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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『乱魔堂 / 1971 summer』

Ranmadou_1971Summer.jpg 乱魔堂を聴くなら絶対にこれ!レコードデビュー以前のライブ音源です。尖ったところをぜんぶ削られて借りてきた猫のようになってしまったスタジオアルバムとは大違い、一発演奏の勢いもプレイの凄さも全部出ててメチャクチャカッコいいです!

 なんといっても、洪栄龍さんのギターがめっちゃくちゃカッコいい!野太い音のひずみ方も、弾きまくり加減も最高!僕的には洪栄龍さんのギターを聴くためのアルバムです(^^)。平歌中ですらヴォーカルを喰っちゃって弾きまくり。もうね、フリーのファーストアルバムで弾きまくっていた頃のポール・コゾフとか、アル・クーパーとやっていた頃のマイク・ブルームフィールドに匹敵するほどの弾きまくり加減、いや、凶暴さではそれ以上かも。DEWのライブ盤のギターとそっくりなんですが、やっぱりDEWの大野久雄さんというギタリストと洪栄龍さんは同一人物じゃないのかな…。
 あと、ヴォーカルが日本語で歌ってるのがいいです。「Hoochie Coochie Man」のカバーとかもしてるんですが、日本語訳して歌ってて、そこが良かったです。英語の発音が思いっきり日本語なのに英語で歌われると、聴いていて恥ずかしくなっちゃうんですよね(^^;)。

 これは日本のロック黎明期の大名盤のひとつじゃないかと。僕的には、DEWと乱魔堂は、最高に凶暴でむさ苦しい四畳半ブルースロックなんて思っていて最高です。単に洋楽をものまねしたんじゃなくて、ちゃんとそこに日本の70年代の貧乏大学生の文化が滲み込んでるのがいいです。ギターがいいなあ。。


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『乱魔堂』

Ranmadou.jpg DEWに在籍していた事もあるらしい洪栄龍さんが、DEW脱退後に参加したロックバンドが乱魔堂。その乱魔堂が唯一発表したオリジナル・アルバムです。1972年発表ということで、日本のロック黎明期の1枚です。

 ギターがカッコいいです。でも、スタジオでオーバーダビングを重ねて普通の形に整えたからなのか、既製品におさまってしまった感じがして、良さが伝わりきってないと思いました。狂ったように弾きまくるところが魅力なのに、「ここは先に録音して、ソロはオーバーダビングして…」なんてやったら、そりゃ勢いなんてなくなりますよね(^^;)。。
 ヴォーカルは弱いけど雰囲気はあって、なにより日本語で歌ってるのがいいです。はっぴいえんどをもうちょっとブルースロックに寄せた感じに聴こえるのは、この日本語の詞の内容にあるのかも。ちょっと、四畳半な貧乏学生っぽい内容で、そこがいい所。

 日本も英米も、60年代後半からしばらくのロックバンドのスタジオ録音って、尖ったところが全部そぎ落とされて型に嵌まっちゃうものが本当に多いです。グランドファンクキャプテンビーフハートなどなど、失敗例を挙げたらきりがないほど。みんな、ライブだとものすごいのにね。というわけで、これが乱魔堂だと思ったら大間違い。乱魔堂を聴くなら、解散後に発表されたライブがオススメで、その話はまた明日!


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『DEW 布谷文夫 / LIVE!』

Dew_NunoyaFumio.jpg 竹田和夫擁するブルース・クリエーションのファースト・アルバムで、ハウリン・ウルフばりの超絶だみ声ヴォーカルを披露していたのが布谷文夫(ぬのやふみお)さん。その布谷さんが結成したブルースロック・バンドがDEWで、これは未発表ライブアルバムです。1971年の音源みたいです。僕がDEWをはじめて聴いたのは、あの伝説の成田空港建設反対コンサート録音『幻野』。これで「うおお、カッコいい!」となったんですが、DEWって、アルバムを出さずに解散しちゃってるんですよね。そんな折、1989年にいきなりこんなアルバムが発売されて、僕は狂喜乱舞!速攻で飛びつきました(^^)。

