『内田光子 (piano) / シューベルト:ピアノ・ソナタ21番、3つの小品』

UchidaMitsuko_SchubertPsonata21 だんだん分かってきたと思いますが、クラシック・ピアノの棚の整理をしている最中なわけです(^^)。この棚が一番量が多くって大変なんだなあ。。でもって、本題。最初にこのCDを聴いた時(15年ぐらい前?)の第一印象は、「音が素晴らしすぎる!!」という事でした。これは、最初の音が聴こえてからわずか数秒で感じた感覚。ちょっとこの事を頭においていただいて…

 この作品は、日本人のクラシック・ピアニストである内田光子さんによる、シューベルトの作品集です。クラシックを全然聴かない人でも、中村紘子さんと内田光子さんのふたりは、顔を見た事があるのではないでしょうか。まあ、そのぐらい日本人ピアニストとして有名な方なんじゃないかと思います。しかし…クラシックの演奏家というと、やっぱりヨーロッパ人が主役であって、それ以外の地域というと亜流、まして日本なんて…クラシックを本格的に聴きはじめた学生の頃、僕はそんな風に思ってました。こういうものって、結構ありますよね。フィギュアスケートなんかもそうで、ヨーロッパの人はスラッとしてみんな綺麗で、メダルも日本人なんてとてもとても。しかし今では日本人の方が全然うまいし凄くなっちゃった。でもって、日本人のクラシック・ピアニストというと…いやあ、これがなかなか馬鹿に出来ないのです。

 内田さんも、鳴かず飛ばずの時代がすごく長かったそうです。レコーディングの話どころか、自主開催のリサイタルを続けるのがやっと、チケットを売るのにもヒーヒー言っていたそうで。これは、よほど特別なコンクールでの受賞歴からの華々しいレコードデビューでも飾らない限り、日本人のクラシック演奏家は皆そう。内田さんも様々な受賞歴がありますが、まあクラシック演奏家としては特別というほどでもなく、これぐらいの人なら日本だけでも300人ぐらいいると思います。こういう中から、どうやってアタマひとつ飛び出してくるのか。ここは、個人的に興味があるところですが、内田さんの場合は、あるモーツアルトを扱ったシリーズ企画が受けたのが切っ掛けだったそうで。以降の活躍っぷりは有名ですね。お父さんが外交官だった事などから、「金で名声を買った」とか色々言われた事もあったし、実際にそういうのが一部ではまかり通っちゃう嫌な業界でもあったのですが、しかしこのCDのような素晴らしいものを聴いてしまうと、それらが嫉妬か何かから来た単なる誹謗中傷にしか聞こえなくなるんじゃないかと思うのです。それぐらいに音が素晴らしい!!音に対する徹底的な気遣いは、もうこれは日本人的な細かさが良い方に出た好例なんじゃないかと思います。

 パッと聴きでもひとつ傷があるものの、演奏そのものも素晴らしい!!しかし、とにかく一番に感銘を受けるのは、「絶対に素晴らしい録音を残す!」というその気迫です。自分のピアノを、自分が最も気に入っているウィーンのホールに空輸、残響の最も美しい場所にピアノを設置し、マイクの位置を決め…。例えばですね、既にアタマひとつ抜けてきたプレイヤーさんなら、そんな事しなくたって、ムジ一クフェラインなんていう一流のホールを使うなら、そこの一流のピアノを使ったっていいわけだし、その方が100倍ぐらい楽な筈なんですよね。クラシックのピアニストがマイピアノをホールに持ち込むというのはよくある話ではありますが、その成果がここまで音にあらわれてしまう事を知ったのは、僕にとってはこれが初でした。そして、シューベルトの「ピアノ・ソナタ21番」に「3つの小品」…至福です。特にピアノ・ソナタ21番変ロ長調は、シューベルトが死ぬ数週間前に書きあげた、抒情的なロマン派音楽の官能性漂いまくり、しびれまくりの曲です。ソナタ形式を採用という意味からも、シューベルトの到達点とも言えるかも。フリージャズや現代音楽バリバリだった僕が、シューベルトのピアノ曲に感銘を受けたのは、この時が初めてだったかも。

 本当は、日本人クラシック・ピアニスト論みたいな事も書こうと思ってたのですが、なんか長くなっちゃったので、それはまたいつか書こうと思います。今回言いたかったのは、「シューベルトなんて聴く男はオカマだぜ!と思っていた男が、あまりの音の美しさに感動してしまった1枚はこれなので、シューベルトのピアノ曲をこれから聞いてみたいという方がおられましたら、日本人ピアニストとかいう色眼鏡を外して、これを聴くべし!!」という話でした。幸いなことに、アマゾンで中古盤が恐ろしく安い値段で売ってました( ̄ー ̄)。。でも…なんでこのCDを手放しちゃうんだろうか、モッタイナイ…。


