心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『THE ROLLING STONES / HIGH TIDE & GREEN GRASS (BIG HITS)』

rollingStone_HighTide.jpg 小学生のころ、洋楽のロックバンドで知っているものがどれぐらいあっただろうか…すくなくとも、ローリング・ストーンズは、ビートルズの対抗バンドみたいな感じで名前だけは知っていました。そして、友達のお兄さんが持っていたのが、このアルバム。友達がお兄さんに内緒でコッソリ貸してくれたんですが、すこし不良なそのお兄さんにばれないかドキドキで、借りて聴いて翌日速攻で返した(^^)。

 ベスト盤という事ですが、昔はシングルカットされた曲はアルバムに入ってなかったりもするので、半分はベスト、半分はアルバム未収録のシングル曲だったりするのかも(←すみません、ストーンズにあんまり詳しくないもんで適当^^;)。ストーンズのナンバーでとっても有名な「サティスファクション」とか、「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」とか入ってました。で、ですね、その時の印象が、正直言ってあんまり良くなかったんです。音も音楽も古~い感じ、演奏もショボく感じました。あと、「ビッグヒッツ」と書いてあるのに、収録曲数も少なくって、あっという間に終わった(^^;)。それから、このLPだけなのかもしれませんが(たしか輸入盤でした)、サティスファクションのミックスが変だった。ある楽器が完全に右、ある楽器は完全に左、みたいに、どっちかに極端に寄ってたんですよね。なんだこれは、みたいに思ってしまい、小学生にはちょっと難しかったです。「お兄さんたちはこれをカッコいいと感じるのか、ボクにはまだ分からな世界やな」みたいな(^^)。これで、僕はローリングストーンズに苦手意識を持ってしまい、打破するのに時間がかかりました。その話はまた次回!



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声優の肝付兼太さんの訃報を受けて

999shasho.jpg 数日前、妻が「声優の肝付兼太さんが亡くなったらしいよ」と言っていました。僕は、「変わった名前だね、誰だっけ」みたいに生返事、〆切の迫った仕事をセッセとすすめ、そんな話はすっかり忘れていました。昨夜、ようやく仕事の一段落した僕は、うちにあったTV版の銀河鉄道999のビデオを何年かぶりに見たんです。10年ぶりぐらいじゃなかろうか…そして、クレジットを見てビックリ。「あ、妻が何日か前に言ってたのって、この人だったのか…」。読み方は、「きもつきかねた」さんらしいです。ドラえもんのスネ夫、ドカベンの殿馬、おそ松くんのイヤミ、999の車掌さん…僕はこの人の声を、物心のついたころからずっと聞いていたのでした。999を見て感無量になってしまったのですが、なぜかそれ以上に胸を締め付けられたのは、小学生のころ以降ほとんど見ていない、ドラえもんのスネ夫の記憶。

 アニメで良いと思う所は、登場人物が齢を取らない事。現実社会だと、生まれて、育って、色んな事があって、死んでいきます。でも、アニメの中のキャラクターは、齢を取らずに生きている事が出来ます。ドラえもんみたいに、小学校3~4年生ぐらい(?)の一番楽しかったころの日常が、永遠にずっと繰り返されているのを見ると、本当に幸福な世界だなあと思ってしまうのです。しかし、そんな永遠の世界に生きていた筈のスネ夫が死んでしまった…。僕が齢を取って、そろそろ自分が死ぬと思った時に、何を思い出すだろうかと考えると、なんとなく小学校3年生ぐらいの頃の気がします。毎日、仲の良い友達と3人で学校に行って、夏はビーチサンダル履いてプール行って、学校は楽しくて、放課後も楽しくて、家でも兄弟がいて楽しくて…良い思い出しかありません。そういう幸福な幼年期の永遠に続きそうな思い出が、ブツッと終わってしまったような、そんな寂しさを感じてしまいました。スネ夫の「おいのび太、悪いけど先に言ってるよ」という声や、車掌さんの「鉄郎さん、申し訳ありませんが先に銀河の旅に行きますね、メーテルさんといつまでも楽しい旅を」という声が聞こえてきそうです。肝付さん、ご冥福をお祈りします。天国で、いつまでもジャイアンと楽しく過ごしてください。



