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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『Michael Wycoff / Love Conquers All』

Michael Wycoff Love Conquers All マイケル・ワイコフ、80年代のブラコン系ミュージシャンの中で、すごく好きな人です。元々はセッション・ピアニストで、作曲もアレンジもヴォーカルもやっちゃう生粋のミュージシャンスティーヴィー・ワンダーのアルバムにも参加していて、作る音楽はあくまでブラコン系のチャート音楽ですが、センスはいいし、細かいところまで作りこまれてるし、実に玄人ごのみなミュージシャンです。これは82年に発表したセカンド・アルバムで、ジャケットのチープさとは裏腹に内容が素晴らしく、隠れたブラコン裏名盤だと思ってます(^^)。

 このアルバム、チャート狙いっぽいディスコ調の曲で始まるんですが、決してチープじゃないです。曲はいいアレンジは見事で歌はうまい、そしてなんといってもプレイが良い!2曲目の「Looking up to you」なんて、エレピとストリングスの入ったニュー・ソウルに、ディスコ調のビートが重なって、センスの塊でした。クレジットを見ると、ヴォーカルとキーボードは本人、ギターにアル・マッケイにデヴィッド・T・ウォーカー、ドラムにジェームス・ギャッドソン…錚々たるスタジオ・ミュージシャンが並びます。これって、マイケル・ワイコフ自身がスタジオミュージシャンなので、みんな本気で協力してしてくれたって事じゃないでしょうか。神輿に担がれた人じゃなくて、こっち系ではマジもんのミュージシャンという事じゃないかと。

 どう聴いたって大名盤。不幸があったとしたら、同じ年にマイケル・ジャクソンの『Thriller』が出ちゃったんですね。それでかき消されちゃったか、またはこういう質の高いものは得てして売れないのか…なぜあんまり知られていないのかが不思議なアーティストであり、アルバムだと思います。もう、超がつくほどの大推薦なんですけど。。


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『George Duke / Gurdian of the Light』

George Duke Gurdian of the Light 1983年発表、ジョージ・デュークのアルバムです。こういうのは何というんでしょう、ブラック系のAOR?フュージョン風ブラコン?僕が知ってるいちばん近い音楽でいうと、歌をうたってる頃のジョージ・ベンソンとか、アース・ウインド・アンド・ファイアーとか、ブラザース・ジョンソンとか、マイケル・ジャクソンの「Beat It」あたり。80年代のディスコっぽいノリもあって、ブラック系のチャート・ミュージックと感じました。

 ポップな音楽なので、捉え方でけっこう評価が変わるかも。マイルス・デイヴィスのバンドにいた人として聴くと「ざけんなコラ」です(^^)。でもEW&Fとか80年代のマイケル・ジャクソンあたりのイメージで聴くと、クロスオーバーなファンクとかディスコとかR&Bのいいところ取りで「いいね~」です。後者として捉えると、かなり良く出来てるアルバムだと思いました。

 とはいえ、僕には軽すぎて、BGMとして流す以上の音楽にはなりませんでした。こういう軽いブラコン系でも、マイケル・ジャクソンの『OFF THE WALL』や『Thriller』は好きなんですけどね。あれってクインシー・ジョーンズのアレンジが好きだったのかな…。あ、そういう意味でいうと、ジョージ・デュークもクインシー・ジョーンズっぽいスタンスで音楽に関わってる人ではあると思います。あくまで音楽を商売として扱ってる感じで、ね(^^)。


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『Harold Melvin & The Blue Notes / I Miss You』

Harold Melvin_I Miss You ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツのデビューアルバム、1972年作品です。デビュー時点でティディ・ペンダーグラスはもうバンドに在籍してたんですね。

 フィリー・ソウルなので、黒人コーラス・グループのアルバムと言っても、ストリングスは入ってるし、甘いムードで最高。で、このストリングスのアレンジが、マーヴィン・ゲイの大傑作『What's Goin' On』並みの素晴らしさ。「Ebony Woman」や「Yesterday I Had the Blues」のストリングス・アレンジなんて、その独特の曲想と相まって、背筋ゾクゾクでした。あと、70年代のソウルは和声進行の工夫が素晴らしいです。本当に勉強になる。。

 そして、このファーストアルバムで病みつきになるのは、リフレインです。例えば、コーラスのリフレイン。同じフレーズを何度もずっと繰り返すパターンがけっこう出てくるんですが、和声は動いている所でコーラスでこれをやられると一種のペダルみたいな効果があって、ゾクゾクきました。大ヒット曲「If You Don't Know Me by Now」もそうでしたし、アルバム冒頭曲「I Miss You」なんて、ほとんど催眠術にかかっているような快感。コーラス以外で、楽曲自体でこれをやる事もあって、「Be for Real」なんて、4小節パターンを繰り返しながら少しずつ上がっていって、熱いヴォーカルが盛り上がってきて、そして錆にドカーンと突入するもんだから、もうしびれまくっちゃいました。

 このアルバム、チャート音楽的なフィリー・ソウルの顔が半分、でももう半分はニュー・ソウル的なアーティスト性も感じて、本当に素晴らしいです。嘘みたいな話ですが、あのアレンジやバンドがやっつけ仕事だったブラック・ミュージックが、オケもアレンジも歌も、最後の1曲をのぞいて全曲素晴らしいんです、このアルバム(最後の曲だけコーラスがなぜか音痴^^;)。日本の洋楽雑誌はロックにしてもポップスにしても白人音楽を紹介するものが多かったからブラック・ミュージックはあまり聴かない人も多いかもしれませんが、70年代のブラックは本当に素晴らしい、超おすすめです!


