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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『Zoot Sims, Joe Pass / Blues For Two』

Zoot Sims Joe Pass Blues For Two 1982年リリース、サックスのズート・シムズとギターのジョー・パスの、伴奏なしの純粋なデュオ演奏です。リリースはパブロという事で、古き良きジャズという雰囲気たっぷりの音楽でした。

 僕の記憶が確かなら、アップテンポの曲は1曲もなかったんじゃないかなあ。終始リラックスしたムードで、スタンダード・ナンバーやブルースを演奏していました。というわけで、これはリハーサルも何もなしの完全にセッションだったんじゃないかと。当日会って、ふたりで演奏しながら打合せしながら2~3テイクぐらいの裡に完成までもっていって作った、みたいな感じだったんでしょうね。

 昔に名をとどろかせたじいさんたちが演奏するこういう穏やかな音楽っていいですねえ。外連味もないし、変に受けようとするエンターテイメントさもないし、穏やかに自分の人生を楽しんでいる感じ。ニュースを見ていると、なんだか今の人って仕事に追われ、どうやって金儲けするかに躍起になって、ローンに追われ、戦争は起きるわ流行病におびえるわ、人の文句ばかり言って…みたいな人生を送ってるんじゃないかと思えてきてしまう事すらありますが、本当はこうやって穏やかにささやかな事を楽しむ人生を送れたら、よほど豊かな人生が遅れるんじゃないかと思って見たり。心地よいレイドバック・ミュージック、良かったです(^^)。


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『Quadrant / featuring Joe Pass, Milt Jackson, Ray Brown, Micky Roker』

Quadrant featuring Joe Pass, Milt Jackson, Ray Brown, Micky Roker 1977年録音(発表は79年)、パブロから発表されたベテラン・ジャズ・ミュージシャンたちのセッション集です。いちおう「Quadrant」というバンド名なのかな?恥ずかしい話ですが、自分がこのレコードを持っている事を知らず、ジョー・パスのレコードを置いている棚を見ていたら出てきてビックリ。もしかしたら聴くのも初めてだったりして(^^;)。

 一期一会なセッションには違いないんですが、ゆったりとスタンダード・ナンバーを流してるなんてものじゃなくって、なかなか素晴らしいセッションでした。1曲目「Concorde」は快速テンポで、すごい勢いで演奏するミルト・ジャクソンとジョー・パスが凄い!このアルバム、全体的にヴィブラフォンのミルト・ジャクソンがアグレッシヴに叩きまくっていて素晴らしいです。MJQ でのクールさなんて微塵もなし、全盛期ハードバップみたいでした(^^;)。

 こういうアグレッシブさは以降も続いて、2曲目「Joe’s Tune」ではなんとモード・ジャズまで演奏していました。いやあ、こういうベテランのセッションでモードやっちゃうのか…といっても、ハービー・ハンコックなんかがやった高度なものじゃなくて、マイルス・デイビスの「So What」とかジョン・コルトレーンの「My Favorite Things」みたいなツーコードで回すだけのやつなんですけどね。。
 意外だったのは、古き良きジャズな人だと思っていたベースのレイ・ブラウンが書いた曲が、まるでファンク・ロックとジャズのミックスっぽかった事。ついでに、あのレイ・ブラウンがアンプを通して演奏してるし…ここは生音で攻めて欲しかったな、僕、アンプに通したコントラバスの音って味気なくて嫌いなんですよね。。

 というわけで、セッションはセッションなんですが、ベテランたちの同窓会なんてものじゃなくて、「まだまだ若い連中には負けてられないぜ」な~んて感じで、中年男のギラギラしたバイタリティがいい意味で熱苦しくて、楽しかったです!


