心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『Don Johnson / Heart Beat』

DonJohnson_HeartBeat.jpg 河合奈保子さんのアルバムを聴いてたら、なぜかドン・ジョンソンのアルバムを思い出してしまいました(^^;)。どっちもプロのヴォーカリストじゃなくてテレビタレントというところと、80年代の西海岸サウンドという所で、僕の中でつながってしまったのかも(^^;)。ドン・ジョンソンといえば何はともあれテレビドラマ「マイアミバイス」のソニー役ですが、実は役者デビュー前はロックバンドでヴォーカルをやってたそうで、イーグルスとかともつるんでいたそうです。

 とはいえ、歌はうまくないっす(^^;)。いいのは、曲と80年代のアメリカ西海岸のサウンドメイク!これが本当にいいです。特に曲は、タレントもののアルバムでいい加減に作ったとはまったく思えないぐらいに良い曲がずらり!曲は大サビで転調、そのままギターソロに突入して3コーラス目で元キーに戻すというのがこれでもかというほど流行してたのが分かります。音でいえば、ギターはコーラスとかディレイとかデジタルっぽいエフェクターをゴッソリかけてキラキラ、ドラムなんか元音が分からないぐらいにゲートかけてリヴァーブで「スッパ~ン」(^^;)、でもこれがいい。。いまこれを聴いてカッコいいと思うかどうかは人それぞれでしょうが、僕にとってはこの人間くささを消して機械っぽいところが、どろくさい70年代にはなくって、うかれて海岸沿いの綺麗なお店でデートしたりするのが本当にさまになっていた80年代とダブるんですよね。だんだんわかってきましたが、僕にとっての80年代って、音楽もファッションも建築も価値観もライフスタイルも、当時のアメリカ西海岸の文化の事なんじゃないかと。たしかに、当時の日本は恥ずかしいぐらいに完全にアメリカの物真似でした(^^;)。それは今もけっこうそうですけどね、でもなんでもアメリカオッケーという80年代の風潮はこの後に来る湾岸戦争で切れた気がします。だから、日本の80年代は幻の10年。音楽好きな人であればあるほど見向きもしなさそうなアルバムですが、実は80年代の産業ロックの名作のひとつじゃないかと。


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『河合奈保子 / NINE HALF』

KawaiNaoko_NineHalf.jpg あんまり暑いので、ちょっとさわやかな気分になれるものを聴きたいな(ゴソゴソ…)、お、キラキラと浮かれていた80年代の音楽、アイドル歌謡にしよう!聖子さんはケレン味ありすぎ、中森明菜はジメジメして夏に合わないので、河合奈保子さんを!

 河合奈保子さんって、デビュー当時は松田聖子さん、中森明菜さんに次ぐ3番手アイドルみたいな位置づけだったと思います。明菜さんがブレイクする前は2番手だったかも。でも、パッとしない印象だったんですよね。聖子ちゃんカットをしてたもんだから、それが亜流聖子にみえてしまったとか、曲を通して伝える本人のキャラクターが普通すぎて「疑似恋愛対象」というアイドルが果たすべき枠から外れてしまっていたりとか、まあ色々理由はあったんじゃないかと思いますが、突き抜けられないままだんだんテレビで見かけなくなってしまいました(T_T)。でも髪を切ってショートにしてから「おお!」ってなりました。髪を切って初めて気づいたのは、実はメッチャメチャ美人、曲も変なアイドル歌謡を歌わなければ普通にうまい…みたいな。松田聖子みたいに俗っぽくなく、中森明菜みたいに闇っぽくなく、なんというか…悪意がまったくない人、清廉というんでしょうか。自分がガキのうちは不良っぽい人に憧れたもんですが、自分が汚れて以降はこういう人に惹かれるようになったんですよね。でも、自分で曲を書き、ピアノ弾き語りをして、大人が作ったアイドルという虚像から離れてようやく自分の個性を出せるようになったときには、すでにアイドルとして見限られていたという不幸…。

