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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45 バレンボイム指揮、シカゴ交響団&合唱団』

Brahms_DeutschesRequiem.jpg 年末にレベッカを聴いて以降、洋楽邦楽問わず80年代前後のポップス/ロック系のアルバムばかり聴いてたら何となく飽きてきちゃったので、「クラシックでも聴こうかな」と。何の気なしにターンテーブルに乗せたのはブラームスのドイツ・レクイエム。すると(CDクルクル~)…うわああああ、メッチャクチャ素晴らしいいい!!最初のバスF音が静かに聴こえてきた瞬間、そして男女混声合唱につながる瞬間…何10回と聴いてきたはずの音楽なのに、背筋がゾクゾク来てしまいました(^^)。ポップスにはポップスの良さがありますが、クラシックのスケールの大きさや完成度はさすがに素晴らしすぎます。。

 えっと、クラシックには、すごい作曲家として「ドイツ三大B」なんて呼ばれる人がいます。バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの頭文字のBを取ってそう呼ぶんですね。ここまではけっこう知られてると思うんですが、問題はその先。クラシックを積極的に聴かない人でも、バッハやベートーヴェンの曲のメロディのいくつかは浮かぶんじゃないかと思うんですが、ブラームスの曲のメロディが浮かばない人は結構いるんじゃないかと。つまり、3大Bの中で一番知名度の低いのがブラームスじゃないかと思います。かくいう僕も一番最後に聴いたのがブラームスでした。ただですね…じゃ、ブラームスが少しランクの低い作曲家かというと、そんなことはありません。ぜんぜんありません。作曲技法の創出とか、そういう所で一番すごい人をあげるとしたら、やっぱりバッハが1番じゃないかと思うんですが、じゃあドイツ3大Bの中で誰が一番心を打つ感動的な曲を書いたかというと、実はブラームスなんじゃないでしょうか。あ、もちろんこれは個人の見解ですが(^^)。
 ドイツ・レクイエムは、ブラームスを世に送り出してくれた大恩人の作曲家シューマンが死んだときに構想され、ブラームスのお母さんが亡くなった事でさらにブラームスが入れ込んで書き上げたという曲、本当に素晴らしい宗教曲です。既にとんでもなく高い評価を受けている曲ですし、またその評価もまったく正当というか、僕がつべこべ説明する必要なんてないぐらいの素晴らしい音楽です。ブラームスというのはどんどん曲を量産する人ではなく、練りに練った上に、何度も何度も書き直しながらひとつの曲を完璧に仕上げる、というタイプの人でして、だから曲は多くないんですが、かわり完成度の高い曲が多いんです(^^)。正直に自分の感じた事や思った事を述べたい僕は、自分の事なんか棚に上げて、ベートーヴェンにすら「ベートーヴェンの曲は繰り返しがちょっと多いんだよな~」ぐらいの事を言っちゃったりしますが(ものが分かってない部分も多分にあるシロウトの戯言だと思って許してください^^;)、ブラームスの音楽は、好き嫌いは別としても、どれもちょっと文句のつけどころがないと感じてしまいます。隅から隅まで計算され、考え抜かれたような完璧な建造物なのです。

 もうひとつ。「ドイツ・レクイエム」というタイトルからしてキリスト教の宗教曲である事は想像がつくんですが、でも「ドイツ3大B」という事は、プロテスタントのはずですよね(ブラームスがウィーンに住んでいたことはちょっと横に置いておいて…)。ルターの宗教改革なんて16世紀の話ですから、19世紀の作曲家であるブラームスの頃のドイツはとっくにプロテスタント世界だったはず。つまり…この「ドイツ・レクイエム」で使われているテキストは、ルターが訳した聖書のドイツ語訳から採用されているんです(聖書引用物はラテン語を引用する事が多い)。ここでもうひとつ絡んでくるのが、ブラームスの音楽の傾向。ブラームスの生きた時代はロマン派ど真ん中、ブラームスもやっぱりロマン派という括り方をされている作曲家ではあるんですが、彼が書く音楽の傾向は、「人間バンザイ!人の心をガンガンゆすぶるぞ~」といういかにもロマン派的な感じじゃなくて、もっと荘厳で厳格な印象を受ける部分もすごく残ってるんですよね。ブラームスの曲は、ロマン派でありながらも、さながら古典派のような荘厳さを感じるものも少なくないです。でもって、この傾向は、レクイエムみたいな宗教曲にピッタリだったんじゃないかと。ドイツ語って、響きがけっこう堅い感じがするじゃないですか。なんか宗教曲に合っている音の言語だと思うんですよね~。

 えっと、バレンボイムとシカゴ響や合唱や録音の事も書きたかったんですが、最近は長文が多くなっちゃって自分でもちょっとイヤになってまして…まとめていうと、このCDは演奏も録音も素晴らしいっす(^^)!!アバド指揮ベルリン・フィルとか、チェリビダッケのケルン響とかも持っていて、それぞれに素晴らしいんですが、それらと比較しても相当に美しい演奏と思います!

