
昔からプリンターを使ってます。今までに何台買ったでしょうか、10台ぐらい?メインではゼロックスのレーザープリンターを使ってるんですが、これは文句なし!本体は安くないですが、ランニングコスト安い、速い、綺麗、ぜんぜん壊れない、アフターサービス迅速。プリンターはこれだけで良い事にしたいんですが、ところがデザイナーはインクジェットを持てないとダメなのです(;_;)。で、うちには安いものだけ置いてあるんですが、デザイン以外にもCDやDVDのラベル印刷はインクジェットに頼らざるを得ません。
(キヤノンのインクジェットプリンターは年々悪くなってないかい?という話) こうして私はインクジェット複合機を買い続ける羽目にあっているわけですが、これがすぐに壊れるのでけっこうイラッとくる。簡単に言うと…
① 月3~4回の使用でも、数年で必ず壊れるようになっている
② 新製品になるほどインクを無駄に使用するよう設計が変わる
③ そのインク代がクソ高い まず、①について。エラーランプが出て、メーカー修理を強制されます。私がいま使っているのは、
Canon製のpixsus というシリーズ。このシリーズ、すでに3台目なんですが、どれも3年ほどで壊れるんですよ。ネットを探すと「1年でダメ」とか言う人もいるみたいなので、毎日使うような人だと速攻なのかも。これ、買った機体がたまたまハズレなんじゃなくって、プリントヘッドのインク吸収体が一杯になったら、メーカー修理に出さないと動作しなくなる仕様…
つまり、「ソニータイマー」とかの都市伝説とは違って、構造上、ある程度使用したら絶対に壊れる作りなんです。昔はヘッドを買い換えられたのに、今は売ってません。どんどん買い換えさせようという
キャノンの企業姿勢に大変な不信を覚えます。。消費者から見れば、最悪の企業態度です。
次に、②。インクジェットプリンターの弱点は、インクを吹き出す部分の詰まりだそうで。で、このキャノンのpixus シリーズ、新しい機種になるほど「電源を入れたら速攻でインクを吹き出してノズル洗浄」みたいになりました。昔はこそんなことなかったのに…。だから、あっという間にインクがなくなります。マジであっという間です。モノクロ印刷しかしてないのに、カラーインクがどんどんなくなってカラーインクを次々に買い替えさせられるというクソ仕様です(>_<)。。モノ印刷の時にはカラーカートリッジの残量は無視できる仕様にしてくれればよいのに…と思ったら、そういう仕様の機種はHP社の一部製品だけだそうで。
③。インクの値段は、僕が使っている機種の場合、純正で全色揃えると4000円ぐらいです。たけえ…。しかし、メーカー純正というやつじゃないのを使うと、半額ぐらい。最近見つけたんですが、100円ショップでも売っているのを発見(200円だったけど)、これだと4色全部で1000円ちょいぐらい。
インクに関し、メーカーはクソ高い純正じゃないと動かないような仕組みを年々強化していってます。純正じゃないと修理が大変は分かりますが、その純正のインクがいくらなんでも高すぎ。インクで儲けようという事なのだと思いますが、考えてみたら、あんなちょびっとのインクが数千円とか、ありえないですよね。顔料だろうが染料だろうが、サインペンの値段を見ればそれが分かるはず。
(ランニングコストを下げる努力をしてみる!) この前、またしても3年に一度の行事「メーカー修理に出してください」メッセージが出て、プリンターが動かなくなりました。エプソンの印刷の汚さ&紙詰まりの多さに悩まされてキャノンに替えた経緯があるだけにエプソンには戻りたくない。でもさすがにどんどん金儲けばかり考えてユーザー視点のなくなったキャノンが嫌いになってきたので、メーカー乗り換えを調べてみたところ…HPは、カラーインクが空でもモノ印刷が動作できるみたいだから「おお、これか?!」と思ったんですが、ラベル印刷機能がない!おっと、カシオが安価でラベル印刷専用機なんて出してる!…と思ったら、印刷時に読み取り面が傷つくそうで(^^;)。うう、帯に短し…。というわけで、最後にもう一度だけ自分で修理してみようと思った次第。以下、もし参考になさるなら、自己責任でお願いします(^^)。