 このアルバムは85年作品。思いっきりLAサウンドという感じですが(今はじめて気づきましたが、スティーヴ・ルカサーとかデヴィッド・フォスターとかが参加してる^^)、これがキラキラして夢にあふれてた僕にとっての80年代のイメージにピッタリ。彼女や仲間と海に行ったり、そこでコーラフロート食べたり、背伸びしてプールバーでビリヤードしたり、パステルカラーが流行して町がキラキラしてたり…。このアルバム、今のアイドルと比べるとだんぜんに歌がうまいですが(当時のアイドルの多くは、ジャニーズを除いてキチンとレッスンを受けてた人が多い気がする)、それでも板についてない感じとか、歌とオケがバラバラとか、歌がオケより小さいとか、突っ込みどころがないわけじゃないんですが、80年代のいい部分がぎゅっと詰まったようなここち良さを感じます。ああいう時代は2度と来ないんじゃないかなあ。80年代をティーンエイジャーとして過ごせたのは幸福でしたが、その雰囲気が音楽に詰まってる1枚。あの頃若かった人はぜひ!

 

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Finale 速度標語を追加したいとき

楽譜作成ソフトのFinale で速度標語を書きたい時って、発想記号ツール([mf]みたいなマークのところ)から選びますが、あらかじめ用意されている速度標語が少ないですよね、Lento もLargo もVivace もPresto もないなんて、自分で作れと言われてるに等しいです(T_T)。ボクみたいに「molto Adagio」みたいにひと言加えたくなる人の場合、余計に困るんじゃないかとおもいます。。というわけで、速度標語を追加する方法をメモ!

(速度標語を追加する方法)
 既に登録されている標語を複製し、複製した方の表記と設定を変更するという方法が一番楽だと思うので、その方法でやります。

①速度標語を何かひとつ選択し「複製」
②複製された速度標語を選択し、「編集」
③「テキスト」の項目で表示テキストを変更、「プレイバック」の項目でプレイバック時の絶対テンポを変更

おお~意外と簡単ですね(^^)。




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『ペルシア絶唱 イスラム神秘主義の歌声 CLASSICAL VOCAL ART OF PERSIA』

PersiZesshou.jpg ペルシャは現在イランと呼ばれてます。ペルシャは西洋から見た呼び方であって(日本をジャパンと呼ぶようなもの?)、欧米と犬猿の仲になったペルシャはそれに反発して国名を自国での呼び方であるイランに代えた歴史があるみたい。そして、ペルシャといえば魔法のじゅうたん・・・じゃなくって詩。オマル・ハイヤームの「ルバイヤート」なんかもペルシャです。詩をリスペクトする傾向は音楽にもあって、ペルシャの古典芸術音楽(インドもそうですが、世俗音楽と芸術音楽は明確に区別されてる)では、ルーミーやハーフェズといったイスラム教の神秘主義系の古典詩が使われる事が多いそうです。このCDもそうした流れにあるペルシャの古典芸術音楽です。ペルシャの芸術音楽はアーヴァーズ(avaz)という即興的でルバート的な部分と、タスニーフ(tasnif)という作曲されたインテンポな部分で構成される事が多くて、これが同じコーラスをくりかえすアメリカンソング形式に慣れてしまった僕みたいな軟弱者からすると、要所要所はスケールとか定型フレーズとかを使うという意味でジャズ的なアイデアで演奏されるけど、形式はまさに芸術音楽。最初があってドラマがあって最後にたどり着くという、壮大な音楽を聴く事が出来ます(^^)。

 まず、聴いてびっくりするのは、女性ヴォーカルがヨーデルみたいに地声と裏声を高速で切り替える歌唱。これ、ペルシャ音楽ではタハリール(tahrir)というテクニックらしいんですが、僕はヨーデルは聴いてて笑っちゃうんですが(^^;)、ペルシャの声楽によく出てくるこれはすごい。あと、ペルシャの音楽って芸術音楽系とそれ以外でレベルがけっこう違うんですが、芸術音楽系は楽器演奏者のレベルが高いです。このCDは歌重視の感じですが、それでも楽器演奏の妙はかなり堪能できます。あと、ペルシャ音楽やインド音楽は7音音階が多いので、実はけっこう西洋音楽に似てます。違うのは、モードだったり転調感のさじ加減。

