心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『Jimmy Smith / The Cat』

JimmySmith_Cat.jpg こちらはブルーノートを離れてヴァーブに移籍したジャズオルガンのジミースミスが1964年に発表したアルバム。「The Sermon !」がカルテットぐらいの小編成でのリラックスしたジャムセッション調だったのに対して、こっちはビッグバンドでブラスアレンジをバッチリ施してバリバリに演奏しまくったソウルフルなご機嫌イケイケジャズ!ジャズとクラブミュージックが混ざっているような匂いがして、けっこう黒いです。匂いとしては、ジャズよりもブッカーTあたりのクラブ系のブラック・ミュージックを先に連想する人すらいるんじゃないかという気がします。先に「SERMON」セッションの方を聴いていた僕としては、えらく対照的な感じでちょっとビックリしました。でも、これがまた気持ちい~~!!エリントン~ラッセル系のムズカシイ系のビッグバンドじゃなくって、カウント・ベイシー~クインシー・ジョーンズ系といったらいいのか(ごめんなさい、うまくたとえられない^^;)、ブラスがトゥッティでドッカ~ンバッカ~ンと決まってくる系です。そのなかでオルガンのアドリブが炸裂しまくり!!

 このアルバム、あまりに爽快なので、日本でも大ヒット、ジャズ喫茶ではヘビーローテーションだったそうです。いや~それもそのはず、いま聴いたってメッチャいい!!ボクとしてはゴーゴークラブ系ビッグバンドソウルジャズとでも呼びたいような音楽。めんどくさい事抜きに、ビッグバンドのドッカ~ンとしたカッコよさとジャズのカッコよさとクラブミュージックの不良っぽさのいい所取りみたいな爽快で熱い音楽。大推薦!!


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『Jimmy Smith / The Sermon !』

JIMMY SMITH THE SERMON! ジャズオルガンといえばこの人、ジミー・スミスです!これはその中でもかなり有名なブルーノートの大名盤、チョ~気持ちいい、最高です!ただし、ちょっと注意が必要かも(^^;)。

 まず、オルガンが弾きまくり系じゃなくって気持ちい!!ジミー・スミスさんには弾きまくりのアルバムもあるんですが、これはファ~っとオルガンを気持ちよく鳴らしている演奏が多いです。これがメッチャ気持ちいい!!あと、リー・モーガンのトランペットも、いつもの突貫型じゃなくって、癒し系といっても良いぐらいにすごく気持ちいい!!いや~、これは1日中聴いてても飽きない気持ちよさです(^^)。これは色んな人にお勧めしたい…と言いたいところだったんですが、今回ちょっときづいてしまった事がありまして…
 えっと、基本的にコレクターじゃない僕は、ジャズのレコードで「これはボーナストラックの何が入ってる」とか「これとこれを買えばそのセッションの録音のすべてがゲッチュできる」とかは、あまり気にしない方です。むしろ、そういう所にはそうとう無頓着な方かも。短い人生、どうせ全部なんて聞けるはずないですからね(^^)。でも、僕がジャズの魅力に取りつかれて一生懸命ジャズのレコードを買いあさってた若いころって、ジャズのLPがせっせおとCD化されてた頃で、レコード会社がLPからCDに買い直させようと、やたらとボーナストラックをつけてました。だから、自分では何にも考えてなかったけど、今となっては手に入れにくいボーナストラック入りのCDをやたら持ってたりして(^^;)。このCD、僕が持ってるものは1曲目が「'S WONDERFUL」で始まって、そこから「BLUE ROOM」、「CONFIRMATION」「LOVER MAN」など、気持ちいい曲がズラッと続きます!これが最高と思ってたんですが…今回、この感想文を書こうと思ったら、僕が最高だと思ってたこれらの演奏は全部ボーナストラックらしい(+_+)。あ、そうそう、僕が持ってるCDは、昔日本の東芝EMIから出た「コンプリート スーパージャムVol.2」というアルバムで、ジャケットは「SERMON」とほぼ同じ、この中にオリジナルのアルバム「SERMON」に入ってる3局も全部収録されてる、というものみたい。いや~、ややこしいなあ、という事は「スーパージャムVol.1」というのがきっとあるんだな…。
 というわけで、僕が持ってるCDと同じものがアマゾンに出てないか探したんですが、見つからず(;_;)。かわりに、ボクが好きだった「'S WONDERFUL」や「BLUE ROOM」の演奏が収録されたアルバムを探したところ…おお~、『THE COMPLETE SERMON SESSIONS』なるアルバムを発見!きっと、これを買えばこの時のセッションの録音が全部入ってるんでしょうね。というわけで、オリジナルアルバムの「THE SERMON !」には入ってない他の曲がことごとく僕の大推薦という、なんか変なおすすめのアルバムでした(^^)。



