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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番・第2番 ヴォルフ:弦楽四重奏のためのセレナーデ  ハーゲン四重奏団』

JANACEK String Quartet HagenQuartet ヤナーチェクの弦楽四重奏曲、僕はアルバン・ベルク四重奏団のもの以外に、こういうのも持ってます(^^)。ハーゲン四重奏団、メンバーはみんな兄弟なんだそうです。

 アルバン・ベルク四重奏団の演奏に比べて、いい意味で技巧を全面に押し出してる感じで、かつリズムが強力。そういう事もあってか、切れ味がすごいです!特に、ファースト・ヴァイオリンとヴィオラがすごい、これは驚きだよ。。ヤナーチェクの弦楽四重曲って、けっこう舞踊音楽的なところが多いんですが、こういう曲を演奏するにはもってこいの弦楽四重奏団じゃないでしょうか。そしてこのCD、1988年と決して新しくない録音なんですが、音がすごくハイファイでデジタルっぽいです。僕は好きですが、人によっては鋭くて耳が痛いと感じるかも。アルバンベルクQの方はアナログ録音っぽいし演奏が艶っぽく、こっちは舞曲っぽさを前面に押し出してガシガシした感じ。そんなもんで、アルバンベルクQだと「ロマン派だなあ」と感じるのに、こっちだと「国民楽派だなあ」と感じるという(^^;)。演奏や録音で、音楽ってけっこう変わって聴こえるものですね。

 ああ、もう書き終わっちゃったので、ついでに前にかけなかったヤナーチェクの弦楽四重奏曲のトリビアをちょっと書いておきますね。ヤナーチェクの弦楽四重奏1番は「クロイツェル・ソナタ」という名がついてますが、これはベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」と直接は関係ないものの、間接的には関係があります。ベートーヴェンがクロイツェル・ソナタを書く→作家のトルストイがインスピレーションを受けて小説を書く→ヤナーチェクがインスピレーションを受けてクロイツェル・ソナタを書く、みたいな(^^;)。あ、ちなみに、トルストイの小説の内容は、浮気をしていた妻を夫がぶっ殺したというものです(゚∀゚*)。困ったもんだ。あ、そうそう、ヤナーチェクはこのとっても巧みな1番をたった1週間で書いたそうです、信じられない。。
 入り組んだ構造の見事さは、弦楽四重奏第2番も同じです。2番は「内緒の手紙」なんていうタイトルがついています。なんで内緒の手紙かというと、晩年のヤナーチェクがずっと文通してた人妻との思いを音楽にしたから( ̄▽ ̄;)コノエロジジイ。ちなみに、この曲を書いた後にヤナーチェクは死んでしまいますが、死ぬ前だったからこういう暴露本のような題材を扱えたんでしょうね。不倫ではあるけど、俺はマジだったんだよ、みたいな。爺さんやるな、今ならネットで大炎上まちがいない。。この第2番もかなり抒情的で、アゴーギクやデュナーミクといった表現がかなり豊か。これ、自分が指揮者になったつもりで棒を振ってみると分かりますが、そういう所がけっこうコロコロ変わるので、うまくタクトを振れないと思います。それぐらい、表現豊か。

 というわけで、これはかなりおすすめのCD。ヤナーチェクの弦カルのCDで最初に名前があがる1枚じゃないかも知れませんが、実は大穴の1枚なんじゃないかと!


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『ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番、第2番  アルバン・ベルク・カルテット』

Janacek_stringQ_BergQ.jpg アルバン・ベルク・カルテットという弦楽四重奏団は、一番好きなストリングス・カルテットです(ときどきクロノス・カルテットに浮気しますが^^;)。うまいのはもちろん、戦後の楽団なのに昔の楽団のような情感たっぷりな感じが残ってる所と、戦後の優秀楽団共通のメカニカルな技術の高さが同居してる感じがいい!そしてリサイタルでは絶対に近現代曲も取りあげる攻めの姿勢がスバラシイ!これは、レオシュ・ヤナーチェクというモラヴィア(今のチェコにある都市のひとつ)の作曲家が書いた弦楽四重奏の1番と2番の演奏です。ちなみに、ヤナーチェクさんが書いた弦楽四重奏はこの2曲ですべて。

 ヤナーチェクさんは、19世紀末から20世紀初頭にかけての人で、この時代のクラシック中心圏の外にいました。ノルウェーのグリーグとか、フィンランドのシベリウスとか、スペインのグラナドスとか、そしてこのチェコのヤナーチェクとかは、地域色の強い曲を書いてます。そういう人を「国民楽派」と呼ぶことがあって、リムスキー・コルサコフを含めたロシア5人組なんて、もろに「ロシア国民楽派」と呼ばれます。この時代のこういう風潮って音楽に限った話ではなくって、まわりの国を侵略支配するアングロサクソンの帝国主義に反発する心境で起きたみたいです。植民地主義や侵略を推し進める強国の価値観に呑まれると、自分たちは国力だけじゃなくて文化まで周縁地域の傍流になっちゃう。そういうのに反発して「うちらにはお前らが持ってないすばらしいものがあるぜよ!」みたいな感情が、民族主義とか民族復興運動みたいな所につながっていったんだそうで。ヤナーチェクさんは政治色が強いわけじゃないんですが、帝国主義を押し付けてくるアングロサクソンに対するスラブのわずかばかりのアイデンティティの確認、みたいな感じかな?ヤナーチェクさんはチェコの人なので、東欧風の舞踊音楽とかスラブ人の民謡とかをクラシック音楽に取りこんだ曲を書きました。彼の住んでいたチェコの東部モラヴィアの音楽は短調系が多くって、西部ボヘミアは長調系の曲が多いです。その短調系というのも純粋なマイナースケールばかりじゃなくって、ちょっとエキゾチックな旋法とか、跳ねるようなリズムとか(たぶんこれは舞踊音楽から来てるんでしょうね)、特徴があったりします。

 というわけで、ようやくこの弦楽4重奏のハナシに(^^)。民族主義といったってモロにネイティブな音楽をやってるわけじゃなくって、クラシックのロマン派音楽の中に20%ぐらい地域音楽のエッセンスが入ってる、そんな感じです。この弦楽四重奏1番の場合、冒頭に一度聴いたら忘れられないような跳ねるリズムの繰り返しが出てきますが、ここはいかにも民族舞踊的ですが、大きく見たらやっぱりロマン派音楽、とってもドラマチックです(^^)。そして、ヤナーチェクはチェコという田舎の作曲家とは思えないほど作曲技法の使い方が卓越していて、弦カルの中でも和弦、ユニゾン、対旋律、四声のパートライティング…どれをとっても見事。う~ん実に巧みだ。。

 そして、このCD。やっぱり演奏がいいです!録音は残響少なめでちょっと色気ない感じですが、しかし音が太い!リズムを強調したい曲想な気がするので、あんまりホールの残響がボワンボワンじゃないのは、実は正しいのかも(^^)。


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Sonic Studio SoundBlade 超簡単マスタリングマニュアル!

sound blade_segments moving マスタリングなんてめったにやらないんですが、年に2~3回はやるんです。そして、そのたびにやり方を忘れて分厚くて分かりにくいマニュアルを最初から読むという苦行が(^^;)。。いつもマニュアルを作ろうと思いつつ、それが果てしなくめんどくさいもので、作業が終わると「まあいいや」と放ったらかしになっております。今回も、大したことをやるわけでもないのに1日作業になってしまったので、今日こそマニュアルを作ろう、そうしよう。

■作業の前に…操作の復習
 僕はプロじゃないんで、作業効率が良くなる細かい操作はカット。でも、最低限覚えておかないと作業が出来ないものだけはメモしておきます!