 1曲目は西洋でいえばハ長調ですが、途中の転調パートではH音をフラットさせてBとなっていて(実際には1/4かも?)、これがすごくペルシャっぽくてゾクッと来ます。そして、この手の仕掛けがいろいろあった後にインテンポのタスニーフになった時の快感といったらないです。1曲目は、イントロ→アーヴァーズ→タスニーフという単純な構造ですが、それだけで見事なドラマ。
 2曲目はネイ(篠笛みたいな管楽器)大フューチャーの、メフレヴィー教団の開祖ルーミー(イランではモウラヴィー)の曲。メフレヴィー教団というのは、音楽に合わせて踊りながら無意識の境地に入っていって神と合一するという教団です。スケールは、微分音程を無視して言えばFのナチュラルマイナーかな?これも、アーヴァーズ→タスニーフという順ですが、実際の宗教儀式ではなくって日本での公演という事もあってか、長時間で狂ったようになる前にコンパクトにまとめてます。
 3曲目はいきなり歌入りのタスニーフからで「おお、こういうのもあるのか!」と思ったんですが、解説を読むと、編集でタスニーフ部分だけを取り出しただけみたい(^^;)。。でも、よく聞くと5拍子じゃないですか。ゆったりしてるから気づかなかったよ。さすが芸術音楽だけあって、色々な所に工夫があるなあ。
 4曲目はインストのタスニーフから始まり、以降はアーヴァーズとタスニーフが交互に出てくる感じ。詩はハーフェズという14世紀のペルシャの有名な詩人の詩で、形式はガザル(5詩句から10詩句が一般的)という形式。昔、カッワーリーというペルシャの歌曲のCDを紹介した事がありましたが、そこで使われる事が多い形式でもあります。この曲、スケールがめっちゃエキゾチックで、いかにも中東(^^)。西洋的なスケール名がハマらないんですが、しいていえばコンビネーション・オブ・ディミニッシュドに近いのかな?解説書に書いてあるのとは違いますが、聴いた感じだとG・A♭・B♭・C♭・D♭・E♭・・・みたいな。いや~、これはメッチャクチャ芸術的だわ、すばらしい。

 というわけで、ペルシャ古典芸術音楽というと、もっとハードな演奏のものもけっこうあるんですが、このCDは詩に注目して、ゆったりした感じの演奏や曲のものでした。これは日本の民俗音楽研究の権威だった小泉文夫さんがディレクターを務めたビクターのワールドミュージックシリーズの1枚ですが、小泉さんの意図かな?イラン芸術音楽の歌音楽をフルで収録したというより、いい所取りのガイドCDみたいな感じですが、かなりゾクッと来るCDでした(^^)。あ、あと、日本録音という事で、録音がメッチャクチャよかったです。。



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『Traditional Songs of Ireland』

TraditionalMusicofIreland.jpg アイルランドの伝統歌のCDです。おみやげ用でも変なポップ狙いでもなく、ガチです(^^)。収録されている曲もそうですが、演奏しているミュージシャンも、この録音自体も、伝統的なアイルランド音楽として超マストアイテムみたいです。

 このCD、Peter Kennedy という人が1952年から1961年までに録音し続けたアイルランドの伝統歌の録音からセレクトされてます。ジム・オニールとかマーガレット・バリーとかサラ・マッケムとか、ぜんぜんそっちの世界にくわしくない僕ですら名前ぐらいはきいたことのある人の名前がズラッと並んでます。マーガレット・バリーなんて、筋金入りのストリート・ミュージシャンだったらしいですしね、そういう意味でもやっぱり似非おみやげCDじゃなくって、ガチのアイルランド音楽でしょう!英語のライナーでも、アイルランドのトラディショナル・センターという所が推薦文を寄せてますし(^^)。

