第8位 『Dinah Washington / the fabulous Miss D! -the Keynote, Decca & Marcury singles』 1943年から1953年という時代のジャズヴォーカルの録音。なんたってダイナ・ワシントンの歌ですから悪いはずがないんですが、驚いたのは曲の良さ。僕はジャズのピアノで10年ぐらい食べていたので、レパートリーとしてスタンダードはけっこう演奏できるんです。でも、ここには今ではあまり演奏さ有れない曲も結構入っていたんですが、これがいい曲が多くてびっくりしました。あと、アレンジもしっかりしているのが軽い驚き。これは当時のアメリカの商音楽ですが、今の商音楽がどれだけクリエイティブも無ければ仕事も雑であるが分かってしまった。。
第6位 『THE SONICS / HERE ARE THE SONICS!!!』 ブレーズ指揮のドビュッシーよりこっちの方が上なのかと言われると何とも答えようがないんですが(^^;)、しかしガレージパンクの爆発力やぶっ壊れ感の凄さって、やっぱりそれはそれで音楽のすごいところを的確にとらえてるんじゃないかと思うんですよね~。人間、綺麗なだけじゃダメなんだぜ、PTA推奨やゲイジュツみたいなのはまっぴらごめんだよ、みたいな。。パンクやグランジが子供に見えちゃうこの凄さ、初期ガレージパンクのパワーはやっぱりすごかったです!!必殺の1枚。
第5位 『Creative Construction Company』 フリージャズにも色々ありますが、ガレージパンク的な凶暴な爆発力にインテリジェンスが加わったようなタイプのフリージャズが一番好きです。とはいえ、音楽を聴くのが、どうしても仕事中が一番多くなっている今の僕のライフスタイルでは、フリージャズや現代曲はあんまり聴いてられないんですよね(^^;)。そんな中、今年久々に聴いたこの一枚は素晴らしかった!!なんといっても凶暴でありながらインテリジェンス、強烈です(^^)。なんというのかな、子供のころはロックが一番ハードな音楽だと思ってたんですが、こういうのを聴いたら、ロックなんて大人しくっていい子ちゃんの音楽だったんだなと思うようになってしまった…
第4位 『BUENA VISTA SOCIAL CLUB』 ブログの性格上、CDの事ばかり書いてますが、今年はライブもよく見に行ったし、人前で演奏する機会も何度かありました。今年に行ったライブのナンバー1は、ブエナビスタの解散ツアー!!いや~~~~すばらしかったあああああ!!!…あ、ごめんなさい、興奮してしまった。。えっと、このCDの何が良いと言えば、キューバの異国情緒がプンプン匂ってくるところ。楽園時代のキューバ音楽とほとんど変わらない事やってるんです。音で体験する世界旅行の気分。このCDを流すだけで、自分の部屋がカリブ海の木造りの安い宿の一室みたいなムードになってしまいます(^^)。