・波形のスクロール:[←] と[→]
・波形のズーム:[↓] と[↑]
・波形のドラッグ:[Control]+[Option]+[Command] してドラッグ
 *ただし、曲間を指定するのは、次のやり方の方が楽!
曲間の時間指定
 ①セグメントを選択し黄色くさせてアクティブにする
 ②セグメント名の上で右クリック
 ③セグメントのスタート時間を入力!


■作業の前に…設定の確認

・セーブの仕方
 こんな簡単な事からして、Sonic はつまづきます。僕がつまづいた理由は、「タイトルに使える文字はASCII コードしか使えないよ」と怒られ、延々セーブできなかった事(>_<)。これ、セーブ名をいくらASCII 文字にしてもダメで、セーブする場所が問題でした。ハードディスク直下じゃないとセーブできず、ハードディスクのあとの何かのフォルダの中にセーブしようとしても無理なのでした。。
 やり方は…"Save Project As" を選択 ⇒ハードディスク直下で"New Folders"を選んでセーブ

・サンプリング周波数の設定
 これも、設定方法がマニュアルのどこにも書いておらず困惑。。ミックスダウンしたCDと同じサンプリング周波数に設定しましょう!やり方は…メイン画面左上に表示されているサンプリング周波数上で右クリックすると選択できる!いやあ、分かってしまえばなんて事ないんですが、初期設定やら何やら片っ端から探してしまいました…。。

■いよいよ、曲を並べる!

1.最初の曲のセグメントを貼りつける
 [Command] を押しながらAiff データをタイムラインにドラッグ&ドロップ。その時、開始から2秒のところの青い縦線に曲頭を合わせる。[Command] を押しながらやると、PQコードが自動で入るので便利!押さずにやると後で別途入力になるのでひと手間増えます。

2.2曲目も同じ要領でタイムラインに貼りつけ

3.2曲目前のブランクを入れる
 2曲目のセグメントを選び、セグメント名の上で右クリックして"Move Segments" を選択。あとは開始時間を入力するだけ!そうそう、秒以下となる小数点以下は、0.75=1みたいです。

4. 3曲目以降を並べる
 これは、2~3の作業の繰り返しです。全曲並べ終わったら、次の作業へ!

5.アルバムタイトル、アーティスト名、曲タイトルを打ち込む
 "MARK"→"Mark Info" と移動して、必要項目に入力

■チェック用のCDを焼いてみる!
1. "MARK"→"Mark Info"→"PQ Delivery" を選択
2. "CD-R" を選択
3. CD-R をドライブに入れる
4. Status が"Media ready for delivery" と表示されたら[EXCUTE]

■いよいよ、DDPファイルの作成!
1. "MARK"→"Mark Info"→"PQ Delivery" を選択
2. "DDP Image" を選択
3. 一番下のメッセージがグリーンライト&"PO Information is valid" 表示になっているのを確認
4. [EXCUTE] を押し、"New Folder" を選択し、フォルダーをハードディスク内の最初の階層に作る!これも、最初の階層じゃないとエラー表示が出て前に進めない。

■PQ LIST の出力
 これは、プレス依頼時に添付して提出する必要があります。
・"MARK"→"Mark Info"→"PQ Delivery"→"DDP Image "→"PQ List" を選択、[EXCUTE]

■その他の作業
 普通に行けば以下の方法は使わなくて済みますが、何らかの不測の事態の際は使えると便利!

・手動でPQを入れる:目的位置に編集ポイントを作り、"MARK"→"TRACK START MARK" 選択

・PQの位置を動かす:[Option] 押しながらドラッグ

 おお~我ながら簡潔なマニュアルだ!!


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『Louis Armstrong / Satchmo In Style』

『Louis Armstrong Satchmo In Style』 1920年代というジャズエイジの名バンドだったホット・ファイブから時代は過ぎまして、戦後50年代末のルイ・アームストロングのアルバムです。この頃になると、サッチモ(ルイ・アームストロングの愛称です^^)はヴォーカル・ミュージックのジャズ・エンターテイメントなシンガーになっていて、聴いてホッコリするポピュラーミュージックを歌う好々爺みたい。でも、それが軟弱に感じるかというと…いや~気持ちいい!

 このアルバムは、ジャズバンドにウィズ・ストリングスという、当時のジャズ・ヴォーカルのアルバムでは比較的オーソドックスなスタイルのアルバムです。バンドは派手な演奏をせずにバッキングに徹してますが、なかなかシャレオツ。そして、ストリングス・アレンジがいい!アメリカのエンターテイメント音楽って、ミュージカルも映画音楽もジャズも、ストリングス・アレンジの歴史でもあると思ってるんですが、保守とかなんとか感じるよりも先に「気持ちいい!」ってなるのが好きです(^^)。そして、その上に乗っかるサッチモのダミ声でありながらあったかいヴォーカルがすごく合ってます。弦が高いところにいて、ヴォーカルがその下の中域って、いいなあ。アルバム全体も、1曲目の「ブルーベリー・ヒル」で掴みはオッケー、その後はコーラスの美しい曲、ストリングス・アレンジの素晴らしい曲など、ゆったりしたテンポのしっとりした曲が目白押し。基本的にエンターテイメントですが、所々にスピリチャルを入れたり、少しだけ主張を入れているあたりが、公民権運動を戦うことにもなった時代を生きた合衆国のアフリカン・アメリカンの気概を感じます。

 エンターテイメントなヴォーカル・ミュージックになって以降のサッチモはベスト盤で済ませるという手もあるんですが、エラとの素晴らしいデュオとか、ビートルズのチャートナンバーワンを奪い返したアルバムとか、アルバム単位で素晴らしいものが結構あるんですよね。これはそういう中でも比較的有名な1枚、最高のリラクゼーション・ミュージックでした!これは文句なしでおすすめ(^^)。



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『Louis Armstrong / Complete Hot Five and Hot Seven』