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映画『スリープウォーカーズ』

SleepWalkers.jpg 数日前、出張先のホテルでたまたま見た映画です。女優さんが美人だな~と思って何となく見てました。しかしどこかで見た事のある顔だな…どこで見たんだっけな…ああ~思い出した、この女優さん、ツインピークスに出てた人じゃないですか!!DVトラック野郎の奥さんで、チェリーパイのおいしいダイナーで働いてたウェイトレスさんだ!、メッチェン・アミックというのか。今回見た「スリープウォーカーズ」という映画の制作がが1992年なので、ツインピークスが終わった後、最初にキャスティングされた仕事なのかな?ツインピークスは美人のオンパレードでしたが、この人はその中でもトップクラスの扱いでした。

 映画は、スティーブン・キング原作の、猫が人に化けて女を襲うという内容。狙われた女性がどうやってこの危機から逃れるか、みたいな。ホラーといっても、あまりエグい演出とかはなくて、まったりソフトな感じ。たぶん子供が見ても大丈夫じゃないかな?アメリカの映画って、「マッチョな主人公が金網に囲まれた格闘技大会みたいなところに出場」とか、「得体のしれない生物がいっぱい襲ってきて大パニック」とか、似たような映画が1000本ぐらいあるんじゃないかというようなジャンルがありますよね。これも、吸血鬼パターンの映画の典型で、見る前から大体想像がついて、その想像通りに物語が展開、オチも想像通り(^ㇿ^;)。こういう典型に嵌めて作られる映画って、日本でいう水戸黄門みたいなもので、一定の需要があるんでしょうね。そうじゃないと、同じパターンの映画が無数にあるのに、それでも作られ続ける説明がつかない。あ、でもちょっと分かる気がする、よく考えたら、子供のころに同じような変身ヒーローもののテレビを腐るほど見てたし、大人になってからも似たような時代劇をやたらと見てた時期もありました。。

MeAmeck.jpg 映画を見終わった後の感想は3つ。ひとつは、半年も経ったらこの映画の内容は忘れてるだろう事。ヘタすると、見た事すら忘れてるかも。悪く言えば退屈だけど、よく言えばそのぐらいの様式美を持っているといえそう(^^)。ふたつめは、ネコちゃんたち可愛いかった(^^)。最後は、俳優さんって大変だな、と思いました。アメリカは広いから、ハリウッドならまた別だけど、地方の俳優さんなんて、ローカルで生き残るのですら大変なんじゃないかと思うんでよね。そんな中、メッチェン・アミックさんは、アメリカどころか世界中で大ヒットしたTVドラマのメインキャストで当たり役を引き当て、しかもそこで美人と評判にすらなったのに、これだけの宝くじを引き当てても、以降あんまりキャスティングされないんだから…。ヒット作1本出たら安泰というわけにはいかない厳しい世界なんだな~。たしかに、大ヒット作で主要キャストだったのに、以降の映画やドラマで全然キャスティングされない俳優さんや女優さんはけっこう思い当たるぞ…。




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『John McLaughlin / The Promise』

JohnMc_Promise.jpg マハビシュヌ・オーケストラではなく、ジョン・マクラフリン個人名義のアルバムをひとつ。最近たまたまこのCDを聴く機会がありまして、これは…レコード会社の企画ものなのかな?

 このアルバム、曲ごとに有名人とセッションしてます。1曲目はジェフ・ベック、5曲目はパコ・デ・ルシア、6曲目はマイケル・ブレッカー…みたいな。いかにもレコード会社の企画っぽい(^^;)。で、バックトラックをシンセの打ち込みで作った上でエレキギターをバリバリ弾きまくる、みたいな作りですが…曲や演奏以前に、もうこの時点でダサくないかい?フュージョンの人って、こういう所のセンスがマジでないと思ってしまう。
 それ以上に残念だったのは、相変わらず表現のバリエーションが少ない事。若いなら押しの一手でもいいと思うんだけど、高い評価を受けてキャリアを重ねた人なので、年齢を重ねたら成熟した演奏を聴かせるプレイヤーになっていて欲しかった。5曲目のパコとの共演なんて、パコの演奏が音色やシンコペーションやダイナミクスですごく表現的に行こうとしているのに、マクラフリンは共演者のそういう演奏をまったく聴けてなくて、なにをされても単旋律16分音符の一辺倒でバリバリ弾くプレイしか返せないものだから、共演者の努力はすべて台無し(>_<)。