 ものすごいだみ声ヴォーカル、そして歪みまくり弾きまくりのブルースロックなギターが強烈にカッコいい!布谷さんのヴォーカルは唯一無二、気に入った人は他に似た日本人ヴォーカルがいないので、大ハマりするんじゃないかと(^^)。
 そして、ポール・コゾフやマイク・ブルームフィールドばりに弾きまくるこのギター、僕はずっと乱魔堂の洪栄龍さんだと思ってたんですが、今回ちゃんとクレジットを見たら、大野久雄という方でした。ウソだろ、同時代に、プレイも音色もここまでそっくりなギタリストが二人いたのか、これって洪栄龍さんの別名じゃないのか。。いや~これはカッコいいです。この時代の日本のブルースロック系のギタリストは、竹田和夫さんも外道の加納秀人さんも洪栄龍さんも、そしてこの大野久雄さんという人も、ものすごく攻撃的でブッ壊れてて洋楽よりぜんぜんカッコいいと思っていまいます。

 とにかくヴォーカルとギターが抜群にかっこいいブルースロックバンド。これはマジでカッコいい、大推薦です!日本のロックは、70年代前半から77年あたりまでが格別に好き、以降の日本のロックが腑抜けに感じるほどの凄さです (^^)。


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『ブルース・クリエイション』

BluesCreation.jpg 日本のロック黎明期の名グルーブ、ブルース・クリエイションのデビュー作、1969年発表です!60年代の日本でこれをやってたのか。フラワー・トラべリン・バンドだってデビューは70年だし、頭脳警察は72年、外道は73年。グループサウンズの残党以外では、はっぴいえんどに並ぶ日本最古参のロックバンドじゃないでしょうか。

 ブルクリのデビュー作の特徴は3つ。野太いブルースロック、ギターの竹田和夫さんの弾きまくりギター、布谷文夫(ぬのやふみお)さんのすっげえだみ声ヴォーカル、この3つじゃないかと。若い頃にはじめて聴いた時はムッチャしびれました。なんという破壊力、古い日本のロックって聴いてなかったけど、こんなにすごかったのか…みたいな。

 ロックといっても、サニー・ボーイ・ウイリアムソンやハウリン・ウルフやマディ・ウォーターズのナンバーなど、すべてブルースのカバー曲です。ただ、その演奏がもろにシカゴブルースかというとそうじゃなくて、フリーみたいなロック色の強いホワイト・ブルースって感じ。ギターがワウやファズを使っていて、しかも弾きまくるもんだから、ポール・コゾフっぽく感じたんでしょうね。だから、ブルース「ロック」と言いたくなっちゃいます。
 でも、洗練されずに泥臭く感じるのは、布谷さんのヴォーカルのためじゃないかと。いい意味でいうと、布谷さんがいなかったら単なる洋楽コピーバンドに過ぎなかったのが、日本的な泥臭さがある布谷さんがいるから、全部ブルースのカバーのこのバンドが「日本のロック」に聴こえるのかも。
 僕は、先に布谷さんのいたブルースロックバンド「DEW」を聴いていまして、そのだみ声にしびれて、このアルバムにたどり着いたんです。だから、ブルクリのお目当ては「すげえ」という噂だった竹田和夫さんじゃなくて、布谷さんだったんです。やっぱりカッコよかったんですが、ダメだったのは、このアルバムは全部英語だったこと。発音が思いっきり日本語なんです(^^;)。僕は、英語を話せないレベルなら、英語で歌うべきじゃないと昔から思ってます。カッコつけて英語を使おうとすればするほどカッコ悪く感じちゃう、田舎ものがアメリカに憧れてるみたいに聴こえてしまって(^^;)。ブルクリを抜けてDEWを結成した布谷さんが、ほとんどブルクリと同じような音楽をやりながら、詞を日本語にしたのは正解だったと思います。

