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WBC ワールド・ベースボール・クラシックス 日本、とんでもない超劇的なサヨナラ勝ちで決勝進出!!

WBC Jyunkesshou230321_Sayonara すげええええええ!!!WBC 準決勝の日本vsメキシコ、5-4で負けている9回裏、今まで3三振に倒れていた村上が逆転サヨナラ2ベースヒットを打って逆転サヨナラ勝ち!こんな大一番でこんな劇的な展開ってあるんでしょうか。。

 日本の先発投手は佐々木朗希。途中までいいピッチングでしたが、「あれ、けっこう甘いコースの球を投げ始めたけど大丈夫かな?」と思っていたところで3ランホームランを痛打されました。うう。
 メキシコの先発投手はサウスポーのサンドバル。1巡目は彼にピシャリと抑え込まれ、2巡目は何とかアジャストしていましたが得点には至らず。日本は6個のゼロが並ぶ展開、これはまずいぞ…。
 7回裏、日本は不振の村上に代わって4番に座っていた吉田が同点3ランホームラン。片手でスタンドまで運んでました、すげええええ。。この何球か前に、同じボールを空振りしていたんですよね。それを決め球にされたというのに、ものの見事に打ち返した吉田選手はさすが4番でした。
 ところがその直後となる8回表に2点を入れられ、5対3。ああ、これは終わった…正直そういう思いがよぎりました。でもその裏に日本は意地の攻撃。3バントというリスキーな作戦まで使って2-3塁を作り、ここで代打の山川が犠牲フライを打って1点を返しました。これが負け試合を勝ちにひっくり返す隠れた見事な攻撃。こういう戦術が日本野球はうまく、これでサヨナラがあり得る状況を用意して、運命の9回。
 9回の先頭打者は二刀流の大谷。初球を弾き返してのツーベースでしたが、負けている9回に初球を打ちにいくというのはなかなかできない事だと思います。だって、まずは同点のランナーを出す必要があるわけだし、その最初のランナーとしてフォアボールの可能性もあるわけで、ここで積極的に打ちに行ける心の準備や選択がもう凄いです。
 そして4番吉田。彼を塁に出すとサヨナラのランナーになってしまうので敬遠はあり得ないですが、吉田はこの日もスリーラン、1次リーグでも3ラン打ってましたよね。で、警戒して入ったところでスリーボールとなり、ここでメキシコは敬遠気味の球を投げてフォアボール。次の村上が大ブレーキである事もあり、あのカウントになったら村上勝負は当然じゃないかと。打順からして、9回はどのみち村上が打てるかどうかのイニングだったのではないかと。
 村上はやっぱり不調。プロは失投を2回しないなんて言いますが、初球に甘い球があったのに村上はその球を前に飛ばすことが出来ず。ああ、これは勝負あったかな、こうなったら何とか3塁までランナーを進めてもらって、6番以降でなんとか…と思っていたところで、もう1球失投が!これを村上がついにはじき返し、1塁にいた代走の周東がホームを踏んでサヨナラ勝ち!!すげえええ!!!

 メキシコは負けた瞬間まで1度も日本にリードを許さなかったのに、最後の最後で日本にやられました。ファンも選手もつらいでしょうが、素晴らしいチームでした。大拍手です。日本は、おそらく決勝で使うつもりだっただろう実質上の日本のエース・山本を2番手につぎ込んでしまったので、あしたの決勝はとうちゅのやりくりが厳しいんじゃないかと。今日勝たないと明日はないのでこれは仕方のない采配、あしたは日本は総力戦ですね。
 いやあ、スポーツって本当に素晴らしいです。思わず夢中になってしまって作曲が中断してしまいました、がんばらないと💦あしたは日本vsアメリカの決勝戦。日本がんばれー!!


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2022W杯 日本、ドイツに勝ったあああああ!!

