心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『Cannonball Adderley / Know What I Mean?』

Cannonball Adderley Know What I Mean キャノンボール・アダレイがリバーサイドに残した1961年のアルバムです。あのファンキーなキャノンボールのリーダー作とは思えないメンバーで、ピアノがビル・エヴァンス、そしてリズムセクションのふたりがMJQからで、コニー・ケイ(b)とパーシー・ヒース(dr)。キャノンボール以外はクラシックの室内楽やってもおかしくないようなメンツ、優雅な音楽になってます。キャノンボールの作品というよりも、ビル・エヴァンスmeets MJQ みたいな音楽。1曲目がいきなりビル・エヴァンスの18番「Waltz for Debby」ですしね(^^)。

 曲全体に起承転結を作れるピアニストがひとりいるだけで、垂れ流しのジャズ・セッションじゃなく、みごとな室内楽になってしまうのがすごいです。そして、やっぱりMJQのリズム隊のふたりはめっちゃめちゃセンスがいい!いつぞや紹介したポール・デスモンドのアルバムでもとんでもなくセンスのいいバッキングをしていましたが、このふたりは優雅なアンサンブルもののジャズをやらせたら最強ですね。パーシー・ヒースなんて、絶対クラシックやってたよな…という演奏をします(^^)。このサイドマンたちの上に乗るキャノンボールの演奏も、いつもよりエレガント。空気を読んで吹きすぎないし、かといってうまい人たちの前で萎縮しないし、さすがはフロントマンという感じ。

 あの大道芸的なイケイケのアルト・サックスではなく、みごとな室内楽を演奏するキャノンボール・アダレイを聴く事の出来るアルバムです。これはいい!!



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『The Cannonball Adderley Quintet / at the Lighthouse』

The Cannonball Adderley Quintet at the Lighthouse キャノンボール・アダレイのアルバムって、有名な『Somethin’ Else』こそブルーノートですが、あとはRIVERSIDE です。やっぱり『Somethin’ Else』はマイルス・デイヴィスとブルーノートの契約でされたレコーディングなんだろうなあ、と思ってみたり(^^)。

 さて、これは『Somethin’ Else』の2年後となる1960年に発表されたキャノンボールのクインテットのライブアルバム。メンバーは、キャノンボール(altosax)、ナット・アダレイ(cornet)、ヴィクター・フェルドマン(p)、サム・ジョーンズ(b)、ルイス・ヘイズ(dr)。この顔触れを見ただけでもなんとなく音楽がイメージ出来そうですが、そのイメージ通りの音楽だと思います(^^)。かなりオーソドックスなハードバップ。

 アップテンポの曲の突撃感は、キャノンボール・アダレイのクインテットやジャズ・メッセンジャーズを聴くと、「ああ、ファンキーだなー」と思いますが、このアルバムはその典型じゃないかと。ラストの曲なんてものすごい勢いの演奏!でも…ちょっと思ったのは、当時のジャズの録音って、えらくデッドじゃないですか。いかにも50~60年代のジャズのレコードって感じの音で、渋くて大人なサウンドだとは思うんだけど、生で聴いたらもっとライブで派手な音だったんじゃないかと。だから、当時のブルーノートやリバーサイドのジャズのレコードだと、バップやハードバップみたいな熱くてどろくさい音楽は実際よりも地味に聴こえて、割を食ってるんじゃないかという気がします。こういう突貫系のハードバップだと、ジョニー・グリフィンの『Little Giant』あたりは燃えたぎる音な録音ですが、ああいうふうに録音に何かの工夫が必要だったんじゃいかという気がしなくもないです。って、録音はぜんぜん詳しくないのでなにをどうすればいいのか、ぜんぜん分かりませんが(^^;)。というわけで、実際はもっと派手だったんだろうけど、レコードで聴くと渋めで大人な音楽に聴こえてしまうレコードでした(^^;)。



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『The Cannonball Adderley Quintet In San Francisco』

The Cannonball Adderley Quintet In San Francisco 有名な『Somethin’ Else』の翌1959年にリリースされた、キャノンボール・アダレイ・クインテットのライブ・アルバムです。レーベルはBlueNote じゃなくってRIVERSIDE。メンツは、キャノンボール(altosax)、ナット・アダレイ(cornet)、ヴィクター・フェルドマン(p)、ボビー・ティモンズ(b)、ルイス・ヘイズ(dr)。おー、キャノンボールと言ったら、ナット・アダレイとの双頭クインテットですよね、やっぱり!僕のイメージでは、『Somethin’ Else』よりも、こっちの方がキャノンボールを感じます。

 音楽は、えらく泥臭くファンキーなハードバップという感じ。いかにもハードバップっぽいテーマがあって、ブレーキングコーラスに入ったらソロを回して、「俺の熱いソロを聴け!!」と個人技の世界(^^)。そしてテーマに戻ってオシマイという、アンサンブルとかチームワークというもののかけらもないロックな音楽なのでした(^^;)。でも、それがいい。