 バグパイプの入っているもの、ブロードサイドバラッドみたいに完全なアカペラのもの、フィドルと歌のデュオ、ちょっと変わった音のするギターの弾き語りなどなど色々はいってます。アイルランドというから、ケルト色みたいなのがすごく強いんじゃないかと思ってたんですが(って、ケルト音楽というのを僕はよく知らないんですが^^;)実際には民族色がプンプンするというほどでもなくって、今の英米音楽の直結の先祖という感じ。イギリス系のフォーク音楽とかを聴いていると、ドリアンという旋法(短調なんだけど6度が長6度になってるあれです^^)を使ったりするときがありますが、やっぱりそういう曲も入ってました(^^)。だから、マイナー調の曲でもブルースみたいに暗くなり過ぎない感じだし、そのへんがイングランドやスコットランドとも繋がってるのかな・・・な~んて思いました。

 色々書きましたが、こっち系の音楽にぜんぜん詳しくないので、感想文程度の事しか書けないっす(T_T)。。読んでくれている人のためになるような事が何も言えなくって申し訳ありませんが(^^;)、僕みたいにアイルランド音楽にぜんぜん詳しくない人にとっては、トラッドの有名どころのミュージシャンがズラッと並んでいて、曲もかなり有名どころ揃いで、録音も再録音じゃなくって当時のものだそうなので、アイルランド伝統歌の入門編として最高の1枚なんじゃないでしょうか?!



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映画『タクシードライバー』 マーティン・スコセッシ監督

TaxiDriver.jpg 同じくマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デニーロ出演の映画で、こちらは1976年作。この映画で、スコセッシ監督さんは名を挙げたんじゃないでしょうか?!

 主人公はタクシードライバー。目的もなく、無為に日々を過ごしています。でも、本人がそれでいいと思っているかというとそうでもなく、自分でもなにか空しく思ってるみたい。そんな彼が、夢想をはじめ、銃を手に入れ、自分を鍛えはじめて・・・。

 この映画は、後期アメリカ・ニューシネマに数えられているみたいっす。僕はニューシネマというものの定義がよく分かっていませんが、共通項を挙げるとすれば、主人公が空しさや苛立ちを抱えていて、これがテーマになっているところでしょうか。ニューシネマ全盛期はベトナム戦争の時代なので、そういうところも影響してるかも。この手の理由のわからない空しさとか苛立ちとかって、たくさんの人が若いころに経験してるんじゃないかと思うんですよね。いろいろあるとは思いますが、どうやって生きたらいいのかが分からないとか、よく分からないけどとにかく虚無感にさいなまれるとか。そんなときにとてつもないことを思いついたりすると(貨物船にもぐりこんで外国に行ってしまうとか、1億円強奪とかね^^;・・・夢物語だけど、でもやろうと思えば挑戦は出来るわけだし、実際にやったら善悪はともかく間違いなく人生がガラッと変わる事、みたいな…)、なんか急に希望が湧いてくるような空想。でもたいがいは空想だけで終わっちゃう、みたいな(やったらマズいですしね^^;)。それをそのまま描いたのが、この映画なんだと思います。この映画をいいと思った事はないんですが、でも気持ちは分かるな。人によっては「中二病」「痛いヒーロー像」ぐらいにしか思えないかも知れませんが、ランボーや中原中也の詩とか、ああいうものが分かる人には、なにか伝わる映画なんじゃないかと。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したみたいです。



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映画『グッドフェローズ』 マーティン・スコセッシ監督

GoodFellas.jpg スコセッシ監督&ロバート・デニーロの組み合わせと言えば『タクシードライバー』ですが、この映画も両者の組み合わせ。お笑い芸人テルさんの物真似を見てがぜんデニーロに興味を持った妻の要望で借りてきました(^^)。あの物まねを見て笑うにはこの映画のデニーロが最適かと(^^)。あと、この映画で主演しているレイ・リオッタという俳優さん、どこかで見たことある、なんだっけ・・・あ、『ハンニバル』でレクター博士に脳みそ丸見えにされてた人だ!そういえば『アイデンティティー』の夢の中でも活躍してたな・・・いや~、こうやって点と点が結びついていくのって、気持ちいいですね。最近、俳優さんの名前を覚えるのが楽しくなってます(^^)。

 実話を元にしたアメリカのマフィア映画でした。普通の中学生がどうやってマフィアなんて普通じゃない組織に入って、どういう生き方をして、最後にどうなったのか、これが丁寧に描かれています。映画は、トランクに詰めた人に「なんだまだ生きてたのか」と止めを刺すところから始まるんですが、この時点で「男の美学系じゃなくって、パルプフィクションみたいなチープ系かな?」と、嫌な予感。その予感は半分あたり、半分はずれ。内容はチープでしたが、でも面白かった!

 主人公がマフィアの大物でなかったこと、またマフィアを必要以上に美化したり貶したりしなかったところが、リアルで良かったです。大物すぎると「自分とは違うな」となっちゃうんですが、これぐらいの人が主人公だと感情移入できるっす(^^)。そして、マフィアのおっかない所と楽しい所が両方描かれてて、ここもすごくリアル。小学校高学年とか中学校ぐらいの時って、仲間と群れたりするじゃないですか。それで、ちょっと悪い事もしちゃったり。あれって、おっかないだけじゃなくって、楽しいんですよね。この映画に描かれたマフィアはその延長みたいなもんだと理解できました。普通だと万引きぐらいでとまりそうなものが、マフィアに行くレベルになるとちょっと行き過ぎちゃった感じなんだな、みたいな。この映画の主人公は、人生の前半は仲間意識の強さもあって、悪い事やっても怖いものなし、大金は入ってくる、モテる、怖い人とも接触するので肝を冷やすときもあるけど基本はウハウハです。でも、歯車が狂いだすと・・・。
 「グッドフェローズ」というのはマフィア用語で「仲間」「いいやつ」みたいな意味、ここが大事なんでしょうね。この言葉の意味が、映画の前半と後半で違う意味になって、最後にはほとんど皮肉みたいになってしまいます。けっこうシリアスでハードボイルドにまとめた『タクシードライバー』とは違って、僕的にはこの軽妙さはカッコよく見えました。絶対に見るべき映画とは思いませんが、「あの映画、良かった?」と訊かれたら「かなり楽しめた!」と言える映画。そうそう、この映画、ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しているみたい。深い内容より軽薄でもリアリティが評価された時代という事でしょうか。なるほど、1990年代的かも知れません(^^;)。



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『George Russell Sextet / at Beethoven Hall』