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映画『戦場のピアニスト』

SenjoNoPianist.jpg 前の記事で書いた「ポーランドにいた頃のショパン」と言って思い出したのが、この映画。ポーランドのロマン・ポランスキー監督の映画です。ポランスキーさんの映画といって思いつくのは、僕の場合はなんといっても『チャイナタウン』。内容は思いっきりフィルムノワールなんですが、監督はポーランド人で映画もカラー(^^;)。それなのに受ける印象は徹底してノワールで、しかもこんなにカッコいいフィルムノワールは見た事がないというほどの大傑作ヽ(`・ω・´*)ノ。あと、『水の中のナイフ』も良かった。『ローズマリーの赤ちゃん』はピンときませんでしたが、ダコタハウスの中がどうなっているのかを観れたのが良かった。で、この映画の内容は、第2次世界大戦時の、ナチによるユダヤ人ホロコースト。ナチのホロコースト映画といえば『シンドラーのリスト』も観た事がありますが、あまりいい印象がない…。

 この映画、実在したポーランドのピアニスト/作曲家であるウワディスワフ・シュピルマンさんの実体験をもとに作られています。で、劇中ではピアノ演奏シーンが結構出てくるんですが、ショパンの曲がとにかく多い。ポーランドという所とか、時代背景を表現しようとしたのかも知れませんが、これは映画のストーリーには全然関係なかったりして(^^;)。ショパンどころか、主人公がピアニストである事ですら、映画の主旨とはほとんど関係がありません。重要なのは、この話が実話であるという点。ここが僕としては非常に重要なところで、映画用の脚本ではないからこその説得力があります。シュピルマンさんがピアニストである点はさして重要ではなかったのですが、ユダヤ人であった事は、物語上で強い意味を持ちます。ユダヤ人であるがために、大量虐殺の的にされてしまうから。2次大戦の口火を切ったのはドイツのポーランド侵攻だったと思いますが、ポーランドからドイツ軍を追い返すのは2次大戦末期のワルシャワ蜂起だったと思うので、つまり大戦の最初から最後までユダヤ系ポーランド人の主人公は地獄を見る事になります。主人公シュピルマンも、家族まとめて絶滅刑務所送りのホロコーストの運命…だったのですが、軍警察にいた友人のお蔭で、自分だけ地獄行きの輸送列車に乗る事を逃れます。

 そしてこの映画、ここからの戦争という極限状況でのサバイバルに殆どの時間を割いています。ドイツ軍に見つかれば即射殺、それどころかユダヤ人であるために同国人である筈のポーランド人にすら見つかる事も許されない。同胞たちが用意してくれた隠れ家の本棚の裏に潜み、廃墟のビルの屋根裏にネズミのように潜伏し、空腹に苦しみ…。少しも熟睡の許されない状況で、ドイツ軍が火炎放射器で迫ってくるのが見えれば、隠れるのか逃げるのかをすぐに判断しなければならず、判断を誤ればこれも即死。東ヨーロッパ寄りの映画だからか、その描き出しが淡々としていて、これによって演出過多による芝居クサさから逃れる事が出来たと思いました。

 というわけで、この敵軍に占領された町で潜伏逃避生活を強いられるというサバイバルのリアルさが、この映画の全てではないかと。見ていて、生きた心地がしません。僕にとっては、映画の良さって、癒しとか感動とかよりも、「自分が送る事の出来なかった別の人生をリアルに生きる事が出来る」点の方がはるかに重要だったりします。そういう意味で、こういう時間を生きなければならなかったある人生を追体験できるのは非常に素晴らしかった。

 それから…この映画、次大戦下にユダヤ系ポーランド人の極限状況を描き出しに終始している観があります(途中、ドラマとしては非常に重要になるドイツ将校との物語など、幾つかのエピソードも挟まりますが。そうそう、このエピソードが「ドイツはすべて悪」という誤った帰納を避ける材料になっている)。というわけで、「ドイツ軍のポーランド侵攻」とか「ワルシャワ蜂起」といった歴史的経緯に関する説明が全然ありません。また、ユダヤ人のヨーロッパでの歴史的な扱われ方(ユダヤを迫害したのはドイツだけではなくヨーロッパ全体であった事とか、なぜユダヤ人がポーランドに多く集まったか、などなど)にも触れていません。こういう事を知っていない場合は、少しだけ西洋史の勉強をしてから見た方が、より映画を理解しやすくなるかも。本当に何も説明がないので、知らないとただ銃を撃っているだけみたいに見えちゃう可能性があるかも。

 こういう題材の映画はやっぱりドキュメンタリーの方がどうしても説得力が出てしまうものと思いますが、しかしホロコーストを題材とした劇映画としては上位に位置するものであると思いました。