Louis Armstrong Complete Hot Five and Hot Seven フレッチャー・ヘンダーソンキング・オリヴァーの両方のバンドにいたスター・プレイヤーといえば、トランペットのルイ・アームストロングです。これはルイ・アームストロングがポップな歌を歌ってアメリカ親善大使になるよりはるか前、自分のグループ「ホット・ファイブ」や「ホット・セブン」を結成し、ジャズ・トランぺッターとして大評判だった1925年から1930年の録音を集めた4枚組CD。時代はもろにジャズ・エイジ、伝説の世界の録音がこんなにいい音で残ってるのか!CDは、1~3枚目がコンボ演奏で、4枚目がウィズ・ストリングスものです。3枚目までがステージで観る事が出来た若きアームストロング生の姿、4枚目が大スターになり、テレビやラジオでショーアップされ始めたアームストロングという感じ。

 ホット・ファイブはシカゴで結成されたグループですが、この時代のジャズって、やっぱりディキシーランド・ジャズの色が強いです。そして、ディキシーランド・ジャズって、ブルーグラスブルースといった音楽と未分化のところがあって、かなり面白い(^^)。楽器編成にバンジョーやクラリネットが入っていて、演奏は管楽器奏者が全員同時にアドリブ演奏するところなんかは、ブルーグラスそっくり。そして、「I'm Not Rough」みたいなヴォーカルものの曲になると、ブルースそのものになったり。そして、アドリブ演奏となると、さすがは名門ジャズバンドで叩きあげただけのことはある素晴らしいアドリブ能力!そして、アンサンブルの決まり具合がなかなか見事。いやあ、ジャズ・エイジに生まれたシカゴ・ジャズの最初のピークって、アームストロングの楽団なんじゃなかろうかと思ってしまいました。

 若いころ、深夜にルイ・アームストロングの特集番組を見たことがありました。そのあたりのジャズに詳しい評論家さんやベテラントランぺッターが座談会をしていて、合間に貴重な演奏ビデオが流れる構成でした。僕にとってのアームストロングは、いつもニコニコして「この素晴らしき世界」や「ラヴィアンローズ」を歌うポップシンガーでしたが、その番組で流れたアームストロングのトランペット演奏がすごかった!うわ~歌の合間にちょっとトランペットを吹くだけの人かと思ってたのに、ものすごく上手い…。録音が始まって、クラシックではカザルスとかバックハウスが世界的に有名になりましたが、ジャズで飛び抜けた存在だったのが、ルイ・アームストロングだったのかも。いま聴くと泥臭いですが、キング・オリヴァーとか当時のブルースとかの同時代の音楽と比較すると、ものすごく洗練されてます。それでいて若く熱く、気持ちいい!ジャズファンなら、ジャズ録音創成期の大偉業としてぜひとも持っておきたい4枚組なんじゃないかと(^^)。



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『King Oliver’s Creole Jazz Band / The Complete Set』

King Oliver’s Creole Jazz Band The Complete Set 初期のジャズで、もうひとり重要な人を。キング・オリヴァー、ジャズバンドのリーダーであり、コルネット奏者です!これは1923~24年の録音です。あのルイ・アームストロングも第2コルネット奏者として参加してますが、アームストロングは、キング・オリヴァーに師事していたらしいです。これはニューオリンズ・ジャズに入ると思うんですが、やっぱり2ビートで、陽気です。バンドにバンジョーも入ってるところが、まだ他の音楽と分化しきっていなかった名残を感じます。そういえば、このバンドのバンド名が「クレオール・ジャズ・バンド」ですが、これもその辺と関係あるのかな?植民地生まれのジャズバンドという意味なのか、色々と混合したジャズのバンドという意味なのか…。

 他の音楽と分化しきっていないと言えば、ブルーグラスとかニューオリンズ・ジャズとかディキシーランドって、役割分担も曖昧なままみんな一斉にアドリブ・ソロを取るじゃないですか。あれって、アメリカ的だと思いませんか?大雑把で、ご陽気で、「こんなんで大丈夫だろ」みたいな(^^;)。ここで聴ける音楽もそうです。でも、今では珍しいスタイルというだけで、決めるところは決めてるし、様式の差なんでしょうね。けっこう好きです(^^)。

 それにしても、陽気でいい音楽です。まるで南国の音楽みたい。同時代の同地域にあったブルースとは全然違う(^^)。若い頃は暗くてハードな音楽が大好きだったもので、こういう音楽は趣味と正反対で苦手だったんですが、齢をとってから聴くと、とっても気分が良くなってすごく好き。。




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『Fletcher Henderson / A Story In Frustration』

Fletcher Henderson A Story In Frustration  フレッチャー・ヘンダーソン&ヒズ・オーケストラ、ジャズ・エイジ黄金のジャズ楽団です!ジャズをいっしょうけんめい勉強していた頃、ある所から先で急に時代をさかのぼりにくくなり、伝説の世界に入っちゃうことに気づきました。チャーリー・パーカーまでは追えるんだけど、パーカーが参考にしたというチュー・ベリーというサックス奏者になると、話は聞くけど演奏はまったく聴くことが出来ず…みたいな。けっきょく、30年代以前が追いにくいんですよね。というわけで、ジャズが世界を席巻しジャズ・エイジと呼ばれた1920年代は、僕にとって霧の中でした。LPやシングルでなくてSP盤だったから、仮に録音や音盤が残っていても発掘作業が進まなくて、埋もれてしまいがちなのかも。
 フレッチャー・ヘンダーソン楽団は、音は聴いたことないけど話にはやたらとあがる伝説の楽団でした。チャーリー・パーカーが手本にしたというチュー・ベリーがいたのもこの楽団。ルイ・アームストロングが育ったのもこの楽団。コールマン・ホーキンスも、ロイ・エルドリッジも、ファッツ・ウォラーも、ベン・ウェブスターも、この楽団からです。これだけスタープレイヤー揃いだと、直後に始まるスイング時代の根っこは、ぜんぶこの楽団なんじゃないかというほど。でも、聴けない(;_;)。そしてとうとう出会ったのが、この3枚組CDなのでした!

 この時代のジャズ、ほとんどが2ビートで、明るくノリのいい曲が多いです。このあたり、ちょっと南のアルゼンチン・タンゴとは実に対照的。明るくノリよく外交的なアメリカの性格と、哀愁ただよい煮えたぎる情熱のあるアルゼンチンの性格が音楽に出てます。モダンジャズともぜんぜん違います。今の音楽とあまりに違うので、それだけで代えがたい代物。第1次大戦でヨーロッパのすべての国がボロボロだった時にひとり勝ちだったアメリカの、負け知らずでイケイケな感じがもろに出た音楽。南北戦争期の軍のブラスバンドとかの音楽もここにつながってるようにも感じます。一方で、アフリカ音楽のリズムとか、黒人音楽のカラーとかは、この時代のジャズにはあまり感じません。
 フレッチャー・ヘンダーソンの楽団は、1939年で解体します。そしてそれ以降、ヘンダーソンはベニー・グッドマン楽団で編曲を手がけました。ジャズって、その後の進化したものも大好きなんですが、この時代のジャズをそのまま演奏する楽団がひとつぐらい残っても良かったんじゃないかというぐらい気持ちよい音楽。残された伝説の記録、ジャズ好きならぜひ一度は触れておきたい3枚組じゃないかと!