 というわけで、「ドイツ3大Bって名前だけは知ってるけど、ブラームスって聞いた事がないばい!」という人がいらっしゃいましたら、「ドイツ・レクイエム」から入るのもいいんじゃないかと思います。クラシック史に残る名曲のひとつですし、これをいいアンプとスピーカーで大音量で聴いてしまったら、天にも召される気分になるでしょう(今の僕がその状態^^)。これほどのものが、500円とか1000円で聴けちゃうんだから、いい時代になったなあ。出来ればヘッドフォンとかパソコンとかでなくて、いい音のするちゃんとしたオーディオで聴きたい音!!感動が段違いです。あ、そうそう、これも名演・名録音と呼ばれるCDが多い作品なので、他のオケや録音でいいものを知っている方がいらっしゃいましたら、どうぞいろいろ教えてくださいm(_ _)m。


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トミー・マクレナン いい!!

 いや~、今日もつかれた。そろそろ仕事場から帰ろうかな…と思っていたら、何となくつけっぱなしにしていたテレビからメッチャクチャいいアコースティック・ブルースが聴こえてきました。番組はテレビ朝日でやっていた5分番組の「世界の街道を行く」。いや~、ミシシッピの街並みが映し出されていますが、今でも南部アメリカの雰囲気たっぷりの木造りの家が並んで、線路が土の道路を跨いでる。その風景にブルースがぴったり合ってます。これは最高のブルースだ、いったい誰だ…トミー・マクレナンでした!!CDかLPを持ってるはずなんだけど、全然覚えてないや。。

 あまりに素晴らしかったので、今度探し出して、ちゃんと聴いてみようと思います(^^)。やっぱり戦前ブルースっていいなあ。。でも今日は疲れたので、もう帰ろう。



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『David Bowie / Low』

DavidBowie_Low.jpg 発表当時は「未来の音楽だ!」なんて言われたアルバムだそうです。A面がシンセ全面フィーチャーのダンス・ミュージックで、B面がイーノさんの世界という、コンセプトが『ヒーローズ』そっくりのデビッド・ボウイさんのアルバム。というか、こっちの方が発表が先ですね(^^)。ジャーマン・プログレでドロッドロに使われてロックフィールドに活路を見出したシンセが、ポップスのシーンで「雰囲気係」とか「ストリングス代わり」みたいな別の使われ方をし始めた最初の頃のアルバム。以降、80年代の洋楽ロック/ポップスは4リズムにシンセ、みたいな音楽が定番化しました。
 このあたりのボウイさんのアルバムは、ボウイさんが無機質なアンドロイドのように感じられる所(やたらとダブルにしたりエフェクトしたりするから余計にそう感じます)、これを良いと取るか悪いと取るかで、好みが分かれる気がします。僕個人は、BGMに近い感覚でこれを聴くとけっこう良い感じなんですが、じっくり聴こうと思うと「あれれ…」となっちゃうのが不思議。インストを挟んだり、アーティスティックに見えても良さそうな事を結構やってるのに、「すごいな、これ!」とは感じなかったなあ。理由は、ヴォーカルにもバックトラックにも感じられるこのアンドロイド感というか、機械的な無味乾燥な感じにあるのかも。

 このアルバムのバックトラックはシンセサイザー音楽のブライアン・イーノさんのプロダクト。僕は鍵盤奏者だったので、仕事でシンセ・キーボードを演奏させられる機会もそれなりにありました。そんな僕ですら、シンセがデジタルに近づくほど、僕が思っている楽器というものとは全く違うもの、楽器じゃないものとしか思えなくなっていくんです。変な話ですが、僕はピアノもサックスも歌もヴァイオリンも同じくくりに出来ます。でも、ピアノとシンセ・キーボードは同じくくりにする事にものすごい抵抗を覚えるんですよね。。音の合成装置としてのシンセの音をどうやって音楽にしていくか…みたいな大昔の現代音楽系の電子音楽とかはムチャクチャ面白く感じますし、大好きです。でも、ストリングスの代用品とか、表現がゴソッと奪われるまるでサイン波のようなリード音とかの「何かの楽器の代用品」みたいなシンセの使われ方は…デモテープつくりとかで、「とりあえず」レベルでちょっと使う分には便利なんですが、これでライブやCDまで作るとなるとちょっと…。音ではあるんですが、声にはなりえないもの、みたいな。結局、それがこのアルバムを聴いていて感じる、「レコーディングルームの中だけで完結している虚構」みたいな印象につながってる気がします。写真だとまだその先に現実がつながってるように思えるけど、CGだとCGそれそのもので閉じてしまっている感じがしちゃう…みたいな感覚に近いでしょうか。
 バックトラックだけじゃなく、ボウイさんのパフォーマンスにも似たものを感じます。自分の中で突き詰めてたどり着いた音楽ではなくて、なんとなく目について面白そうなものを「こういうコンセプトでやったらどうだろう」ぐらいの浅さ、芝居臭さを感じてしまうのです。これはボウイさんの活動全般に感じます。それはそれでクールかも知れませんが、「演じてる」感があるものだから、作られたものを客観的に鑑賞する、みたいな距離感にどうしてもなっちゃうんですよね。