 何となく始まっていた2022年ワールドカップですが、日本の初戦はいつどことやるんだろう…と思い、相手がドイツと知った瞬間に観る気が失せたのは何を隠そうこの僕でした。すみませんでした。

 それでも最初はリーグさえ突破できればいいので、ドイツには負けて当たり前、なんとか引き分けに引きずり込めればリーグ突破も見えてくるかも…と思いながら観ていました。ところがボール支配率は圧倒的にドイツだし、なんかドイツのディフェンスは余裕綽々だし、さらに前半で先制された時には「ああ、終わった…」と思ってたのもこの僕です。本当にすみませんでした。

Fifa2022_1123_Ger Jpn_1 ところが後半、時間帯を見計らって選手5人を入れ替えて超攻撃的布陣に変更したところから、流れが変わりました。そこからが凄かったです!
 同点に追いつく前もドイツを崩しての見事な攻撃。惜しくも点は入りませんでしたが、その直後にまたしても波状攻撃、同点だあああ!!たまたまじゃなくてきちんと崩して入れてるのが凄いっす。興奮して大声を出してしまいました。スマヌス。

Fifa2022_1123_Ger Jpn_2 しかし日本劇場はまだ終わらず。あんな縦パスを通すこと自体が神業、そこからマークとキーパーを振り切って逆転ゴーーーール!!ディフェンダーを振り切ってゴール決めるとか、こんなの実力じゃないですか、すごい、すごすぎです。

 サッカーはW杯しか観ない僕ですが、逆に言うとW杯だけはJリーグ発足前の子供のころから見てるんですよね。。そのころを知ってるもんだから、日本がドイツに勝つなんて信じられないです。これって日本サッカー史に残る歴史的勝利じゃないでしょうか?!すごい、すごいっす。
 2022W杯は始まったばかりですが、初戦から大興奮。首相暗殺にパンデミックに戦争にと、2022年はなかなか厳しい年でしたが、年末に凄いのが待ってました。スポーツって良いですね、すごい!


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アントニオ猪木、逝去

AntonioInoki.jpg 今日(2022年10月1日)、アントニオ猪木さんが他界しました。ずっと難病と闘われていたので覚悟はしていましたが、いざこの日を迎えると、自分の人生の一部が奪われたような気分になります。自分の一部が死んでなくなった、そんな気分です。

 子供のころほど、色々なものに影響された事もありません。いま振り返ると、音楽でも映画でも、現在まで続く自分の趣味のほとんどすべてが小学生時代に体験したもの。それぐらい、幼少時に体験したものというのは絶対のものなのでしょう。僕が子供のころに感化されたものにひとつに、プロレスがありました。
 ウルトラマンにばかり夢中になっていた頃もあるし、プロレスばかりに夢中になっていた頃もありました。小学2年の頃、クラスメイトの中で卍固めの掛け方を知っているのは僕だけだったし、プロレスに一番夢中になった小学校高学年から中学のころは、休み時間にずっとプロレスをやっていました。そのプロレスというのが、ほとんどスパーリング。相手にわざと技を決めさせるなんてことはせず、ルールの範囲内で相手を決めて、相手がギブアップしたら技を解いて終わり。そういうほぼスパーリングのプロレスごっこのベースにあったのは、柔道や合気道教室などに通っていた友人の使う技と、猪木や佐山やUWFのあれ。見る専ではなく実践もどきでじゃれ遊んでいる僕たちにとって、アントニオ猪木の創った格闘技色の強い実践的なあれこそがプロレスでした。いじめが社会問題となった80年代に音楽をやっていたのだから、僕はいじめられっ子になってもまったくおかしくなかったと思うのですが、そんな僕がいじめられっ子にならなかった(一部ではいじめっ子とすら思われていた?)のも、プロレスのおかげ、完全に護身術でした。実際の強さはともかく、ビビらない事、舐めさせない事、そう思っていられるために「いざとなったら目に指を突っ込んででも〇る」という覚悟を普段からしておく事。でもそれだけではならず者と変わらなくなってしまうから正義を持っている事、懐の深い人間である事。どれも人生を生きていくうえで重要な事だと今でも思っていますが、こういう事は夢中になって観ていた猪木さんや佐山さんのプロレスや本から学んだ事でした。