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楽譜『J.S.バッハ / 平均律クラヴィーア曲集』ヘンレ社 2007年校訂版

Bach_WellTempered score 久々にバッハの平均律クラーヴィアをまとめて聴いたのは、あらたに楽譜を買ったからでした。この楽譜、バッハの演奏で有名なアンドラーシュ・シフの運指が書かれている事と、けっこう新しい校訂だったから、欲しくなってしまったのです。古い音楽の楽譜って、運指の記載や、何を原典としたのかなど、出版社や版によっていろいろ違うんです。ましてバッハの頃だと今とはけっこう楽譜の書き方も違って、表現記号もなかったりするので、楽譜の選択で難易度やら色々と変わってきます。フーガみたいないくつもの旋律が同時進行する系のピアノが大の苦手な僕は、運指が書いてあるものが有り難いのです。自分でいい運指を発見できればいいんですけど、そういう才能がぜんぜんなくって(T_T)。。

 ヘンレ社の楽譜は、すごく読みやすくていい!いまだにパソコンじゃなくて手作業で作ってるらしいですね。楽譜って、写譜屋さんが作ったものはすごく読みやすいけど、それと似た感じでしょうか。
 そしてバッハの平均律クラヴィーア曲集って、仮に声部を正確に聴き取れたとしても、それが逆行カノンだったのか拡大カノンだったのかオルゲルプンクトだったのかを、構造的に分析して理解できる人は多くない気がします。たとえば、「きすふのまし」と聴いて、なにかすぐ理解できますか?これ「シマノフスキ」の逆行ですが、この音バージョンを一発で聴き取れって、なかなか難しいです。フーガの技法を知ってるから、下向きの旋律になったから反行なんじゃないか…みたいな推理は出来ますが。まあそんな具合で、僕なんて22歳まで音楽を教えてもらえるという幸運に恵まれたのに、この曲集の4声フーガになると聴いてるだけではアナリーゼは厳しい始末なのです。でも、楽譜を見ると、どの旋律がどれに照応しているとかいうのが、グラフィカルに分かりやすい!今までまるで和音伴奏のように聴こえてしまった部分も、各声部ごとに聴こえるようになったりする!仮に楽譜が読めなくても、なんとなく似たような形な所とかはグラフィカルに分かるはずです。平均律クラヴィーア曲集みたいな音楽って、その構造が重要と思うんですよね。だから、CDだけ聴いて印象だけ何となく捉えても、ぜんぜん音楽を聴いたことにならないんじゃないかと。というわけで、聴く専であったとしても、平均律クラヴィーアが好きという人が、スコアを持ってないというのは片手落ちな気がするのです。だから、楽譜が苦手でも、楽譜を見て聴いたほうがいいんじゃないかと。

 あ、そうそう、2冊あるのは、平均律クラヴィーア曲集というのは、もともと第1集と第2集があるからです。しかしよくこんな曲書けるな、しかも「アマチュアの人が楽しみとして弾ける音楽として」とか言ってこんなの書くバッハは、やっぱり音楽の基礎レベルが高すぎる人だったんじゃないかと(^^;)。


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『J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全巻 バレンボイム(pf)』

bach_well tempered clavier_barenboim 貧乏ミュージシャンだった僕は、クラシックのコレクターさんみたいにひとつの曲の録音を10も20も持つなんて事は無理、ひとつの作品でいちばん評判のいいやつをひとつふたつ手にするのが関の山でした。膨大な練習に追われ、聴き比べなんて時間的にも経済的にも許されない事でした。ところが、平均律クラヴィーアは聴き比べちゃったんですよね。なんといっても中学生の時に弾かされて自分の音楽の基礎になったような曲でしたし、それなのに「これはすげえっ!」っていうフィットした録音に出会えてなかったので、いろいろ手を出してしまったんです。

 このバレンボイムの録音は2004年、レコード屋のクラシックフロアの試聴機で見かけたのでした。自分のルーツのひとつだった平均律クラヴィーアの新録、レコード屋の試聴機で聴くと音が良く感じてしまうというマジックにひっかかり(あれ、なんなんでしょうね^^;)、安くないのに衝動買い。リヒテルの録音は音がボワンボワン、グールドの録音は逆に音がカチンカチン、丁度いい録音の平均律クラヴィーアがずっと聴きたかったのです。そして、とうとうそういうCDに出会ってしまったという感じでした!
 録音は、リヒテル、グールドのものと比べて圧倒的にいい!ピアノが遠すぎず近すぎず、残響が多すぎず少なすぎず、いい感じ!ピアノの音は細いですが、ワーナーですからね、ピアノ自体というよりもあとからイコライザーでそうしたような気もするし、当時のデジタル録音なんてこんな感じなのかも知れません。
 演奏は…これはリヒテル系の平均律クラヴィーア直系、かなり抒情性の高い演奏です。というか、リヒテルどころではないほどにカンタービレだな、すごくアゴーギクだぞ…。というわけで、まるでロマン派バッハというような演奏です。う~んこれはさすがにやり過ぎじゃないか?バレンボイムさんは、ブーランジェのもとで平均律クラヴィーアの演奏を学んだそうですが、前の人たちの演奏と違うようにと考えたのかなあ…。
 というわけで、僕が崇める平均律クラヴィーアは、実に録音に恵まれないのでした。リヒテルの録音があと10年新しいか、グールドが響きの良いホールで録音してくれるか、バレンボイムがもう少し普通に演奏してくれれば…。というわけで、今の僕は、グールドの演奏を自分でリミックスして聴いているのでした(^^)。


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『J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全巻 グールド(p)』

Gould_Bach_Well TemperedClavier バッハの平均律クラヴィーアといえば、やっぱり最初に名のあがるのはリヒテルの演奏でしょうし、速度記号も何も書いてないバッハの時代の音楽を演奏するには、リヒテルみたいな先人たちが「このくらいのテンポでこんな感じに声部を対照的にするといいんじゃない?」みたいに開拓してきた解釈を前提に進んでいくので、リヒテルの演奏は絶対に聴かなきゃいけないと思います。でも僕はリヒテルよりもグールドの演奏のものの方がたくさん聴いてきたかも(^^)。