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『Joe Pass / For Django』

Joe Pass For Django 1964年発表、ジャズ・ギタリストのジョー・パスがジャンゴ・ラインハルトに捧げたアルバムです。ジャンゴ・ラインハルトは「ジプシー・スイング」なんて言われる、ジプシー音楽とスイング・ジャズを混ぜたような音楽をフランスで披露して有名になった、戦前のジャズ・ギターの大御所です。このレコードはカルテット編成で、Joe Pass (g), John Pisano (g), Jim Hughart (b), Colin Bailey (dr)。和音はセカンド・ギターに任せ、ジョー・パスはほとんど単旋律でテーマやアドリブを演奏していました。

 このアルバムをはじめて聴いた高校生当時は、演奏以前に音楽が古色蒼然と感じて、ちょっと入りきれませんでした。特にアルバム冒頭の、ジョン・ルイス作曲「Django」が西部劇の音楽みたいで、尚更古くさく感じたんですよね。。また「すごいギターだ」と噂に聞いていたのに、単旋律でしか弾かないジョー・パスの演奏は、正直のところあまりすごいとは思わなかったんです(^^;)。

 それがいま聴くと、色々と聴きどころがあって、なかなか楽しかったです。なによりジョー・パスのアドリブがさすがに見事。よもやのアップテンポで演奏される「Night and day」や、同じくアップテンポの「Limehouse Blues」のアドリブは達人技で、「おー、これだけでお金が取れるエンターテイナーだわ」なんて変な歓声をあげてしまいました(^^;)>。
 また、独特なジャンゴ・ラインハルトの曲に感じ入るものがありました。このアルバムに入っている曲はすべてがジャンゴ・ラインハルト作曲なわけじゃないんですが、「Fleur d'Ennui」や「Cavalerie」、そして代表曲「Nuages」といったラインハルトの曲は、なるほどどれもアメリカの古いジャズとはひと味違う洒落た曲想で、ジャズが西洋の軽音楽を席巻する以前の、洒落たヨーロッパ軽音楽を楽しむ面白さがありました。昔は「古くさい」と感じた曲が、いま「洒落てるなあ」と感じるのも、ちょっと面白かったです。

 ジョー・パスって、スタイル自体はハードバップですが、レコードデビューは60年代。なんでそういう事になったかというと、麻薬禍で50年代の多くを刑務所の中で過ごしたから、彼の中で時も止まっていたし、デビューも遅れた、みたいな。ああ、14歳でプロデビューしていた神童なのに、なんと惜しい事か。60年代に登場した時ですらジャズ・ギターの常識を覆す演奏連発だったわけですから、もし刑務所に入らず50年代にデビュー出来ていたら、ジャズ・ギターの歴史はもう少し違うものになっていたかもしれませんね。
 そんなわけで、同時代のジャズより少し古めで保守的なので、進歩的なジャズを求めてもダメ。セカンドギター入りなので、あのジョー・パスのひとり多重奏の妙技を求めるのもなし。ジャンゴ・ラインハルトの曲をもう少しモダン・ジャズよりのところで楽しむとか、ジャズ・ギターのアドリブの達人技を楽しむのが、このレコードなんじゃないかと思いました。


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『Joe Pass / Catch Me!』

Joe Pass Catch Me 1963年録音、パシフィック・ジャズがリリースしたジョー・パスのカルテット演奏です。メンバーは、Joe Pass (g)、Clare Fischer (p, org)、Albert Stinson または Ralph Pena (b), Colin Bailey または Larry Bunker (dr)。

 ジョー・パスは音色にあまりこだわらない人みたいで、ギターの音が素晴らしいと思う時もあれば、恐ろしくショボいものも普通にあります。だから買う時にはドキドキしますが(^^;)、このレコードはギターの音が良くて安心。でも、クレア・フィッシャーのピアノの録音が問題で、低音が全然ない…というか、曲によっては逆相に聴こえるものまでありました。ついでに、カルテットの楽器バランスが悪い。。これはエンジニアがダメですね(^^;)。