Inoki_RolandBock.gif 猪木さんのやることには夢がありました。今では舞台裏も色々と分かってきて色あせた部分もありますが、世界のプロレスのベルトを統一する、いずれエキシビジョンではない格闘技としてのプロレスを始める…こういう夢って、技術とロマンの両方がないと出来ないと思います。音楽で言えば、技術があってもベートーヴェンばかりでその先への挑戦がない人はだめだし、逆に野心があっても作曲や演奏の技術が一定以上に達していない人には挑戦する権利すらありません。猪木さんのプロレスには挑戦があって、そこにロマンを感じ、エネルギーを貰い、「頑張ろう」と感化されている自分がいました。

 そんな猪木さんがくれるロマンももう終わるのだと、はじめて僕が感じたのが、はじめて長期欠場した頃の猪木さんが書いた『勇気』という本でした。そこには、実は猪木さんが重度の糖尿病を引きずりながらリングに上がっていた事が書かれていました。異種格闘技戦であんなに憧れていた猪木さんの足が細くなり、ブリッジも利かなくなった理由が、そこで分かりました。その後、ようやく実現した第1回IWGP を、猪木さんの最後を飾るために用意された花道なのだと感じ、花道なのだからとうぜん最後は…というこちらの予想の上を行こうとするのも、また猪木さん。有終の美ではなく、無残きわまる敗北を見せてきたのでした。あそこが夢の終着点。
 以降の猪木さんは、さすがの技術を見せる試合も残して、オリンピック選手の長州戦やサブミッションの伝道師である藤原戦などは、それまでの「ロマンを与える」スタイルだけではなく、高専柔道やビリー・ライレー・ジム系のシュート・レスリングが混ざったような格闘術を見せに来て、それは見事なものでしたが、それでも肉体としてはいわば残滓。自分が作ったはずの硬いプロレスに自分が耐えられなくなっているのが、子どもの僕にすら分かりました。でも自分の英雄だった人を切り捨てるような割り切りが出来なくて、僕は、猪木さんが思い描いた夢を引き継ぎ、物語のその先を綴ったのは、猪木さんではなく前田さんや佐山さんなのだと思うようになり、プロレスから格闘技色が薄れていくとともに、プロレス自体を忘れました。

 いまの日本って暗い状況にあると思います。政治腐敗が進み過ぎ、経済は停滞し、意見が対立した時に止揚するのではなく反対意見にレッテル張りをして問題解決の手続きにすら踏み込めず、詭弁を論理と取り違えているような人を見抜く知力すらなくなり、若い人は結婚すら贅沢と感じているように見えるほどで、夢すら持てなくなったように見えます。でもそもそも50年代から70年代前半あたりまでの日本だって、似たような雰囲気だったそうですよね。そういう中で、若い人が今のようにうつむいてしまわずに夢を持てたのは、夢を与える人がいたから、口先ではなく実際に体を張って前に進んでロマンを与えた人がいたから。それが、ある時代には長嶋茂雄、ある時代にはアントニオ猪木、ある時代には矢沢永吉だったのだと思います。こういう人たちの職業は、一義には野球選手やプロレスラーなのでしょうが、本質的には夢を与える事だったのだと思います。
 あまり意識した事はありませんでしたが、僕に最初から諦めるような生き方をしない事、大志を抱くという事、情熱的に生きる事、こういう事を教えてくれたのが、アントニオ猪木という人だったのだと思います。ご冥福をお祈りします。


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VHS『猪木vs天龍 完全版』

Inoki Tenryuu Kanzenban キラー猪木に入っていないけど、すごく面白かった試合があるので、ちょっと紹介。猪木vs天龍戦を、試合前からドキュメンタリーしたビデオです。これ、試合と同じぐらいに、試合までの過程がすごくいいので、このまま復刻してほしいです。