George Russell Sextet at Beethoven Hall ジャズが好きなら聴いてないなんて許されないほどの大傑作です!超すばらし~、ぜったい聴くべきです!!
 ジャズ好きだけど音楽の事はあまり知らない人が始めたインディーズレーベルとか、予算も出すけど口も出すという大資本の入ったレコード会社なんかだと、本当にクリエイティブなジャズはなかなか聴く事ができません。「あんまり難しい事しないで」とか「もっと普通のジャズも入れて」みたいな要求が飛んできて、無難な事をさせられちゃってるみたいに聴こえて仕方ないときが多いんですよね。。その点、音楽に理解があったり「あ、これは音楽を知ってるな」みたいなディレクターを抱えてる場合の小規模レーベルは、めっちゃセンスのいいカタログを作る時があります。MPSというレーベルは、小さいながらもそんな印象を受けるところで、買おうかどうしようか迷った時にレーベルがMPSだと「あ、大丈夫だ」な~んて思っちゃたりします。ジョージ・ラッセルのこの1枚も例外じゃなくって、RIVERSIDEみたいに「もうちょっと分かりやすくして」みたいにステレオタイプに近づけさせられる(?)事もなく、とってもクリエイティブなジョージ・ラッセルの実力全開の音楽を聴く事ができます!!いや~、『Jazz in the Space Age』とこの『at Beethoven Hall』の2つは、ジョージ・ラッセル最高傑作じゃないかなあ(^^)。。
 有名曲のアレンジ物が多いんですが、アンサンブルの絡みの妙もとんでもなく良く出来ています。しかし本当にスゴイのはその先で、とっても自由な「リディアン・クロマチック・コンセプト」という方法を使ってかなり自由度の高いソロと独特な和音を鳴らしてるので、響きがぜんぜん違う!いや~、これはシステムがスゴイというよりも、アウトゴーイングを選びやすくしているシステムのうちで、それを選んで演奏出来ちゃってるラッセルさんのピアノがスゴイんでしょうね。これは一聴の価値ありです!!聴いているだけでゾクゾク来ちゃいました(^^)。このレコード、ジャズの果たした大仕事のひとつじゃないでしょうか、ジャズファンなら絶対に聴くべき!もともとはLPで2枚に分売されていたものをCD1枚にまとめているし、音もCDはメッチャクチャ良くなってるので、手に入るならCDがおススメです!!あ、そうそう、上に載せたジャケットのものはドイツでのCD再発もので、今ではプレミア。僕は幸運にもこれを持ってるんですが(狙ったわけではなくある時期はこれしか手に入らなかった^^;)、モノトーンの方がオリジナルのジャケットです。




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『George Russell / THE STRATUS SEEKERS』

George Russell THE STRATUS SEEKERS コンテンポラリー・ジャズのコンポーザー/アレンジャーのジョージ・ラッセルのセプテット作品です。1962年録音みたいなので、ひとつ前の日記で書いた『Ezz-thetics』の次に発表された作品かな?メンツも似ていて、前作に参加のジョージ・ラッセル(pf, arr)、ドン・エリス(tpt)、デイブ・ベイカー(tb)、スティーブ・スワロウ(bass)、ジョー・ハント(dr)に加えて、ジョン・ピアース(asax)とポール・プラマー(tsax)が加わってます。前作より大編成という事ですね(^^)。
 これもジョージ・ラッセルのアルバムの中では、ストレート寄りのアルバムでした。レーベルがリバーサイドだからでしょうか、個性あるミュージシャンもある程度オーセンティックなジャズに寄せさせられたのかも( ̄∀ ̄牛)。リバーサイドみたいなレーベルよりも、音楽の質にはこだわるけど内容には寛容なDECCAとかの大手か、逆に自主レーベルの方が斬新な作品は多いですよね。でもあなどっちゃいけないのは、普通のジャズをやってもこのグループは強烈に素晴らしい!ヘッドにしてもアドリブソロにしても、超高速なところもみんなビッタリ!アレンジを演奏するので手いっぱいという感じはまったくなくって、演奏に勢いがあります!いや~みんなメッチャクチャ上手いなあ、売れてるかどうかとミュージシャンとして一流度合は関係ないですね(^^)。。
 あと、少しだけ発揮されるラッセルさん独特の作曲/アレンジとしては、アルバムタイトルにもなってる2曲目「THE STRATUS SEEKERS」が、テンポチェンジも含めて山あり谷ありでカッコいい!僕はこのアルバムをCDで持ってるんですが、それにはこの曲の別テイクも入ってて、これがまた素晴らしい。他には「KIGE’S TUNE」はアレンジが見事、「STEREOPHRENIC」はふたつのピアノトリオとホーンセクションが違うテンポで進行するアイデアが悶絶ものでした(^^)。
 というわけで、ちょっとだけひねったメインストリームジャズを聴こうと思ったら、このアルバムは文句なしでした。すごい疾走感のソロに素晴らしくビッタリ決まるアンサンブルと、いう事ないです。すげえなあ。ただ、DECCAから出た『Jazz in the Space Age』みたいな超コンテンポラリーな作品を期待すると期待を外されるかも。それにしても、レイシーとかドルフィーとかもそうですが、Prestige とかRiverside に録音すると、あんなに個性ある人たちが途端に普通に演奏しちゃったりしますよね。こういうところは、レーベルを見た時点である程度予想できるぐらいになってないと、ジャズのリスナーの道は歩めないのかも(^^;)。