 グールドの演奏ですが、リヒテルの演奏を聴いた後に聴くと、クールです。ただ、それって録音の面もけっこうある気がします。リサイタルをやめて以降のグールド(このあたりの事は、『グレン・グールドの生涯』なんかにけっこう詳しく書いてありました)は、スタジオとかの狭い部屋で録音をするようになりますが、そうなると録音が狭い部屋で弾いてるみたいな響きになってしまって、クラシックのピアノ演奏を楽しむには音に色気がないんですよね(^^;)。でも、もしこの演奏にホールの響きが足されていたらと想像すると…おお、これは素晴らしい平均律クラヴィーアなんじゃないかと!
 リヒテルの演奏に比べて、あんまり人間的な表現に流れずに、構造を強く見つめてる感じ。なんてったって長短24調をすべて使って、すべてが前奏曲とフーガで出来てる曲集ですから、曲自体が構造を見つめているわけですし、その構造が見えやすくなっている演奏は、自分で演奏して楽しんでいる僕には嬉しい(^^)。その中でどのぐらい音楽を躍動させるかは、演奏技術以前にセンスが問われるんじゃないかと。グールドは、強くいくところは強く弾くし、クールに見えて演奏自体は意外とコントラストが強くてタッチもはっきりしていて(だから、やっぱりクールに聴こえるのは響きが少なくてマイクが近い録音のためという部分が少なくないなんじゃないかと)、かといってエスプレッシーヴォにはなりすぎないです。このへんのさじ加減を考え抜いた事が、グールドが平均律クラヴィーアの録音に10年近く費やした理由なんでしょうね…。人間的すぎずに、構造の宇宙を見事に描き出すバッハのフーガに合っている演奏に感じました。とかいって、グールドはたまに声に出して歌っちゃってますけど(^^;)。

 というわけで、グールドの演奏した平均律クラヴィーアは、自宅録音みたいな音だけど演奏はすごい、音楽というのは特殊な言語みたいなもんでその読み方が出来ない人には意味不明な言語かも知れないけど、大人になったらバッハの言語を理解できるぐらいの人間になりたいもんだ、というお話でした(^^)。ああ、これで録音がホールでいい音だったら…。リサイタル引退後のグールドは、スタジオ録音みたいな音で損してる気がします。


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『J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全巻 リヒテル(p)』

Bach_WellTempered Clavier_Richter バッハの平均律クラヴィーア曲集…偉大なる人類の遺産です。そして、この全集の録音といって真っ先に名前があがるのは、やっぱりスヴャトスラフ・リヒテルの演奏でしょう。すごく有名な録音で、ホールじゃなくて宮殿での録音なもんで響きがけっこうすごくて、最近主流のクリアな録音からすると音がちょっとぼやけちゃってる気もしますが、すぐに慣れました。だって、リヒテルの演奏がすごいから(^^)。
 バッハの平均律クラヴィーアというのは、1巻と2巻という2冊がありまして、それぞれ長短全24調、そしてそれぞれの曲がプレリュードとフーガのふたつから構成されています。というわけで、ぜんぶ演奏すると48×2で96曲、CDだと4枚分です。すごい。そして1曲の濃密さがジャズやロックを聴くのとはぜんぜん違いまして、音楽教育を受けた人でも、ボク程度の音大卒ぐらいだったら、スコアを見ながら聴かないと追いきれないほど。1巻の2番プレリュードの2声ですらむっちゃ分厚く感じる、まして4声になってくるとプロレベルのソルフェージュ能力がないと相当きついんじゃないかと。

 そうそう、フーガが分からない方は、石桁真礼生さんという人が『楽式論』というすごく分かりやすい本を書いていて、まさにこの曲集の中の曲を例に出してフーガを説明してくれてますので、一読をおすすめします。いまフーガを簡単に説明すると、カノンの複雑なやつで、メロディと伴奏じゃなくって同時に複数の声部が動く音楽です。この声部の絡みが聴こえてくると景色が変わってみえるはずで、なんとなく印象で音楽を捉えるなんて出来なくなります。ひとつの旋律が様々に折り重なって大きな構造を作り上げてく様に、幾何学的な壮大な音の宇宙を見る事になります。そして、それを体験できたときに、僕ははじめてバッハのフーガの神秘の一端が見えた気がしました。それって、ちょっと安っぽい言葉じゃ形容できない。複数の声部が同時にうごめきながら、重なった2声目は属調での旋律だったり、3声部目は主調で重なったり、経過的な所を挟んできれいに並行調転調したりと、和声的に破綻しないまま、全体が緻密に絡むのです。この濃密さ、CDは4枚だけど体感としては30枚分ぐらいに濃密(^^)。1巻16番のフーガなんて、3分もたたずに終わるのに、構造が分からずに何回聴いたことか、そして聴くたびにちょっとだけ前より見えてくるものがあって、そのたびに感動が。。
 またすごいのは、そういう同時進行するいくつもの旋律をひとりで弾いちゃうピアニストです。僕は複雑なカノンやフーガの演奏は本当に苦手でした、あんなの拷問だよ(;_;)。このCDのピアニストはリヒテル、ウクライナ~ロシアのピアニストです。テクニックが凄いので「20世紀最高のピアニスト」という人もいるほど。リヒテルが若いころに弾いたショパンのエチュードの10-4を聴いたことがあるんですが、これがとんでもない速さ、そして荒っぽい!楽譜はPresto と書いてあるので、もともと速い曲ではあるんですが、こんなに速いのは聴いた事ないよ(^^;)。この録音のころは50代もなかばをすぎたころ、反射神経的なバカテクじゃなくって、音楽全体をコントロールする鳥瞰的な視点でピアノを弾いてる感じ、いくつもの声部が折り重なっていくフーガを弾くには絶妙の円熟具合だったのかも。リヒテルって顔がマーロン・ブランドみたいでちょっと近寄りがたい雰囲気があるんですが、この演奏はバッハとは思えないぐらいに人間味があるというか、タッチもやわらかくってあったかい演奏です。録音は宮殿で残響豊か、でもそれぞれの音が響きで濁ってしまうことはありません。またピアノがベーゼンドルファーだからか、低音が鳴って音が太い!単に幾何学的なものになってしまいそうなバッハのフーガを、こんなに音楽的に鳴らしてしまうのは、リヒテルのすばらしい技術と、この響きのふたつにあるんじゃないかと。ただ、残響が強すぎて、強く弾いても弱く弾いても音がボワーンって広がるので、デュナーミクがちょっと犠牲になってるかな(^^;)。
バッハの平均律クラヴィーア全曲、これはまさに音の宇宙、人間の英知、人間を超えた数秘術の神秘。ぜったいに聴くべし!