 シュートを戦えるかどうかはさておき、天龍って凄味があって好きなプロレスラーでした。当時の全日本のレスラーの中では唯一といっていいぐらいに好き。単純にレスリングや柔道の強さでなく、ストリートファイトになったら本当に人を殺してしまえるぐらいに腹の据わった人…みたいなものを感じられるかどうかが、僕にとってのプロレスラーの評価ポイントのひとつ。「凄み」というやつですね。やっぱり本当に強いとか凄いとか技術があると思えるから胸がときめくわけであって、それが感じられなければ面白くないですよね。全日で言えば鶴田の方が技術もあるしフィジカルも強いだろうけど、いざという時に相手を殺せる覚悟を出来るメンタルを持っているのは天龍の方だろうな、みたいな。新日でいえば、レスリングは長州や谷津の方がうまいかも知れないけど、いざとなったら躊躇なく殺すところまで踏み込めてしまうのは猪木や前田日明や佐山サトルなんだろうな、みたいな。

Inoki Tenryu_1 head-min この頃の猪木は、リングに長時間立ってる事すら難しい頃だし、僕ももうプロレスを卒業していた頃だったので、当時はあまり興味なかったんです。それでも開始早々に猪木が天龍を締め落とすところは、「やっぱり猪木のプロレスはムッチャクチャ面白いな」と思いました。もちろんこの部分はブックでしょうが、そこで表現してるものが、さっき書いた「凄み」というやつで、これがいいんですよね。。
Inoki Tenryu_2 Nuckle-min 一方の天龍も素晴らしくて、殺気もすごいしセルも実にうまくて(^^)、僕にとっては、猪木が天龍を締め落としたところまでがこの試合のほとんどでした。
 以降も、猪木がやってはいけない攻撃を仕掛けて天龍の指を壊し、天龍がとんでもない悲鳴を上げるシーン、猪木が格闘義スタイルの戦いを仕掛けるところ、天龍が切れて危険な蹴っとばしや膝攻撃に行く所など、プロレスと本気の間ぐらいのところに滲みだしている殺気が素晴らしかったです。

 この一戦、試合の前がまた素晴らしいです。試合自体は他のビデオにも入ってるんですが、このVHSの価値は、試合前のあれこれをドキュメンタリーで追っているところ。
 まず、記者会見の場で、天龍が猪木に「勝負してくれるんですか、くれないんですか」と詰め寄るシーン。ここで猪木は「興業として成功するかどうか、それも大事だろうけれど、私は男と男の戦いとしてこの一戦を受け止めてます。そういうつもりだと上には伝えてありますから」みたいに答えるシーン。これはしびれました。ロマンを追っている人でないと言えないセリフだと思うんですよね。後年、天龍は「団体のトップが良く受けてくれた」「理由をつけて避けることもできたと思うんだよね。それをしなかった猪木さんの気持ちに、逆にこちらが圧倒された」「腕ひしぎの時に、俺、指を脱臼させられてるからね。『俺の方がすべて上なんだよ』という威圧を感じた」などなど、新日本の選手と戦った多くの試合の中で、猪木戦がダントツで素晴らしかったみたいに語っていました。
Inoki Tenryu_3 finger-min そして調印式。お互いに顔も合わさず、言葉も交わさず、サインだけしてとっとと帰ってしまいます。そして、試合が始まると、天龍の攻めをぜんぶ受けず、拳を叩きこんで、スリーパーで締め落とし、指を粉砕するという流れに繋がるわけです。もう体もボロボロ、足も細くなってしまった老師の凄味、これにしびれました。

 この試合の面白さは、プロレスとガチの間で揺れている部分に溢れてきている凄味の部分だと思います。今、天龍さんはバラエティに出て笑われていますが、あの体躯であの凄味、一緒にいたら軽口なんてとうてい叩けないぐらいの威圧感と思うんですよね。全日本に天龍さんより強い人はいただろうし、実際鶴田なんかは天龍よりぜんぜん強いんだろうけど、あの威圧感は鶴田には出せない。その天龍と、受けなくてもいい挑戦をあえて受けて立ち、殺気立った凄味ある試合を見せ、そして負けた猪木。負けてなお凄味を感じさせるという猪木負け試合ベスト1がこれだと僕は思っています。


