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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『Cristina y Hugo / Padre Inca』

Cristina y Hugo Padre Inca クリスティーナとウーゴ、1974年のアルバムです。これが何枚目のアルバムか分からないんですが、仮に1年1枚ペースでリリースしてたとしたら5枚目ぐらいかな?僕的なクリスティーナとウーゴのベストはこれ!

 音楽もそうですが、ジャケット写真を見ても相当にフォルクローレを意識しているように見えます。しかもアルゼンチンの洗練されたモダン・フォルクローレではなく、かなりアンデスやインディオ系のプリミティブなフォルクローレ。どうも、クリスティーナとウーゴ共通のフォルクローレのお師匠さんが、音楽だけでなく生き方としてのネイティブ・アメリカンのあり方を指導していたらしいです。そういえば昔、『野生の実践』や『森の生活』や、それこそネイティブ・アメリカンの言い伝えを残した『ネイティブ・アメリカン 聖なる言葉』なんて本を読んだ事がありますが、「文明を持ちこんで自然を破壊して回る白人文化ではなく、自然と共存し自然の中のひとりとして生きるのだ」的なことが書いてありました。まさにその通りと思うんですが、いざそれを実践するとなるとなかなか大変。でも、クリスティーナとウーゴのおしどり夫婦は、音楽やって得たお金で田舎に家と畑と牛を買って、自給自足みたいな生活を目指したんだそうです。偉い、すばらしい…これはもう音楽だけの問題じゃないですね、生き方として反文明主義というかナチュラリストというか。曲タイトルも「EL CONDOR PASA」だけでなく「PADRE INCA」など、インカとかその思想とかを伝えるものがけっこう多かったです。

 ヴォーカル・デュオなのにプリミティブなインスト曲まで入れてあったりして、思想的なものまで音にあらわれているよう。レコード会社の作った企画ものっぽかったデビュー作とは違ってふたりの主張がビリビリと伝わってくるようなアルバムでした。ボブ・マーリーもメルセデス・ソーサもクリスティーナとウーゴもそうですが、中南米の主張のはっきりした歌って、侵略者だった白人に反抗する事をきっかけに、何が正しいかというしっかりとした見解に辿りついているものが多いと感じます。これは大推薦、素晴らしい音楽と、音を通して表現されて思想と感じました!!でもこのレコードも高かったなあ(^^;)。

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『Cristina y Hugo / Cosquin Incaico』

Cristina y Hugo_Cosquin Incaico 食わず嫌いはいけないと思いつつ、まったく期待せずにサラッと聞いて終わらせるつもりだったアルゼンチン・フォルクローレのクリスティーナとウーゴのベスト盤が素晴らしかったもんだから、きちんとアルバムも聴いてみたいな、と思って買った1枚でした。けっこう高かったよ(^^;)。これはデビューアルバム、1970年発表です…って、勝手に60年代初頭ぐらいのグループだと思ってたんですが、70年デビューなのか?!まあでもサルサやマンボボッサタンゴみたいなメジャーな音楽以外の中南米音楽が日本に伝わったのって、それぐらいの時代だったみたいだし、そう考えるとつじつまは合います。僕が幼児だった頃はたしかにフォルクローレがブームで、アンデス文化を扱ったアニメとかやってたしね。主題歌が「コンドルは飛んでいく」にそっくりだったアニメ、なんてタイトルだったかなあ。けっこう面白くて毎週見てたんですよね。

 お?おお?!曲タイトルのうしろに曲種が書いてあるぞ?!カンシオン、カルナヴァリート、バーラータ…これって、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの曲にこんな表記がしてあったけど、クリスティーナとウーゴって、フォルクローレのグループじゃないのか?曲によってはストリングス伴奏だったりするし。。マカロニ・ウエスタンの主題歌みたいな曲まであるぞ。いや、チャランゴやギター伴奏のアンデス系フォルクローレみたいな曲もやってるな。もしかすると美空ひばりみたいなもんで、演歌でもポップスでも民謡でもなんでもやっちゃうプロのユニットだったのかな?

 どうもこのデュオ、アルゼンチン・フォルクローレの母と言われているマルガリータ・パラシオスという人のグループで知り合ってデュオを結成して、フォルクローレ・コンテストで優勝してデビューしたみたいです。クリスティーナは音大に行ってたらしい…なるほどうまいわけだ、アマチュアとは思えないもんな。というわけで、本人たちはフォルクローレを愛してるしそれをやりたいと思ってるんだけど、レコードデビューはレコード産業界からの売り出しで、それでこういう色んな曲や編成やアレンジでやる事になったんじゃないかと。地元の民謡の達人で、テレビ局主催の民謡大会で優勝してプロ演歌歌手になった人みたいなルートですね。最初に聴いたベスト盤に比べると、新人歌手がレコード会社主導の企画にはめ込まれて歌わされた、みたいな印象が強かったかな?でも、フォルクローレさえ期待しなければ、バラエティに富んでいた頃の60年代の日本の歌謡音楽を聴いているようでもあって、楽しいアルバムでした(^^)。

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『Cristina Y Hugo / Best Selection』

Cristina Y Hugo_best of アルゼンチン・フォルクローレの名グループ、クリスティーナとウーゴのベスト盤です。クリスティーナとウーゴは夫婦デュオですが、クリスティーナが16歳の時に結婚…ガチで奥様は16歳ですね。