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『George Russell Sextet / at Beethoven Hall』

George Russell Sextet at Beethoven Hall ジャズが好きなら聴いてないなんて許されないほどの大傑作です!超すばらし~、ぜったい聴くべきです!!
 ジャズ好きだけど音楽の事はあまり知らない人が始めたインディーズレーベルとか、予算も出すけど口も出すという大資本の入ったレコード会社なんかだと、本当にクリエイティブなジャズはなかなか聴く事ができません。「あんまり難しい事しないで」とか「もっと普通のジャズも入れて」みたいな要求が飛んできて、無難な事をさせられちゃってるみたいに聴こえて仕方ないときが多いんですよね。。その点、音楽に理解があったり「あ、これは音楽を知ってるな」みたいなディレクターを抱えてる場合の小規模レーベルは、めっちゃセンスのいいカタログを作る時があります。MPSというレーベルは、小さいながらもそんな印象を受けるところで、買おうかどうしようか迷った時にレーベルがMPSだと「あ、大丈夫だ」な~んて思っちゃたりします。ジョージ・ラッセルのこの1枚も例外じゃなくって、RIVERSIDEみたいに「もうちょっと分かりやすくして」みたいにステレオタイプに近づけさせられる(?)事もなく、とってもクリエイティブなジョージ・ラッセルの実力全開の音楽を聴く事ができます!!いや~、『Jazz in the Space Age』とこの『at Beethoven Hall』の2つは、ジョージ・ラッセル最高傑作じゃないかなあ(^^)。。
 有名曲のアレンジ物が多いんですが、アンサンブルの絡みの妙もとんでもなく良く出来ています。しかし本当にスゴイのはその先で、とっても自由な「リディアン・クロマチック・コンセプト」という方法を使ってかなり自由度の高いソロと独特な和音を鳴らしてるので、響きがぜんぜん違う!いや~、これはシステムがスゴイというよりも、アウトゴーイングを選びやすくしているシステムのうちで、それを選んで演奏出来ちゃってるラッセルさんのピアノがスゴイんでしょうね。これは一聴の価値ありです!!聴いているだけでゾクゾク来ちゃいました(^^)。このレコード、ジャズの果たした大仕事のひとつじゃないでしょうか、ジャズファンなら絶対に聴くべき!もともとはLPで2枚に分売されていたものをCD1枚にまとめているし、音もCDはメッチャクチャ良くなってるので、手に入るならCDがおススメです!!あ、そうそう、上に載せたジャケットのものはドイツでのCD再発もので、今ではプレミア。僕は幸運にもこれを持ってるんですが(狙ったわけではなくある時期はこれしか手に入らなかった^^;)、モノトーンの方がオリジナルのジャケットです。




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『George Russell / THE STRATUS SEEKERS』

George Russell THE STRATUS SEEKERS コンテンポラリー・ジャズのコンポーザー/アレンジャーのジョージ・ラッセルのセプテット作品です。1962年録音みたいなので、ひとつ前の日記で書いた『Ezz-thetics』の次に発表された作品かな?メンツも似ていて、前作に参加のジョージ・ラッセル(pf, arr)、ドン・エリス(tpt)、デイブ・ベイカー(tb)、スティーブ・スワロウ(bass)、ジョー・ハント(dr)に加えて、ジョン・ピアース(asax)とポール・プラマー(tsax)が加わってます。前作より大編成という事ですね(^^)。
 これもジョージ・ラッセルのアルバムの中では、ストレート寄りのアルバムでした。レーベルがリバーサイドだからでしょうか、個性あるミュージシャンもある程度オーセンティックなジャズに寄せさせられたのかも( ̄∀ ̄牛)。リバーサイドみたいなレーベルよりも、音楽の質にはこだわるけど内容には寛容なDECCAとかの大手か、逆に自主レーベルの方が斬新な作品は多いですよね。でもあなどっちゃいけないのは、普通のジャズをやってもこのグループは強烈に素晴らしい!ヘッドにしてもアドリブソロにしても、超高速なところもみんなビッタリ!アレンジを演奏するので手いっぱいという感じはまったくなくって、演奏に勢いがあります!いや~みんなメッチャクチャ上手いなあ、売れてるかどうかとミュージシャンとして一流度合は関係ないですね(^^)。。
 あと、少しだけ発揮されるラッセルさん独特の作曲/アレンジとしては、アルバムタイトルにもなってる2曲目「THE STRATUS SEEKERS」が、テンポチェンジも含めて山あり谷ありでカッコいい!僕はこのアルバムをCDで持ってるんですが、それにはこの曲の別テイクも入ってて、これがまた素晴らしい。他には「KIGE’S TUNE」はアレンジが見事、「STEREOPHRENIC」はふたつのピアノトリオとホーンセクションが違うテンポで進行するアイデアが悶絶ものでした(^^)。
 というわけで、ちょっとだけひねったメインストリームジャズを聴こうと思ったら、このアルバムは文句なしでした。すごい疾走感のソロに素晴らしくビッタリ決まるアンサンブルと、いう事ないです。すげえなあ。ただ、DECCAから出た『Jazz in the Space Age』みたいな超コンテンポラリーな作品を期待すると期待を外されるかも。それにしても、レイシーとかドルフィーとかもそうですが、Prestige とかRiverside に録音すると、あんなに個性ある人たちが途端に普通に演奏しちゃったりしますよね。こういうところは、レーベルを見た時点である程度予想できるぐらいになってないと、ジャズのリスナーの道は歩めないのかも(^^;)。



