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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『Amon Düül Ⅱ / Tanz der Lemminge』

Amon Duul2_ Tanz der Lemminge  このジャケットのセンスの良さはなんなんでしょうか、こんなのジャケットだけで買いたくなってしまう…といって本当に買ってしまった若いときの僕でした(^^)。クラシックってクソダサいジャケットのオンパレードですが、ロックは良し悪しはともかく、ジャケットへの気のつかい方が素晴らしいものが多くて好きです。アモン・デュールⅡのサードアルバム「野鼠の踊り」です!

 冒頭がウルトラ魅惑的なサウンド!なんだこれ、テープの逆回しと、オルガンと、アナログシンセと…色々コラージュされてます。そしてすぐに明るい曲が始まるんですが、うしろにサスペリアのような気色悪いバス声部のコーラス(^^;)。他には、11/8や17/8が交錯する2曲目のメドレーが、いくつかのリフを基調にインド音楽っぽかったりもして、まあまあ面白かったです。
 しかし…全体的には、グダグダのセッション。なんせ演奏技術がかなり微妙ですし、妖しい感じは、怪しげなシンセを後付けのオーバーダビングで作っているので、ファーストセカンドアルバムで聴く事の出来た内側から出てくるような熱さやヤバさじゃなくて、ヤバさを演出しやがったな…みたいに聴こえてしまいました(^^;)。学生ハードロックバンドが、サイケっぽさを足したコンセプト・アルバムを作ってみました、みたいな感触でした。

 ジャケットはタンジェリン・ドリームなみの素晴らしさ、音楽も最初の30秒は最高だったんですけど、あとはファーストやセカンドには届かず。自分を演出し始めてしまった感じでした。「アモン・デュール2は最初の3枚」なんて言われますが、僕的にはまったくその通り、この3枚目はギリでセーフ、でも以降はちょっとだけ聴いて「あ、ダメだこれは」ときくのをやめてしまいました。でも、日本にユーロロック・シリーズというものが出る時、超マニアックなプログレファンの人が、アモンデュール2で1枚選んだのがこれだったんですよね。やっぱり音楽って聴く人によってとらえ方が違うんだな。このアルバム以降だと、「WOLF CITY」は良いらしいんですが…きっと死ぬまで聴かないだろうなあ(^^;)。


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『Amon Düül Ⅱ / Yeti』

Amon Duul2_ Yeti  ドイツ真正サイケデリアのアモン・デュールⅡ、強烈なファーストの翌1970年に出されたセカンド・アルバムです。この芝居がかったジャケット、さすがは演劇も含んだコミューンだけあります。あざとくもガキっぽくも見えますが、若い頃は期待させるものの方が強かった!僕はCDを持ってるんですが、LPの時代は2枚組だったらしく、1枚目が作曲作、2枚目が即興演奏。とはいっても、作曲の方もリズムやコード進行の簡単なフレームが作ってある程度で、かなりセッションっぽかったです。

 まず、スタジオ録音の方。1曲目は4曲のメドレーで、ABCDAという変則ロンド。始まった瞬間は「大丈夫か、アメリカのヒッピーバンドなみに下手くそだぞ」と心配になりました(^^;)。でも、ギターソロのパートで同主調転調して暗くヤバくなっていき、そしてアコースティックで悪魔的に妖しい曲にクロスフェードで繋がります。もう、こうなってからは完全に飲み込まれてしまいました、バッドトリップ方向のサイケデリック感満載、すっげえカッコいい!!

 このうまくはないけどやたらにカッコいい感覚はその後も同じ。2曲目はツーコードの反復をしている前で、ヴァイオリンで中東風の音階のアドリブがひたすら続きます。4曲目「Cerberus」のアコースティック・ギター3本のDマイナー一発のインプロヴィゼーションも、アフロキューバンみたいでカッコいい。技術じゃなくて作曲のセンスが抜群にいいです。音楽の大事なところが分かってる感じ、安易に単純な歌謡形式を使ったりなんて絶対にしません。めっちゃクリエイティブです。やっぱりサイケデリック・ロックはドイツが一番カッコいいなあ。
 インプロヴィゼーションも面白かった!基本的にワンコードなんですが、ブリッジを作る、リズムフィギュアを変えるなど、曲を構成する技術があって、起承転結を見事に作るので、グダグダのジャムセッションになりません。そして、基本的に曲想に対する意識が高くてただ単に音がつながるのではなく、曲全体のカラーが明快かつワンパターンにしないので(たいがいダークサイドな曲想なんですけどね^^;)、オリジナリティ強く感じます。この辺がグレイトフル・デッドあたりのアメリカン・サイケとの差かな?

 作曲サイドと即興サイドのどちらにも共通するのが、ヤバさ、緊張感、不穏なイメージ、ほの暗い熱さ…要するにサイケデリックのどツボを突いたような抜群のセンスです。こういうのを聴いちゃうと、音楽ってまずはセンスが重要なんだなあと痛感します。若いころは、アモン・デュールはⅠに限ると思ってましたが、アモン・デュールⅡのファーストもセカンドもめっちゃカッコよくて悶絶してしまいました。下手だと思って途中で聴くのをやめてはいけない、10分後には独特の音楽世界に引き込まれること間違いなし、最高のサイケデリック・ロックでした。超おススメ!


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『Amon Düül Ⅱ / PHALLUS DEI』

Amon Duul2 PHALLUS DEI 針を落としたその瞬間に、「ああ、これだ、こういう音楽を聴きたいんだよ…」となったロック必殺の1枚!クラシックやフュージョンや今のロックに足りないのはこの部分なんだというヘヴィーさ、ヤバさ、熱気!サイケデリック色のメチャメチャ強いドイツのプログレッシヴ・ロック・バンド、アモン・デュールⅡが1969年に発表したファーストアルバムです!

 アモン・デュールⅡがある以上、アモン・デュールがあります。アモン・デュールは共同生活をしながら政治活動や演劇や音楽をするコミューンで、ドイツ各地を転々としていたそうです。彼らが発表したファースト・アルバム「サイケデリック・アンダーグラウンド」がまた強烈なんですが、コミューンのうち、ギターのクリス・カラーをはじめとした音楽寄りの人たちが分裂して出来たのがⅡだった、みたいな。ちなみに、いつか紹介した「エンブリオ」も、アモン・デュールから派生したグループらしいです。

 音楽は、複数の打楽器が刻みだすポリリズミックなビートのうえに、エレキギターやベースが重なっていく感じ。基本的にインストゥルメンタルで、歌はあまりないです。ギターが選ぶ旋法は、長旋法や短旋法から外れるものが多く、月並みなロックの単調さから逃れているだけでなく、独特のやば~いエキゾチックさを醸し出しています。コンポジションとセッションが半々に聴こえますが、ジャズみたいにフレームの決まった上でアドリブをするわけでなく、全体でいきなりリズムが変わったり、かなり大がかり。セッションといってもグレイトフル・デッドみたいなグダグダなブルースセッションにならず、はたまた出鱈目なノイズにもなりません。このカッコよさは言葉で説明しにくくて、アモン・デュール的としか言いようがないです。いや~メチャメチャいい。。

 アメリカのサイケよりヤバさが強く、テンションが高く、それでいてアメリカのサイケより音楽をコントロールできている所が、ジャーマン・ロックのすごさなんでしょうね。ジャーマン・ロックといってスコーピオンズとかハロウィンとかいっているうちはまだまだ子供。どちらも体験している僕としては、ジャーマンロックを語るならアモンデュール、グルグル、アシュラを聴いてからにしてくれと思ってしまうほど、ロックの重要な部分を突いた音楽だと思います。日本では人畜無害なロックしか紹介されなくなってしまったから知られてないだけで、聴きさえすればファンは爆発的に増えるんじゃないかと思うんですよね。久々に聴きましたが、めちゃくちゃ良かったです、大推薦!!


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『IRON BUTTERFLY / IN-A-GADDA-DA-VIDA』

IRON BUTTERFLY IN-A-GADDA-DA-VIDA サイケデリック・ロックの名盤というと、絶対に取りあげられる1枚、アイアン・バタフライが1968年に発表したアルバム「ガダ・ダ・ヴィダ」です!サイケ好きの友人の影響を受けた中学生の時の僕が、サイケ名盤と言われているCDに手を出さない筈もなく、ロックの旧譜名盤が安く再発されたタイミングで、小遣いはたいて買った思い出の1枚です。いや~レコード屋から家までワクワクして帰ったあの日の気持ちがよみがえるようです(^^)。

 サイケうんぬんの前に、ビート・バンドとしてまとまりのいいバンドと思いました。飛び抜けたプレイヤーがいるわけじゃないんですが、コーラスは綺麗だし、曲も良く出来てるし、楽器もみんな平均以上、キーボードとギターに至っては聴かせどころが分かってる感じ。ただ、ヴォーカルがファルセットもブレンディングもしないで地声で歌う男性ヴォーカルなので、そこだけがちょっと苦手でした。声を作れないヴォーカルって、アマチュアみたいで僕はどうもダメなんです(^^;)。ハードロック以前のアメリカのロックバンドって、こういうヴォーカルが多くてちょっと残念。ステッペン・ウルフもヴォーカルさえファルセットを使えてたらと思うし、フランク・ザッパも、ジミヘンも、みんなそう。一方のイギリスは、スモール・フェイセスディープ・パープルと、いいヴォーカリスト持ったバンドが多いです。ジャズやブルースやロックンロールの文化を持っていながら、ロックに関してのアメリカはイギリスの後塵を拝した感じ。ああ、ヴォーカルさえ良ければ、アイアン・バタフライをもっと好きになってたかもしれない…って、想い出補正も込みでかなり好きなんですけどね(^^)。