 ただ、バリバリ演奏するというのは、まったく魅力がないものというわけじゃないんですよね、それだけで押す曲があってもいいとは思います。さすがにカラオケ状態でやられても面白くないけど、2曲目のギター/オルガン/ドラムのトリオみたいに、バンド全体でのインタープレイで白熱した演奏をするのは、迫力ありました。というわけで、僕にとっては、2曲目のギタートリオがこのアルバム唯一の聴きどころでした(^^;)。ただ…特にマクラフリンさんのファンというわけではない人は、マクラフリンさんには他にいいアルバムがいくつもあるので、他から先に聴いた方が良いかも。マクラフリンさんは個人名義で素晴らしいアルバムをいくつも出していまして…それはまたいずれまとめて紹介したいと思います(^^)。



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『MAHAVISHNU ORCESTRA / Birds of Fire』

MAHAVISHNU ORCh_BirdsFire 若い頃読んだ音楽雑誌に、このアルバムがマハビシュヌ・オーケストラの最高傑作と書かれてました。ただ、若い頃の僕は聴く順番を間違えてしまい(中古盤があったものから買いあさった弊害^^;)、あの衝撃のライブ盤を先に体験しちゃったんです。そんなもんで、以降に聴いたマハビシュヌ・オーケストラのスタジオ盤が全部「勢いがない」「揃えにいっている」みたいに感じてしまったという(゚m^;)ヤッチャッタ。発表順に聴いていたら、印象は違っていたんでしょうね~。

 今回、久々にマハビシュヌ・オーケストラのアルバムをいくつも聴いて思ったのは、シンセやエレキギターを使ったフュージョン系バンドは、得てして表現力に欠けるという事。これって、シンセやエレキギターの弊害という側面もあるのかも知れない…な~んて思ってしまいました。優れたクラシックのオケやピアノを聴くと分かりやすいですが、鍵盤で言えば指を落とす速さとか、それぞれの指のタッチに差をつける事なんかに腐心して、音色やダイナミクスを使い分けるんです。ちょっと前にギーゼキングというピアニストのCDを紹介しましたが、あれなんて「どうやれば1台のピアノからこんなに色んな音色を出せるんだろうか」というほどの多彩さ。緊張感ある所では張った音で来るし、靄がかったシーンではくすんだ音を出します。ジャズだって、ビル・エヴァンスオスカー・ピーターソンもみんなそれをやってるんだけど、フュージョンに入った瞬間にそういうのがゴソッと消えてしまった(;_;)。不思議な事に、エレクトリック以降のフュージョンは、アコースティックですら「一定の音量・音色に揃えて音を出す」事を重視するようになったように思えます。クラシックを学んだ身として言えば、[楽譜をちゃんと弾く(小中)→ムズカシイ楽譜をちゃんと弾く(高校)→ムズカシイ楽譜を表現豊かに弾く(音大)→楽譜なんてないかのように音と一体化する(プロ)]という道筋を学んだものだから、表現軽視の音楽はどうしても子供っぽいものとして捉えちゃうんだな…な~んて、変な発見があったりしました(^^;)。これが、ある面でエレクトリック化の弊害だったのかも知れないと思う理由は、シンセ・キーボードなんて、指を落とす速さを変えてもニュアンスなんかまったくつかないから…とまあ、こんなわけです。

 でも、エレクトリック・バンドは、その反面で刺激を強調できたというメリットがあって、これがフュージョンの革新だったのかも。ディストーションのかかったギターの「ギュイ~~ン」という音で実現できるパワー音楽なんて、以前のジャズギターでは絶対に不可能でしたでしょうしね。こういう「勢い」「指を速く動かす」「全員ビシッとそろえる」という、深さではなくスピードスター的な面を押し出した音楽として、マハビシュヌは時代の最先端を行っていたといえるのかも。同傾向の音楽でも、ロックの人が逆立ちしたって出来ないようなこともやってましたし、ロック寄りフュージョンが好きな人にはたまらない伝説のバンドだと思います(^^)。