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『George Russell Sextet / Ezz-thetics』

George Russell Sextet Ezz-thetics 超大推薦のモダン・ビッグバンドのアルバムとして、ジョージ・ラッセルのアルバムを紹介させていただいた事がありますが、これはラッセルさんのセクステット作品、1961年作品です。ジョージ・ラッセルといえばかなりコンテンポラリーなアレンジという印象が強いんじゃないかと思うんですが、このアルバムはストレートでイケイケのジャズとラッセル風モダンアレンジの両方を聴くことの出来る好盤じゃないかと(^^)。

1曲目「EZZ-THETIC」は、攻めまくりストレートジャズの代表のような曲と演奏。高速テンポで疾走しまくり、3管のアレンジもトゥッティ中心で、あくまでプレイヤーそれぞれの飛ばしまくるソロが中心。エリック・ドルフィーの参加が光りますが、実際には他のメンバーのソロも最高。ジョージ・ラッセル(pf, arr)のほか、ドン・エリス(tpt)、デイブ・ベイカー(tb)、スティーブ・スワロウ(bass)、ジョー・ハント(dr)、全員ソロがキレッキレです(^^)。
 そして、アレンジャーとしての腕の見せ所はマイルス・デイビスの2曲目「ナーディス」以降で光ります。おお~これはテーマのブラスアンサンブルが見事ですね~、こういうアレンジを聴きたいからジョージ・ラッセルのアルバムを買うわけですし、マイルスやらブレッカーには絶対出来ない芸当でしょう。。3曲目はヘッドがモンクの曲みたいにグニャグニャしていてカッコいいですが、あとはただのソロ回しでした(^^;)、あ~でもこれはジョージ・ラッセルのピアノソロが面白いな、これもモンクっぽくて面白い、分析してみたらいろいろ発見がありそうです。そして4曲目のオリジナル「THE LYDIOT」でついにラッセル節全開!!これはほとんど『Jazz in the Space Age』に入ってた「Chromatic Universe」のコンボ版といった感じ。僕はこれが一番好きだ。。5曲目は和声やアンサンブルというよりも、楽曲の様式がかなり面白いです。最後の「’ROUND MIDNIGHT」は、イントロにちょっと工夫がしてありますがちょっとクサいかな、ヘッドに入って以降は普通でした。
 セクステットとかセプテットあたりの編成のジャズって、ビッグバンド的なアンサンブルの妙も楽しめるし、トリオやカルテットみたいなプレイヤーのソロも楽しめるし、なかなかおいしい編成と思います。そうなるとアレンジャーのアレンジが大きな鍵になってきますが、僕はストレート系ではチャールズ・ミンガス、コンテンポラリー系ではジョージ・ラッセルかギル・エバンスのコンボアレンジが好き。思いっきり月並みな趣味ですけど、いいと思うんだからしょうがないですよね(^^)。ストレートジャズに少しだけコンテンポラリーが混ぜてあるようなアルバム、もっとゴリゴリのコンテンポラリーなジョージ・ラッセルが聴きたいときには物足りないけど、ジャズ的な攻めの演奏が炸裂しまくるラッセルの音楽を聴きたいならこれが一番!カッコいいです!!




07 2017 « »
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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
スゴイのが出る!King Crimsonの1970-1972年の間のスタジオとライブ音源!21CD+4BD+2DVD!リハーサルテイクとか、メッチャ聴いてみたい!2万円か、また貯金しないと。。 今月号のintoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 少し前に取りあげたエリザベス・コットンですが、ライブ盤なんてあるのか?!これは聴きたい… オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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