心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

『久保田利伸 / SHAKE IT PARADISE』

Kubotatoshinobu_SHAKE IT PARADISE 不倫ソングで、僕が涙が堪えられなくなってしまうものを、もうひとつ。久保田利伸さんの「missing」という曲です。何かのテレビ番組のタイアップ曲になっていた記憶があるので、知っている人も多いのでは?CDだと、久保田さんのデビューアルバム「SHAKE IT PARADISE」に入ってます。
 郷ひろみさんの「逢いたくてしかたない」と同じように、ザ・歌謡曲という感じの曲なんですが、詞がヤバいです。作詞作曲は、久保田さん本人。

言葉にできるなら 少しはましさ
互いの胸の中は手に取れるほどなのに
震える瞳が語りかけてた、出会いがもっと 早ければと
叶わないものならばいっそ忘れたいのに忘れられない、全てが
許されることならば 抱きしめていたいのさ
僕だけの君ならば…


 若い人が書く詩じゃないだろ…。互いに心が通じているのも分かる、でも言葉にする事も出来ず、抱きしめる事も許されず、僕だけの君ではないんですよね。このつらさ、経験者には痛すぎるほどわかるのではないかと。

 久保田さんって、ちょっとブラコンっぽい歌い方をする人で、デビュー当時は「歌がとんでもなくうまい」みたいに言われていました。でも、僕は歌がうまいかどうかはよく分からず、それ以前にミックス・ヴォイスやファルセットを使わない歌唱はジャズでもロックでもポップスでもどうしても歌唱としてうまいと思う事が出来ません。でも、この詞はヤバい。涙が止まらないです。
 不倫をしている人や水商売の人って、年末とお正月に自殺してしまう事があるとききます。相手がその季節だけは家族のもとへ帰って、自分は仕事も何もなくてひとりぽつんと部屋にいるからなんだとか。どうか、変な気を起こさないでね(^^)。。


スポンサーサイト

Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『郷ひろみ / I Miss You 〜逢いたくてしかたない』

GoHiromi_Aitakutesikatanai.jpg 僕が子供のころの日本の男性アイドルといえば、沢田研二、西城秀樹、郷ひろみ、このあたりでした。沢田研二や西城秀樹はカッコいいと思ったんですが、郷ひろみの良さは僕にはよく分かりませんでした。田原俊彦さんや郷さんの良さは、女性でないと分かりにくいのかもしれませんね。ところが、郷さんで1曲だけ好きな曲があります。「逢いたくてしかたない」、1995年、67枚目(!)のシングルカット曲、アルバムは32枚目(!!)です。すげえ。いやいや、僕も最初はなんとも思わなかったんですよ、むしろ相変わらず日本のポップスの定型バラードはダセえな、とすら思っていました。
 僕はポップスのバラードの良さがよく分からない人間なんじゃないかと思う時があります。ビートルズの「イエスタデイ」や「ロング・アンド・ワインディング・ロード」なんかはその典型で、良さがぜんぜん分からない(>_<)。きっと、そっち系のセンスがないんですね。日本だと「千の風になって」とか、まったく分かりません。大ヒットした郷さんの「逢いたくてしかたない」もまったく分からず。曲は今でもいいと思えませんが、しかしある時、詞が心に刺さってしまったのです。具体的な情景描写がないので詞が抽象的で、ピンとこなかったんですよね。「逢いたい」と連呼されても、みたいな。でも、何の歌なのかが分かった瞬間に、ゾクッと来てしまいました。この歌、不倫ソングなんですよ…。