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『MAHAVISHNU ORCHESTRA / The Inner Mouning Flame』

MAHAVISHNU ORC_Inner むかしはマハビシュヌ・オーケストラといえば間違いなくライブ盤だったのに、久々にこのスタジオ録音のアルバムを聴いたら、記憶にあった印象よりカッコ良かった(^^)。特に、ビリー・コブハムのドラムが、以降のロック寄りフュージョンの原型みたいな千手観音状態のオンビートでイイ、マクラフリンは記憶よりもすげ~ロック!1971年、このバンドのデビュー盤です!

 自分の中で面白い発見をしてしまいました。このバンドの音楽をフュージョンという目で見ると、どうしても50~60年代あたりのモダンジャズが持ってる表現や作曲のレベルと比較しちゃって、マイナス点を感じてしまうみたいなのです。たとえばこのアルバムは全員そろって速弾き一辺倒、音符はシンコペーションさせずに16分を全部埋めるので歌いませんし、ディナーミクもffかppかみたいな両極端で、表現に中間がないものだから「押す」か「引く」かしかなくなっています。そういうマイナス点を感じちゃってるくせに、嫌いじゃないんですよね。なぜなんだろうか…と考えたところで思ったことが。このバンドってフュージョンと言われるけど、ジャズの要素なんてほとんどないんじゃないかと(*゚∀゚)エヘヘ。というわけで、これをスタジオミュージシャンの作ったロックみたいなものとして聴くとどう感じるかを試してみたところ…おお~カッコいい(^^)。マハビシュヌ・オーケストラをカッコよく感じるためには、インスト・ロックバンドとして聴くといいんじゃないかと思った次第です。

 さすがにシェーンベルクやドルフィーやピアソラを通過した後に聴くと、若い音楽だなあと感じます。でも、ヤン・ハマーもジョン・マクラフリンもビリー・コブハムもジェリー・ゴールドスミスも、この頃は実際に若かったんですし、やっぱり若者による若者のための音楽という溌剌とした感じがあって、そこがすごく良かったです。最後の"AWAKENING"という曲の超高速ユニゾンのカッコよさなんて、やっぱりジャズというよりロックの持っている美感ですよね(^^)。


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『MAHAVISHNU ORCHESTRA / Between Nothingness & Eternity』

MAHAVISHNU ORCHESTRA_Between ジョン・マクラフリンというジャズ/フュージョン系のギタリストがリーダーを務めたバンドのライブ盤です。マクラフリンのほかも、キーボードがヤン・ハマー、ドラムがビリー・コブハム、ヴァイオリンがジェリー・グッドマンという、今から見ればスーパーグループ。音楽は、フュージョン寄りの黄金期キングクリムゾンとか、インスト期以降のジェフ・ベック・グループみたいな感じでした。
 1973年のこのライブ・レコーディングを僕がきいたのは、15~16歳ぐらいの時で、若い私は「うおおおおお~~~すっげええええええ」とぶっ飛んでしまいました(o^▽^)o。コルトレーンドルフィーあたりのバリバリのモダンジャズは大好きだったのに、フュージョンは肌に合わない…な~んて思っているころに出会い、フュージョンへの不信感が一瞬にしてなくなる衝撃。メンバー全員弾きまくり、曲もアルバム通して3曲しか入っていない大作志向。ずっとアドリブしていたと思ったらいきなりビシッと揃うし、スゴいと思いました。そんなに大感激したくせに、大人になってからはなぜか全然聴かなくなっちゃったもので、久しぶりに聴いてみると…これは若者のための音楽かも。フュージョン版のキース・エマーソンというか、高速アドリブプレイとか縦線ピッタリみたいなのをカッコいいと思えるかどうか、ここに掛かってるんじゃないかと。