 でも、人間臭さをなくすなら、あるいはそこに価値を見出しに行くなら、これはありだと思いますし、その路線はロボット・ヴォイスとかYMOとか、以降の日本のポップスにも受け継がれた美観ではあるんでしょうね。このアルバム自体が、「ロックのようで、今までのロックとは別のもの」みたいな80年代以降の洋楽ロック/ポップスの、あの傾向の先駆けだったのかも知れません。



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『David Bowie / HEROES』

DavidBowie_Heroes.jpg 中学生の時に『ジギー・スターダスト』を聴いてボウイを敬遠するようになった僕が、彼の作品に久々に手を出したアルバムがこれでした。77年リリース『ヒーローズ』、僕が一番好きなボウイさんのアルバムです!!でも、買った時の狙いはボウイではなくて、このアルバムに参加しているロバート・フリップとブライアン・イーノだったんですが(^^;)。キング・クリムゾンにハマった頃がありまして、特にクリムゾンのリーダー&ギタリストのフリップさんの参加したアルバムとあれば、片っ端から聴いていた時期があるのです(^^)。『marquee』という雑誌だったかな、昔はプログレ専門誌だったんですが、そこに「クリムゾンではギターソロをなかなか弾かないフリップがソロを弾きまくってる」みたいに紹介されてたんですよ。で、ワクワクして買ってみると…そんなに弾いてなかった(;_;)。

 このアルバムのキーマンは、フリップさんとイーノさん。洋楽ロックやポップスのシンセがアナログからデジタルへ移っていく時代の象徴的存在でもあるブライアン・イーノさんと、フリッパートロニクスというよく分からないギターエフェクト(ループでギターの音が減衰しにくくなってるモノの気がします、多分^^;)を表現に持ち込むようになっていたフリップさんの出す音は、たしかに次に来る80年代のポップスの音の方向をすでに出していた気がします。たしかにそれまではなかった音という感じで、軽いですがカッコいい!特に、アップテンポなダンスナンバーばかりで固めたA面がいい!!前回の記事でボウイさんの歌をアレ扱いしてしまいましたが(^^)、ジギーから5年後となるこのアルバムのヴォーカルはかなり良いです!がんばったんでしょうね、素晴らしい!ただ、このアルバムのB面は、個人的にはあと一歩。サウンドギミックやインスト中心で作られているんですが、これをやるならもうちょっと本腰入れてやらないと…という感じかな?クラシックやジャズや民族音楽あたりと比較すると、頭の中でパパッと作られた感は否めず、BGMを超えるものじゃないな…みたいな(^^;)。ただし、ぼわーんとしたあのイーノさんのシンセ・サウンドの上に、タイとか日本の音楽みたいな旋法とか、あるいはアラビア音楽風の旋法とかを重ねていく手法は、80年代のハリウッド映画でアジアや日本やアラブ世界なんかのシーンでよく流れるインチキ民俗音楽っぽくって、これはこれでいい味わいでした(^^)。それこそ、「安っぽいけど逆にそこがいい」みたいな。

 このアルバムのコンセプトがボウイさん本人のものであったかどうかは分かりません。なんとなく、ボウイという看板を利用して、イーノさんがポップスのお仕事のテストを色々しただけの気も(^^;)。しかし、このコンセプトがボウイさんであったにせよなかったにせよ、自分の役割を演じ切るために、かつてより数段高いヴォーカル・パフォーマンスを実現したボウイさんはよかった!あくまで軽く聴いて楽しむ軽音楽とは思いますが、レコード産業界が作り上げる80年代型のスターとしてのボウイさん、グラムロック云々じゃない角度からのボウイさん…こういう所ををいい意味で見つめる事になったアルバムでした。なんとなく好きでずっと持ってます(^^)。
 

