らしさと言ったらもう…。

 ただ、ふたりともおじいさんに近づいたからか、ヴォーカルが弱くなってました。ジュニア・ウェルズのヴォーカルは、歌いまわしはさすがにうまかったですが、声量が昔みたいに出ない感じ。むしろもっと歳を取ってスリーピー・ジョン・エステスぐらい掠れてきたら逆に枯れてカッコよかったのかも。あ、でもそれは『Hoodoo Man Blues』の頃と比べたらという意味で、普通にうまかったですけどね。

 このCD、もともとはフランスで『Going Back』というタイトルで発売されていたものを、アメリカのアリゲーター・レコードがボーナストラックを追加してリイシューしたものらしいです。ライトニン・ホプキンスのアラジン・セッションとかもそうですが、ブルースのレコードのリイシューって、ジャケットがダサいのが多いんですよね(^^;)。でも中身は本物、ジュニア・ウェルズやアコギ弾いた時のバディ・ガイを好きな人はもちろん、アコースティックブルースが好きな人には間違いなくおすすめです!!


Category: CD・レコード > ブルース・ソウル   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『Junior Wells' Chicago Blues Band with Buddy Guy / Hoodoo Man Blues』

JuniorWells_HoodoomanBlues.jpg 若い頃、中古屋でいちばんよく見かけたジュニア・ウェルズのアルバムがこれでした。1965年にデルマークから発表されたアルバムで、ギターにあのジミヘンがあこがれたというバディ・ガイが参加!

 ジュニア・ウェルズもバディ・ガイもそうですが、ブルースというだけでなく、けっこうロックで、不良っぽさを感じるんですよね。ロックンロールが一世を風靡した後の1965年という事もあるのか、1曲目なんてロック&ブルースとでも言いたくなるような音楽ですし、実際に「ハウンド・ドッグ」とかやってますしね(^^)。これがまた黒い!それがシカゴブルースというもんでしょうが、マディ・ウォーターズがおっさんっぽいのに対して、ジュニア・ウェルズは町の危険地帯でうんこ座りして麻薬を売ってる若いやつ、みたいな。

 不良っぽくやさぐれて歌うジュニア・ウェルズのヴォーカルがカッコよく、それにバディ・ガイのエレキギターがキュインキュインと絡みまくって、間奏でいよいよジュニア・ウェルズのハーモニカが「プオオオオオオ~~~ン!!!」と鳴り響いた時には、カッコよすぎて悶絶ものでした!いやーこの頃のシカゴ・ブルースって、黒人チャートの中では明らかに不良担当みたいで、すごく好きです。だって、コーラスグループが「君の愛が~」とか、ソウル系の人が「神様が私たちを」なんて歌ってるところで、シカゴブルースは「疫病神がよお」とか「奪い返せ!」とか歌ってるんですよ!こんなの不良な若いやつらはブルース聴いちゃうって。。ローリング・ストーンズアニマルズみたいなイギリスの貧乏な不良の若いやつらがブルースに夢中になったのも分かろうというもんです。この頃のシカゴのブルースマンって、腕に入れ墨が入ってて、麻薬の売人とかヒモとかをやってる奴らばっかりだろ、みたいな(^^;)。

 これだけやさぐれて、しかもやたら攻撃的な感じの音楽って、たまらないです。60年代のシカゴやニューヨークのゲットーにいる黒人ご用達みたいな音楽、強烈にかっこよかったっす!!でもだからといって歌やハーモニカが下手かというとそんなことぜんぜんなくて、ハーモニカなんてビッグ・ウォルターやリトル・ウォルターやジェームス・コットンに引けを取らないぐらいうまい!いやーシビレタ。。


01 2021 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS