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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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『ピエール・ブレーズ自作自演集』

Boulez_JisakuJienshuu.jpg 20世紀の作曲技法トータル・セリーの中心人物ブーレーズの自作自演集です。といっても、ブーレーズは大指揮者でもあるので自作自演が珍しい事じゃないのが面白いです。だって、僕が持ってるブレーズのCDって、全部ブレーズ指揮ですもの(^^)。

 収録されている曲は、以下の3曲です。
 ・リチュエルRITUEL 1974-5
 ・エクラECLAT 1964
 ・ミュルティプルMULTIPLES 1970

 「リチュエル」は、盟友マデルナの死を偲んで書かれた曲だそうで、ブレーズの作品の中でも比較的有名な曲です。この曲は従来のオーケストラの楽器配置を解体して、色々な楽器の組み合わせからアンサンブルが絡むようにしてあります。ステージではいくつかのアンサンブル群に分けられて、それぞれが離れて座ってます。グループは8つで、①オーボエ×1 ②クラリネット×2 ③フルート×3 ④ヴァイオリン×4 ⑤管楽五重奏 ⑥弦楽六重奏 ⑦木管七重奏 ⑧金管八重奏、です。
 これに、各グループひとりずつの打楽器奏者がつきます。音楽は15のセカンスから出来ていて、奇数部分はそれぞれのグループのアンサンブルを統合したコンポジション色の強い部分。これらの相互関係の統制を指揮者が見つめるために、四分音符のポクポク…という打楽器演奏がついているんではないかと。その間に挟まる偶数部分は即興的な側面が強い部分。最初は、オーボエ&打楽器チームから始まり、それを他の管楽器チームが受け…という形で、次第に発展していきます。各セクションの音型は模倣が基調なので比較的わかりやすく、また10分過ぎのセカンスなんてかなりすごいですが、音楽的にはメトロノーム代わりの打楽器がいらないと思ってしまう…ポクポクという木魚のような打楽器が邪魔で、せっかく複雑なリズムを生み出しているのに、この木魚のせいで単純化されて聴こえちゃうのです。でも木魚がなかったら、バラバラに配置された楽器群を指揮者も演奏者も統制できなくてムチャクチャになってしまうんでしょうね(^^;)。
 僕の音楽能力ではしんどい所は、デュナーミク的には大きなヤマを作るのではなく、ゆらゆらとあがったり下がったりする状態が25分も続くので、感覚的な起伏を感じる事が出来ず構造ばかりを追っかけさせられてしんどい。。少なくとも、サウンドの快感はかなり薄いです。音は複雑な割に濁らず綺麗なんですけど…。ブレーズって、パーツごとの緻密さは幾何学的にものすごいと思わされるんですが、全体の大きな構成にダイナミックでなくてセコセコしていて、感覚的な快感はノーノの方がだんぜん上…かな?感覚的な悦楽に身を任せるのは難しく、あくまで構造を考えて聴く音楽という感じです。そういうのが好きな人には面白いかも。

 「エクラ」と「ミュルティプル」は、このCDではひと続きで演奏されていますが、元々は違う曲。ブーレーズの作品は「ワーク・イン・プログレス」という現在進行形でどんどん改変・追加されていく曲がけっこうありまして、この2曲もそれです。もともとはエクラという面白い楽器編成(マンドリンまでいる!)のアンサンブル曲が出来て、これを変奏しながらガシガシ広げていったのがミュルティプルに聴こえます。なるほど、こういう形式だからワーク・イン・プログレスに出来るんですね、ソナタみたいな形式だったら不可能ですし。元のエクラ自体が、けっこう断片的な音の塊がぶつかるみたいな所から始まるので、モアレ状に広がっていく音楽が面白いです。でも結局、ブーレーズが他界した今、この形が最終形なのかな?このCDは最後まで編成がアンサンブルですが、たしか後半のミュルティプルのオーケストラ版もあったはず。

 ブレーズの音楽は、部分的な緻密さが、僕程度のソルフェージュ能力と記憶力だと捉えきれず、構造がザックリとしか理解できないので、スコアがないと厳しい…スコアがあっても多分厳しいです。。そんなもんだから、サウンドの方に耳が行きがちなんですが、綺麗な響きをしているもののメシアンのような豊饒さはなくって、なんというか…悪い意味で、フランス音楽とシェーンベルク以降のドイツ音楽のあいのこみたいです。ブレーズの曲は、僕はむずかしいと感じてしまうものが多いです。僕の音楽能力の限界ですね。。



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『ランドゥーガ・ワークショップ』

RangogaWorkshop.jpg ジャズピアニストの佐藤允彦さんが主宰した集団即興のワークショップのCDです。プレイヤーは41人で、1曲目冒頭の多人数の管楽器でのノイジーなクラスターが強烈!人生で一度も聴いた事のない音の洪水にしびれてしまいました。うまい下手関係なしの、暴力的にただでかい音を出すというだけで、こんなに説得力ある音楽になるのかと驚きました。あ、あと、ジャケットがメッチャかっこいい。。

 集団即興とはいっても、ただ自由にやっていいわけではないようです。複数の管楽器のリズムがトゥッティになっていて、その間に自由に即興をしていい場所が挟まっていて…みたいなぐらいの決め事は感じます。プレイヤーは基本的にアマチュアですが、なんかこれだけ多人数で演奏するとうまいも下手も関係ないですね。大雑把に統制するだけでも、あるていどカッコつくもんなんだな、と思いました。

 聴いて思い出したのは、ジョン・コルトレーンのアセンションとか、オーネット・コールマンのダブル・カルテットの演奏とかでしたが、90年代って、多人数の即興を統制するって流行しました。ジョン・ゾーンのコブラとか、ロンドンのミュージシャンズ・コレクティブとかグラスゴーの集団即興チームとか、90年代はこういう音楽がいっぱいありました。このCD、録音がめっちゃくちゃ良いです。その素晴らしい音での冒頭10秒の強烈な管楽器クラスター、これを聴くだけでも価値があるんじゃないかと(^^)。制作は今はなきイーストワークスみたいなので、再発は不可能そうです。こうやって埋もれていくCDや本って、いっぱいあるんだろうなあ。


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『富樫雅彦+佐藤允彦 / カイロス』

TogashiMasahiko SatoMasahiko_Kairos 日本フリー・ジャズの超名作!もともと「双晶」というタイトルで出ていた1973年の「インスピレーション&パワー14」のライブ録音ですが、CDになって収録時間が延び、ステージをフル収録になりました。ジャケットもメッチャかっこいい。

 富樫雅彦さんは日本のフリージャズ系のドラムでは第一人者。ジャズを叩かせても超一流ですが、足が麻痺してしまってからは上半身だけで叩くパーカッション的なドラムになりました。昔、ジャズバンドの先輩から、「富樫さんが足を悪くしたのは、実は○○という理由があって…」なんて聞いた事があって驚きましたが、この録音でも足は使ってません。でもそれが幸いして、月並みなジャズドラムにならなかったのがカッコいい。武満徹さんあたりもそうですが、現代音楽に日本色を入れる時って、スペースの作り方がけっこう大きいと思うんですよね。
 とはいうものの、このCDの主役はあきらかに佐藤允彦さんのピアノ。全2曲収録ですが、どちらも音楽を作ってるのは佐藤さんで、富樫さんは佐藤さんにつけてる感じです。佐藤さんの煮えたぎるような演奏が熱い!クラシックで楽譜べったりの音楽をやっていると、「自由に弾きたい!」という欲求が高まったりする僕ですが、そういう内側から出てくる爆発力がすごい!!そしてメッチャクチャうまい!あと、ここが大事なところだと思うんですが、あくまで実験音楽的な「即興なら何でもいい」みたいな演奏はしてません。例えば2曲目「Kairos-2」では、佐藤さんは高速で主題を次々にヴァリエーション化していって、次に2主題を同じく次々にヴァリエーション化。ここが終わると展開部…という具合で、シンプルではあるんですが様式がしっかりしてます。演奏技術の高さだけでなく、こういう様式面できっちり構成できている所が、でたらめフリーとは違うところ。かっこいい!!

 練りに練られた音楽ではなく、崩れないように最低限のモチーフと楽式だけを決めた上で、あとは身体の限界まで演奏しまくる熱気がすごい、これぞジャズ!今ではちょっとプレミアついてしまっているようですが、見つけたら即買いの大名盤だと思います。いや~久々に聴いたら燃えてしまった、日本のフリージャズはメッチャかっこいいな。。



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『佐藤允彦 / アポストロフィー』

SatoMasahiko_Apostrophe.jpg 以前、菊地雅章さんの記事をいくつも書いた事がありましたが、僕が菊地さんと並んで大きな影響を受けたジャズ・ピアニストです。基礎的なモダンジャズを踏まえつつ、モードからフリージャズあたりを主戦場とするジャズ・ピアニストの佐藤允彦さん。このアルバムはソロピアノでフリージャズ寄りとはいえ、佐藤さんはバークリー卒なのでデタラメなんてことは全然ないうえに、メッチャうまいです!指さばきだけなら、菊地さんは佐藤さんの足元にも及ばないんじゃないかと。それどころか有名な向こうのジャズピアニストでも、これだけ弾ける人はなかなかいないと思います。このCDは1981年、フリー寄りのジャズを大きく取り上げる事で有名なドイツのメールス・ジャズ音楽祭でのライブパフォーマンス。

 というわけで、お酒を飲みながらゆったりと聴くようなジャズピアノなんかではなく、グイグイと突き進む即興演奏。とはいえ、現代音楽をやっているわけでも、逆に力強くフリージャズをやっているわけでもなくって、あくまでジャズ的な語法で即興演奏をしている感じ。時としてフリーっぽくなる事もありますが、基本的にトーナリティは明確だし、ジャズ的なイン・テンポのスケールアドリブを中心とした即興演奏の連続。それにしてもうまいなあ。

 でも、即興しているだけ…という感じもあって、大きなクライマックスに向かうというのでもないし、何らかの音楽的な挑戦をしている風でもありません。サラッと即興ピアノというものの見本を披露しました、みたいなかんじ?ジャズピアノの即興演奏としては間違いなくうまいです。しかし、それだけかな?軽めの作品だと思います。



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『佐藤允彦トリオ / パラジウム』

Masahiko Sato Palladium ジャズピアノを少しだけ演奏していた頃、いちばん影響を受けたのはバド・パウエルでもビル・エヴァンスでもハービー・ハンコックでもなく、佐藤允彦さんと菊地雅章さんでした。これでもかというほどジャズですが、アメリカ音楽の物真似に終わらない独特のニュアンスが入り込んでる感じ。このレコードの允彦さんでいうと、ジャズ8/現代音楽寄りのクラシック1/邦楽1のブレンドみたいで、この少し入ってる現音と邦楽のブレンディングがめっちゃきいてる(^^)。そうそう、パラジウムは69年発表の佐藤さんの初リーダー作で、メンバーは佐藤允彦(p)、鈴木宏昌(b)、富樫雅彦(d)。たしか、なにか賞を取っていたはずです。

 30秒ほどで終わる冒頭の曲は、明らかに当時の現代音楽の前衛なサウンド、無調です。そこからなだれ込む2曲目はジャズ和声の最前線で、テンションやオルタレーションと前衛系現音の無調が結びつけられた感じ…この時点で僕は最高にしびれてノックアウトでございますm(_ _)mアリガトウゴザイマシタ。以降、2曲目が徐々に調とリズムをはっきりさせていって、ようやくあらわれたのはビートルズの「ミッシェル」…こういう事をやるのって最高にダサいと思ってる僕は、別の意味でノックアウトです(- -*)アリガトウゴザイマシタ。。しかしこの演奏、メッチャうまいな…。以降はマッコイ・タイナーとハービー・ハンコックの間ぐらいの、モードあり何ありと、ジャズが一番カッコいい事をやっていた時代のジャズの連発。メッチャクチャかっこいい!!90年代以降のチマチマとこぎれいな事やって「インとアウトが…」とか言ってるわりに全部歌謡形式のオタクポップスなジャズとはモノが違います。日本のピアノトリオの録音で間違いなく上位に食い込む超名盤だと思います!


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ブログの記事やサイドバーが消えた時の対処方法

 少し前に書いたブログ記事がブログに表示されなくて、どうしたんだろうと思ってました。でもまあ昔もこういう事があったけどいつの間にか直ってたし、放っておいたんですが、ぜんぜん直らない。う~ん、困ったもんだ。
 な~んてやってるうちに、今度はブログのサイドバーが表示されなくなりました。あらあ?これはHTML文書自体がおかしくなってるんじゃないかい?放っておくとひどい事になりそうだぞ?!というわけで、放っておかずに治す事にしました。

■記事やサイドバーが消えたら、消えた直前に書いた文書を疑う
 
 僕の場合は、サイドバーが消える前に、ある特定の記事が消えるという前兆がありました。HTML文書というのは、ブログ全体でひとつの文書であるはずなので、ある記事内の記述ミスがブログ全体に影響を与える事もあるかも知れない…な~んて、当たってるかどうかわからない推測を立て、消えてしまった記事と、それがいちばん影響しそうな前後の記事をチェックしました。すると、問題の記事と、消えてしまった記事のひとつ前の記事の中に、終了タグのつけ忘れを発見!これを修正したら…おお~直りました!!!

■記事やサイドバーが消えた時の、そのページの最下段の記事を疑う
■拍手ボタンの消えた記事を疑う


 もうひとつ、問題のある記事をつきとめる目安となったのが、この方法です。僕の場合、ある記事をアップするとサイドバーが消えてしまったんですが、その記事をいくら直しても直りませんでした。つまり、その記事をアップすると、ページの最下段の記事が変わり、その最下段の記事に問題があるから、最下段の記事以下のHTML文書がおかしくなる、という感じだったんじゃないかと。
ちなみにこれも、終了タグの付け忘れでした。なんだ、やっぱり悪いのは俺だったんじゃないか(^^;)>イヤア。

 あ、そうそう、色々といじっていたら、せっかくいただいた「いいね」が消えてしまったり、一部のコメントが消えてしまったみたい。消えてしまった方、申し訳ありません。悪気はなかったんです。。



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コミック『MASTERキートン』 浦沢直樹

Master Keaton ゴルゴ13から荒唐無稽さをなくすと、こうなるんじゃないかと。大人になってから読んで驚いた漫画です。漫画もここまで来たか…という感じでした。世界情勢や考古学的知識という現実の世界の知識をもとに丹念に書かれた、知的好奇心がものすごく刺激される漫画でした!

 主人公のキートンは、本当は考古学の世界で生きていきたい学者ですが、なかなかいい職にありつけず、大学では非常勤講師どまりです。そこで、元SAS隊員の軍人であったキャリアと考古学の知識を活かして、探偵や保険会社の調査員のアルバイトをして収入の足しにしています。そこで色々な事件に遭遇して、物語は進みます。この探偵業やら保険会社の調査員やらという役回りは、色んな事件に出くわすための物語上のガジェットであって、物語で描かれるのが世界情勢や考古学的な知識だったりして、ここがメッチャ面白いです!例えば、ハメルンの笛吹き伝説をもとにした物語では、ハメルンの笛吹きは実は子供を誘拐するのが目的じゃなくって、天然痘の抗体を身につけた子供を他の村に連れて行って、ヨーロッパの人口を激減させた流行病の抗体を村々に作り出そうとしていたのではないか…みたいな。こんなの漫画じゃなくて、学会で発表する新たな学説レベルじゃないですか!!ほかにも、SAS隊員だったという設定を存分にいかして、現代政治史の暗部を題材にしたドラマが展開したり。こういう話が難しくなく漫画で描かれて面白くないはずがないです。

 大人の鑑賞に堪える漫画というのは、「島耕作」みたいにセックスばかりしてるものだけじゃないんですね( ̄∀ ̄牛)。これは大傑作、一読をおすすめします!!


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コミック『ゴルゴ13』 さいとう・たかを

Golgo13.jpg 殺し屋と言えば、日本人にとっては最初に思い浮かぶのは彼じゃないでしょうか?!漫画「ゴルゴ13」、僕が物心ついた時にはすでに本屋にいっぱい並んでました。いまも週刊誌に継続連載中というのが凄い!連載に穴を空けたことがないらしいですね。ゴルゴもプロですが、さいとう・たかをさんもプロです。

 僕がゴルゴ13をどれぐらい読んでるかというと、たぶん半分ぐらい。よく行く美容室にあるもんでね(^^)。物語は成功率100%と言われる殺しのプロフェッショナル・ゴルゴ13のところに殺人依頼が来て、それをゴルゴが成功させるというもの。この殺しというのがマフィアの用心棒レベルじゃなくって、FBIやKGBが依頼主の時もあれば、ゲリラや版政府機関が依頼主もある時もあるという、ほとんどテロリスト認定の国際犯罪クラス。世界の歴史を動かすほどの暗殺をやってのける時もちょくちょくあります。というわけで、この物語の面白さの半分は、学校の教科書が書かないような現代政治史の暗部がベースになってる所で、これがメッチャ面白い。虚実入り混じってるので、かなり混乱させられますが(^^;)、少しでも現代史が分かっていると、メチャクチャ面白いです。話によると、社会巨悪をどうにかしたいという内部リークがベースになっている話もあるとかないとか。

 でも、手放しで面白いと言えないところもありまして、話がちょっと荒唐無稽です。ゴルゴが凄すぎるのです。僕が苦笑をこらえられなかった話は、バイオリンの弦の1本だけを狙撃する回(´・ω・`)。美容室で変な笑いが出てしまいました。ほかにも、防弾ガラスの1カ所だけに何発も銃弾を撃ち込んで穴をあける狙撃とか、水切りショットとか、ひとりで一個小隊を全滅させる回とか。こういう荒唐無稽ささえなければ、間違いなく大人の鑑賞に堪える漫画だと思うのですが…でも、荒唐無稽さを笑って楽しむのも、ゴルゴの楽しみ方なのかも知れませんね。あ、そうそう、僕の一押しの話は、旧ソ連の諜報員の亡命を描いた悲しいドラマ「マニトバ」です。文庫版だと、8~9巻に跨って掲載されていますが、歴史に翻弄されるスパイの悲哀、そして感傷抜きの無慈悲でハードボイルドなラストと、映画並みの見事な台本の名作です!あ、あと、文庫版は、話のベースになっている社会事変や、物語のモデルになっている政治人物などを解説したあとがきがついていまして、これが秀逸。ペルーの要人とかFBI長官の名前とか、普通の人は知らないと思うので、出来れば文庫版を読む事をすすめします!


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映画『ジャッカル』 ブルース・ウィリス、リチャード・ギア出演

Jackal_bruce willis 映画『ジャッカルの日』のリメイク作品です。とはいうものの、殺し屋ジャッカルが正体不明で神出鬼没のプロフェッショナルというところ以外は、あんまり関係ない作品の気が(^^;)。1997年制作、ブルース・ウィリスが殺し屋ジャッカル役で出演。この人、僕的には「ダイ・ハード」みたいな正義感よりも悪役が似合うと思ってしまいます。この映画なんて、はまり役じゃないでしょうか!

 ソ連が崩壊してロシアの風紀が乱れ、チェチェン・マフィアが力をつけます。それを制圧すべくロシア内務省MVDとアメリカFBIが協力してチェチェン・マフィアの有力者を逮捕しようとしますが逮捕時に抵抗にあって彼を射殺。これに怒ったチェチェン・マフィアのボスが、伝説の殺し屋「ジャッカル」を雇い、FBI副長官らを標的にします。その計画を知ったMVDとFBIは元IRAのスナイパー・デクラン(リチャード・ギア)に協力を求めます。しかし顔すら知られていないジャッカルは標的を着実に消していき…

 前作のリアルな『ジャッカルの日』に比べると、個人の感情や因縁をドラマに絡めて、物語も殺し屋vs殺し屋みたいな単純な形にしてしまったので、冷徹なプロフェッショナルのドラマじゃなくて感傷的な人間ドラマになって、筋もフィクションっぽさが目立つという、よくあるハリウッド映画になってしまった感もありました。でもつまらなかったかというと…いや~、かなり面白かった!前作が高く評価されてる作品だと、リメイク物はどうしても割を食ってしまいますよね。同じに作るならリメイクする必要はないわけだし、でも変えると変えた部分がどうしても突っ込まれるし。そういう意味でいうと、前作と切り離し、あくまで娯楽作として観た方が、この映画は楽しめるんじゃないかと。別物と思ってみれば、FBIの捜査をかいくぐるスリリングな展開も見事、ドラマも面白い、最後のFBI副長官の気の利かせ方も秀逸でした(^^)。これはよく出来たクライム・サスペンスだと思います!


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映画『ジャッカルの日』

Jackal no hi フランス大統領の暗殺を依頼された殺し屋を描いた1973年の映画です。フレッド・ジンネマン監督、エドワード・フォックス主演。ちなみに、ジンネマン監督というのは、「尼僧物語」という大名画を撮った監督。「真昼の決闘(ハイ・ヌーン)」という名作西部劇も撮影してます。

 いや~面白かった!!殺し屋とかスパイものの映画は、ありえないスーパーマン系とか、一般人には荒唐無稽すぎるハイテク装備なヤツとかはあんまり好きじゃないんですが、リアル系はメッチャクチャ面白い!この映画の凄いところは、原作者のフレデリック・フォーサイスが、イギリス空軍とロイター通信の特派員の実務経験があった人だったというところ。空想の創作じゃなくって、細部がリアルです。実際に存在するテロリストもこの原作を読んでいたというのは有名な話で(持ち物から原作本が出てきたみたい。イスラエル首相を暗殺したイガール・アミルとか、ブッシュ大統領を20暗殺しようとしたウラジミール・アルチュニアンなんかもこの本を読んでたそうです)、またこの話も史実をもとに作られた創作というのがリアルさを増してます。偽造パスポートの作り方とか、それを見破る警察の捜査の仕方とか、潜伏の仕方とか、それを洗い出す警察の手法とか、実にリアル。これは悪い人が見ちゃいけない映画かも(^^;)。警察もかなり賢くて、予想以上の見事さで殺し屋を追い詰めます。しかし、殺し屋も一流だけあって、暗殺グループ側の仕掛けたスパイの情報をもとに、ギリギリのところで危機を回避し、女性をひっかけて女性の部屋にもぐりこんで息をひそめ、車が割れたという情報をきけば森にかくして車を塗りかえ…観ていて目を離す隙がありませんでした(^^)。やっぱり、とんでもないハイテクを駆使した一般人ではありえないようなスパイものより、こういうリアルな方が感情移入しやすくていいなあ。。そして、ジャッカルの正体にかんする最後の警察の見解が…いやあ、これはいい映画です!有名な映画のうえ、今みても面白さ満点。アメリカ映画ながらヨーロッパ各地で撮影されて観光気分も味わえるし、クライムサスペンス系の映画が好きな人に推薦です(^^)。



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『Jimi Hendrix Experience / Radio One』

Jimi Hendrix Experience Radio One ジミヘンはアメリカのミュージシャンですが、ブレイクしたのはイギリス。イギリスでは受けまくり、ラジオ局にファンのリクエストも殺到してラジオ出演が相当に多かったみたいです。このCDはジミヘンがBBCのラジオ番組に出演した時の音源集です。このCDに収録された番組は「Saturday Club」「Top Gear」「Alexis Corner’s Rhythm & Blues Show」の3つ。クリームのBBC出演CDみたいにナレーションが残っている事も音が劣悪という事もなく、スタジオ盤と同等かそれ以上の音質!いや~こんなに音がいいんだ。。

 驚きはその演奏。作曲してすぐ録音のスタジオ盤と違ってライブで演奏しまくってこなれたのか、演奏がめっちゃ体についてて、キレと勢いがすごい!!オーバーダビングもないので、本当にギター1本で弾き切ってます。また、ライブだと延々とアドリブしちゃったりするところが、曲を3分ぐらいで一気にまとめてしまうので、グダグダになる事が無い!モンタレー・ポップ・フェスティバルのオープニングで演奏して、そのすごすぎるギタープレイで「ロックギターの神様」扱いされるきっかけになった「Killing Floor」も演奏してますが、はっきり言ってこっちの演奏の方がすごい、なんだこのグルーブは…。ギタープレイのテクニックだけで言えば、僕はジミヘンの残された音源の中では、このCDに入っている「Killing Floor」と、ジミヘンの映画で演奏していた12弦アコギ弾き語りの「Hear My Train Comin’」の2曲が、いちばんすごい演奏だと思ってます。他にも、正規盤には入っていないインスト曲「Drivin’ South」のとんでもなくドライヴする演奏、ビートルズをファズで歪ませまくってリードもサイドも同時に演奏する「Day Tripper」などなど、つまらない演奏なんてひとつもなし、強烈なパフォーマンスです。

 ジミヘンって作詞とか作曲とかギター演奏とか暴発するテンションとか、色んな所がすごいですが、ロック/ポップス系の2~3分の曲をキレッキレに演奏する時のカッコよさはヤバいです。短い曲をとんでもないプレイで弾き切る時のすごさを見せるジミヘンを聴くなら、僕的にはデビュー前のカーティス・ナイトのバンドでの演奏と、このBBC出演時の演奏が絶対のオススメ。正規盤じゃないなんて敬遠してはいけません、「Bold As Love」とか「Cry Of Love」みたいなレコーディングスタジオ録音のオリジナル・アルバムより、一発録りで疾走するこっちの方が絶対にオススメです!!



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『Jimi Hendrix / Blues』

Jimi Hendrix Blues ジミヘンの死後ずいぶん経ってから発表されたコンピレーション・アルバムです。コンピレーションとはいっても、オリジナル・アルバムや有名なライブ盤などからのセレクトは1曲もないので、よほどのファンでない限りは、ほとんどダブらずに済むんじゃないかと。そしてこのCD、演奏テクニック的な意味ではジミヘンのいちばんすごい演奏のひとつを聴く事が出来る1枚だと思います!

 僕がこのコンピレーションを買った理由が3つありまして、ひとつは1曲目に入っている「Hear My Train Comin’」の12弦ギターでのアコースティック演奏。これ、有名な演奏なので聴いた事がある人も多いと思うんですが、これが欲しかった。この演奏はジミヘンの映画で、ディレクターの要望に応えてバックステージでサラッと弾いたもの。そういうわけで映像も残ってるんですが、若い頃にこれを見てぶったまげたのでした。はじめてこの映像を見た頃の僕はまだ中学生、戦前ブルースもクラシック・ギターも未体験の頃で、モノトニックベースみたいにバスラインと和音とメロディを同時に演奏してしまうギター演奏を聴いた事が無かったんです。これが衝撃で、「うわ、これはすげえ…」とぶったまげてしまったのです。テクニック的な意味だけで言えば、僕がいちばんすごいと思ってるジミヘンの演奏は、この「Hear My Train Comin'」のアコギ独奏と「Radio One」というラジオ番組でジミヘンが演奏した「Killing Floor」の2つです。ジミヘンを語るなら、ぜひこの2つを聴いてからにしてほしいというほどの快演です…って、どちらも正規盤には入ってないんですよね(^^;)。

 もうひとつの理由は、「Catfish Blues」が入っていた事。この曲、オリジナルアルバムには入ってないんですが、先ほど触れた「Radio One」で演奏していて、それがなかなかすごかったんです。スリーコードなジャム的ではあるんだけど、基本リフはきっちり作ってあって、最後に展開部もつけてあって、これだけで音楽がグッと締まるうえに劇的になっていたのです。スリーコードだからジミヘン弾きまくりだしね(^^)。そして、このCDに収録されているテイクは…「Radio One」のものとはぜんぜん違う感じ、そしてどちらも素晴らしかった!!

 3つ目の理由はおまけみたいなものですが…このCDが出た頃、僕はもう音大生。ロックもジミヘンもとっくに卒業していて、毎日の課題に追われてひいひい状態、ロックは聴いてる暇すらない状態でした。だから、上のふたつを満たしていても、買うのにちょっと躊躇してしまったんです。でも、クレジットを眺めていると…お、なんだこの「Jelly 292」という曲は?聴いた事が無いぞ…というわけで、最後のひと押しをされて購入。でもこれは単なるスリーコードのブルースジャムでした(^^;)。でも2コーラス目にジミヘンが演奏しているリフはどこかで聴いた事があるので、ジミヘンのなにか別の曲に生かされてるのかも。
 
 このアルバム、他にも面白く感じるものが色々入っていて、「Voodoo Chile」のスライト・リターンじゃない方の別テイク(!)とか、ファンク調でマディ・ウォーターズの「Manish Boy」を演奏していたりとか、ジミヘンのファンなら聴き逃せない1枚じゃないかと。僕的には、オリジナルアルバムの「ボールド・アズ・ラブ」よりだんぜん面白く感じた1枚でした。やっぱり1曲目が強烈だな(^^)。。



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『Jimi Hendrix / Crash Landing』

Jimi Hendrix Crash Landing ジミヘンのLP時代に発表された未発表スタジオ録音集、「War Heroes」に続きまして「クラッシュ・ランディング」!これはけっこう悪名高い1枚で、バックバンドの演奏を差し換えたり、ギターまでジミヘンでない人が演奏してオーバーダビングしたものもあるそうです(^^;)。でもけっこう面白い。あ、そうそう、『WAR HEROES』とちがって、こっちのLPの音源の一部は『The Jimi Hendrix Experience』という4枚組CDボックスに再収録されたみたいですが、ぜんぶは入ってないみたい。あ、ちなみにこのボックスはめちゃすばらしいので、いつかまた感想を書いてみたいと思います(^^)。

 有名曲も入っていて、バンド・オブ・ジプシーズのレコードでライブ演奏してた「Message to Love」のスタジオ録音とかも入ってます。シングルを集めたLP『SMASH HITS』に入っていたものとは違う「Stone Free」の別テイクも入ってます。あと、CDで新たに他のアルバムにまとめられたかというと、そうでない曲もちょっとあるみたいで、これがつまらない曲だったら手放しても問題ないと思うんだけど、面白いから困ったもんだ(^^;)。「Peace in Mississippi」という曲なんかは、インストの超ヘヴィーロックという、ちょっとジミヘンとしては珍しい感じの曲でしかもかなりカッコいいんですが、どうもこのファズ全開のサイドギターが問題のオーバーダビングかも、だってこんなギターの音やパワーコードだけで押すジミヘンなんて聞いた事ないし。そして、このめずらしいトラックがCDだと聴けない…。最後の「Captain Coconut」なんかも、デビューアルバムに入っていた天才的な曲「3rd stone from the sun」みたいで面白かったんですが、これもCDだと聴くのは難しいらしいです。というわけで、これは『WAR HEROES』と違って、ジミヘンの音源をぜんぶ押さえたいなら、このレコードに入ってる曲を他のCDで揃えるのはかなり困難(不可能じゃないみたいですが、かなり色々買わないといけないっぽい…)、このアナログ盤をゲッチュするのが速いかも。いや~僕もジミヘンマニアの気がちょっとだけあるのかな(○´∀`)ノアハハ。


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『Jimi Hendrix / War Heroes』

Jimi Hendrix War Heroes 久々にロックギターの神様、ジミ・ヘンドリックスを聴いてます。今回は持ってるけどあんまり聴かないレコードに集中!僕が若いころはアナログ盤が現役だったもんで、うちにはけっこうLPがあります。CD時代になり、クラシックはCDで買うようになったんですが(交響曲でいちいち盤をひっくり返したくなかった)、ジャズやロックはアナログを好んで買ってました。アナログの音が好きという事情もあったんですが(出た当初のCDはキンキンした音でかなりキツかった)、貧乏だったもんで中古LPが安かったのも大きかった^^。レコードプレイヤーやレコード針が生産されなくなるという噂もあったからなのか、投げ売り状態で中古LPが安かったんです。中学高校の頃でしたね。

 そんな中、レンタルするのと変わらないぐらいの値段だったもんだから買いまくったもののひとつが、ジミヘンのスタジオ録音の未発表音源。ジミヘンってすごい数のレコードが出てますが、オリジナルのスタジオ盤は3枚しかないんですよね。でも、大人気の人なので、未発表音源を集めたレコードがバンバン出てました。LP時代はこの『WAR HEROES』のほか、『Cry of Love』、『Crash Landing』、『Rainbow Bridge』、『Loose Ends』、『Midnight Lightning』なんてアルバムもあって、その数は公式アルバムの倍以上(^^;)。これにライブ盤を合わせると、とんでもない数のレコード数になります。ファンにはそれがたまらないかも知れないし、僕もちょっとその気があって、ライブ盤で「おお、ライブで演奏するとあのしょぼいFOXY LADY がこんなにカッコよくなるのか!」とか感動してましたし (・ω・)。そんでもって、これらの音源は今は『South Saturn Delta』と『First Rays of the New Rising Sun』という2枚のCDにまとめられたらしいんですが、これらCDに事後発売のLPの音源がぜんぶ収録されたのかどうかは、僕には分かりません。すみません。

 さて、『War Heroes』です。あの超有名なウッドストックでもプレイされた「IZABELLA」やインスト曲(このアルバムでは「BEGINNING」というタイトル、ウッドストック2だと「Jam Back At The House」というタイトルになってる^^;)のスタジオ録音も入ってます。でも、スタジオで遊び半分のいい加減にやったようなジャムも、ただのスリーコードを回してる程度でまだ曲が完成してなかったんじゃないかという曲も入ってます。商売として絶妙なのは、つまらないものばかりじゃなくって、半分ぐらい面白いものやライブで演奏されていた有名な曲のスタジオ録音入ってるもんで手放せない(^^;)。A面ラストの「STEPPING STONE」なんて火の出るようなギターソロでかなりカッコよかったし。う~んさすがレコード会社、小出しにして売るのがうまい。ジミヘンを聴く時に最初に買うレコードではないですが、オリジナルのスタジオ盤や有名なライブ盤をひととおり聴いた人なら、買っても意外とハズレでない1枚、これらの曲をアナログ盤で聴くならこれしかないですし。でもアナログにこだわらないんだったら再編集のCDで(^^)。



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書籍『西洋音楽の歴史 上』 柴田南雄

seiyouongakunorekisi_jou_sibataMinao.jpg ひとつ前の日記で書いた、バロック以前の西洋音楽最良のガイド本というのはこれです!著者の柴田南雄(しばたみなお)さんは、作曲家としても、音大で多くの後進を育てた音楽教育者としても有名な方で、単なる音楽好きが書いてるロックやジャズやクラシックのガイド本とはレベルが違います。それは音楽の形式の分析に思いっきり出てるのですが、そんなわけでグレゴリオ聖歌からルネサンス音楽までの西洋音楽の情報が欲しかったらまずはこれ!詳しいのに難解になりすぎず、ページ数も多くなく、要点がまとめてあってとても分かりやすいです(^^)。

 子どもの頃、親にせがんで「クラシック音楽事典」というとんでもなく分厚い本を買ってもらった事があるんですが、そんな事典本ですら17世紀バロック以前の事は書いてありませんでした。そして、僕が子どもの頃に、アーリー・ミュージックの大ブーム。ところが古楽の情報はとにかく少なくて、CDやLPの解説頼りという状態でした。そんなわけで、僕は古楽関連の本を見つけるたびに読んでいたのですが、これが初心者向けに要約しすぎてむしろわかりにくかったり(「アルス・ノヴァ」と書いてあるだけで説明がなかったり、代表的な作曲家の名前だけ出てたり^^;)、おすすめCDがバーっと出てるだけで書法や音楽史の説明がなおざりだったり。そんな中、この本はメッチャわかりやすかった!その時代の文化的背景、様々な作曲技法や音楽の特徴、そして代表的な作曲家の作曲の特徴、さらに推薦のレコードと、じつに丁寧に、それでいて分かりやすく書いてあります。ルネサンス以前の西洋音楽をアーリー・ミュージックというんですが、僕がこれまで読んできた何冊もの本の中で、アーリー・ミュージックについて一番わかりやすかったのがこの本でした。アーリー・ミュージックに興味ある方は、CDと合わせてこの本を1冊持ってるだけで、音楽がより深く味わえるようになるんじゃないかと (^^)。

 ところでこの本は「上」。僕は「中」と「下1」までは見た事あるんですが、「下2」というのを見たことがありません。未完の本って、読んでる方としてはもどかしいです(^^;)。そういえば幻魔大戦も20巻まで読んでいきなり打ち切りのように終わったし、グイン・サーガなんて90巻あたりまで読んでいい加減あきらめたら、完結する前に栗本さんが他界しちゃったしな。。



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『ルネサンス・モテトゥス集 ターナー指揮、プロ・カンティオーネ・アンティクヮ』

Motets of Renaissance_turner ターナー指揮・プロ・カンティオーネ・アンティクヮのCDでは、こんなCDも持ってます。僕の場合、このCDを聴いてラッススに興味を持って、ラッススの単独CDに進んだという順でした。「15・16世紀の宗教音楽《フランス・フランドル楽派》」というLP10枚シリーズの中から、モテトゥスをセレクトして作ったCDですが、ラッススやジョスカン・デ・プレといったフランドル楽派の作品ばかりでなく、ルネサンス音楽の口火を切ったイギリスの作曲家ダンスタブルの曲から、スペイン人作曲家モラレスやローマ楽派の重鎮パレストリーナの曲もセレクトしてあって、「ルネサンス・モテトゥス集」のアルバムタイトルに偽りなしの内容でした!

 ルネサンス音楽の有名作曲家がダ~ッとひと通り入ってるので、初心者な僕にとってはめっちゃ嬉しい1枚でした(^^)。作曲家のセレクトや並べ方も見事です。でもこれを「いいセレクトだ」と思えた事はずいぶん後の感想で、買った当時はルネサンス音楽はどれもこれも似たような綺麗なコーラスのキンタロー飴に聴こえて、違いが分かりませんでした(^^;)。それって僕の耳がまだ幼かったからですが、きっと僕みたいな人も少なくないはず。そんな僕は、このCDと合わせて、作曲家の柴田南雄先生の書いた『西洋音楽の歴史 上』という本を読んだところで古楽がようやくわかりはじめ、そしてこのCDを聴いた事で、かなり頭が整理されました。柴田先生の本はグレゴリオ聖歌からルネサンス音楽までを、恐ろしく分かりやすく、それでいて細かいところまできっちり掘り下げてあって、バッハ以前の西洋音楽を知らなかった僕には超有り難かったのです (^^)。そして、ルネサンス音楽の様式や背景が分かってくると、バッハ以前の音楽も、すでにその形式としては完全と言えるところまで洗練されていたことが分かります。ルネサンス期の作曲家は天才ぞろいと思わざるを得ないほどの精巧さ。ポリフォニー音楽の最高峰ってルネサンス音楽なんじゃないかと思うほどです。

 ちょっと分かってくると、ポリフォニー最高峰の時代のポリフォニーの代表格モテトゥスだけをあつめたCDが面白くないわけがありませんでした。特に素晴らしいのが作曲家のセレクトなんですが…これ、まさに柴田先生の本を読んでから選んだんじゃないかというほどに、本に準拠してます。例えば、柴田先生はアルス・ノーヴァという中世の作曲スタイルからルネサンス音楽へと交替していくところで、イギリス人ダンスタブル、フランドル人デュファイとバンショアの3人を挙げているのですが、このCDの最初の3曲の作曲家がこの3人なのです。以降も、ルネサンス後期まで、柴田先生が重要と見た作曲家は、ほぼ同順序で全部取りあげられます。このCD、解説もしっかり書かれているのですが、なんてったって300年近くにまたがるルネサンス音楽をCDの解説だけで語るのは不可能というもんです。そんなわけで、柴田先生の本を読みながらこのCDを聴くと、音楽の良さや特徴が5倍も10倍も分かりやすくなるんじゃないかと。1曲目に入ってるダンスタブル「聖霊よ、来りたまえ」は4声モテトゥスですが、アイソリズムを使った多重マトリクス構造、これを追っかけるだけでも…すげええええ、先頭バッターにしてこの技術。あと、名前しかきいた事がなかったイザークの「天の女王、喜びませ」という曲は、みじかめの旋律が色んな声部に引火して、線香花火のようにパチパチと広がっていく感じ。すごく面白かった!ポリフォニーって、書けるだけですごいと思ってしまいます。いったいなんなんだ、ルネサンス期の作曲家たちのこの作曲技術の高さは。。

 演奏は…前にこの合唱団のラッソ作品集を聴いた時は、ひとり音痴な方がいて聴くのが辛かったんですが、こっちのCDは大丈夫、見事なハーモニーです!あの人、クビになったのかな(^^;)。というわけで、合唱に関しては安心して身を任せる事が出来ます。今風に妙なアクセントをつける事もなく、飾りすぎない清廉とした男声合唱、こういう素直な歌い方の方が実際のルネサンス音楽に近いんじゃないかなあ、僕はヒリアードみたいな歌い方より、こっちの方が好きです(^^)。



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『ラッソ(ラッスス):音楽は神の捧げ物、シオンよ救い主をたたえよ、途方に暮れて ターナー指揮、プロ・カンティオーネ・アンティクヮ』

Lasso_Musica Dei Donum_ProCantioneAntiqua  このコーラス・グループの名前に入ってる小さい「ヮ」を入力するのにてこずりました(^.^;)。シークヮーサー以外でこれを使ったのは初めてかも。
 ルネサンス音楽にはブルゴーニュ楽派とフランドル楽派という重要な楽派がふたつありまして、これを押さえておくと、世俗曲も宗教曲も半分以上は分かった気になれます(^^)。これにイタリアのパレストリーナを加えたらさらに充実。ラッソは16世紀の人で、後期フランドル楽派の重要作曲家です。「ラッソ」って誰かと思ったら、「ラッスス」の事なんですね。ラッススがラテン語で、ラッソがイタリア語らしいです。このCDは、ラッススの書いたモテトゥスとミサを収録したものです。

 ミサ曲は、カトリックの教会ミサに使う曲です。儀礼に従って使われる詞が決まっていて、キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス、アニュスデイの5曲からなります。いつか取りあげたフォーレのレクイエムにも、キリエとかアニュス・デイとか入ってましたが、ミサ曲とレクイエムの差は、レクイエムはミサ曲の一種ではあるけど、死者のためのミサで使われるもの。そうそう、古典期以降になると、演奏会用のミサ曲というのも書かれるようになったそうです。このCDに入っている曲では、僕はミサ曲が一番好き。ルネサンス期に作曲されたミサ曲では、僕はこのほかにデュファイやオケゲムやジョスカン・デ・プレが書いたものを聴いた事がありますが、ルネサンス期のミサ曲は無伴奏合唱で、どれも心が洗われるようでスバラシイです(o^ー^o)。

 さらに新たな発見が。ルネサンス音楽で、ポリフォニーの無伴奏合唱の宗教曲をモテットというんですが、モテトゥスMotettesというのはモテットの複数形かと思ってたんです。でも、アルス・アンティクヮやアルス・ノヴァの時代の世俗ポリフォニーを「モテトゥス」それ以降の時代の教会ポリフォニーを「モテット」と使い分けるんだそうで。いや~知らなかった。ただ、このCDに入ってるモテトゥス2曲は、残念なところがふたつ。ひとつは、カウンターテノールのうちのひとりがピッチ音痴で、曲によっては聴くのがつらい(*ノ∀`)アチャー。もうひとつは、このグループ全体の歌い方がクレッシェンドしたりディミネンドしたりとえらくエスプレッシーヴォで、コーラスが美しくない事。昔、「西洋音楽の歴史」という本の中で大好きな作曲家の柴田南雄さんが、「グレゴリアン・チャントの歌い方は、えらく現代的で情感たっぷりなものが出回ったが、あれは衰退したグレゴリオ聖歌を盛り上げようとロマン派に似せてやったもので、当時のグレゴリオ聖歌とは恐らく違う」と書いてました。このCDの歌唱がまさにそれで、しかもうまくいってない(^^;)。
 とはいえ、しばらく聴いていたら慣れました。慣れるまではちょっとつらいかも知れませんが、慣れてしまえばルネサンス期の宗教音楽の清廉さを味わう事の出来る、なかなかなCDだと思います。なんといっても、ラッススだけで1枚というのがありがたい。



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『ラッスス:作品集 ザ・ヒリヤード・アンサンブル』

Lassus_Motets et Chansons 古楽大流行の立役者ヒリヤード・アンサンブルによるラッスス作品集です。8割が無伴奏合唱ですが、合唱のうまさがハンパない、メッチャ美しい、これはヒットしてもまったく不思議ではないわ…と思いました(^^)。でも、民謡をプロのジャズシンガーが歌って民謡の良さが伝わるのかというのと同じ意味で、こういう音楽をプロっぽく歌っていいのかはさておいて…

 ルネサンス音楽も後期に入ると、フランドルでもヴェネチアでもイギリスでも対位法の完成度が見事、素晴らしすぎて言葉が出ないです。ラッススは後期フランドル楽派の代表的な作曲家ですが、このCDの対位法の見事さ、そしてコーラスの美しさなんて超絶的、ポリフォニーでこれ以上に美しい合唱音楽はなかなか出会えないかも。あ、ちなみにフランドルというのは、今でいうフランスとオランダとベルギーにまたがったあたりだそうです。あと、同じく後期フランドル楽派のジョスカン・デ・プレと比べると、かなり自由な作風に感じました。それはこのCDに世俗音楽もいっぱい入ってたからかな?

 そして、大量に曲を書いたラッススの作品って、大まかに宗教曲と世俗音楽に分かれますが、このCDには両方が入ってました。冒頭3曲がモテット(モテットについては次回の日記を読んでね^^)、残りが世俗音楽です。ラッソが書いた世俗音楽はマドリガーレ、シャンソン、リートに分かれますが、ここに入ってる7曲はすべてシャンソン。合唱がうまいから妙に崇高に聞こえてしまい、シャンソンとはいうものの宗教曲のように聴こえるものもありました。でも、このCDの日本盤についてる日本語訳を読む限り「私は真珠が好き、黄金も好き」とか「ブドウ畑を耕せ」とか「ルバン修道士は金を返さない」とか、歌詞はたしかに俗っぽい(^^;)。そんな事わざわざ歌にするほどの事でもないだろうというものでも歌にしてしまうのは、今も昔も変わらないですね。

 あ、あと、これは完全に個人的な趣味ですが、シャンソンのうち「ある日スザンナは」という曲だけ、無伴奏合唱版とリュート独奏版のふたつが入っていて、このリュート独奏に感動してしまいました。ルネッサンス絵画で、庶民が楽器を演奏しているものを書いた人物画ってあるじゃないですか。このリュートの響きを聴いていたら、あの絵がブワッと浮かんで、一気にルネサンス時代のヨーロッパにタイムワープしてしまいました。いやあ、ヒリヤード・アンサンブルとは関係ない所に胸をうたれてしまった。。
 
 そして、ヒリヤード・アンサンブルの合唱です。僕が若いころ、古楽ブームが起きました。グレゴリオ聖歌やルネサンス音楽はもとより、バッハモーツァルトも大リバイバル。理由のひとつは古楽器の発掘で、それまでは現代楽器で演奏していた古楽を、当時使われていた楽器で演奏したら全然違う音楽に聴こえちゃって、古風で素朴で美しかったのです。そんな中、シロス修道院で歌われたグレゴリオ聖歌の無伴奏合唱が大ブレイクして、以降の古楽合唱はおしなべてシロス修道院の歌唱法を真似するようになりました。ヒリアード・アンサンブルもそうで、拍節でマルカートして、ひと節ごとにディミネンドとクレッシェンドをつけて…みたいな。若いころはこれが心地よく感じたんです。でもいま聴くと…これって1970~80年代風に受けた歌い方であって、当時の歌い方じゃないんだろうな、みたいな。その商魂が鼻につかなくもない (*゚∀゚*)アハハ。ヒリヤード・アンサンブルの合唱って、そうやって聴きはじめると、シンセサイザーみたいというか、ECMっぽいというか、どうもね…。なんでこうした歌唱法が当時のものではないと分かるかというと、教会に残っているグレゴリオ聖歌に理由があるんですが…長くなるのでこの続きはグレゴリオ聖歌について書く時にでも、あらためて書きます(^^)。

 いずれにしても、世俗音楽ですら見事なポリフォニー。クラシックや古楽を聴かない人でも、美しいコーラスを体験できるルネサンス音楽のCDを1枚持ってると、楽しみが増えるんじゃないかと思います。



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『Miles Davis / Relaxin’』

Miles Davis Relaxin  マイルスがプレスティッジに残した4枚のマラソン・セッション、若いころの僕は「Workin’」でくじけてしまいまして、この「Relaxin’」を聴いたのは最近なのでした。そして…いやあ、これは良かった!タイトルこそ「relaxn’」ですが、けっこうアップテンポのナンバーが多いです。どれも同じセッションからのセレクトなので、4枚の差なんて選曲とかソロの組み立てがうまくいったかどうかとか、ほんの少しなんでしょうけどね。ところがその少しが天と地の差。

 このマラソン・セッションは、アンサンブルを綿密に作ってある曲は1曲もないので、良し悪しはアドリブの出来不出来やその構造の組み立てにかかってると感じます。そういう意味でいうと、印象で何となく聴いてしまったら似たような曲のオンパレードの退屈な音楽、だから余計にソロアドリブを楽しむといういかにもジャズマニアっぽい聴き方をするしかない(^^)。そして…いやあ、リーダーだからファーストソロがマイルスだし、コーラスもいっぱいもらえてるのはマイルスだという事もありますが、マイルスのソロがいいです!「If I were a bell」のマイルスのソロとか、やっぱりこの時代のこのバンドのボスはマイルスだなと思っちゃいます。これがCBS時代になると、コルトレーンが凄い事になってマイルスが食われちゃったりするんですが(^^;)。あ、あと、「OLEO」をやってるんですが、これはベースだけで支えておいて、コーラス後半でドラムとピアノを入れるとか、かなり面白い事をやってます。そして、コルトレーンのソロがいい!そうそう、僕、昔に「OLEO」をライブでいきなりやらされたことがありまして、あのテーマをとちって演奏できなくて大恥かいた事があります。あれは演奏できるからカッコいいんであって、弾けなかったら元も子もないですよね(・∀・*)。あ、あと、レッド・ガーランドのピアノは、ジャジーでいいなあと思う時と、古くさいアプローチだなあと思う時が半々ぐらい…って、50年代なんだから古くて当たり前か。やっぱりジャズ・ピアノはビル・エヴァンス登場以前と以降でけっこう違いますね。

 50年代真ん中までのマイルスは、要するに音楽的な起承転結をきれいに作ったソロを組み立てられるマイルスの高い音楽性を楽しむ、これに尽きるんだと思います。50年代末から60年代頭の進化したジャズを突っ走るマイルスの音楽を楽しもうと思ったら、マラソン・セッションの4枚はもの足りないかも知れませんが、ハードバップ時代の妙技を楽しむなら、これはなかなか素晴らしい1枚じゃないかと。…え?3枚しかレビューしてないじゃないかって?いやあ、「Steamin'」はじつは聴いてないのです。なんだかんだ言いつつ、やっぱりマイルス全盛期は50年代後半から66年だと思ってるもんで(^^)。


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『Miles Davis / Workin’』

Miles Davis Workin 1956年のマイルス・デイヴィスはCBSへの移籍も決まって契約金もいっぱいもらえる事になったし、契約の残っていたプレスティッジでのアルバムを一気に作っちゃおうと、2日間で4枚分のアルバムのレコーディングをしました。前のアルバム「Cookin’」もその1枚ですが、この「Workin’」もそう。ぜんぶテイク1だったそうで、録音はあっという間に終了(^^)。というわけで、メンバーは「Cookin’」とまったく同じ、Miles Davis (Tp), John Coltrane (Tsax), Red Garland (P), Paul Chambers (B), Philly Joe Jones (Dr) 。で、ですね、若いころの僕がこの4枚の中で最初に聴いたのが、いちばんの名作と言われたこの「Workin’」でした。しかしこれががつまらなかった(´・ω・`)。

 「Cookin’」に比べると、リードシート見てざっと合わせたセッションっぽさが目立ちます。1曲目「It Never Entered My Mind」も、朝のラジオ番組のオープニングみたいなシャンパンジャズなのでかったるい印象。2曲目「FOUR」はジャズの名ナンバーですが、別に面白いプログレッションをする曲でもないし、いかにもソロを回しただけみたいなセッションでつまらなかった。ちょっとクールな印象を受けるのは、単にバンドが曲を煮詰める前の合わせの段階でオーケー出しちゃっただけなんじゃないかな(^^;)。

 というわけで、僕的には「Cookin’」でのマイ・ファニー・バレンタインみたいな見事なソロの組み立てが聴けるわけでもないし、ただのセッションにしか聴こえないこのアルバムが、なんで4枚のマラソン・セッションの中で1番の名作と言われてるのか、いまだに理解できないのでした(*゚∀゚*)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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