逢いたくて仕方ない、抑え切れない気持ちがある
こんな迷いは責めればいい…


 不倫どうこうはともかく、恋にはこういう気持ちしかないだろうという感じ。理屈でなく、こうなってしまうのが恋ですよね…。ちょうどそういう事が自分にあった時でして、思わず胸が詰まってしまいました。そしてその時、郷ひろみファンの女性が、彼のどこをいいと感じるのかが、なんとなくイメージ出来てしまいました。ジュリーは色男すぎて付きあったら苦労しそう。西城秀樹は熱血漢すぎて1回怒らすと2度と許してくれなそう。でも郷ひろみは少し頭弱いかも知れないし貫禄がなくて頼りない感じもするけど誠実、こういう人なら信頼して一生一緒に生きていけるかも、って思えるのかも知れません。
 僕の青春時代の80~90年代の日本のチャート音楽は完全に子供向けになっちゃってたので、僕が卒業したのも当然と言えば当然、むしろ卒業しないといけないだろうというものが多かったです。それでも、詞がいいと思うものはちょくちょくありました。AKB48ですら、「恋するフォーチューンクッキー」は、「Wow wow」とか「C’mon baby」という所さえ無くせば、いい詞だと思ってます。口語で感情だけを述べるストレートな詞というのは、むしろ流行歌の方が合ってるのかも知れませんね。あ、ちなみにこの歌の作詞は松井五郎さん。2000曲以上も作詞してると、感情を言葉にする技術が身についちゃうのかも(^^)。産業ポップス、あなどれないっす。



Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

『Octopus Daughter / Ⅱ』

Octopus Daughter 2 ドイツのエニワンズ・ドウターを聴いていて思い出したのが、日本のプログレ・ユニットのオクトパス・ドウターでした。名前も似てますが音楽もまあまあ近いです。これは2007年の作品。インディーズなので知ってる人は多くないと思うんですが、知名度なんか関係ない、これは素晴らしいです。ほとんどポップスなノヴァーリスエデンみたいなシンフォニック・ロックのくくりで言えば、こちらの方が曲の完成度が高い。個人的な好みとしても、こっちの方が圧倒的に好きだなあ。日本人って真面目に学んでそれを工夫して仕上げるというのが本当にうまいな…と思ってしまいます。ゲームとかアニメの音楽から音楽に入ってくる子供って、今では少なくないと思うんですが、そういう人にとって最高の音楽なんじゃないかと。
 シンフォニック・ロックだけじゃなくって、DTM、わけてもゲーム音楽的なセンスを感じます。日本のビデオゲームって、80年代半ばごろにいきなり進化しました。ゲームセンターにあった「グラディウス」とか「ダライアス」というゲームのBGMは、そのちょっと前のゲームのBGMとは雲泥の差の完成度。たぶん、ゲームセンターのゲーム機の同時発音数とか、BEEP音からの音色の向上とか、音楽をスタッフのついで仕事ではなく作曲家に外注するようになったとか、色々あるんでしょうね。時代もパソコンが普及するようになって、ロックやポップスという手短かなところにある音楽に興味を持って、ポピュラー音楽の作曲を勉強した人が真っ先に出来るようになったのが、バンドではなくてDTMになったんだと思います。メンバーいなくてもひとりで出来ますし。ところで、いまもDTMって言葉あるのかな(^^;)、いまではDAWって言うのかしらん。そして、真面目にコツコツ勉強する日本人の中からは、本家よりも洗練されたものを作っちゃうこういう人が出てくるという。
 僕はこのバンドの事を良く知らないので、好き勝手に書いちゃったけど、でも打ち込みで作った音楽の中では間違いなくハイクオリティ。こっち系のプログレやゲーム音楽を作る作曲家として、プロのクオリティは間違いなくあると思うんですが、これでもインディーズなんですよね…。日本のメジャーレコード会社って何をやってるんでしょうね、ディレクターやファンの耳が追いつかずに才能を殺してしまう日本の典型パターンになってないといいなあ。とかいって、実は超有名人だったりして。ジャケットが駄目すぎるのは、インディーズのご愛嬌という事で(^^)。



Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

『フラワー・トラベリン・バンド / Anywhere』

FlowerTravelinBandAnywhere.jpg すげえジャケットだ(゚ω゚;)。「SATORI」の前年、日本のロック黎明期のバンドであるフラワー・トラべリン・バンドが日本で発表したデビューアルバムです。全曲、洋楽のカバー。マディ・ウォーターズ(とはいっても多分ブルース・プロジェクトの孫カバーだと思う)、ブラック・サバス、アニマルズ、キング・クリムゾンなんかの曲をやってます。ただ、それらをそのままカバーするんじゃなくって、けっこうリフに置き換えて構成してというか、サイケにグダグダに引き延ばしてというか、そんなふうに演奏してました。ギターのアドリブに頼る事がけっこう多いんですが、これがほとんどワンスケールでアドリブを取るのでジャムっぽくって、かといって要所に決めが作ってあるので…要するに、ロックをやろうと思っても教科書がない時代に、ジャズもクラシックも勉強してない人がそれをやろうとしたもんだから、音そのもののコピーとペンタトニックのアドリブしか方法がなかった、というアルバムなんじゃないかと(^^;)。でも、そんな状態で「21世紀の精神異常者」にチャレンジする根性がすごい!とってもアツいものが伝わるアルバムです。

 あとは「SATORI」の感想とほぼ同じ。アルバムジャケットに日の丸をあしらったりしてますが、そういう日本アピールとは裏腹にまんま洋楽コピーなので、今聴くとこの日の丸は「日本でもこれだけ出来るんですよ!」という意味にしか思えない(^ㇿ^;)、それってかなりカッコ悪い…。でも、当時は洋楽をリアルタイムで聴く事ですら難しい時代、演奏方法ですら手さぐりのすべて耳コピ、エレキギターやエレキベースを手に入れる事すら超ハードルの高い時代だったでしょうから、その中でこういうバンドが日本から出てきたのはすごい事だったんでしょうね。戦争に負けて文化まで焼かれてしまって1からやり直しの日本で、前の世代の人がたくさん死んで文化を引き継ぐことができず自分で何もかも学ばなくちゃいけない状況で、当時の若者の多くがなんでロックに惹かれたのかとか、そのなかでどんなふうにロックが学ばれたのかとか、日本のポピュラー音楽が形成されていく歴史を感じたアルバムでした。先駆者って、それだけでも評価に値すると思います(^^)。


Category: CD・レコード > 日本のロック・ポップス   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『フラワー・トラべリン・バンド / SATORI』

FlowerTravelinBand_Satori.jpg 黎明期の日本のロックの大名盤として名高い一枚です。もともとは内田裕也さんが在籍していた「フラワーズ」というバンドが母体で、裕也さん脱退後にジョー山中さんなどを加えて再出発した日本のロック黎明期のバンドが「Flower travelin' band」、これはその代表作と言われてる1枚っす。1971年発表のこのアルバムはアメリカのアトランティックと契約して北米で発売されたそうで、日本には逆輸入の形。北米でアピールするものとして、アルバムタイトルもジャケットデザインも東洋を押し出してますが、音楽は思いっきりアメリカのサイケ。歌も少なく、ほとんど雰囲気サイケといったかんじ。コード進行とかもあんまり考えなくてリフの組み合わせが中心というところは、ブラック・サバスっぽくもあります(^^)。サイケに興味津津だった子供のころ、「おお~怪しくってかっこいい」と思ったものでした。60年代のアメリカのガレージバンドやサイケバンドって、こういう感じのものもけっこうあるから、言われなければアメリカのバンドと言われても分からないかも。そういう意味で、これは「アメリカのサイケデリック・ロック」と言い切っちゃってよいんじゃないかと。

 日本のロックの名盤みたいに言われるアルバムですが、ぼくには日本的な要素をどこにも感じないので、これを「日本の~」と呼ぶのはどこか抵抗があったりして(^^;)。でも、アメリカ丸パクリという傾向じたいが70年代以降にジワジワと浸透した戦後日本の特徴なんでしょうね。戦後生まれの人が大人になり始めたころで、アメリカの文化統治戦略が成果を出し始めたころ。もしこのバンドと同世代だったら、演歌やムード歌謡やグループサウンズやフォークがあふれた日本のシーンで、英米のハードロックやサイケデリックをそのままやるだけでも相当にカッコいい事だったのかも。ロックを演奏出来るというだけでも大喝采、ましてサイケなんてカルチャーショックレベルだったのしれません。仏像っぽいジャケットデザインや「悟り」なんて言葉を使っていかにも日本かアジアを意識させてるのに、そんなの音のどこにもなくて「売る為なら意味なんて関係なしに何でもアリなのかよ」という部分までアメリカっぽいなあと思ったりして(^^;)。でもそれって世代ギャップなんでしょう、こういう先駆者がいなかったら英米の軽音楽の吸収は無かったはずだし、悪い面はあるものの良い面の方が圧倒的に大きかったんでしょうね。そんなわけで、今の時点でこのレコードを楽しむとしたら、黎明期の日本のロック云々じゃなくって、アメリカン・サイケそのものだと思った方が楽しめるかも。そう思えれば、いい米サイケデリック・ロックだと思います(^^)。



02 2018 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
アド
これまでの訪問者数
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS