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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『George Benson / New Boss Guitar of George Benson』

George Benson_New Boss Guitar of George Benson ジャズギターにどっぷりハマった頃があるんですが、なかなか手を出せなかったのがジョージ・ベンソンです。アルバムジャケットを見ると、ムードミュージック系のフュージョンかディスコのような地雷臭しかしなくて。。聴いたことがあった曲もAORなヴォーカルものポップスだったし(^^;)。いま考えれば、それだってそういうものとして聴けば悪くなかったんだろうけど、「ジャズギター」として聴くとなると、やっぱり話は別でした。でも、ある有名な日本人ジャズ・ギタリストが、「ジャズ・ギターで驚異的にうまいのはジョージ・ベンソン」なんていっていて、じゃあジャズやってた頃は凄かったのかな…と、気になっていました。そんな時に、バンドで一緒になったギタリストさんがジョージ・ベンソンのアルバムを持っていて、「聴いてみる?」と貸してくれたのがこのアルバムでした。

 普通…。デュナーミク面でも音色面でも表現なんてなく、本当にコードにスケールあてて演奏してるだけなんじゃないの?みたいな。12小節ブルースまわしてアドリブしてるだけの曲とかもあるし。
 クラブ系のジャズってあるじゃないですか。ジミー・スミスのそっち系のレコードとか、ブッカーTとか、デビュー時のパット・マルティーノとか、デビュー前のジミヘンとか。モダンジャズというより、ああいうクラブ系のインスト音楽に近かったです。クラブで、みんなが踊っている所で、10分でも20分でもずーっと演奏しているハコバンの演奏、みたいな。なるほど、こういう感じだから、ジャズに進まずポップスに走ったのかと納得。あ、でも、クラブジャズとして聴けばけっこう面白いし、「I don't know 」あたりののソロはカッコよかったです。

 というわけで、けっきょく僕は本気でジャズ・ギターを演奏したジョージ・ベンソンのアルバムに出会えないまま、いまに至ったのでした。そういうアルバムもあるかも知れないけど、それを探す労力に比べて見つかる可能性の方が少なそうだから、潔くあきらめた方が良いのかも(^^;)。


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『John Coltrane / Olé』

John Coltrane Ole 1961年録音、ジョン・コルトレーンのアトランティック最終作は、エリック・ドルフィーを含むセクステットです!3管編成で、トランペットにフレディ・ハバード、曲によってはベースがふたり(!)のセプテットになっていて、これは完全にImpulse移籍第1作『Africa Brass』とかぶったメンツ(^^)。そうそう、ドルフィーは、ここでは名前を変えてクレジットされてますが、きっとマッセイホールのチャーリー・パーカーみたいに、他のレーベルとの契約の問題があったんでしょうね(^^;)。というわけで、コルトレーンとドルフィーの共演盤という事で飛びついた1枚でしたが、実はどんなレコードだったか全然覚えてない(^^;)。というわけで、久々に聴いてみよう!

 テーマでホーンアレンジをしているわけではないので、あんまり3管という感じはしませんでした。そして、タイトル曲「オレ」は、思いっきりフラメンコ調、フリジアンです。でも、ワンスケールで全然コード・プログレッションしないからつまらない(^^;)。まったくコード進行しない曲を18分続けて演奏されてもな…。順番にソロを回すだけでなく、大楽節でもなんでも作って曲として面白くすれば良かったのに。ミの旋法はそれ自体が強烈なキャラクターを持っているので、ただ使っちゃうと「ああ、フラメンコみたいなのやりたかったのね」で終わっちゃうところがあって、それを乗り越えて個性や独自性を表現するのが難しいのかも知れません。マイルスもギル・エヴァンスもミンガスも同じ失敗をしてますし(^^;)。また、演奏がただスケール・プレイしているだけみたいに平坦で、盛り上がりませんでした。
 次の「ダホメイ・ダンス」も、月並みなコード進行の上で順番いアドリブを披露するというもので、個人技を堪能する分には楽しいけど、音楽としては並以下かな…。
 唯一面白かったのは、テーマで3拍子とフォービートが交錯するバラード「アイシャ」。マッコイ・タイナー作のモード曲なんですが、フレディ・ハバードのソロもいいし、良かったです。でも、この1曲だけにお金を出すのも何となくもったいない気が(^^;)。