 そして、音楽。いや~、独創的な曲のなんと多いことか!基本的に1曲3~4分の曲がズラッと並ぶ感じですが、その曲想が多彩!インドっぽいのもあれば、妙なヤバさを感じるのもあれば、お花畑なフラワーロックも。
 そしてこのアルバムの看板曲「ガダ・ダ・ヴィダ」は、曲中で長いアドリブパートを含む17分の曲。サイケお得意の長尺曲です。サイケの長尺曲って、グレイトフル・デッドみたいに単にダラダラやられると僕はちっと苦手なんですが、ドラマチックに構成されたものは逆にすごい好きなんです。ドアーズの「ジ・エンド」とか、クイックシルヴァーの「愛の組曲」とか、イッツ・ア・ビューティフル・デイのB面メドレーとか。この「ガダ・ダ・ヴィダ」は、そこまで届かないものの、やっぱりかなり好きです。アドリブパートに突っ込んで、ギターがセンスいいソロを聴かせて、キーボードが怪しい世界を作り出しながらクライマックスを作って、15分後ぐらいに主題に戻ってきた時の快感と言ったらないっす(^^)。そうそう、アドリブ・パートの前半はギターのアドリブで、ほとんどペンタトニック一発なんですが、単旋律ではなく分散和音使ったり5度を混ぜたりしてけっこう立体的な組み立てをします。このギターを弾いてるのは当時17歳のエリック・ブランで、うまいという感じじゃないんですが、ツボを押さえてる感じで、カッコいいです。このバンドの看板のひとつじゃないでしょうか!

 もしヴォーカルさえファルセットやミックスヴォイスを使えたら、素晴らしい1枚になってた気がします。そこだけが残念ですが、それ以外は確かにサイケの名盤のひとつといわれるだけの事はある1枚じゃないかと思いました。あ、あくまで60年代アメリカのロックという範囲ですので、過剰な期待は禁物ですが(^^;)、やっぱりサイケ好きな僕にはたまらない1枚なのでした。あ~懐かしかった!



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『Kaleidoscope / Side Trips』

Kaleidoscope Side Trips 色んな楽器でワールド・ミュージックを演奏するデヴィッド・リンドレーが在籍していたサイケバンド「カレイドスコープ」のデビュー作です!67年発表。

 1曲目「EGYPTIAN GARDEN」が、メジャースケールと5度下のハーモニック・マイナーを交互に演奏する進行で、しかもシタールを使って、曲の最後でアッチェルしていくので、インド音楽みたいなムードがあります。でもこれがビートルズやストーンズの演奏したインド音楽とのフュージョンみたいにそれなりにシリアスに聴こえるかというと、かなりポップ。きっと、ビートが強いし明るいからそう感じるんでしょうね。このエキゾチックというか変わってる感覚が、サイケといえばサイケ。これがバッドトリップ方面に行かずに、どこまでも幸せそうでお花畑な感じがするところが、西海岸のフラワームーブメントな音楽だなって思います(^^)。たぶん、異様な緊張感がほしくてこういう変わったスケールを使ったんじゃなくて、ワールドミュージック志向が強くてそうなったのかも。というのは、他の曲でバンジョーを使ったりフィドルを使ったり、ブルースみたいな曲が出てきたりメキシコ音楽みたいなのがあったりジャズのカバーをやったりと、かなり多彩なので。あ、でも基本的にロックバンド臭が強いです。

 ドアーズとか初期ピンクフロイドみたいなディープでシリアスなサイケを期待したらアウトかも。でも、フラワームーブメントなふわふわしたドラッグミュージックとか、ライ・クーダーあたりの力の抜けたポップなワールドミュージック的なジャム・セッションとして聴いたら大ビンゴのアルバムだと思います。強いてサイケにこだわるなら…明るいけど、根っこの部分が病んでそうな気がするところかな(^^)?


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
2015年の年間ベストCDのトップに挙げた喜多直毅カルテットの新譜が出てました、気づかなかった。最近ラティーナを読んでなかったから、ラテン系の音楽の情報が途切れちゃってるんですよね。近所の本屋が潰れたのが大きいです。今はちょっと買えないけど、今年中には買いたいなあ。 intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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