僕は途中で作曲科に転科した都合もあって、学生時代からシーケンスソフトや楽譜作成ソフトを使ってました。クラシック系だと、昔はLOGIC というソフトがスタンダードでして、シーケンスソフトの中では楽譜作成がけっこう優れていたんです。でも、機械音痴のボクにはムズカシくってとにかく苦労しました。時は過ぎ、今は楽譜作成にはFinale というソフトを使ってます。これはサクサク使えて便利!!かなりきれい!!でも、ジャズやポップス程度の音楽では不具合を感じた事はないんですが、クラシックのスコアを仕上げようと思うと、分からない事が多すぎて大変。Finale はマニュアルもぶ厚くて調べるのが大変なので、こまったことがあるたびにネットで調べて解決してたんですが、調べる頻度があまりに高いもんで、いっそ自分のブログにまとめておこうかと。
(連符の入力) あまりに基礎すぎるモンダイですが、連符の入力にいつも手間取ります(^^;)。3連符ならいいんだけど、5連符とか7連符とかになると、いつも連符の数字をクリックして…みたいにマニュアルに書いてある通りにやろうとすると、表示上はうまくいったみたいなのに、最後の音符が入力できなかったりして(T_T)、いつもグチャグチャいじっている間になぜか解決したりしてますというわけで、今回うまくいった方法をメモ。
①ステップ入力パレットから、入力したい音価と連符アイコンを選択
②連符を入力したい位置で
Shift+クリック③ステップ入力連符定義」というダイアログが開くので、そこで「○部音符○個の音符を□部音符□個分に入れる」と設定!
いや~、変なショートカットしようとせずに、いつもこうしてればよかったよ(^^;)。。これだけでなく、連符でいつも困ってた問題が他にもあるので、ついでに解決!
(異なる音価を組み合わせた連符の入力) 1拍3連を作る時、最初のふたつの音をスラーで繋ぐんじゃなくって4分音符で書きたい時ってあるじゃないですか。ポピュラーの雑なメロコード譜を作る時はスラーで済ませてたんですが、クラシックの場合、どうしても4分音符で書きたい時があって(^^;)。でもこれがフィナーレでどうやれば作れるのかが分からなかったんですが、今回解決しました!
①4分音符が先、8分音符が後の場合:連符の入力の際、上記方法の中で4分音符を選択してから、「8部音符3個の音符を8部音符2個分に入れる」とやってみたら…おお~うまくいきました!!
②8分音符が先、4分音符が後の場合:これ、未解決です(;_;)。小節途中の場合、小細工せずに連符を選択して普通に入力すれば入るんですが、連符が小節最後に来ていると、4分音符が入らず。その場合は、いまのところ8分音符を並べてスラーで繋いでます。うう~。。
(連符入力でバグっぽい動作をした時) あと、連符入力ではバグっぽい事が起きる時があります。例えば7連符を入力する時、7つ目の音がうまく入力できない時とかがあります。これは一種のバグだと思うんですが、
連符の数が合わずに入力できない時は、入力できる所まで入力してから、他の小節をクリックすると入力できるようになる時があります。7連符の場合、6個目まで入力した後に他の小節をクリックすると、改めて7個目のところに8分休符が表示されるので、そこに入力。たぶん、ほかの小節を選ぶ事で、小節内の音価の合計が計算されて、足りない分は休符が入るようになってるんでしょうね。。
(疑問:特殊な連符をトレモロと合わせると危険?) これは番外編。僕が最近やったのは、2/4の曲で、8分音符ふたつ一組のトレモロを作ってこれ一組を4分音符と見立て、これを3セットを2拍3連にしようとした時。これ、連符入力までは上と同じやり方で出来るんですけど、この後にトレモロ表記に入力するとですね…再生するとフリーズする(T_T)。。これはトレモロの方に問題があるのかも。
(課題:入れ子状の連符の入力の仕方が分からない) クラシックっぽい曲を書いているとたまに遭遇する問題で、いまだに方法が分かりましぇん(T_T)。例えば、2/4の曲で、大まかには1拍3連に分かれていて、それぞれがまた2拍3連みたいに分かれている、みたなやつです。こういう場合、僕はやり方が分からないので、9連符を作ってしまいます。でもですね…例えば、1拍3連に分けた後、ひとつ目は2拍3連、ふたつめもそう、3つめを7連符にしようとすると、そういう技は使えないですよね。こういう時にどうすればいいのかが分かりませんです、こまったもんだ(-_-*)。。