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『David Bowie / The rise and fall of ziggy stardust』

DavidBowie_Ziggy.jpg ポール・ブレイが死んじゃって、ピエール・ブーレーズが死んじゃって、さらにさらにデビッド・ボウイが死んじゃいました(ノ_・、)。そして、グレン・フライも。どんな人でもいつかは死んじゃうんだなあ。分かってはいるんだけど、やっぱり悲しいです。「ああ、またひとつの時代が終わっていくんだな」みたいな。ブレーズは過去にいくつも作品を紹介したし、ポール・ブレイとグレン・フライはいずれきちんと書きたいのでまたにして、まずはボウイさんの追悼を。

 『ジギー・スターダスト』は、72年発表のデビッド・ボウイさんの出世作で、「残り5年で滅びる地球に乗り込んできた宇宙人」という設定で物語が綴られていくロック・オペラ的なコンセプトアルバム。アルバム一枚でひとつの物語を綴るというと、僕がポップスの超傑作と思っているルー・リードの『ベルリン』を思い出しますが、あれが1973年発表ですから…今はじめて気づきましたが、『ジギー』の方が先なんですね!ただ、必要以上に期待しすぎない方がいいというか、中学生の頃ですら「大風呂敷を広げた割に、物語も音楽も全然チープじゃねえか」と思ってしまった(^^;)。色んなくくり方があると思うんですが、子供の頃に買った「ロックの名盤ガイド」みたいな本では、ボウイさんはグラムロックに括られてました。この括り方が正しいかどうかはまた別として、このアルバムに関しては的を得ているような気がしました。このアルバムでいえば、"It ain't easy" とか"Ziggy Stardust" あたりのブラスアレンジやエレキギターのナヨナヨ感とか"Ah~"とかいうカマっぽいささやき、お世辞にもうまいとは言えない演奏やヴォーカルに僕はグラムロック的なものを感じるんですが(^^;)、つまり僕はグラムロックというものを、チープさが売りの軽音楽と受け取っていた気がします。ボウイという人も芸名を変えたり女装してアルバムジャケットに使ったり奇抜なヘアースタイルをしたりで、それがボクには「売るために必死な人」に見えてました。そんなわけで、ボウイさんは70年代にはデビューしてた人ではあるんですが、80年代的な軽薄さを感じてました。50年代の商業ロックンロールが、60年代~70年代アタマにカッコいいものになりかけたのに、またしても「レコードを売ったりテレビ・ラジオでヒットさせるための商業的大量生産ロック」に収まっちゃったのが80年代とそれ以降、みたいに思うんですが、その80年代の兆しになった一人といえるかも。

 ただ、この軽さや商売っ気を理解した上で、そこに魅力を感じるというセンスもあるんだな、と思ったことがあります。昔、ローリー寺西さんというグラムロック大好きな人の仕事に関わらせていただいた事がありまして、その時に寺西さんが、一緒にやっているアレンジャーさん(すみません、名前を失念してしまった…寺西さんがアイデアを出すと、その場でその人がキーボードでうまくまとめていく、みたいな事をやっていたので、かなり寺西さんが信頼を置いている方に見えました)と、すごく嬉しそうにグラムロックの話をしていたんです。で、「あの安っぽさがいい」とか「あの売りに行ってる感がいい」みたいな。会話に出てくるグラムロックのアーティスト名も、僕が知らない人ばっかり。で、「このアルバム100円で売ってた」とか、楽しそうに話すんです。で、寺西さん、ワウを踏むときに、カッコよくやるんじゃなくって、わざとチープに踏んでたんです。キーボードの人も似たようなことをやる。で、互いに「それいい」とか「それはだめ」とか言ってるんですが、だいたいお二方の意見は合うんです。しかし、僕にはその善悪を決めている判断基準が全く分からず(^^;)。その時、分かったうえで魂を売るというか、斜に構えることをカッコ良いとしているとか、商売のための音楽家という選択があるとか、「ああ、僕がダメだと思ってる部分を、この人たちは良いと思ってるんだな」と思ったのでした。

 というわけで、ヒット作と言われたこのアルバムが自分の感性とは合わず、僕はしばらくボウイさんを敬遠する事に。僕にとってはそんな位置づけのアルバムでしたが、これを今聴くと…「音楽が本当に好きで、でも自分に音楽の才能があまりないと思ったからこそ、色んなチャレンジができたのかも」なんて思ってみたりもして。天才よりも努力家の方が、クリエイティブなものを生み出したりしますしね。。いずれにしても、ご冥福をお祈りします。



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『Bruce Springsteen / Ghost of Tom Joad』