 せっかくドルフィーとの初共演盤だというのに、やっつけ仕事っぽくて残念でした。マイルスのマラソン・セッションの4枚みたいに、プレスティッジとの契約を消化するためだけに終わらせただけみたい。だって、このレコードの前は『ジャイアント・ステップス』でコルトレーン・チェンジを披露、『マイ・フェイバリット・シングス』ではモード、『プレイズ・ザ・ブルース』では独特のブルース解釈。次の『アフリカ・ブラス』では管楽器アンサンブルを聴かせるのに、このレコードは…。


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『John Coltrane / Plays the Blues』

John Coltrane Plays the Blues 名盤扱いされることの多い『My Favorite Things』と同じセッションから、ブルース曲だけを集めたのがこのアルバムです。というわけで、これも60年の録音。

 ブルースって言葉はなかなか使い方が難しくて、音楽ジャンルでいうブルースは合衆国の黒人音楽のアレだし、日本の戦後歌謡でいうブルースはアンニュイな曲をブルースと呼んだりしますが、ジャズでいうブルースは、ブルース進行するかブルース・スケールを使ったら、ブルースと呼ぶ事がほとんどです。黒人音楽ブルースやその派生系のロックを聴いたりやったりしていると、こんなに簡単に演奏出来る音楽もない…な~んて思ってしまうんですが、これがドミナントの動きを中心にしたモダンジャズの世界で演奏しようとどうなるか。深く書くときりがないですが、一例をあげると、たとえばCメジャーのスリーコード曲を想定すると、ふつうはトニック構成音がC,E,G,H じゃないですか。でもこれを一番ポピュラーなブルース・スケールで演奏すると、EじゃなくってEs、HじゃなくてB、ついでにF#なんて音も出てきちゃう、とっても斬新な音楽になります。これをロックやブルースみたいな少ない音で処理するなら、「細けえことはいいんだよ」精神で押し切れたりするんですが、ドミナント・モーション基調に発展したジャズの世界でアドリブしようとすると…それがこのアルバムの価値なわけです(^^)。メジャーブルースとマイナーブルースでも違うし、それぞれにモードも使えてしまいますしね。面白いのは、どちらもペンタ・スケールが使える事です。これは管楽器には嬉しいでしょうが、ピアニストには迷宮の入り口。

 後年のコルトレーンは「フリージャズの闘士」みたいなイメージもありますが、実際にはアドリブのためにひたすら研究を繰り返した学者肌の一面を感じます。例えば、4曲目に入ってる「Mr. Day」なんて、僕にはG♭sus とB♭sus の交換に聴こえます。5曲目「Mr. Syms」は、マイナーブルースとメジャーブルースの交換。どっちも、通常のブルースチェンジだけでない可能性を追求してるんですよね。

 ロックやモダンジャズのリスナーには「ブルースかよ」と思われてしまうかも知れませんが、ジャズ屋にとってブルースは鬼門のひとつ。特にピアニストは、うまく処理しないと和音とスケールがきたなく衝突して聴こえたりするので、バップ系統ジャズとは別に「ブルース」というジャンルをマスターしないといけないほど。アール・ハインズやマル・ウォルドロンあたりの演奏するブルースでいる間は良かったんでしょうが、モダン以降のジャズ・ブルースをやりたい人は、このアルバムを聴かずに済ませることは不可能というほどの超重要作。ただ音楽を聴いて楽しみたい人にも、ちょっとでもボっとしてたらこれが全部ブルース曲なんて信じられないほどバラエティに富んだ面白い音楽に聴こえると思います(^^)。「『My Favorite Things』のアウトテイク集でしょ?」な~んて軽く見たらいけない、なぜか評価が低いけどムチャクチャ素晴らしい1枚だと思います!


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『John Coltrane / My Favorite Things』

John Coltrane My FavoriteThings フュージョン登場以前、ハードバップ以降のジャズジャズ・アルバムって、1~2曲だけ挑戦的な演奏や曲を入れて、あとはバラードやスタンダードで埋めるものが多いです。もちろん、目玉になる曲もないアルバムだってたくさんあるんですが、ジョン・コルトレーンは看板曲を必ず入れるパターンでした。『Coltrane』では「Bakai」のアレンジ、『Soultrane』では「Russian Lullaby」の超高速プレイ、『Giant Steps』では同曲のコルトレーン・チェンジ、みたいな。そして、1960年録音(発表は61年)のこのアルバムでは、「My Favorite Things」のモード演奏がそれ。メンバーは、ピアノにマッコイ・タイナー、ドラムにエルヴィン・ジョーンズと、黄金のコルトレーン・カルテットのメンバーがほぼ揃っています。ベースだけはスティーヴ・デイビスで、ジミー・ギャリソン加入はもう少し後です。