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DVD『キラー猪木 DVD 4』

KillerInoki_MasaSaito.jpg 「キラー猪木」のDVDシリーズ第4巻は、マサ斉藤との87年巌流島対決、88年長州力戦、馳浩戦が収録されてました。この4集は僕的には面白くないです。「キラー」猪木にこだわるからこういうセレクトになったんでしょうが、たとえば長州戦で面白い試合を選ぶなら、新日vs維新軍の5対5の大将戦、第2回IWGPの逆さ抑え込み決着試合、長州が新日を出ていく直前のシングルマッチのどれかだと思うし、馳との試合なんて取りあげるまでもないと思ってしまいました。というわけで、唯一観れるのは、マサ斉藤戦かな?それだってリアルタイムで観ていた頃は、「つまんないな」と思ったんですよね。

■マサ斉藤戦
 マサ斉藤は、高いレスリング技術があった上で日本プロレス入りした人らしく、入門した時には既にけっこう強かったそうです。柔道出身や力士出身も多かった日プロの中で実力ナンバーワンと言われるまでになった猪木、アマレス出身でガチのレスリング技術があった斉藤、スパーリングでは猪木の次に強かったという上田馬之助、この辺が日本プロレス若手ガチ勢だったそうで、その同門対決です。
 船に乗って巌流島に入り、リングの脇にはたいまつが置かれ…恐らくテレビ局側がしつらえたギミックでしょうが、これはダサい(^^;)。客がいないから歓声もなく盛り上がりに欠けるし、試合も最初のうちは何だか分からないです。ルールもあるようなないようなで、鉄柱攻撃で流血しても、それって強さとは別問題だろうと感じてしまったり。でも、後半は独特の雰囲気がありました。考えてみたら、ストリートファイトっていうのはこういうものなのかも。喧嘩だってルールはないけど、普通は殺さないですよね、だからルールはないと言ってもおのずと双方が合意している共通のラインがあります。作ってはないけど自然発生するルール、みたいな。でもそれも、負けそうになったら「石を使って相手の頭をかち割ってでも…」みたいに変化していくだろうし、そういうリアルさを感じました。
Inoki MasaSaito_Ganryujima ちなみにこの試合、猪木さんは「日プロ時代の盟友の斎藤とやって、そこで死んでもいい」という覚悟で臨んでいたそうです。事業に失敗して信じられないほどの負債を抱え込み、自分が社長の会社で社員たちにつきあげ食って社長の座を追われ、自分が体を張って育てたレスラーたちは背を向けて出ていき、奥さんと別れ、納得できるレスリングの出来ない年齢になり…これは辛い。。死を覚悟したとしても、分かる気がします。その相手に斎藤を選んだのは、若手時代に「見せ物ではない本当の強さ」を競って切磋琢磨した盟友だったからかも。そういう伏線を知った上で観ると、どの辺までがブックでどの辺からが掛け値なしのパフォーマンスなのか、なんとなく分かる気がしました。

 1970年代、元気のいい日本の体育系男子にとってのスーパースターは、長嶋茂雄、ウルトラセブン、アントニオ猪木、松田優作矢沢永吉あたり。僕はこれらのスターに夢中になった世代よりちょっと若いんですが、彼らがスターだったことを考えると、時代に何が求められていたのか分かる気がします。今は若くして早くも諦めたような顔をした子供が多く、「癒されたい」とかそんなのばっかり。でも70年代に猪木や矢沢永吉がヒーロー視されたのは「癒されたい」なんてものではなく、つらい時代であっても大きな夢を持ちたい、サクセスしたい…という情熱、自分で幸せをつかむ強さ、男はかくありたい・そうなりたいというあこがれだったんじゃないでしょうか。クソみたいな2世政治家に駄目にされたこの10年の日本に必要なのは、癒しじゃなくて、70年代のヒーローが示したあのバイタリティなのではないかと思えたりして。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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