 アルバムはスタンダード・ナンバーの連発で、典型的なウエストコースト・ジャズのセッションでした。ピアノがいるセッションなので、ジョー・パスさんは単旋律で弾きまくり。和音を押さえに行ったのは、ガット・ギターを演奏した曲だけでした。そんな中、「catch me」の恐ろしく正確な16分音符連発のアドリブが熱かったです!これはほとんどパット・マルティーノだよ。。16分音符連続の馬鹿テクのジャズ・ギターのフルピッキングのアドリブとなると、「Just Friends」もすごかったです。
 こういうのってピックを使って演奏するジャズギターだから出来る技で、指で弾くクラシックやフランメンコだと難しい気がするので、ジャズギターならではの悦楽なんでしょうね。また、これをピアノでやっても面白くもなんともないと思うので、聴いている側は自分が演奏している気分になって聴いてるという事で、ジャズってそれだけプレイヤー目線な音楽という事なんだな、と改めて思ったりして。「Walkin' Up」のフォーバーズのところで聴かせるブロークンコードの連続スウィープなんて、ギタリストなら絶対真似したくなるでしょうし、そのテクニックを聴く音楽なんだと思いました。

 僕的には、ジョー・パスのシングルラインでのアドリブを真似して悶えるレコードでした。凄すぎて全然真似できませんですけどね(^^;)。ギターって、弦やポジションを移動する所が難しいです。というわけで、BGM にはならず、プレイにのめり込んで聴いてこそ熱くなるレコードという感じでした。ジャズギターのファンの方なら、間違いなく楽しめる1枚じゃないかと。


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『Sonny Rollins ‎/ The Bridge』

Sonny Rollins ‎The Bridge ジャズのテナーサックス奏者と言えば、やっぱりジョン・コルトレーンとこの人ソニー・ロリンズでしょう!1962年発表の『橋』というこのアルバム、僕はロリンズのアルバムではかなり好きな方で、名盤と言われている『Saxophone Colossus』や『Way Out West』よりもだんぜん好みです。その理由は、ソニーロリンズではなくて、ジム・ホールなのです。

 このアルバムはカルテット編成ですが、和声楽器がピアノではなくギターで、このギタリストこそジム・ホール。ギター伴奏のジャズって、50年代のヴォーカルものではジャズでのギターの奏法がまだ完成してないと感じるものも多いんですが(ジョニー・スミスとかね^^;)、ジム・ホールとジョー・パスの登場でブレイクスルーしたと感じます。このアルバムでのジム・ホールは、伴奏に回ってもソロを取っても完璧。ジャズギターを弾く人なら、バッキング、バッキングクリシェ、単旋律ソロ、コードソロ…何でも入ってるこのレコードは、メロコード譜だけを見て、ギターでどうやってアプローチすればいいかを聴いているだけでも練習になっちゃうんじゃないでしょうか。そのぐらいに素晴らしい演奏で、僕はアルバムを通してジム・ホールの演奏にくぎ付けでした。ギターを弾いての西洋ポピュラー音楽のバッキングでこれに比肩できるのは、チェット・ベイカーの伴奏をやったときのダグ・レイニーの演奏ぐらいかな(^^)。

 ソニー・ロリンズも、繊細で歌心満載。ええ~これがサキコロやテナーマッドネスでは大らかにブイブイ言わせてたロリンズの演奏なのかと驚きました。しかもアドリブソロもすごくないかい?「The Bridge」のソロなんて、テナーじゃなくてアルトのような切れ味。ロリンズというと1956~7年あたりの録音に人気が集中してますが、62年吹き込みのこのアルバムは明らかにレベルアップしていると感じました。そうそう、あの多忙だった56~7年あたりを越えた後、ロリンズは一度ジャズシーンから姿を消して、バスの運転手をやりながら橋の下でひたすらサックスの練習をしていたそうです。それがこのアルバムのタイトルに繋がっている…かどうかは知りませんが(^^;)、そうした練習の成果が音にあらわれていると感じました。いやあ、努力って報われるもんですね。

 このセッション、ヘッド部分を除いたらバンド全体でのアンサンブルパートがあるわけでもないので、ジャム色が強いですが、アンサンブルがそう思わせないのは、ひとえにジム・ホールの演奏にあるんじゃないかと。曲調がオーソドックスなジャズなので、何となく聴いてしまうと、なんて事ない普通のジャズに聞こえてしまうかも知れませんが、ギターとサックスのプレイに注目して聴くと見事のひとこと。アドリブどうこうではない音楽性の高い演奏に魅了されました。絶品です!


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Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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