BruceSpringsteen_Joad.jpg アメリカン・ロックは、音楽全体の中ではもちろんのこと、ロックの中ですらそれほどひいきのジャンルじゃないんですが、スプリングスティーンさんのアルバムを改めて聞き直したら止まらなくなっちゃいました(^^;)。いや~、とにかく詩がいい!またその詩を語る声の渋さ生々しさがいい!アコースティックギターのシンプルな響きがいい!これは95年発表、僕が好きなフォークギター弾き語り系のスプリングスティーンのアルバムです(^^)。

 でも、90年代は、僕はもうロックやポピュラーをほとんど聴かなくなっちゃってて、このアルバムはリアルタイムでは聴いてませんでした。ジャケットもあまり好きじゃなかったし。ただ、10年ぐらいたって車でラジオを聴いていたときに、ふとこのアルバムの1曲目が掛かったのです。「あれ、ブルース・スプリングスティーンじゃないか?アコースティックギターの弾き語りをやらせると、やっぱり抜群にいいなあ。でもこの曲、『ネブラスカ』には入って無かった気がするぞ…」。で、曲が終わった後にDJが言ったタイトルは「ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード」。なるほど、「怒りの葡萄」を題材にしてるのか、そのセンスにも感心しました。でも、取りあげて持ち上げるほどでもないかな?これは僕が大人になっちゃっただけかも(^^)。

 音楽的には、『ネブラスカ』の弾き語りを、『トンネル・オブ・ラブ』的にアレンジした感じ。詩の世界観は、やっぱり『ネブラスカ』的な、ひとつひとつの歌が物語になっていて、短編小説を読んでいるような感じ。ただ、シンセを使うとやっぱり音が平均化されちゃうというか、音の情報量が減っちゃうし、ニュアンスは画一的になっちゃうし、テレビドラマのやっつけBGMみたいに聴こえちゃうし…というわけで、ネブラスカには届かない感じかな?
 さて、なんで僕は1曲目「ザ・ゴースト・オブ・トム・ジョード」に、そんなに心を動かされたのか。これは詩でも演奏でもなくって、コード進行の工夫にありました。非常に単純な和声進行、その和音も凝ったものじゃなくって、いわゆる「ギターコードを押さえてアルペジオ」という、どれもこれも同じというフォークギターの退屈極まるやり方なんですが…トニックに戻す直前のドミナントが1拍だけ。フォークギターのコードチェンジというのは1小節か2拍という単位でチェンジするものだという先入観がボクの中にあって、1拍だけというやり方を聴いた事がなかったもので、ものすごく新鮮だったのです。いきなりグッと主調に戻るので、シーンの展開が速いのです。また、1拍でも聴き手はドミナントのあの「ずれ戻る」感じを認識できるんだな、と新たな発見が。これがコロンブスの卵、スバラシかった(^^)。以降、他の人のほかの曲でも、このやり方をちょくちょく聴くことになったので、意外とフォークロック方面の人の間で話題になった曲なのかも。

 というわけで、『トンネル・オブ・ラブ』以降のスプリングスティーンさんはこれしか聴いてないんですが、これは良かったです。フォーク路線のスプリングスティーンさんが好きなら、当たりの1枚と思います。



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『Bruce Springsteeen / Nebraska』

BruceSpringsteen_Nebraska.jpg で、心の底からシビれたブルース・スプリングティーンさんのアルバムが、これ「ネブラスカ」です!アルバムタイトルとジャケットからして、もうメッチャクチャにセンスがいい。で、内容はもっといい!!これ、スプリングスティーンを好きな友人が、『ボーン・イン・ザ・USA』発表時点で「スプリングスティーンのアルバムで唯一好きじゃないもの」と言ってました。いや~、ひとのセンスって十人十色ですね。僕はその逆。『USA』までなら、これが断トツのナンバーワン。とはいえ、当時はこのアルバムだけがスプリングスティーンさんのアルバムで毛色が違ったのは確かです。ほとんどフォークギターとハーモニカだけの演奏ですから。