 若い頃に聴いた時は、「うおお!」と思ったもんですが、いま聴くとさすがにあの頃の衝撃は薄れて感じました。初恋の人に30年ぶりにあったら意外と普通だった、みたいな。でも、ビートルズみたいな音楽ばかりやっていたグループサウンズの時代に、日本でこういうロックをやるグループが出てきたのは、大きな転換点だったんじゃないかと。感動が薄れたとはいえ、以降の数々の日本のロックアルバムよりぜんぜんカッコいいのも確か。超名盤だと思います!


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『矢沢永吉 / KAVACH』

YazawaEikichi_Kavach.jpg 1980年、矢沢永吉さんがCBSソニーからワーナーパイオニアに移籍した最初のアルバムです。とはいえ、バンドメンバーは木原&相沢のNOBODYチームにマーチャンさん、サポートはキーボードがサトジュンさん、ベースが後藤次利さん、サックスがジェイクさんと、ソニー時代の矢沢ファミリーとまったく同じチームです。

 このアルバム、アイドル歌謡なみにヴォーカルが大きくて、ここまでやっちゃうとタレントのアルバムみたいで嫌だな…。ミキサーはCBS時代と同じ吉野金次さんなので、音の質は似てるんですけどね。。そして、曲もアレンジも演奏もソニー時代と同じ感じなので、そろそろ飽きてきてしまいました(^^;)。日本人初の武道館ワンマンコンサートや後楽園スタジアムコンサートという社会現象レベルのイベントを成功させた後だからか、祭りの後の静けさのような印象を受けてしまった、というのもあったかも。

 ただ、ぞっとするほど素晴らしい曲とアレンジが2曲。「夕立ち」と「So Long」です。「夕立ち」は、楽式が単純なリート形式でなく、それでドラマチックになっている所が見事。イントロの後にAを2回繰り返し、サビに入らずにイントロに戻り、次のAはギターソロ。そして初めてくるサビが劇的で、ピアノとシンセストリングスで切なく盛り上がり、その響きが消え去る前にAに戻します。いやあ、この劇的な感じは、大人になったいま聴いてもしびれました。。
 そして、アルバムラストの「So Long」は、恐らく矢沢さんの書いた最も美しいバラード。ちょっと専門的な事を書くと、トニックの代理♯Ⅳm7-5を変形した♯Ⅳdimに行ってすぐ戻すんですが、差はトニックの長三度がステイするか半音落ちるか。この聴感上の印象が、この曲の大サビ前までのすべてを支配しているといっても過言ではないです。こういう声部の線のプログレッションへの挑戦は4年後に発表する『E'』というアルバムで結実するジャズコード・プログレッションの最初の成果だったんじゃないかと。同じ事がこの曲の大サビの劇的なコード進行にも言えて、それって知っているかいないか、そして半音進行のよじれと引き戻しをどこに作れるかというロック/ポップスから半歩踏み込んだ編曲ですが、ここに踏み込めるポップスやロックの人って、当時の日本だとジャズ系以外では少なかった気がします。これ、当時に矢沢さんに出来た技とはとうてい思えないので、ピアノ&シンセの佐藤準さんのファインプレーだったんじゃないかと。

 矢沢さんがワーナーに移った理由はたぶんアメリカ進出で、それは翌年のスタジオアルバム『YAZAWA』から。それだけにこのアルバムはソニー時代の余韻というか、まだ初期矢沢スタイルというか、そんな印象。それでも、まだ70年代の日本のロック/ポップス系のレベルにとどまっていた矢沢さんや日本のスタジオミュージシャンが、次のステップに進む予兆が「夕立ち」と「So Long」の2曲にあらわれていると感じました。そんなわけで、僕的には、この2曲を聴くためのアルバム。この2曲だけでも、このアルバムは聴く価値があると思いました(^^)。それにしても、このジャケットはカッコいいな‥。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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