『アシュケナージ(pf) / ショパン:12の練習曲Op.10、12の練習曲Op.25、3つの新練習曲』

Ashkenazy_ChopinEtudes.jpg 音楽では、演奏テクニックが売りのひとつになる事がよくあります。ロックならヘビメタのギタリスト速弾きとか、ジャズではサックスのものすごいプレイ争いとか。クラシックで言えば、ピアノがそれに近い状況になる時があります。作曲家で言えばリストとかショパンあたりはその代表格で、この辺の作曲家の曲の中には「演奏のものすごさ」を競っている世界すらある感じ。ヒーヒー言いながら楽譜を追っている僕からしたら「やめてくれ~!!」と言いたくなるぐらいに音符が書き込みまくってある曲があったり。いつぞや取り上げたリストの超絶技巧練習曲集よりはマシですが、ショパンも後世のピアニストを苦しめる曲を色々と残してくれているのですよ(x_x;)。。まあ、弾けたらメチャクチャかっこいいんですけどね。。

 で、クラシック・ピアノの世界には、演奏がとっても大変なショパンを得意とする「ショパン弾き」なんて言われる超絶野郎がいまして、このアシュケナージさんもそのひとり。この人の演奏は、なんというんですかねえ…聴いていると、ショパンの練習曲を演奏するのが簡単なんじゃないかと思えてくるからオソロシイ。軽々と弾きこなしちゃう感じです。思い入れったっぷりにドッカーンとぶつけてくるというんじゃなくて、超絶に難解な曲をサラッと演奏しちゃう。僕は、音楽は思い入れたっぷり表現たっぷりにやってくれる方が好みではあるんですが、ここまで易々と演奏されちゃうと、それはそれで脱帽モノです。ショパンが好きであるようでしたら、アシュケナージの演奏は一度は通らなくてはならないんじゃないかと。

 さて、このCD、ショパンがポーランドにいた頃に作曲が始まったと言われています。黒鍵をやたらと使わされる曲、左手が異常に忙しい曲、分散和音をしつこく演奏させられる曲…音楽としても面白いのですが、演奏する方も大変でございます。泣きそうです。リストのアレよりはましですが(^^;)。でもですね、音楽的に言ったら、もう安定しまくった調の海の中にある音楽なので、この技芸的な部分の大変さが伝わらなかったら、けっこうつまらないかも。逆に言えば、そこが伝わればものすごく面白いというか、テクニック方面のクラシック・ピアノの深く狭い世界を楽しむ権利が貰えたようなものなので、それは幸せ(不幸?)な事なのかも知れません。あと、僕が思うに…これ、アシュケナージさんも、色々な録音を繋ぎ合わせて1枚のCDにしたんじゃないかという気もします。例えば、12の練習曲Op.10の1番ハ長調は、デジタルな感じの音で、耳が痛いぐらいの感じなんですが、同じ3番の「別れの曲」では、ものすごくアナログな感じでホールの音がボワンボワンしてすっごく遠い感じ。もしかして、アシュケナージさんでも、一回の録音では満足できない曲がいくつかあって、「これだけはこの前のコンサートの録音に差し替えてくれ~」とか、そういう事があったんじゃないかという気もします( ̄ー ̄)。いずれにせよ、ショパン好きなら避けては通れぬ1枚!クラシック・ピアノはあまり聴いた事がないけどチョット聴いてみたい、なんていう人にもいいかも知れません。


『ジューシィ・フルーツ / Drink!』

JuicyFruits_Drink.jpg 前の記事のシーナ&ザ・ロケッツの「YOU MAY DREAM」を聴くと思いだすのが、ジューシィ・フルーツという日本のポップ・バンドの「ジェニーはご機嫌ななめ」という曲。要するに、ロック・バンドの編成で、ポップで、テクノで…という事なんでしょうね。

 「ジェニーはご機嫌ななめ」は、小学生の頃、友だち間で大流行。あの裏声で歌う声に大爆笑!歌詞に大爆笑!クラスの一部男子の中でウケまくったわけです。歌詞のポップさは、「君とイチャイチャしてるところを見られちゃったの それをペチャクチャ言いふらされてあたしピ・ン・チ♡」みたいな感じ。全然ピンチ感が伝わってこなくて素敵でした( ̄ー ̄)。とはいえ、「ジェニーはご機嫌ななめ」はかなり受けを狙った感じで、他の曲では普通に歌っていたりします。でもほかの曲もすごくポップで、聴いていてウキウキしちゃう感じで、すごく好きです。

 80年代の日本のテクノとかポップスとかって、僕は「遊園地」とか「アイスクリーム」とか「デート」とか、そういうすごく楽しいものと関連づけて記憶しています。うわっすべりかも知れないし軽薄かも知れないけど、そのちょっと前の「安保闘争」とか「ハイジャック事件」とか「暴走族」とか、そういう陰鬱な日本の70年代とはかなり違う感じ。小学生の僕にとっては、「高校生とか大学生とかになったら、こういうすごく楽しそうな感じなのかな」みたいなあこがれと共に聴いていた感じです。そうそう、、今聴くと、キャリー・パミュパミュなんかもこの系譜で語れるんじゃないかと。