 コルトレーンは、普通のフレーズを演奏するのが苦手。音は汚いリズムは悪い、アーティキュレーションなんてあったもんじゃない、クラシックだったら即クビですね(^^;)。このアルバムでの「My Favorite Things」や「Everytime We Say Good-bye」のテーマのぶっきらぼうな演奏なんて、ちょっと聴いてられない。。コルトレーンのテーマ演奏が終わって、マッコイのピアノ・アドリブに入った時の安心感ったらないぐらいです。でも、アドリブに入った途端にすごい!この異様なまでの集中力、これだけのアドリブを取れるようになるまでにどれだけ練習を積んだんだろう…。「My Favorite…」だけでなく、「Summertime」のアドリブも絶品です。別の角度から言うとこの頃に流行ったコード・プログレッションの薄いモード曲って、管楽器奏者には熱く瞬発力のある演奏をしやすかったんでしょうね。逆にピアニストは、あまりにコードが進行してくれない曲だと伴奏が手詰まりになって困っちゃうんですけどね。。逆jに、ハービー・ハンコックがやっていたようなモードだとピアニストは色んな和音を作り出せるのでワクワクですが、管楽器奏者は大変なんだろうなあ。そうそう、「Summertime」は、実はマッコイのピアノがすごい…というのは、ピアノ贔屓かな(^^)?

 コルトレーンは、この録音をする少し前に、マイルス・デイビスのグループを脱退して自分のバンドを作る事に集中したそうです。そしていきなりマッコイにエルヴィンという、モダンジャズ屈指のプレイヤーを二人もつかまえちゃうんですから、コルトレーンの音楽に魅力もあったんだろうし、またコルトレーン自身もいい目をしてたんでしょう。これはまだ古いジャズの匂いが残っているアルバムですが、当時のジャズを牽引したアーティストの好盤のひとつだと思います。ロックを卒業して、ジャズにのめり込んだ大学時代から社会に出てしばらくは濃い時間だったなあ。辛かったけど、今思えば充実してもいました。その頃によく聴いたコルトレーンは、僕の青春の重要な一部分です。


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『John Coltrane, Don Cherry / The Avant-Garde』

John Coltrane Don Cherry_AvantGarde 1960年の録音セッションで、ピアノレス・カルテットです。メンバーは、ジョン・コルトレーン(sax)、ドン・チェリー(tp)、チャーリー・ヘイデン(b)、エド・ブラックウェル(dr) 。というわけで、オーネット・コールマンのグループのサックスをコルトレーンに差し替えたバンドですね。1曲目のブローイング・コーラスもドン・チェリーが取るし、5曲中4曲がドン・チェリーかオーネット・コールマンの曲だし、コルトレーンはゲスト的な扱いだったんじゃないかと。それにしても、8分音符をボンボンと叩きつけてグイグイ進んでいくチャーリー・ヘイデンのピチカート、かっこいい。。

 いやあ、1曲目でのコルトレーンのアドリブが強烈!!若い頃の僕は、フリージャズ時代のコルトレーンが大好きだったんですが、いま聴くと黄金のカルテットを組む以前からアドリブ・ソロが凄いんですよね。初リーダー・アルバムの時点ですごかったもんなあ。

 ドン・チェリーのソロもキレッキレでした。ピアノレスのウォーキンベースだから一直線なスケールアドリブになってもおかしくなさそうなのに、けっこうツーファイブフレーズとか出てくるんですよね。ドン・チェリーはフリージャズやちょっとエスニックな音楽方面で有名ですが、メインストリームなジャズをきっちりやってきた人だったんだろうな、と思いました。

 初期フリージャズのプレイヤーとコルトレーンの絡みは、セシル・テイラーとこのアルバムが有名ですが、どちらもフォームを持った曲をより自由に演奏しているのであって、どフリーではなくあくまでもジャズと感じました。ビバップ以降のジャズは、プレイヤー音楽という傾向が強くなって、楽理に従うのではなく、どれだけアドリブで個人や自分の感情を表現する事が出来るか…みたいな視点で生まれた音楽なのかな、な~んて思いました…ああ、また小学生みたいな感想になってしまった。。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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