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『山下達郎 / MELODIES』

YamashitaTatsuro_Merodies.jpg 山下達郎さんのアルバムは夏に聴くものだと勝手に思ってます。でも、「クリスマス・イブ」の入ってるこのアルバムだけは、いつ聴けばいいのか分からない(・ω・`)。

 このアルバム、曲はいい、アレンジもいい、演奏もプロフェッショナル、文句のつけどころがないです。あ、音楽の内容に比べると音がモッタリしてるのと、達郎さんの声が暗いかな?「RIDE ON TIME」もそうでしたが、楽しげな音楽が多いのにどこかに影を感じるのは、ここが原因なんでしょうね。でもだから悪いというもんでもなくって、これが時代の音、あの中域があるからリッチに聴こえるという事もあるかも。アルバムは「悲しみのジョディ」とか「高気圧ガール」みたいなとってもトロピカルなムードで始まり、真夏のムード!これが、アルバムB面になると落ち着いた曲が増えてしっとり、そして最後に「クリスマス・イブ」、真冬です(^^;)。この曲、冬になるといやというほど聴かされるので、イントロ聴くだけで耳をふさぎたくなってたんですが、忘れた頃に聴くとやっぱりいいですね。間奏部分のダバダバは笑っちゃうけど(^^;)。

 それにしてもB面の「Blue Midnight」や「黙想」はいいバラードだなあ、達郎さんの作曲センスとコーラスの美しさがいかんなく発揮された名バラード。このアルバムは83年発表ですが、達郎さんのレコードって、デビューから80年代なかばまでのものはほとんど外れなし、みんな素晴らしいです!



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『山下達郎 / RIDE ON TIME』

YamashitaTatsuro_RideOnTime.jpg このアルバムが発表されたのは1980年で、レンタルレコード全盛期。「YOU & I」なんていうレンタルレコード屋が大ブレイク、ここでバイトしていたマックス松浦さんは波に乗ってこの後エイベックスの大社長にまで登りつめました。「マハラジャ・ナイト」みたいな、超チープなシンセの打ち込みビート系のオムニバスCDをいっぱい作っててクソだせえなと思っていたのに、それが世間に支持されるとは。かくいう僕らも波に乗せられて友達とレコード借りまくり、それをみんなカセットテープに…おっと、これ以上は書けません(^^;)。そんなレンタルレコード屋でしたが、ビートルズ山下達郎さんのアルバムを借りるのって、難易度が高かったです。編集盤がやたらとあって、どれがオリジナルアルバムか全然分からない。友達が借りてきた達郎さんのアルバムなんか、曲に被って小林克也さんのナレーションが入ってるし。そんな中、「これはオリジナルアルバムやろ」って友達が借りてきたのが、このアルバムでした。読みは正解、5枚目のオリジナル・アルバムでした。

 このアルバム、ポップスにしては楽しくない、タイトル曲なんて変に暗いし面白くないなと思いました。でも「あみだばばあの歌」をみんなで借りて大絶賛してた小学生の感想ですからね、あてにならない感想ですけど(^^;)。そしていま聴くと…暗く感じるのは演奏がべたっとしてるのと、ヴォーカルの声が暗いのが原因かも。知り合いのラジオディレクターさんが「達郎はソロになって数年がいい、80年代はダメだ」と言ってたのはヴォーカルの変化もあるのかな?そしてこのアルバムを聴いてもうひとつ感じたことは、曲や詞に耳がいかず、スタジオ・ミュージシャンの演奏に耳がいってしまうところ。プレイヤーは詞の内容や音楽全体の表現というところを見ていなくて、演奏ばかりに気をつかってる気がしなくもないです。木を見て森を見ず、表現よりも手数…なるほど、フュージョン全盛期の音楽です。

 メンバーを見ると、ドラムの青純さん以下、日本の有名なスタジオミュージシャンの名前がズラ~ッと並んでます。このへんからの日本の大衆音楽って、アニソンも歌謡曲もニューミュージックも、プレイヤーがみんな同じ。当時売れっ子だった今さんとかポンタさんによると、レコーディングセッションを1日に2~3件掛け持ちとか当たり前だったらしいです。それだけレコード会社のディレクターさんが達郎さんとかの売れっ子作家の作品をよくチェックしていたとも言えそうですが、逆にいうと日本のメジャーレーベルのディレクターは自分でプレイヤーを開拓できない人が多かったとも言えそう。この状況が、テレビやラジオから流れてくる音楽がぜんぶ同じようなものになった原因のひとつじゃないかと。
 でも、これで達郎さんがレベルを下げて生産スピードを上げる大量生産品メーカーみたいになっていったかというとそうはならず、直後に「FOR YOU」という大傑作アルバムを作るんだからスゴイです。さすが、日本最高峰のポップスのクリエイター(^^)。


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『山下達郎 / SPACY』

YamashitaTatsuro_Spacy.jpg 山下達郎さんのセカンド・アルバム、1977年発表。なんとハイクオリティで素晴らしいポップスだ…。ひさびさに聴きましたが、あまりに素晴らしくって感動してしまった(^^)。

 1曲目「LOVE SPACE」、2曲目「翼に乗せて」、3曲目「素敵な午後は」…どれも、日本最高峰のポップスといって言い過ぎじゃないんじゃないでしょうか?!音楽的なことも色々と言えるでしょうが、そんな事より、この楽しげで幸せそうなムードに心が持ってかれちゃいました。詞も、「たそがれたたずむ僕に、やさしくしずかなベル」とか、この音楽を聴いてるだけで、よくある日常生活が最高にキラキラして楽しいものに塗り替えられちゃう感じ。これ、まだ70年代なのに、80年代の最高に浮かれて楽しい日本の空気感が先取りで表現されてますよね…。

 70年代の日本のポップスって、歌詞が日常生活と密着してて、すごく好きです。70年代の荒井由実さんと山下達郎さんの詞もやっぱりそうで、自分が実際に生きている世界をあっという間に楽しい世界にしてくれる、魔法のような大衆音楽だと感じます。実際に作詞も作曲も演奏も素晴らしいから、達郎さんが描こうと思ったそういう世界を見事にサウンドさせられたんじゃないかと。メンバーもポンタさん、大村さん、坂本龍一さん、細野晴臣さんと、今見るとめっちゃ豪華。「SOLD SLIDER」の大村憲司さんのギターソロなんて絶品です。この素晴らしい音楽を奏でられたのは、この素晴らしいメンバーあってこそだったんでしょうね。めっちゃ幸せで懐かしい気分にさせてくれる超上質なポップスでした。大推薦です!

 あ、ただしですね…僕はこのLPを持ってるんですが、こっちは素晴らしい音。そして、はじめてCD化された時にCDに買い直したんですが、これが音の隙間はスッカスカだし音は細いし、かなりダメでした(T_T)。今はリマスタリングされて良くなってるのかなあ…そんあわけで、できればLPがおすすめです!