 しかし、このフォークギターとハーモニカだけという演奏が、アルバムジャケットにあるようなアメリカの風景をブワッと脳裏に浮かべさせてくれちゃいました。あったかくて、しかしどこかもの悲しくって、素朴で…ジワッと心にしみちゃう。1曲目「ネブラスカ」からしてもうやばい。単純なスリーコード、ギターはアルペジオだけ、ハーモニカも非常にシンプルな演奏なのに、なんでこんなに素晴らしいと感じるんだろう。しいて言えば、コードをトニックじゃなくてドミナントから始めるんですよね。たったこれだけの工夫で、ここまで曲って変わるものなのかと。でも、このレイドバックした感覚の感動は、きっとそこじゃありません。声の表情、ギターの繊細なところ、まるで肉声みたいなハーモニカ…うまく言えないのですが、何かがある。不思議なことに、日本のフォークシンガーの人も同じような編成でやっているのに、「ああ、このサウンド素晴しいわ」とは(僕の場合は)なりません。同様に、アーロ・ガスリーとかボブ・ディランとかの、この手のフォークの専門家の演奏でも、この「アメリカの原風景がブワッと浮かんじゃって、あったかくて、でももの悲しくて…」みたいな郷愁を感じるような不思議な感覚に見舞われることは、僕にはありません。これと同じような感覚を感じたのは、ハンク・ウイリアムスさんぐらいでしょうか。そのぐらい良いです(^^)。

 詩(スプリングスティーンさんの場合、「詞」と書きたくないんですよね^^;)は、貧困とか社会問題とかを、詩的に、あるいは物語的に、とつとつと語っていきます。ただ、それが押しつけがましい感じじゃなくって、結論は言わずに、ただ物語としてだけ放り出される。アルバムを聴き終わった時には、短編小説集を1冊読み終わったような感覚に見舞われました。もし英語が苦手な方は、日本盤の訳を読みながら聴かれることをおススメします(僕も最初そうでした^^)!!いや~、スプリングスティーンさんという枠で見れば異色作かも知れませんが、アメリカの白人民俗音楽史として見れば、これはフォルクローレとして超王道、どストライクを行く歴史的名盤なんじゃないかと、個人的には思っています。また、これぐらい綺麗なジャケットだと、CDじゃなくってLPで持っていたいですね、部屋に置いてあるだけでなんか「ふう…」って、力が抜けていい感じ(^^)。。大おススメです!!



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『Bruce Springsteen / Tunnel of Love』

BruceSpringsteen_Tunnel.jpg これは高校生ぐらいだったかな?これと『ボーン・イン・ザ・USA』だけが、リアルタイムで聴いたスプリングスティーンさんのアルバムです。しかし、僕のまわりでは(とくに、スプリングスティーンが好きという友人ほど)このアルバムの評判は悪かったです(^^;)。ロックにしては静かなんですよね。「Tシャツで汗かきまくりながらステージで絶叫するロック・シンガー」みたいなスプリングスティーンのイメージから離れているので、ファンの人ほど違和感を覚えたのかも。しかし、僕は『USA』よりはこちらの方が断然よかった(^^)。きっと、キング・クリムゾンとかを聴いていた身にしてみれば、アメリカン・ロックのバンドアレンジは退屈だったんでしょうね。だったらいっそ、アコースティックで、ロックとは違うアメリカな部分を出してくれた方が、自分にとっては新鮮だった。でも、記憶だともっとフォークギターだけみたいなイメージだったんですが、改めて聞くと、シンセが入ってたりバンドで演奏していたり、意外とロックでした(^^)。人間の記憶なんて、当てにならないなあ。

 このアルバムで印象的だったのが、1曲目"Ain't Got You"。フィンガースナップに合わせた野太い声だけで始まり、途中でアコースティック・ギターとハーモニカが入る。これだけなんですが、このギターが空ピックが入りまくりのかっこいいカッティングで、またファンクのそれと違って凄い速度感。ジョン・レンボーンとかジョン・フェイヒーとか、まだそういう音楽を知らなかった頃なので、「うわ、なんだこれ?!どうやって演奏してんだ?」と、軽くショックを覚えました。ただこの曲、アルバムのイントロダクションみたいな使われ方ですぐ終わっちゃうんですけど(^^)…。で、僕はギターは簡単なコードを押さえるぐらいしかできなかったので、ギターを演奏している友人に尋ねたら、「ああ、これは結構単純で、こんな感じでやるんだよ」とやって見せてくれたんですが、全然切れ味が違う…とはいえ、やり方だけは理解できました。この曲は衝撃だったなあ。
 もうひとつ印象深かったのが、フォークギターのアルペジオとハーモニカでしっとりとうたわれるフォーク調の"Cautious Man"。アメリカの広野が目の前にブワッと広がっちゃいました。この曲、途中でシンセがうっすら入っちゃうんですが、僕にとってはこれが余計。他のしずかめの曲でも、シンセのパッド音みたいなのを安易に使っちゃってて、これがアルバムを軽いものにしちゃって、ちょいマイナス。でもこのアレンジセンスって、80年代の風潮なんでしょうね。