『シーナ&ザ・ロケッツ / 真空パック』

41-yeL-948L.jpg 2015年2月14日(つまり昨日)、日本のロック/ポップ・バンドのシーナ&ザ・ロケッツのヴォーカルのシーナさんが亡くなったそうです。これはちょっとショックでした。

 とはいえ…僕は、シーナさんやギターの鮎川誠さん擁するシーナ&ザ・ロケッツというバンドに思い入れがあるわけではありません。思い入れがあるのは、このバンドの「ユー・メイ・ドリーム」という曲。この曲を聴いた頃、僕は小学校高学年ぐらい。編成やリズムはロック的なんですが、アレンジにはテクノっぽい要素がかなり入っていて、音楽から受ける印象はかなりポップ。このアルバムではバットマンのテーマなんかもプレイしてるんですが、これもえらくテクノでポップ。こういう「軽いロック」とか「ポップなロック」みたいな匂いって、80年代の洋楽にも共通するところなんじゃないかと思うのですが(例えばカルチャークラブとかデュラン・デュランとか)、そういうのをまったく知らない小学生の僕は、ものすごく不思議な気分でこの曲を聴いていました。そして何回も聴いているうちに、理由はよく分からないんですが好きになったんですよね。前の記事で「オールディーズって、アメリカの50年代をすごく表象する記号になっていて、その前にも後にも似たようなサウンドがない」みたいなことを書いたと思うのですが、テクノサウンドというのは、ある意味で明るく浮かれた80年代を見事に表象しているんじゃないかと思うのです。僕にとっては、「YOU MAY DREAM」という曲自体に、明るく軽く楽しい80年代の匂いが全部入っている感じなのです。

 しかし、このロック&ポップ&テクノみたいなものが、このバンドの本質であったかどうかは、僕はちょっと分かりません。なんせ、この後のこのバンドの音楽をほとんど聴いてないし(^^;)。ただ、このアルバムで言えば、イギー・ポップのカバーとか、キンクスの"You Really Gotta Me"とか、このアルバムではないですがヤードバーズのプレイで有名な"Train Kept a Rollin'"のカバーの「レモンティー」とか(というか、バンドアレンジは絶対にフォガットの"Honey Hush"を参考にしてる)もやっているところを見ると、バンド自体は普通にロック好きで、ロック出来ればそれで満足なバンドだったのかも。新宿ロフト的な感じでしょうか。シーナさんはすごくルーズな歌い方をする人で、子供の時にはこれがRCサクセションの忌野さんと共通して思えて、「こういうヘタっぽく歌うのがロックなのかなあ」とか思ったり。ファッションで言えば、露出の高い服着て、エロそうでちょっとアタマの弱そうで人の良さそうなロック・ヴォーカルのお姉さん…て感じ。もしかすると、ポップとかテクノというのはこの時のコンセプトというか、レコード会社側の戦略だっただけかもしれません。

 そして、シーナさんの死です。死因は子宮頸がんだそうです。当時、ロックバンドを結成してメジャーからデビューした人たちって、現実離れした華やかな舞台に立ったというのに、その後がけっこう寂しくって、現実の前では無力なんだな…。なんか、お祭りがまたひとつ終わったような、そんな感慨を覚えています。


映画『アメリカン・グラフィティ』

AmericanGraffiti.jpg オールディーズをふんだんに使った映画の代表作と言えば、これなんじゃないかと。ジョージ・ルーカスさんが監督した、50年代~60年代前半あたりのアメリカの若者を扱った青春映画です!

 この映画、作品としての映画そのものは、僕はそんなに面白いと思えませんでした。学校卒業の最後のダンスパーティーが迫る中、色々な若者の選択とか、数日の間に起こるちょっとした出来事とかが描かれます。高校を卒業し、大学に進むのか、働くのか、都心に出るのか、生まれ育った田舎町に残るのか…題材は面白いと思うんですが、ものすごく軽く描かれているもので、感情移入しにくかったです。まあ、タイトルが「アメリカの落書き」ですからね(^^;)。

 しかし…50年代~60年代前半あたりのアメリカの若者文化の雰囲気がビンビン伝わってきて、それが素晴らしい!!夜中にアメ車に乗ってナンパしに行くとか、カーステレオから流れてくる50’sの雰囲気とか、古いアメリカの地方都市のネオンライトの雰囲気とか、ラジオのDJの自由な感じとか、当時の恋の感覚とか、ケンカとか、コーラとかハンバーガーとか…。実際にこういう時代や世界があったという雰囲気を、ものすごく感じる事が出来るというだけでも、タイムスリップ旅行に出たような感じで最高です!そういう仮想旅行が出来るという点が、実は映画の原点のひとつにあったんじゃないかと思うんですよね。これ、当時を実際にアメリカで生きた人には、「ああ、なつかしい~!」って、すごい共感を覚える映画なのかも知れません(^^)。