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『George Russell Sextet / Ezz-thetics』

George Russell Sextet Ezz-thetics 超大推薦のモダン・ビッグバンドのアルバムとして、ジョージ・ラッセルのアルバムを紹介させていただいた事がありますが、これはラッセルさんのセクステット作品、1961年作品です。ジョージ・ラッセルといえばかなりコンテンポラリーなアレンジという印象が強いんじゃないかと思うんですが、このアルバムはストレートでイケイケのジャズとラッセル風モダンアレンジの両方を聴くことの出来る好盤じゃないかと(^^)。

1曲目「EZZ-THETIC」は、攻めまくりストレートジャズの代表のような曲と演奏。高速テンポで疾走しまくり、3管のアレンジもトゥッティ中心で、あくまでプレイヤーそれぞれの飛ばしまくるソロが中心。エリック・ドルフィーの参加が光りますが、実際には他のメンバーのソロも最高。ジョージ・ラッセル(pf, arr)のほか、ドン・エリス(tpt)、デイブ・ベイカー(tb)、スティーブ・スワロウ(bass)、ジョー・ハント(dr)、全員ソロがキレッキレです(^^)。
 そして、アレンジャーとしての腕の見せ所はマイルス・デイビスの2曲目「ナーディス」以降で光ります。おお~これはテーマのブラスアンサンブルが見事ですね~、こういうアレンジを聴きたいからジョージ・ラッセルのアルバムを買うわけですし、マイルスやらブレッカーには絶対出来ない芸当でしょう。。3曲目はヘッドがモンクの曲みたいにグニャグニャしていてカッコいいですが、あとはただのソロ回しでした(^^;)、あ~でもこれはジョージ・ラッセルのピアノソロが面白いな、これもモンクっぽくて面白い、分析してみたらいろいろ発見がありそうです。そして4曲目のオリジナル「THE LYDIOT」でついにラッセル節全開!!これはほとんど『Jazz in the Space Age』に入ってた「Chromatic Universe」のコンボ版といった感じ。僕はこれが一番好きだ。。5曲目は和声やアンサンブルというよりも、楽曲の様式がかなり面白いです。最後の「’ROUND MIDNIGHT」は、イントロにちょっと工夫がしてありますがちょっとクサいかな、ヘッドに入って以降は普通でした。
 セクステットとかセプテットあたりの編成のジャズって、ビッグバンド的なアンサンブルの妙も楽しめるし、トリオやカルテットみたいなプレイヤーのソロも楽しめるし、なかなかおいしい編成と思います。そうなるとアレンジャーのアレンジが大きな鍵になってきますが、僕はストレート系ではチャールズ・ミンガス、コンテンポラリー系ではジョージ・ラッセルかギル・エバンスのコンボアレンジが好き。思いっきり月並みな趣味ですけど、いいと思うんだからしょうがないですよね(^^)。ストレートジャズに少しだけコンテンポラリーが混ぜてあるようなアルバム、もっとゴリゴリのコンテンポラリーなジョージ・ラッセルが聴きたいときには物足りないけど、ジャズ的な攻めの演奏が炸裂しまくるラッセルの音楽を聴きたいならこれが一番!カッコいいです!!




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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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