 で、いつものごとくスプリングスティーンさんで僕が注目してしまうのは詩。このアルバムは詩の内容が輪をかけて私的なニュアンスを増している感じ。「スペア・パーツ」は、「どうせ俺はお前にとって誰かの代用品なんだろ」とか。"One Step Up"なんて、その後に"two steps back"と歌っちゃってますし。でも、情景描写とかがすごくしっかり歌われるので、凄くリアルに伝わってきました。労働者ががんばってもなかなかうまくいかないで、「また2歩後退か…」みたいなのが、目の裏にブワッと浮かんじゃう。やっぱり僕にとってスプリングスティーンさんは詩の人です(^^)。そして、アルバム最後の"Valentine's Day"の詩。ルート39の脇のジュークボックス、昨日友人が父になり、俺は空と川の光を聴いて…ジワッと涙が出ちゃいました。日本語だと伝わりにくいかもしれませんが、英語って普通に話しても、語彙が日本語のように多くないから、表現が比ゆ的になってくるじゃないですか。それを良い方に使っているというか、"hear"は"feel"ぐらいの感じじゃないかと思うんですが、あえてそれを「聴く」と表現するのが美しい詩だなあ、と。この詩の世界感を知るだけでも、このアルバムを聴く価値はあるんじゃないかと。

 というわけで、世間的には低評価、しかし僕にとっては「僕の好きなスプリングスティーン」の入り口になってくれた、思い出深いアルバムです。


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『Bruce Springsteen / Born in the USA』

BruceSpringsteen_USA.jpg でも中学生の時にリアルタイムでヒットしてたスプリングスティーンさんのアルバムは、『明日なき暴走』ではなくって、これでした。『ボーン・イン・ザ・USA』、84年発表です。ものすごい売れ方をしていたので、セールス的にはスプリングスティーンさん最大のヒット作なのかも。しかし、ロックならハードロック系が好きだった僕には、普通のロックっぽいこういう音楽の良さが分かりませんでした(^^;)。
 中学生だったので、英語のリスニングなんてとうてい無理。これで、音から得る情報ばかりが多くなっちゃったわけですが、そうなるとこの単純な音楽は退屈(^^;)。例えば、冒頭の3曲を取ると…「ボーン・イン・ザ・USA」は、例の2小節のリフだけで5分近く(^^;)。2~3曲目も単純なリフと、僕の大嫌いな「ズンズンズンチャッチャッ…」という退屈なドラムの8ビート。リピートばかりで変化しないので、8小節演奏できれば1曲演奏出来ちゃうんじゃないかというぐらい単純。ディープパープルとかジミヘンとかに出会ったばかりの少年にとって、これは退屈でした。ところが、『明日なき暴走』の記事に書いたように、詩の良さに気づきはじめると、見え方がちょっと変わりました。このアルバムで最初に詩が素晴らしいと気づいたのが「グローリー・デイズ」と「マイ・ホームタウン」の2曲。特に、「マイ・ホームタウンは」は詩人としてのスプリングスティーンの最高傑作じゃなかろうかというぐらいに素晴らしかった!!

 さて、今このアルバムを聴いて思うのは、音楽や詩やジャケットを通して伝わってくるメッセージ性や美的感覚です。中学生の時は、このジャケットが凄くダサく見えたんですよね。でも今見ると、すごくいろんなものを表現している、いいジャケだと思います。アメリカの国旗を「これ見よがしにはってセンスねえな」と思ったんですが、これがだんだん愛憎入り混じる感情で見つめる祖国というニュアンスに見えてきます。その前にいるのは、スーツの男ではなく、Tシャツにジーパンの男。ベルトなんかに男の美的感覚があらわれていますが、1本何万円も出して買うファッションジーンズではなくて、薄汚れ、Tシャツもはみ出し、帽子なんてかなりぼろい。工場労働者とか、そういうアメリカの労働者階級の象徴として配されているように見えます。ハイスクール時代はアメフトかなんかやってて、ルックスも悪くなくってそれなりにモテたんだけど、社会に出れば工場労働者で…みたいな背景が見えちゃう(あ、これはベルトのセンスのほか、アルバム収録の「グローリー・デイズ」の歌詞の影響かも^^;)。やっぱり、僕から見えるスプリングスティーンさんは、労働者階級とか、資本主義社会に生きる市民の心情を伝えた詩人、という感じ。ただ、それがロックのビートに乗せられると、音楽面ではちょっと退屈。じつはフォークギター弾き語りぐらいの方が、このだみ声で渋い声も言葉も伝わりやすいんじゃないかと思ったのですが…そういうアルバムがあるんですよね。そっち方面のアルバムについては、また次回にでも(^^)。



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『Bruce Springsteen / Born To Run』