『GROWING UP! -GOING STEADY soundtrack albums』

GrowingUp-GoingSteady.jpg 前の記事で書いた映画『スタンド・バイ・ミー』もそうですが、アメリカの50年代の若者を描いた映画って、BGMにオールディーズが使われる事がやたらと多い気がします。アメリカの50年代って、あの時代ならではの音楽とかアメ車のデザインなんかが後にも先にも無い感じなので、時代を表現しやすいんでしょうね。アメ車に乗ってダンスパーティーしてコーラ飲んでラジオでオールディーズ聴いて…みたいな、あの時代ならではの若者世代の文化があったんだろうな…。
 「スタンド・バイ・ミー」や「バック・トゥ・ザーフューチャー」みたいな映画は、は50’sとオーケストラの劇伴がミックスという感じですが、中にはアメリカの50年代をそのまま劇伴そのものにしちゃうような映画もありました。コッポラ監督の「アメリカン・グラフィティ」が一番有名だと思いますが、「グローイング・アップ」というシリーズもそんな感じでした。「グローイング・アップ」は青春モノであると同時にちょっとHな感じもあって( ̄ー ̄)、シリーズ化されるほどのヒット。で、このLPは、そのグローイング・アップの映画シリーズで使われたオールディーズ・ナンバ25曲を収めたサウンド・トラック・アルバムです。

 僕は、たしかこの映画の2作目だけ見たんですよ。でも内容がすごくうろ覚え(^^;)。ちょっとエッチではあったんですが、青春映画にあるちょっと切ない感じは凄く良く表現されていて、いい印象が残ってるんですよね。恋をした男の子が好きな子と付き合えることになったんですが、ひょんなきっかけで振られてしまい、本気で落ち込む。でも最後に会いに行って…みたいなクライマックスで流れたのがデビー・レイノルズの"TAMMY"。オールディーズって、ロックンロール方面だとちょっと古すぎて今となっては聴きにくいと感じてしまう事が多いんですが、バラードには今聴いても「ああ、いいなあ…」とかんじる名曲が結構あります。なかでもこの"TAMMY"は、曲といい歌といい詞といい、かなりの傑作なんじゃないでしょうか。管弦のみの伴奏で歌われるバラードで、ほとんどハリウッドの名画劇音楽レベルのクオリティ。この曲、50年代なんて全くリアルタイムでない僕ですら、ちょっとホロッっとしてしまいます。他にも、ボビー・ヴィントンの"MR. LONELY"とかプラターズの"ONLY YOU" "煙が目にしみる"も収録されていますが、ほんの数小節の繰り返しだけで作られている曲ばかりなのに、それだけで「おお、なんていい曲なんだ…」と思えてしまうからすごい。オールディーズって、バラードの宝庫だと思います。
 ロックンロール方面で素晴らしいと思ったのは、リトル・リチャードの"LONG TALL SALLY"。曲もいいですし、なによりリトル・リチャードのシャウトバリバリのヴォーカルが凄い!!ロックンロールの強烈なヴォーカルって、リトル・リチャードの出現があったものだから、以降もウイルソン・ピケットなんかの「リチャードの系譜」みたいなラインが出来た気がする。そのぐらい、リトル・リチャードは凄い!!
 オールディーズの括りからは外れるかもしれませんが、フォーク方面の曲が意外と素晴らしいのでビックリした!ブラザース・フォーの"GREEN FIELDS"ジミー・ロジャースの"Kisses sweeter than wine"。これはどちらも憂いがあってメチャメチャいい曲!あとは、オールディーズと言えばとにかくよく出てくる「オ~プリ~~ズステ~~ンバイミ~~」の"DIANA"とか"ROCK AROUND THE CLOCK"とか"RUNAWAY"とか"YOU ARE MY DESTINY"とか、僕みたいにオールディーズにあまり詳しくない人間でも知っている曲のオンパレード!!

 オールディーズって、当時はラジオから流れてきて車で聴くとか、ダンスパーティーで演奏して踊るとか、ジュークボックスで聴くとか、そんな感じだったと思うんですよね。そういう意味で言えば、使い捨てる安物の音楽。だから、そういう音楽をレコードやCDでせっせと買い集める気にはなれないんですが、でもたまに聞きたくなったりしちゃう。そんな時に、このレコードはけっこう重宝しています。まして、「グローイング・アップ」の映画を見た人なら、あの甘酸っぱい感じも思い出せるるし、けっこういいアルバムかも。でも…CDにはなってないみたいですね、残念。

映画『STAND BY ME』

StandByMe.jpg 前の記事で書いたベン・E・キングのレコードを久しぶりに引っ張り出して聴いた理由は…正月に、テレビでやっていた映画『スタンド・バイ・ミー』を見たからなのでした。これが予想のはるか上を行く、ものすごく良い映画でびっくりした!!本気で心にグッと来てしまいました。。