 ジャズってなんか高尚なイメージを持っている人もいますが、モダンジャズ全盛期のイーストコーストジャズは、仕事終わったあとにライブハウス行って酒飲みながら「イエ~イ」って音楽だったと思う(^^)。とくに、キャノンボールとかジャズ・メッセンジャーズあたりの音楽を聴くと、そう思います。あんまりかたいこと考えずに、ウッドベースの気持ちい音とか、叩きつけるように弾く真っ黒なボビー・ティモンズのピアノとかを聴きながら、ビールやバーボンあたりの下品な酒でも飲みながら陽気に聞くヒップな音楽と思います。ぜったい、眉間にしわを寄せて「彼のソロは〇〇だよね」とか能書きをたれる音楽じゃない、「熱いぜ、イエ~イ」って感じですよね!



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『Cannonball Adderley / Somethin' Else』

Cannonball Adderley Somethin Else ジャズの名盤、そしてジャズの名門レーベルであるブルーノートの代表作という誉れの高い1枚です(^^)。キャノンボール・アダレイ「サムシング・エルス」、1958年の作品です!メンバーは、キャノンボール(asax)、マイルス・デイビス(tp)、ハンク・ジョーンズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、アート・ブレイキー(dr)。

 このレコード、本当はマイルス・デイヴィスのリーダー作なんて声もあります。モダンジャズのコンボの定番としては、テーマ→アドリブ→テーマみたいな順で演奏して、リーダーがテーマのメロディを演奏するのが普通なんですが、テーマをトランペットのマイルスが吹いてたりして。でも、1曲目の「枯葉」も2曲目の「Love for Sale」も、マイルスに次いで演奏するアルト・サックスのキャノンボール・アダレイのアドリブがすごい!!自由自在な歌いまわし、みごとなアーティキュレーション!この譜面にかけないような自由自在なリズム感覚とフレージングは、ジャズのアドリブ・ソロの極致というか、ここまで歌えるサックスって、ちょっと他にいないです。リズムを取りながらソロも取らないといけなくって、ついでにクレッシェンドは使えないピアノややギターには絶対に出来ないアドリブソロです。いいなあ。なるほどこれをマイルスじゃなくてキャノンボールのリーダー作としたのも納得(^^)。ジャズのアドリブを勉強したい人は、このレコードのキャノンボールのソロはぜったいに聴くべきじゃないかと。

 ただ、若いころは、このレコードがあんまり好きじゃなかったんです。音楽自体は、凝ったコンポジションもアレンジもなくて、コーラスごとにソロを回してオシマイというだけなので、自分の番でどれぐらいいいソロを取れるかというだけの音楽。起承転結もないし、そうすると曲なんかどの曲を演奏したって変わらないですしね。2曲目のコール・ポーターの「Love for Sale」なんて、曲を活かそうと思えばすごくいい曲に仕上げられるバラードと思うんですが、ただコード進行とメロディがあるだけのハードバップになっちゃってます。というわけで、「決められた様式の中での出来栄えを楽しむ」という、短歌のようにその世界をマニアックに好きな人じゃないと、あんまり面白くないかも。でも、それってジャズのハードバップというジャンル全体に言える事でもあるので、ソロの出来栄えを楽しめるようになると、ジャズを聴かない人でも、モダンジャズ悦楽の扉を開けることが出来るかも(^^)。



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『Marion Brown / November Cotton Flower』

Marion Brown November Cotton Flower サックスの詩人マリオン・ブラウン、1979年の作品です。メンツはMarion Brown(sax), Hilton Ruiz(p), Earl May(b), Warren Smith(dr, perc), Karl Rausch(g #1, #5)。これはフリージャズを期待して買うと肩透かしを食らうこと必至。まったくフリーじゃない調音楽、ジャズですらないです。ほとんどがリート形式で色々な曲想でやっていて、全体としてはかなりレイドバックした音楽。そして…1曲目の「ノーヴェンバー・コットン・フラワー」がやばい。これはリラックス出来るだけでなく、美しすぎて感動してしまった。ちょっとサックスのピッチが安定しませんが、そこを除けば他では体験できない素晴らしい音楽と演奏じゃないでしょうか!
 あとは、キューバ音楽のようなダンサブルなナンバー、そして「Fortunato」…あ、やっと解決、なるほどアルバム『WHY NOT?』でなんでこの曲を知ってるんだろうと思ったら、このアルバムに入ってたんですね。そして最後の「Sweet Earth Flying」は…う~んスローで深遠なムードの楽曲、これも素晴らしい。特にクラシックのようなギターのイントロから、ゾッと来るようなテーマに入っていく瞬間がやばいです。そして、アドリブパートでのジャジーなピアノの伴奏もたまらない。
 1曲目とラストナンバーの2曲だけのためだけに買ってもおつりがくるレベルのアルバムです。絶対に手放したくない感動的なレコード、本当に素晴らしい( ´∀`)。




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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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