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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Marion Brown Quartet』

Marion Brown Quartet フリージャズの名門レーベルESPの1枚、アルト・サックスのマリオン・ブラウンの1966年作品です!メンバーは、Marion Brown (sax), Benny Maupin (sax), Alan Shorter (tp), Ronnie Boykins (b), Reggie Johnson (b), Rashied Ali (dr)。
 というわけで、あの大傑作『Geechee Recollections』の7年前、ブラウンさんがデビューして間もないころのレコードというわけで、ルーツが分かるんじゃないかと思ったんですが…お~、かなりジャズ寄りの音楽。曲のフォームこそジャズの主流となったバップ系統の音楽みたいにアメリカン・ソング形式ではないものの、ソロの組み立てもフレージングもリズムも思いっきりジャズ。フリー一歩手前だったコルトレーンの『至上の愛』とか、あのへんに近いです。フリージャズで1曲1時間とか平気で演奏していたころのコルトレーン・カルテットに参加していたラシッド・アリも参加してますが、このアルバムでは狂乱のドラミングではなく、けっこうタイトにリズムをキープしています。いや~、これ、ESPからリリースなのでフリージャズの印象が強いのかも知れませんが、もしこれがブルーノートから出されていたら、フリージャズではない扱いを受けていただろうな、と思うほどです。そして、かっこいい!!

 ポップスやロックを卒業しかかってジャズを聴き始めたころ、教科書通りに50年代から60年代のモダンジャズを中心に聴いてました。マイルスとかね。いまもジャズは50~60年代がいちばん面白いと思うんですが、それでもつまらないと思う部分もたくさんありました。特に面白くなかったのは、ほとんどのジャズレコードはみんな同じような曲を同じように演奏するから。曲だってポップスと似たり寄ったりで、「なんだ、ロックやポップスと変わらないじゃん。むしろちゃんとアレンジもしないでアドリブ頼りでソロの披露大会にするだけのライブやレコードとなると、むしろジャズの方が手抜きだわ」と思ったんですよね。そんなわけで、独創的なジャズを聴こうと思うと、独創的なアドリブ演奏を開拓している人、アレンジがしっかりしているレコード、アメリカン・ソング形式から離れた作曲に挑戦しているもの、自分で進歩的な音楽を作りだしているもの…そういう所にどうしても行ってしまいました。フリージャズを聴く率が高くなったのは、そういう理由から。でも、フリージャズも危険なところがあって、ハズレを掴まされると「なんだこれ、素人じゃん」みたいなものもなくはないのです。大○○英とか、F○○d F○○thとかね(^^;)。というわけで、現代音楽とフリージャズはある程度は外れ覚悟じゃないと挑戦しにくいジャンルかも。
 あと、ジャズの人がフリーをやると、つまらない音楽になる事も多いと感じます。結局、ドミナントな音楽のアドリブ演奏を練習してきた人がフリーをやると、あのプログレッションとラインの問題以外はまったく扱えなくてアドリブ演奏の垂れ流しになりがち、音楽全体を構成しきれない事なんてしょっちゅうです。というわけで、ジャズの人がフリーをやる時は、ある程度コンセプトを決めてやったものがいちばんいいと感じるんですが、そういう意味でこれは素晴らしい!演奏もいいし、自由さを増したジャズ・アドリブという所もいいし、コンセプトもしっかりしてます!フリージャズだからと毛嫌いしないで聴けば、これは相当にカッコいいジャズとして聴くことが出来るんじゃないでしょうか!!


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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