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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『ブレーズ:婚礼の顔、水の太陽、フィギュール・ドゥブル・プリスム ブレーズ指揮、BBC交響楽団』

Boulez_Le Visage Nuptial, ずいぶん昔に、ルネ・シャールという詩人のテキストに音楽をつけたブレーズ「主のない槌」の感想を書いた事がありましたが、このCDに入っている「婚礼の顔」と「水の太陽」も、ブレーズがルネ・シャールの詩に音楽をつけたものです。そんなわけで、この3曲は「ルネ・シャール3部作」なんて呼ばれてるんだそうで。そうそう、ブレーズの作品は何度も加筆修正がくわえられて常に現在進行形なもの(ワーク・イン・プログレス)が多いですが、このCDは1985年と89年の録音で、その時点での最新形が収められています。

 「婚礼の顔」は5つの詩から出来ていて、出会いから別れまでを表現してるそうですが、詩がけっこう抽象的なので、日本語訳を読んでも僕にはそう思えなかった(^^;)…シュールレアリスムは難しいですね。音楽はセリー的な響きですが、複雑なので僕では分析不可能。4曲目なんて同じ音を歌が繰り返しますが、音の数が12に聴こえるので、これらを12回で一巡してるとか、なんか仕掛けがありそう。この曲もやっぱりワーク・イン・プログレスな作品で、ブレーズ21歳の時の1946年版、1989年版、その中間版とあるみたいです。これはたぶん89年版なのかな?

 「水の太陽」は、放送劇用の詩が元だそうです。かなりトータルセリー的な作品という気がします。相変わらず分析が出来ないので申し訳ないんですが、声の色を変化させてるので、音色までセリーの対象にしている気がしてね( ̄ー ̄)。詩は、「恋をしているトカゲの嘆き」とかで、真剣に読んだんですがちょっと僕には難しすぎた_| ̄|○ウウ。。

 「フィギュール・ドゥブル・プリスム」は、このCDでは唯一声楽でない純粋な管弦楽曲。構造としては変奏曲の形式で、これもワーク・イン・プログレスで、時代によってどんどん拡大したみたいです。

 戦後トータル・セリー系の音楽では、ブーレーズのサウンドは清廉としていて好きです。ところが構造は難しすぎて追いつけない(TT)。細かい所にこだわりすぎてダイナミックさがない気もしちゃう…というのが、僕の正直な感想。でも、これをアナリーゼできるぐらいの能力がある人が聴いたら、きっと絶品なんでしょうね。ブーレーズは、ギャラがいい音楽監督や指揮ばかりやってないで、もう少し作曲家として頑張って欲しかったなあ。



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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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