BruceSpringsteen_run.jpg あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますm(_ _)m!!というわけで、レベッカを聴いていたら、中学生の頃に聴いていた音楽を聴きたくなっちゃいました、なんかないかな(ゴソゴソ)…お、こんなの出てきた、ブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』です(^^)/。懐かしいなあ、中1のころ、メタルに並んでクラスで流行してたんですよね~、スプリングスティーン。
 とはいえ、中1ぐらいの僕はロックはハードロック系が好き。普通のロックはよく分かりませんでした。スプリングスティーンさんの顔もあんまりカッコいいとは思わなかった。で、わりと仲の良かったスプリングスティーン好きのH君が「最初に聴くならこれがいいよ」と貸してくれたのが、このアルバム。
 しかし、やっぱり自分の趣味嗜好というのはそう変わらないもんで、最初のうちは、やっぱりただの8ビート曲は刺激が少なくってつまらなかった(^^;)。でも、仲の良い友達の推薦だし、良さが分からないのは僕の感性の問題かも…な~んて、スプリングスティーンさんのアルバムをけっこうたくさん、しかも何度も聴いたんです。すると…ロックっぽいアルバムでは確かにこれが一番面白んじゃないかと思い始めました。で、次第に「曲が3番までとかそういうんじゃなくって(中1の頃はコーラスなんて気の利いた言葉は知らず(^^;)、けっこうダイナミックに動くんだな」なんて思いはじめたりして、気が付いたら結構好きに(^^)。自分の価値観にピッタリなものもいいけど、自分の知らなかった価値観を知る瞬間もいいものなんですよね(^^)。で、劇的な感じの曲では、1曲目の「サンダーロード」と最後の「ジャングルランド」がスバラシイ。「サンダーロード」は、ブルースハープとピアノのイントロが、アメリカのさびれた田舎町みたいなムードでなかなかいい感じ。そこからロックに盛り上がっていきます。アメリカン・ロックの良さですね。
 さらに聴いているうちに、アメリカン・ロックの代名詞みたいな人なのに、この人の静かな曲ばかりに魅かれるようになっちゃいました。「ミーティング・アクロス・ザ・リバー 」。ピアノとサックスだけの伴奏で、レイドバックした、静かでしかし透き通るようなもの悲しさ、美しさ。橋の下でサックスの練習をしている黒人の人とか、そういうアメリカの労働者階級みたいな情景がブワッと見えちゃった。名アレンジ、この音の世界観にやられました。数年前まで日本の歌謡曲とかテレビ主題歌ばかり聴いていた小僧にとっては、大人の世界に感じましたね~。
 そして今度は歌詞カードを読み始め(中1で英語のリスニングは無理だった^^;)、これにしびれてしまいました。…いやあ、スプリングスティーンって、実は歌詞が凄いんじゃないかい?「裏通り」の歌詞なんて、日本の歌謡曲や演歌ではとても聴くことの出来なかった、まるで文学詩みたいに感じて、グッと来てしまいました。最後の"Hiding on the backstreets "の無限リピートがたまらない。そんなわけで、英語をリスニング出来ない方でスプリングスティーンを聴きたいという方は、日本版の訳つきのCDの購入をおススメします。マジで、詩こそがスプリングスティーンさんの音楽の命だと思います。
 で、詩を聴き始めると、その詩を歌う声のぶ厚さに痺れはじめ、メロディを歌うというよりも、えらく渋いおっさんがだみ声で話しかけてる…みたいな声が妙に説得力あるものに思えてきました。そうなると、しわくちゃで無精ひげの顔も、「ああ、かっこいい男っていうのはこういうのを言うんだな」と、マッチョな男性志向のアメリカ的な価値観までなんだか勝手に自分の中に出来てきちゃった。気づいたら、スプリングスティーンは中学生の小僧が、大人の文化や日本以外の文化を知るきっかけになったんじゃないかと思います。

 さて、今このアルバムを聴いて感じるのは…アメリカの労働者階級の代弁者としてのロック。サウンドもそうだし、歌詞もそう。これが商業的な「好きだ」とかそういう詞じゃなくって、苦悩して必死に生きる労働者の言葉のように響くところは、アレンジこそロックですが、内容は本物のフォークなんだと思います。僕にとってのスプリングスティーンさんは、ルー・リードに並ぶ、アメリカのロックの偉大な労働者階級の詩人。中学生の時は、こういうアメリカン・ロック的な音がそこらじゅうに溢れていたので気づきませんでしたが、今は逆にこういう音をあまり聴かないので、「ああ、アメリカの田舎町だな」みたいな感じがして、すごく良かった(^^)。今は…なんとDVD2枚つきのボックスなんて言うのが出てるのか?!うわあ、見てみたいぞおお。。ダメだ、金がない。。


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Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

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ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
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