 若いうちは、こういうイケイケのフュージョンやロックや漫画やプロレスに一度は狂わないと!でも…音楽にも、年相応というのがあるのかも。「泣いた赤鬼」という童話、子供のころに絶対に通過しておくべき大名作と思いますが、でも大人になってまだあれを読んでいたとしたらちょっと…と思うんですよね。たしかに、若いのに表現とか深さとか、そういう所ばかり気にするのは違うと思うけど、ある程度以上になってスピードとかパワーばかりではマズいというか、そろそろ他も分かるようにならないとね、みたいな。若い頃に熱狂したこのアルバム、間違いなく、70年代前半のフュージョンのなかで出色の名盤のひとつだと思います。インストロックやフュージョン好きならば、避けては通れない一枚だし、マハビシュヌ・オーケストラで1枚だけ選ぶなら、僕なら迷わずこれ。でも、縦線とか速弾きしか目に入ってないあたり、ちょっと若い音楽…かな(^^;)?



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コミック『みゆき』 あだち充

miyuki.jpg H2Oの「思い出がいっぱい」は、「みゆき」というテレビアニメのエンディングテーマでした。この曲は大好きだったんですが、アニメはまったく見てませんでした。でも、原作のコミックは子供のころに全部読みまして、面白かった!!

 小学校高学年から中学生ぐらいの時にクラスで人気のあった作家さんというと、小説では赤川次郎、マンガだとあだち充でした。でも僕にはどちらも軽すぎて合わず(>_<)。あだちさんは野球マンガが多かったんですが、高校の途中から野球を始めた奴が甲子園に出ちゃったりするので、いくらマンガだからってあまりのご都合主義がどうにもね( ̄ー ̄)。でも、「みゆき」というマンガは別でした。主人公が都合のよいスポーツ万能ヒーローじゃなくって、どこにでもいそうな普通の帰宅部の学生というのが、等身大で良かった!しかも、人がいいんですよね、ここに好感を覚えました。
 このマンガ、基本的にラブコメです。主人公の高校生の男の子が、同級生で美人のみゆきちゃんと、高校になってから久々に再会した腹違いの妹みゆきのふたりの間で揺れ動くというもの。で、基本的にドロドロしたものやシリアスな所はなく、でもちょっといい話や甘酸っぱい感じがあったりで、そういうところがポップで80年代的です(^^)。これが70年代の恋愛マンガだったら命を懸けた大恋愛のはずですからね(^^)。あとは、恋愛もののコミックの面白さ満載。
miyuki_1_92.jpgこういうのって、恋愛疑似体験的なかんじになるのがいいんでしょうね、きっと。特にドラマチックな展開の壮大なハナシというわけじゃないです。でも、かわいい子が、校門で自分を待っていてくれて、自分を見つけると笑顔で駆け寄って自分から手を組みに来るとか、そういうさりげない所にキュンと来る、疑似恋愛を楽しむマンガなんじゃないかと。さらっと読めて、嫌な気分になる事がありませんでした。それで、気がつくと一気に全部読んじゃう、読み終わった時には少しキュンと来る、的な(^^)。

 こういうポップさって、若い頃はどこかに軟弱さを感じて好きと嫌いが入り混じる感覚で読んでましたが、おとなになるとあんまり気にならなくなり、好ましく思えてきました。もっと力を抜いてもいいんじゃないか、みたいな感覚でしょうか。みゆき、ラブコメディの大傑作で、とても良かったです。



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『H2O / the best colletion』

H2O_best.jpg 前の記事で「翔んだカップルはTVドラマや映画よりも原作コミックが面白い!」なんて書きました。とくにTVドラマは、途中から滑りまくりのつまらないパロディばかりになっていって、子供から見ても痛い番組になってしまった(^^;)。でも最初の数話は面白かったし、なにより番組のエンディングテーマ「僕らのダイアリー」が素晴らしかった!!この曲を歌っていたのが、男性デュオ・ユニットのH2Oでした。
 「僕らのダイアリー」は、来生たかお作曲、来生えつこ作詞というわけで、名曲が生まれたとしても当然の作家陣。僕にとっては、日本ポップス界最強の作編曲家と作詞家の組み合わせ。まず、詞が素晴らしいです。それこそ中高生ぐらいにとってはグサっと胸に刺さる歌詞でした。