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『山下達郎 / CIRCUS TOWN』

YamashitaTatsuro_CIRCUS TOWN 80年代の達郎さんしか知らなかった僕は、これを聴いて大衝撃を受けました!いや~、これはいい…。シュガー・ベイブから独立して、山下達郎さんが発表した初アルバムです。1976年発表…あら、そんなに早くデビューしてたんですね(^^)。

 曲のクオリティが当時の日本のポップスの中でずば抜けて高いです。でも、曲そのものは80年代達郎さんとそれほど変わったとは思えないのに、印象はかなり違って聞こえます。なんでなんだろうかとちょっと考えたんですが、もしかするとバックが70年代のミュージシャンだからかも。ロックバンドの方はサウンドの重心が低いし、ジャズ系のミュージシャンを使った管楽器隊は、フュージョンのカラッとした演奏じゃなくって、まるで昔の日本のビッグバンド系ジャズの情感ある感じです…あっちのミュージシャンなんですけどね、なんでだろう。他にもストリングスの使い方とかスラッピングの多いベースとかバタバタしたドラムとかエレピとかがニューソウルっぽいというか、カーティス・メイフィールドとかジャクソン5とかを連想してしまいました。つまり、80年代発表の思いっきりニュー・ミュージックなサウンドの『FOR YOU』とか『MELODIES』に比べると、バンドのサウンドが70年代なんですね。これが、すごくハートのある感じに音楽をサウンドさせて、80年代の達郎さんに比べてよりエスプレシーヴォ。「永遠に」とか、すごくいいなあ。でも…人によってはこれをもたつくと感じるかも。僕は機械のようなAORブラスセクションより、こういう方が好きですけどね( ̄ー ̄)。

 知り合いのご年配のラジオ局のディレクターさんは、「達郎はシュガーベイブかデビュー当時ぐらいがいい、80年代以降はダメ」なんていってました。『FOR YOU』こそ最高傑作と信じて疑わなかった僕ですが、いざこのアルバムを聴いてしまうと、なるほどそういう事か…と、その方の言いたい事も分かると思ってしまいました。ジャケットがダサくて購買意欲が削がれますが、これは間違いなく70年代の日本のポップスの名盤だと思います!


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『Cream / Goodbye』

Cream Goodbye 1969年にクリームが発表した4作目は、クリーム最後のオリジナル・アルバム。いや~、66年から1年に1作を発表してきて、4作目でグループ解散か。ジミヘンといいクリームといい、60年代後半の怪物ロックバンドは解散が早いなあ、もったいない…。それだけ、ものすごい燃焼度で疾走したという事なのかも知れません。

 アルバムの構成は前作『Wheels of Fire』と似ていて、半分がライブ、もう半分がスタジオ録音です。そして、ライブはやっぱりかっこいい!ジャズ・ミュージシャンがロックを演奏して唯一カッコいい事になったグループがクリームだった、という感じ。それって、ギターがロックだったから、ゼクエンツ中心の音楽の作り方に留まる事が出来て、結果的にアドリブに突入したらテーマも何も関係ないというジャズ的な崩れを防げたからかも知れません。「I’mSo Glad」のインタープレイがメッチャ単純なのにメッチャかっこいいのなんて、まさにそういう事なんじゃないかという気がします。そしてジャック・ブルースのベースが凄すぎてヤバい、クラプトンのギターを完全に食ってるよ…。

 ところがスタジオ録音の3曲は…いったいどうした、まるで「マジカル・ミステリー・ツアー」あたりのビートルズみたい(>∀<*)ノヤダア。こりゃ、ライブとスタジオは別バンドだわ。。というわけで、僕的にはライブ3曲だけを聴くアルバムなのでした。結局、サードとフォースのライブサイドが強烈だった事で、クリームはシングルカットされてる曲なんかよりもライブがすげえと知れ渡って、クリーム解散後はライブ音源が続々と発表される事になるのでした。しかもそれが4枚のオリジナル・アルバムよりすごいというのが、ジミヘンそっくり。


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『Cream / Wheels of Fire』

Cream Wheels of Fire 1968年発表のクリームのサード・アルバムは2枚組!1枚目がスタジオ録音で、2枚目がライブ。とうとうクリーム驚異のライブ演奏がレコードで登場という1枚だったわけです(^^)。あの有名な「クロスロード」の演奏も、このライブサイドに収録されています。学生の頃、ロック・ギターのとんでもなくうまい先輩がいまして、その人が「ギターのアドリブソロでいちばん好きなのはクリームのクロスロードだ」なんて言ってました。ギターじゃない僕には、先輩のいってる事の半分も理解できませんでしたが、ギターを演奏する人には何かすごい所のある演奏なんでしょうね。いかにもクラプトンがロックに攻める時のソロアドリブ、って感じです(^^)。
 1枚目のスタジオ録音では、「ホワイト・ルーム」なんかの名曲も入ってます。でもやっぱりスリーコードの曲が多いので、いくらいいゼクエンツを作っても、さすがにアルバム3枚目となると飽きてしまいました(^^;)。ブルースの曲のコピーか、ジャック・ブルースかジンジャー・ベイカーの書いた曲のどれかなんですが、もう少し作曲面に工夫があったらクリームはさらにすごいバンドになったんじゃないかと思います。そんな中、サイケな「As You Said」はメッチャ面白い曲!でも、こういう曲になると今度は演奏が駄目になって、アドリブが構成音ぐらいしか使えなくなるのが、ジャズなりクラシックなりのインプロヴィゼーションを勉強してないクラプトンの限界なんでしょうね。ジミヘンもここを突破できなかったし、ジャズとの差は和声とインプロヴィゼーションの関係という理論面にあったんじゃないかなあ。知らない事で定型以上の事が出来ない不自由さがあるというか。そういう意味でいうと、サイケの時代、ある程度以上の演奏レベルをキープしたまま、転調部分の作曲なりアドリブ演奏を突破できたグループっていなかったのかも。…あ、ディープ・パープルキング・クリムゾンがいますね(^^)。
 そして2枚目のライブ、これはクリームの魅力全開!アドリブ演奏に突入したらものすごい白熱度、10分でも15分でも止まりません(^^)。ほぼ構成音とワンスケールと経過音だけのアドリブですが、考えるよりも先に手が出る疾走感が凄い!いや~これは何度聞いても全員カッコいい!この2枚目は絶対に聴くべし!!
 僕がこのアルバムをはじめて聴いたのは中学生の時でしたが、これをきいてなかったらアドリブ炸裂のジャズに走る事もなかったんじゃないかと。クリームを体験した事で、今まではテレビや映画で聴く音楽しか知らなかった僕の目の前に、まったく知らない音楽の世界がどんどん開けて行きました。コードをジャカジャカ弾く程度のそれまでのロックに、プレイやインプロヴィゼーションのすごさで魅せてしまうという新しい領域を作りだした歴史的なアルバム。スタジオサイドは若干かったるいですが、ライブサイドは強烈のひと言で、間違いなくロックの大名盤の1枚、おすすめです!