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『Harold Melvin & The Blue Notes / To Be True』

Harold Melvin and The Blue Notes_To Be True テディ・ペンダーグラスが在籍していたフィリー・ソウルのコーラスグループ、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツが1975年に発表したアルバムです。このグループ、50年代から活動していたらしいんですが、名前に「ハロルド・メルヴィン」が冠されるようになったのは70年代から。でもって、バンド全盛期となった70年代中ごろのメイン・ヴォーカルはハロルド・メルヴィンじゃなくてテディ・ペンダーグラス(^^;)。このアルバムは、まだテディ・ペンダーグラスが在籍していた頃のアルバムです。この後、ペンダーグラスはグループを去ってソロデビュー、そして大ヒットしてしまうのでした。黒人コーラス・グループのメイン・ヴォーカルって、バンドが売れると絶対やめますよね(^^;)。バンマスは辛いよ。

 音楽の雰囲気は、サム・クックやフォー・トップスの頃から続く、バンドやストリングスやブラスセクションをバックに歌う黒人コーラス・グループのノリ。でもフィリー・ソウルらしくちょっとだけニュー・ソウルなギターやラテン・パーカッションが入っていて、これで少しだけモダンに感じるのが味でしょうか。あーこのいかにもフィリー・ソウルなムード、心地よくていいなあ(^^)。ファンク色の薄い甘い系のフィリー・ソウルのバンドでは、実はスタイリスティックスよりいいグループなんじゃないかと思ったりして。

 このアルバムは、「Bad Luck」とか「Hope That We Can Be Together Soon ft. Sharon Paige」とか、ヒットした曲が何曲か入ってます。でも僕がいちばん好きなのはミディアムスローの優しい曲「Pretty Flower」。語るように歌い、後半で少しだけ盛り上がって、その後ろで何度も「Pretty Flower」というコーラスがリフレインします。また、さりげない曲だけど、和声進行も素晴らしいし、曲も単純な繰り返しでできたコーラス形式じゃないです。いやあ、この浮遊感ある曲想と相まって、これは素晴らしい。。

 歌って色んなものがありますが、人生を厳しいものと見ているか素晴らしいものとみているかで分けることも出来ると思うんですよね。ブルーノーツに限らず、フィリー・ソウル全般に言えるのは、人生を素晴らしいものと見ているような幸福感に満ちあふれた雰囲気。いつか自分だって死にますが、その時に振り返って、ベートーヴェンの運命みたいな響きの人生だったと思うより、フィリー・ソウルみたいに「素晴らしい世界で幸福に生きたなあ」と思えたらいいな、な~ん思ったりする今日この頃です。若い頃は、ぜったいこんなこと思わなかったんだけどな。。


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『Teddy Pendergrass / Teddy』

Teddy Pendergrass_Teddy フィリー・ソウルと言えば、僕的にはスタイリスティックスやオージェイズの印象が強いですが、テディ・ペンダーグラスも印象に残っています。もともとはドラマーだったそうですが、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツでメイン・ヴォーカルを取って名が売れ、ソロ・デビュー後は黒人チャートでマーヴィン・ゲイと肩を並べるほどのヒットメイカーに!これは1979年発表のサード・アルバムです。

 フィリー・ソウルっぽい売れ線ムードソウルもあればディスコ調もありで、バラエティに富んだアルバムでしたが、冒頭3曲がマーヴィン・ゲイの『What's Goin' On』に近いストリングス入りニューソウルな雰囲気、僕はこれでノックアウト。気もち良すぎます。でも裏を返すと最初の3曲しか聴かないうえに、「さあ、一緒にシャワーを浴びようぜ」とか真顔で歌ってますけどね(゚∀゚*)コノスケベ。

 そして、歌がうまい!ニュー・ソウル系のヴォーカリストって、ダニー・ハサウェイにしてもマイケル・ワイコフにしても、ソウル的な表現力があるヴォーカリストが多いじゃないですか。テディ・ペンダーグラスもそうで、ソウル的な歌いまわしがうまくなったハスキーなマーヴィン・ゲイという感じ。やっぱりこっち系のヴォーカリストは歌がべらぼうにうまい。。

 日本では名前すら忘れられつつある人かも知れませんが、僕的には70年代ブラック・ミュージックの中で強く印象に残っているヴォーカリストです。70年代後半からのアメリカのチャート音楽は、ロックよりポップスやブラックの質が高い…な~んて思いつつ、僕がテディさんを知ったきっかけは「8時だヨ!全員集合」で聴いたひげダンスだったんですけどね(^^;)。そうそう、ひげダンスの音楽の元ネタは、このアルバムに入っています…ああ、2020年にコロナ・ウィルスで志村けんを失ったショックをずっと引きずってるんだな、僕は。楽しかった幼少期の思い出まで失われてしまった感覚なんですよね…。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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