 この映画、僕が中学生(高校生になっていた?)の頃にヒットしていました。その頃の洋画というと、ネバーエンディングストーリーとかエイリアン2とかバック・トゥ・ザ・フューチャーみたいな感じ。子供の僕からしても、ちょっと子供っぽく感じるものが多かったんですよね。で、子供の冒険もので、中にひとりドジなおデブちゃんが混じっていて…というのも、グーニーズやアメリカン・グラフィティじゃないけどなんか典型的な感じがしたし、また感動的な名作みたいな感じもちょっとくすぐったい感じで、僕はこの映画を観ずに通り過ぎてきたのでした。
 ところが少し前にネットの掲示板で「あなたのおすすめの映画は?」みたいなトピックがあって、それを眺めていると、けっこう大勢の方が挙げていたのがこの映画。これがずっと気になってた。そんな中、テレビでやっていたのでちょっと見始めたら…素晴らしすぎて目が釘付けです(*゚∀゚*)。

 「人口1000人ちょっとのアメリカの小さな町。翌年から中学に行くことになる仲の良い男4人が、ひょんなことから2日ほどの冒険をする事になる。」
 このあらすじが「作ったようなPTA推奨感動もの映画」と思えて、僕が食わず嫌いしていた理由。しかし実際には…この少年4人、PTA推奨からは程遠くて、ちょっとヤンチャなんです。しかも、作られたような悪いキャラじゃなくて、ものすごくリアル。これがメチャクチャよかった!!隠れてタバコ吸って、「食後の一服がたまらねえ」といってみたり、それを聞いた仲間にくすくす笑われたり。誰かが失敗するとみんなで馬鹿にしてからかったり。でもガキだから、本気で嫌がらせをしているというんじゃなくって、ドジを見て純粋に相手を笑っているだけで、すぐ後には今の事がなかったように普通に話していたり。で、4人組の中には、ビビり屋がいたり、将来リアルで捕まっちゃう奴もいたり(いたいた、俺の友達にも^^;)、なんかものすごくリアルに小学生ぐらいの男の子文化が描かれている。お兄ちゃん世代には敵わなくて、不良なんだけどお兄ちゃん世代にはちょっとビビる所(そうそう、そうだったよ、友だちのお兄ちゃんで怖いのいたよ…)なんかもすごくリアル。PTA推奨タイプの映画なんていう事は全くなく、自分が子供の頃、親には絶対に見せなかった男子小学生文化の神髄が見事に描かれている!!もうこれだけで100点満点です。
StandByMe_snap.jpg で、こういう9~12歳ごろの男の子の間だけにある文化って、特別なものの気がするんですよね、少なくとも僕の場合。ものすごく連帯意識が強くって、親や教師や女子とは絶対に分かり合えない独特の価値観を共有している。さっきの「タバコを回し吸いする」なんていうのは、僕もやりましたが、そんなの親や教師や女子と共有できるわけがない(笑)。で、お兄ちゃん世代は怖かったりするし、好きなものの趣味も似てくるし、こういう色んな要素が重なって強く連帯する。で、まだガキなので、いい意味でも悪い意味でも、仲間に対する気づかいが少なくて、平気で相手を笑ったりするんだけど、そこに悪意があんまりない。気づかいして無い分だけ、合わない奴とは合わないんだけど、合う奴とは互いに自分をオープンにしての付き合いなだけに、一生の友達になっちゃうぐらいに合う。もう、自分の奥さんとよりも分かり合えちゃってる気すらしちゃう(あ、僕は同性愛の気は微塵もありません)。こういう「自分と同じ価値観を分かち合える、小学生の時ならではの親友感覚」って、女子にもあるのかなあ。男の僕には分かりませんが、少なくとも男の僕には間違いなくありました。子供の頃の僕の感覚では、男子は「親友を作る」という感じ、女子は「敵を作る」という印象だったなあ…おっと、脱線。。

 こういう「少年時代特有の感覚」を「大人から見た理想化」を避けて描けている映画って、僕は見た事がありませんでした。それだけに、猛烈に心を動かされてました。素晴らしい!そして、映画の中では、大親友だった不良だけど男気のあったリーダー格の男の子は…。。素晴らしい映画、これを見ていない30~50歳ぐらいの男性は、今すぐ観るべきです!!大おススメです!!


『BEN E. KING / Don't Play That Song』

BenEKing_DontPlay.jpg 黒人コーラス・グループであるドリフターズのリード・ヴォーカリストだったベン・E・キングが一本立ちしてから3枚目となったアルバムです。1962年発表なので、ビートルズのデビュー直前というぐらいのタイミングですね。このアルバム、なんといっても「スタンド・バイ・ミー」で有名だと思います。ご多分に漏れず、僕も若い頃にスタンド・バイ・ミー目的で買いました(^^)。