 若いころ、「クリスティーナとウーゴ」というネーミングが夫婦漫才か演歌デュエットみたいでダサく感じてしまって好きになれず、食わず嫌いで避けてました。ところがいざ聴いてみるとウーゴのギターがうまい!クリスティーナも強烈なハイトーンなうえに線が細くなく胸で支えた声、さらにピッチとリズムがすごくいい!すばらしかったのです。「コンドルは飛んでいく」とかやってるもんで、レコード会社子飼いの軟弱な産業フォルクローレかと思ってたんですが、思いっきり本格派でした。夫婦デュオとは言えふたりだけで演奏しているわけじゃなくて、他にもチャランゴやケーナや打楽器が入っていて、楽器のアンサンブルが素晴らしかったです。作曲も意外と凝っていて、フォルクローレ的な進行の中に西洋音楽のハーモニーや凝った和声進行がさりげなく入り込んでいて、これは南米音楽とヨーロッパ音楽の素晴らしい融合と感じました。ものによっては、ヴァイオリンとギターのアンサンブルになって短調曲だったり、これはシャンソンかというものまであったりと、モダンなものはかなりモダンでした。

 アルゼンチンのフォルクローレは、アンデスのフォルクローレに比べると、器楽やアンサンブルとしてかなり発展している感じ。アルゼンチンはアンデスに比べて白人の割合が圧倒的に強いから、スペイン音楽の器楽の技術や、あとから入植したイタリア人が持ち込んだアレンジの技術とかが生きてるのかな?クリスティーナとウーゴは、僕にとってのアルゼンチン・フォルクローレの入り口でしたが、これが素晴らしかったもんだから、アルゼンチンのフォルクローレにすんなり入っていく事が出来ました(^^)。ああ、バンド名に惑わされず、もっとはやく聴いてればよかった。


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『Perez Prado and His Orchestra / Mambo Best』

PerezPrado_BestOfMambo.jpg 日本タイトルは『ある恋の物語』。フィリップス原盤のペレス・プラード楽団のベスト盤です。もしかしたら、日本編集のコンピレーションかも。

 「マンボ No.5」「マンボ No.8」「べサメ・ムーチョ」「タブー」「キサス・キサス・キサス」「セレソ・ローサ」…全20曲入りのうえ、ペレス・プラード楽団の名曲はほとんど入っていました。というわけで、ペレス・プラード楽団のCDは、僕みたいなニワカにとってはこれだけあればいい…と思うじゃないですか。でもそうはならなかったのです。有名なオリジナル音源ではなく、再録音だったんですよ…。ウッドベースがエレキ・ベースになったり、エレキ・ギターやオルガンが入ったりで、あの50年代のラテン音楽の躍動感が全然なくなってました(^^;)。。

 そんな中で唯一の救いが「闘牛士のマンボ」。これ、初回録音のオリジナルとはアレンジが違いまして、頭に管楽器でのソロから始まっていたんですが、そこではじめて知りました。「これはヤクルトスワローズの若松のテーマじゃないか!」いや~、ラテンビッグバンドって楽しくていいなあ。

 昔、アニメ主題歌のコンピレーションとか、プロレスの入場テーマのコンピレーションで、いざ聴いてみたらオリジナル音源じゃなくて、演奏も録音もチープになっていて、ひっくり返った経験を何度もしてきました。よもや大人になっても同じ手に引っかかるとは(^^;)。同じ曲を新録してベストという形で出したレコードって、僕はそれなりに遭遇してきましたが、圧倒的に失敗の方が多いんですよね。アダモもそうだったしなあ。新録したベストで良かったのは、チャック・ベリーイヴ・モンタンぐらいかも。このアルバムの場合、レコード会社が変わったので、録音し直さないと新しい会社が原盤権を持てなくてあまり儲からないので、録音し直すんでしょうね、きっと。

 僕が高値のついたペレス・プラード楽団のオリジナルLPに手を出すようになったのは、このCDが駄目だったから。マーキュリーやフィリップスが作るベスト盤はオリジナル音源じゃない事があるので気をつけないとね(^^;)。。というわけで、ペレス・プラードは40~50年代のRCA期がベストと思います。


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『Perez Prado and his Orchestra / Mambo by the King』

Perez Prado_Mambo by the King カトちゃんの「ちょっとだけよ」を除けば、ペレス・プラードと言えばやっぱり「マンボNo.5」や「マンボNo.8」。その両方が入っているアルバムがこれです。1956年発表のLP…と思っていたら、もともとは1953年に10インチ盤で8曲入りでリリースされ、それに「マンボNo.5」や「No.8」などを追加収録して12曲入りにしたという経緯があるみたいです。

 いや~、『Latin Satin』は、「ちょっとだけよ」の曲「タブー」の印象が強すぎてストリップにしか聴こえませんでしたが、あの明るく楽しい「マンボNo.5」が入っているこっちは古きよきラテン・ビッグバンドのショー音楽といった感じでした。…と言いたいところですが、やっぱり曲によってはストリップでした(^^)。何故か分かりませんが、ブラス隊とコンガがエロく感じるんですよね。実際のところ、マンボ楽団にはダンサーがつく事もあって、明らかにセックスを意識したような胸をプルンプルン振る動きやエロ過ぎる腰振りが入るんですよね。あのエロさはポルノやAVの数段上、一度は体験するべきと思います。さすがラテン。

 そして…ペレス・プラードだけじゃありませんが、昔のポップミュージックは、レコード会社が変わるたびに、同じ曲が何度も録音し直されます。このアルバムに入っている有名曲も、何度となく録音され直すんですが、どう聴いてもこのレコードの頃がいちばんいい!演奏は熱いし録音は迫力ある太い音で、「おお~いいねえ」って心が盛り上がるのです(^^)。やっぱりペレス・プラードの全盛期は50年代じゃないかと。

 というわけで、楽しく、ちょっとエロく、そして古くさくもあるという、50年代のエンターテイメントなラテン音楽の典型といったアルバムでした。明るく楽しい楽園キューバの雰囲気がそのまま音になったようで、最高です!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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