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『CREAM / Disraeli Gears』

CREAM Disraeli Gears 怪物アルバムでデビューしたクリームが翌1967年に発表したセカンドアルバムです。日本タイトルは「カラフル・クリーム」。サイケなジャケットデザインがカッコいいからか、名盤扱いされる事も多いアルバムですが、ファーストに比べたらかなり大人しいです。
 曲がシンプルなだけに、若いころに聴いた時は退屈に感じたんですよね。1曲目の「STRANGE BLUE」も2曲目「SUNSHINE OF YOUR LOVE」もスリーコードですし、チャート狙いみたいに聴こえるポップな曲もあるし、演奏もファーストの爆発力がないです。でも、リズムフィギュアも単純じゃない、ベースのラインもカッコいい、コーラスの作り方も独特で、進化したブルースロックと思って聴くとカッコいい。極端にうまいブルースブレイカーズとかヤードバーズって感じ。
 あと、出音がいいです。ベースもギターもメッチャ音が太い、ドラムの音の埋め方なんて神懸り、ボンゾじゃなくてジンジャー・ベイカーのドラムがロック・ドラムの主流になってたら、ロックはさらに面白い音楽になっていたかもしれません。ロックのドラマーで、僕がいちばんすごいと思うのは間違いなくジンジャー・ベイカーです(^^)。
 ジミヘンもそうですが、60年代後半のロックは、デビューアルバムが爆発的にヒットすると、セカンドは大人しくて無難な作品を作らされる気がする(^^;)。ステレオタイプなんて最高につまらないのにね。演奏が大人しめなだけに、ブルースロックがあまり好きじゃないとか、曲だけを聴いたりしちゃうと、つまらなく聴こえるかも。大人しいながらも演奏で実際にやっている細かいところに気づく事が出来れば、渋いながらも楽しみどころの多い1枚だと思いました(^^)。


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『Cream / Fresh Cream』

Cream Fresh Cream ジャック・ブルース(eb)、ジンジャー・ベイカー(dr)、エリック・クラプトン(eg) の3人で結成された、ロックの歴史を変えたスーパー・グループ、クリームのデビュー盤です!1966年発表、クリームのスタジオ盤で1枚だけ選ぶとすれば、僕なら間違いなくこれ。ロックでいちばんすごいグループはと問われたら、僕ならキング・クリムゾンかクリームをあげるかも。そのぐらい凄い、そしてやってる事がカッコいい!

 60年代中ほどのロックって、デビューしていきなり他のロックバンドとは比較にならないほどに演奏レベルが高いと分かるバンドがいきなり増えた気がします。ディープ・パープルジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンスキング・クリムゾン、そしてこのクリームは、ロックのレベルを極端に押し上げたバンドだと思います。1~2曲聴いて、今までのビートバンドとはレベルが段違いな事が分かります。クリームの場合、音楽は部分転調すらあまりしないシンプルなものが多いんですが、演奏がヤバい、カッコよすぎる凄すぎる。まだジャズを知らなかった若いころ、これがスリーピースのバンドの出す音圧だとは信じられませんでした。ドラムもベースも、バッキングなんて悠長な事をしてるプレイは1曲もありません。ギターなしのドラムとベースだけでも成立しちゃうほどのものすごい演奏。インプロヴィゼーションの比重が高いのに、きっちりバンドアンサンブルが作れている所もさすが。それまでのバンドでは「もっと弾かせろ!」と欲求不満ぎみに聴こえたクラプトンが、このバンドではむしろ役不足に感じるほどで、「ペンタトニックばっかり弾いてるんじゃねえよ」と、他のふたりに煽られまくってるようにすら聴こえます(^^;)。そんな事言いつつ、クラプトンの全キャリア中でいちばんすばらしい演奏ってクリーム時代だと思うんですが、それぐらい他のふたりが凄かったんでしょうね。

 このアルバムはスタジオ録音だしデビュー盤だしというわけで、長すぎるソロとかインタープレイは無し。そういう意味ではクリームの良さが出つつもまとまりが良くて聴きやすいアルバムです。そして、これにインタープレイが炸裂しまくりの演奏が加わったのが、あの大名盤『LIVE CREAM』というわけです(^^)。ロック好きの人は必聴のアルバム!ロックの歴史を変えたといっても過言ではない1枚と思います(^^)。



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『シュニトケ:交響曲第3番 Eri Klas (cond.), Stockholm Philharmonic Orch.』

Schnittke_Symphony3.jpg シュニトケの交響曲第3番は、バッハやハイドンという古典はもとより、シュトックハウゼンやヘンツェという現代作品の引用まで雨あられです。現代音楽って、過去作品の引用をするものが結構ありますが、これって著作権はどうなってるんでしょうね?ところで、僕はこの曲の引用の元ネタをすべて理解できているかというと、かなり怪しいです。ハイドンの曲とか全然知りませんし(^^;)。引用元があまり分からない僕がこの交響曲をどう感じたかというと…分かっている人と聴こえ方は変わるでしょうが、それでもものすごい交響曲と思いました。しかも、強烈にしびれてしまいました
 仮に元ネタが分からなくても、何かの引用なんじゃいかとはおぼろげに感じます。意味ありげにカリヨンが鳴り始めて、それまでとまるで違う調の音が出てきたり、あからさまに古典派みたいな音楽が始まったりするのでね。それが何かの引用であるかどうかとは別に、まったくの不協和音の海の中から機能和声が立ち上がってきたりするので、その対比が強烈。終始ゾクゾクしっぱなしでした。
 たぶん、クラシックの交響曲の歴史を曲にしたんだと思うんですよね。取りあげられるのがドイツ/オーストリアというクラシック音楽の中心地の作曲家の曲なので、この交響曲は「ドイツ交響曲」なんて呼ばれる時があります。そういう知識を持った後で聴くと…これは交響曲への讃歌とレクイエムの両方なんじゃなかろうかと思ってしまいます。

 色んな曲が出てくるといっても、歌謡曲のメドレーのように調体系が一定であれば、再構築は難しくないです。ところがシュニトケは、まったく違う音楽技法を組み合わせてしまいます。たとえば、ディミニッシュっぽい8音音階の中から任意の音を選び出して短調を浮き立たせて次のシーンに変調、その瞬間に他の音をテンションとして使う、とか。そういう点が、単にコラージュしてくるツィンマーマンあたりとの違いで、高度に感じました。さらに、これだけ多様な技法を同時に使いながら、音楽のまとまりがものすごくいいのが驚きです。僕的には、マーラーやワーグナーあたりの後期ロマン派よりむしろ構造はかたいんじゃないかと感じるほどです。シュニトケの書いた交響曲の初期3作は、すべてがまったく違う方向性の音楽、それでいてすべてが大傑作という神がかった3曲だと思いました。




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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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