 "Stand by Me"があまりに有名すぎるので、ベン・E・キングはピンのイメージがありますが、まずは彼の在籍していたドリフターズが素晴らしい!昔の黒人コーラス・グループというと、お金がないので歌だけでハーモニーを作り出して、路上で3コースや4コースのコーラスを作り出して歌っていた「ドゥ・ワップ」をやっていた集団からプロ化したものがいくつか出てきた…というイメージがあります。戦後アメリカの市民労働者の路上コーラスというと、僕は真っ先に映画「ロッキー」の冒頭のコーラスを思い浮かべてしまいますが、実際にはあの30~40年前ぐらいのハーレム版の文化がど真ん中という感じなんでしょうね。で、ドリフターズはそうしたグループの中の上位ランカーですが、そこでリードヴォーカルを取っていたベン・E・キングは、まさにコーラスグループのリードヴォーカルにうってつけな声の持ち主だったんじゃないかと。例えば、ドリフターズには「ラストダンスは私に」というヒット曲があるんですが、 ここでヴォーカルは、立ってもいるし、ハーモニーに溶け込んでもいる。出しゃばりすぎず、埋もれ過ぎずという絶妙のところを行くんですよね。これがフォー・トップスやサム・クックあたりだと混ざりすぎる感じがあって、逆にジャクソン・ファイブになるとリード・ヴォーカルが浮きすぎる。こんなにコーラス・グルーブ向きのヴォーカリストがピンになったら、逆に大人しすぎてどうなのかな…とも思ったんですが、「スタンド・バイ・ミー」でヴォーカルがハーモニーするのは、人の声だけでなく、ストリングスともハーモニーします。結局、ベン・E・キングという人は、このハーモニー的な視点が個性であって、だからアトランティック・レコードのソウル系のレコードだと思って、オーティス・レディングやリトル・リチャードのようなシャウト系のソウル・ミュージックを期待すると、痛い目にあいます。絶対にシャウトしてぶっ飛ばしたりはしません。常に丁寧。だから、超ハードロックなレッド・ツェッペリンの"We're Gonna Groove"がベン・E・キングの曲だと知った時にはビビりました(^^;)。しかしこの「ハーモニー至上主義」なキャラが本作のコンセプトと絶妙にマッチしていて、リズム隊も完全に抑え目、あの印象的なベースも、ウッドベースを指で弾いての非常に柔らかい音。リズムではなく、ハーモニーの心地よさを前面に押し出したオーケストレーションを目指しています。いやあ、これは気持ちいい…。
 スタンド・バイ・ミーのあの美しいストリングスって、全部右チャンネルから聞こえるんですよね…。で、ウッドベースやピアノやギターといったリズムセクションは、プレスリーの時代以来変わっていないというか、メロコード譜だけを渡されて一発で演奏しているような感じなんですが、このストリングスと男声ハーモニーは綺麗にアレンジされている。これはアルバムを通して言える事ですが、"stand by me"を例に挙げると、ハーモニーは2コーラス目まで溜めてから出てきて、以降はストリングスと男声コーラスは互いを補うようにアレンジされている。この曲で一番印象に残るだろうベースのリフレインと、それをベースにメインとなる主旋律があり、これを彩るようにストリングスが出てきて、これを受けて男声コーラスが出てストリングスが背景に回る。そしてストリングスのメロ・パートがいよいよ登場、ここで男声コーラスは背景に回り…要するに、ストリングスとハーモニーが入れ子細工なんですよね。このふたつがフィギュアスケートのようにハーモニーと構造を作っていく。ここの計算されたアレンジが良かったんじゃないかと。

 間違いなくフォード式のポピュラー音楽大量生産システムから生まれた音楽であるとは思うのですが、しかしそのシステムは悪いところばかりではなくって、手作りの傷を消すという良い面もある。そうして作られた数多くの作品の中から生まれた奇跡の名作が、「スタンド・バイ・ミー」だったんじゃないかと。元は路上から生まれたコーラス音楽、しかしそれがラジオ向けの商業音楽の生産ラインに乗り…つまり、アメリカの市民音楽と商業音楽の間に花開いた名作なんじゃないかと思います。このロマンティックな詞と響きを聴きながら、当時のアメリカの若いカップルがうっとりしていたんだろうな…と思うと、それも微笑ましい光景だし、ちょっとうらやましくなるような独特の文化だったんだろうな…。。あ、そうそう、アルバム冒頭曲"Don't Play That Song"のベースパターンが"Stand by Me"とまったく同じ。「お、スタンド・バイ・ミーだ!!」と大騒ぎしていたら違う曲で、みんなで大爆笑した中学生の日は、今となってはいい思い出です(^^)。。


『Steve Reich / Proverb, Nagoya Marimbas, City Life』

Reich_CityLife.jpg もうひとつ、ライヒのCDで手元にあるものがありました。「砂漠の音楽」は、あれほど何度も聴いて、そのたびに素晴らしいと思ったのに、こちらはぜんぜん印象に残ってない(゚∀゚*)エヘヘ。というわけで、久々に聴いてみよう!