 たかが恋などと言ってくれるなよ 僕には大問題さ ややこしくて…

 いや~リアル、うわべだけの言葉とは思えない(^^;)。曲もなかなか、演奏はベースが秀逸。これ、誰の演奏なんだろう、こういうリフっぽいパターンを作ってから動かしまくるのは後藤次利さんかなあ…。平唄なんて、もしベースが動いてなかったらサビに行く前に飽きちゃいそうなリピートなのに、このベースだけで魅力ある音楽になってしまうんだからスゴイ。主役ふたりのコーラスが、サビ途中でオクターブ上げていくなど、単純だけど効果バツグンのことをやっているのに、ベースが秀逸すぎてそっちに耳がいっちゃうほど(^-^)。

 そして、H2Oといえば「僕らのダイアリー」以上に「思い出がいっぱい」じゃないかと。これは超絶にいい、詞も曲も聴いていて涙が出そうになっちゃう。こちらは阿木燿子作詞、鈴木キサブロー作曲ですが、こちらもプロ作家の仕事ですね。H2Oがちょっとかわいそうなのは、本人たちも作詞作曲してるのに、シングルやタイアップでは自分たちの曲をなかなか使ってもらえなかったこと。チェッカーズあたりもそうだったと思うんですが、事務所としてはミュージシャンではなくてアイドル扱いだったのかも。H2Oの所属事務所はアミューズ、アミューズといえばサザンオールスターズ。つまり、アーティストをミュージシャンじゃなくてタレントとして売るのがうまい事務所だったんだと思います。、タイアップを取ってきたり主題歌に押し込んだりね。
 だからH2Oといえば、「翔んだカップル」の主題歌や、TVアニメ「みゆき」の主題歌が最初に思い浮かんじゃいます。でもそれってアニソン歌手という印象じゃなくって、恋愛を中心にした甘酸っぱい青春時代を扱った歌がスバラシかったという事なんじゃないかと。どちらも聴いていてジ~ンときてしまう素晴らしい日本のポップス、「僕らのダイアリー」や「思い出がいっぱい」でジーンときたことのある人は、是非!!ちなみに、アルバムに入ってる他の曲の中にもなかなか良いものがありました。う~ん、さすがはベスト盤(^^)。


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コミック『翔んだカップル』 柳沢きみお

TondaCouple.jpg はっぴいえんどのデビュー作(70年)と大瀧詠一のアルバム(81年)を取りあげましたが、僕にとっての日本の70年代と80年代のイメージは、暗くシリアスでハードなのが70年代、明るく軽薄なのが80年代、といった感じ。そういう意味でいうと、頭脳警察矢沢永吉松田優作やあしたのジョーは70年代的で、山下達郎や松田聖子や角川映画は80年代的と感じます。まるで真逆ですが、じゃあその境い目って、どんな感じだったっけ?そのへんの空気をすごく感じる事が出来るものに、「翔んだカップル」というマンガがあります(^^)。映画やTVドラマにもなるぐらいヒットしましたが、原作のコミックが断トツで面白い!!

 このコミック、マセガキだった小学生の頃に、夢中で読んでました。主人公は男子高生の田代くんで、ドロッドロのメロドラマ(^^)。それなのに面白い。このマンガの場合、男1女2の三角関係が悩みの中心で、ヒロイン(圭ちゃん:画像左)じゃない方の女性(杉村さん:画像左から二人目)が異常に魅力的。ヒロイン圭ちゃんはおてんばでヒステリックで生意気なんだけど、ライバル杉村さんはクールで理知的で、主人公を好きでいてくれて、才女で、学年一の美女で、しかもエッチ(*゚∀゚)b。。男からすると申し分なし、恋してしまいそうなぐらい魅力的なキャラでした。読者心理としては、杉村さんとくっつけばいいのにという一心なんですが(きっと多くの読者がそう感じたんじゃないかと)、葛藤やら事件やら色々あって、なかなかそうはならず。