①プリントヘッドを自分で洗浄する! インク吸収体が吸収しすぎてヘルプミー状態になると思うので、これを自分で洗浄してインク塊を洗い流したらどうか。そういえば大昔にやった事があるぞ…ネットで調べたら、みなさん自分でやってました(^^)。やり方は…
[インクカートリッジを全部取り外す]→[カートリッジの乗っていた黒いケースがプリンタヘッドなので、それを取り外す]→[お湯で洗浄]→[1日干して乾かしてから装着]。これを試したら…
おおお、復活したあああ!!!何をやっても消えてくれなかったエラーランプも消えたあああ(o^ー^o)!!! えっと、Amazonには「
プリンターのヘッド洗浄液
」なんてものも売ってました。ヘッド洗浄は回数的な限界があるかもしれませんが、いきなりメーカー修理する前に、試してみる価値はあるかも(^^)。
②メーカー純正じゃないインクカートリッジを使う! これは自己責任。僕はとっくにやってて、ASKULで互換品を買ってました。ただこれ、カートリッジが別のメーカー製で、純正品じゃないとインク残量を示すランプがつかないとか、印刷がインク漏れ気味でなんか汚いとか、色々ありました(印刷できりゃそれでいいんですが)。ところが最近、100円ショップで、メーカー純正のカートリッジにインクだけ詰替えたものが売られているのを発見!試しに買ってみると…おおお、ちゃんと使える、発色もきれい、ランプもちゃんとついてる!!メーカー純正が@1000円、インク補充品だと@200円なので、1/5の値段で買えます。
互換品を買う時は、どうせならキャノン純正のカートリッジにインクを補充したものを使ってみるといいかも。あと、昔1回やって「めんどくせえな」と思ってやめてたんですが、カートリッジに自分でインク補充するというのも、今度トライしてみたいと思います。
(注)純正じゃないインクカートリッジを使っている時の不具合の例 これは憶測を含む記事です。キャノンのpixusの場合、エラーの状態は、エラーランプの点滅の仕方で、どのような故障が起きているかが分かる仕組み。点滅回数とエラーの関係は、マニュアルに書いてありました。ついでに、パソコンには「~のエラーですから、~してください」みたいなメッセージも出ます。私の場合、非純正のインクカートリッジも含まれていたからなのか、「電源を抜いて入れ直して!それでもエラーランプが消えなければだめならメーカーで修理して!」みたいなメッセージがPCに出て、それを鵜呑みにしてました。何回やってもダメ。くっそー、ヘッドの自己洗浄も数週間の延命処置でしかなかったな、もうダメか…な~んて思いかけた時に、本体の
エラーランプが16回点滅してる事に気づきました。これを調べてみると…あれ?単なる
インク交換サイン?試しに、残り少なそうなインクを交換してみると…復活しました(o^ー^o)!!憶測ですが、メーカー純正のカートリッジを使ってない場合、通信面で何らかの不具合が起きるのかもしれません。「互換インクを使う時は、メーカーカートリッジの詰め替え品がいいのでは?」なんて書いたのは、このためです。というわけで、
非純正のカートリッジを使ってエラーになった場合、修理の前にインク交換を試してみるのも手かも。
書いていて思い出したんですが、同じような事を昔も調べて、自分で洗って…って、やってた気がします。やっぱり、何年かに1回しかやらないけど、逆に何年かに1度やる事は、メモに残しておいた方がいいな。。キャノンのインクジェットプリンターのインク代&すぐメーカー修理という問題に悩んでいる方は、いきなり買い替えとか修理に出す前に、いちど試してみると良いかも知れません(あくまで自己責任でお願いしますね^^)。。あ、そうそう、
ランニングコストや「金もうけ主義」じゃないユーザー視点での製品開発という点では、低価格帯のインクジェットプリンターって、今はどうもブラザーが良いみたいです。黒カートリッジだけでもひと月使えるとか、必要以上のヘッド洗浄モードに勝手に入らないとか、相当にいいらしいです。今度買う時はブラザーにしてみようかなあ。