 …う~ん、これはちょっと僕の趣味には合いませんでした。なんというのかなあ、記事にはしやすい音楽だと思うんですよ。でも、音楽そのものに魅力を感じないです。僕にとってのライヒはミニマル・ミュージックの印象が強いですが(「砂漠の音楽」の印象が強烈だったからか?)、もうひとつ、すごく簡素な響きを好む傾向があるんですよね。どうもこれがチョットね。

 このCDには3つの音楽が入ってます。1曲目は古楽歌手ポール・ヒリアーを想定して書かれた「プロヴァーブ」。これ、僕の耳には、バロックよりはるか以前の古楽合唱を想定し、それをミニマルと掛け合わせて作ったような音楽に聴こえるのですが…メレディス・モンクの記事の時も書いたんですが、こういう「何かを借りてきて作った作品」というのは、僕は好きじゃないんですよ。それだったら、オリジナルを聴いた方が何倍もマシに思えてしまうというか。また、そういう点を除いても、構造もあまりに単純、和声にも何の挑戦もないので響きも単純。また、「ほら、綺麗でしょ?」みたいな、まるでイージーリスニングのようなのエコーがいっぱいかけてあって、なんかポップスみたい。聴いていてすぐに退屈になっちゃいました。
 2曲目は「名古屋マリンバ」。名古屋音大の委嘱作ですが、2台マリンバで単純な音型を重ねてミニマルをやりますが、それこそ「え?それだけ?」って感じでオシマイ。こんな作曲でいいんだttら、世の作曲家だったら誰でも3日もあれば書けちゃうんじゃなかろうか。
 3曲目は「シティ・ライフ」。今後聞き直して、面白いと感じる可能性があるかも知れないと思うのはこの曲でしょうか。しかし、今回の視聴では面白いと思わなかった(正直に言うと、マジでセンスねえな、と思ってしまった…)。きっと前回聴いた時も(20年前ぐらい?)、同じように「いつか面白いと感じる時が来るかも」と思って取っておいたんだろうな。この曲、簡単にいうと、現実音を録音して、それを作品の中に組み込む「ミュージック・コンクレート」という手法を使っています。純粋なミュージック・コンクレートは現実音だけで音楽を構成しちゃったりしますが、この作品では現実音と室内楽アンサンブル(ピアノ、木管、弦、ヴィブラフォン…他にも入ってるのかな?比較的小さい編成と思われる)を混ぜて使ってます。で、これがどうかというと…僕には、軟派なライト・クラシックに聴こえちゃう(>_<)。サンプラーを使って、ラップかターンテーブル音楽のような「check it out」という言葉が何度も繰り返されたり、車のスリップする音がリズムよく挿入されたり…というのが、すごく下手なクラブ・ミュージックのDJに聴こえちゃう。で、サンプラーでループされた音に合わせて管弦が「チャッチャッチャラッチャ…」みたいにアンサンブルしたりするんですが、これがカッコ悪すぎる…。。う~ん、クラシックの人がこういうのに手を出すと、「うわ、マジでセンスねえな…」と思わされることが結構あるんですが(市販のデジタル・シンセを使うにしても、よりによってその音かよ…みたいな音を平然とチョイスして、しかもプリセットの安っぽいリヴァーブを取らずにそのまま使っちゃったり、とか)、まあその典型という感じでしょうか。低予算のB級映画で、劇伴作曲家が何のポリシーもなく2週間ぐらいでバババッと作っちゃった使い捨て音楽みたいです。さっき「記事にしやすい」と書いたのは、「実際の町の音を収録して、シティ・ライフの喧騒や空虚さというものを音楽化した」みたいな文章化がしやすいという意味なんですが、実際に完成した音それそのものは上記の通りで、僕にとっては最悪でした。音楽というものは、この手の文章的な意味づけがなくとも、つまり音それそのものだけが取り出されても、魅力的なものでなければならんと思うんですよ。だって、音そのものが魅力的じゃなくても良いんだったら、何だってありになっちゃうじゃないですか。例えば「戦場の銃声だけを使って作った曲」なんていうのが仮にあったとして、音なしで既に重要な意味を作り出す事が出来ちゃう。でも、それだけでいいんだったら、音なんてもういりませんよね。そういうものを音楽的な価値を有した音楽といえるだろうか…そういう事です。

 「シティ・ライフ」は今もそれなりの評価を受けている音楽ですし、これを良いと感じる人も大勢いるんだと思います。ただ、僕には全然ダメだったなあ。20年ぐらいたってまだ駄目だと思ったという事は、僕には一生縁のない音楽なのかも。う~ん、ライヒの音楽を積極的に追わなかった理由が、今回なんとなく分かったような気がしました。


プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです(ノ^-^)ノ
音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。
プロでも評論家でもありませんので、たいした事は書けないかも知れませんが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!! レコ芸に載っていた近藤譲さんの新譜、室内楽作品集みたい。好きな作曲家なんで聴きたいんですが、持っている2枚のALM盤と4曲かぶってるので悩み中…
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