 なんでこのマンガに70年代と80年代の境いを感じるかというと、時代による人間の重要なテーマの移り変わりをそこに感じるから。「翔んだカップル」の前のマンガやTVドラマだと、テーマが生き方であったり人間ドラマであったりします。それが80年代になると、テーマのひとつに恋愛が加わったんじゃないかと。もちろん、70年代以前も恋愛は重要なテーマだったでしょうが、80年代以降の恋愛に対する切迫感や危機感は、前の時代のものと違う質のものの気がするんですよね。
Tondacouple_sugimura.jpg ダーティーハリーでも高倉健でも、70年代以前のヒーローはアウトローと相場が決まっていたのが、80年代で女性の地位が向上して、そうはいかなくなった。ついでに80年代で見合いも激減して、恋愛できないとパートナーの作りにくい時代になった。これで、恋愛が「たかが恋愛」では済まなくなったんだと思います。このマンガの主人公の勇介くんは青春で人間関係や部活や勉強など、悩みがいっぱいですが、悩みの大半は恋愛。これがマンガの中だけの話とは思えなくなってしまった所が、70年代と80年代の境い目あたりで起きた変化のひとつだったんじゃないかと。こういう恋愛的な危機感というのは、現在にまで繋がっているんじゃないかなあ。女性アイドルやタレントが、大人の美女から子供っぽい愛嬌ある子にシフトしているのも、「このぐらいなら」みたいな、今の男の子たちの自信のなさのあらわれにも思えます。少子化問題も、恋愛と無関係ではないですよね。恋愛が、軽く見ることの出来ないテーマになったんだろうな、と。

 まあでも、こんふうに感じるようになったのはずいぶん後になってから。子供のころは、単純に恋愛を克明に描き出したところが新鮮で面白かった。ファーストキスとか、同棲とか、初体験とか、そういうのが克明に描かれているこのマンガはドキドキでしたし、その恋愛の心理描写が実にリアルだったのが夢中になった理由だとおもいます。しかし主人公は残念だ、俺なら迷わず杉村さんを選ぶのに(^^;)。翔んだカップル、若い頃に面白くって夢中で読んだ人も多いと思います。久々に読んでみるのも面白いかも(^^)。



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『大滝詠一 / A LONG VACATION』

OotakiEiichi_LongVacation.jpg はっぴいえんどのメンバーさんが作ったアルバムの中で、とりわけ有名な1枚です(^^)。僕は、はっぴいえんどよりも、こっちを先に聴いてました。日本のレコードセールスで記録を作るほどヒットしたアルバムなので、いまさら僕がどうこういうものじゃないですね(^^)。このアルバムを聴いた事がない人でも、CMやTVドラマで使われた曲とかがたくさん入っているので、聴けば「ああ、これが大滝詠一かあ」な~んて思うんじゃないかと。

 僕が小学4~5年生のころ、ニューミュージックという音楽が流行っていました。クソジャリな僕らからすると、すこし年上の高校生や大学生のお姉さんがきいている音楽という感じで、ちょっと憧れるような世界観がそこにはありました。小学生の時、友達のおねえさんがニューミュージックのカセットをいっぱい持っていまして、そのお姉さんがよく聴いていたのがこれだったのです。このお姉さんがけっこう美人で、しかもちょっとセクシーで…いやいや、この話はやめておこう(^^)。。このアルバムと山下達郎さんの「FOR YOU」、それに荒井由実さんの「14番目の月」あたりは、ニューミュージックの大名盤だと今でも思ってます。大滝さんとか山下達郎さんとかのこの頃のアルバムって、アレンジも音(ミックス?)もそっくりですが、僕にとってはこの雰囲気こそ「ニューミュージック」でした。フワーッとして、楽しげで、ドライブとかデートとか、そういうウキウキするものと直接つながっている感じ。ガキんちょだった僕には、ドライブもデートもまだ憧れでしかなかったので、やっぱり憧れの世界として聴いていたんだと思います。しかし、いざ高校生になった僕を待っていたのは、練習とライブに明け暮れる音大生&貧乏バンドマンの生活。デートやドライブをしている時間も金もまったくありませんでした(T_T)。それだけに、ニューミュージックの描き出したこういう世界観って、今でも「こういう青春も送ってみたかったな」っておもっちゃうのでした(^^)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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