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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『サン=サーンス:交響詩集 デュトワ指揮、フィルハーモニア管弦楽団』

SaintSanes_DankeMacabre_Dutoit.jpg 同じくデュトワによるサン=サーンスの演奏を…って、オケが違いますが。サン・サーンスの交響詩全曲といくつかの管弦楽を集めたCDです。ガイコツの踊ってるジャケットが素敵。交響詩というのは標題音楽のひとつで(クラシックは「交響曲第1番」とか、曲に標題をつけないのが常)、たいがい単一楽章です。サン=サーンスが書いた標題音楽は全4曲で、「死の舞踏」がいちばん有名です。

 1曲目に入っている「死の舞踏」、これは標題音楽として素晴らしかった。夜中に墓場でどくろが踊り出し、夜が終わりに近づくと墓場にまた帰るという光景を音楽化しているのですが、そういうムードが出まくり、シーンの作り方はさすがプロ。
 そして、交響詩の中では一番演奏時間の長い「ヘラクレスの青年時代」、これは古典派的な曲想を交えながら、見事なドラマ展開でした。このCDの解説には「そのすべての作品にほぼ共通している古典主義的な作風」と書いてありましたが、それってこういう曲の曲想の事を言ってるのかな?全体として典型的なロマン派音楽に思えたのですが…。

 現代人の僕には、標題音楽って、今の映画音楽みたいであまりに俗っぽくて食傷ぎみなのですが、サン=サーンスの曲はよく出来ていて、筆致がいかにも職人的。作曲職人としてプロ中のプロという感じでした。19世紀後半にサン=サーンスがいなかったら、フランスの作曲家はグノーとかビゼーとか、オペラ・コミック書きばかりで、器楽は全滅状態だったかも知れませんね。サン=サーンスは超保守派の上にものすごい毒舌で、ドビュッシーストラヴィンスキーもバッタバッタと批判して切り捨てていたそうですが、保守で意固地でさえなければ、もう少し歴史に残る曲を書き上げられたかも。でも、フランス不毛の時代だったので、一足とびでいきなり最前線の創造的なところに行くのは難しく、誰かがサン=サーンスみたいな地ならしをやらなくちゃいけなかったのかも。サン=サーンス、軽く見ていましたが、これは見事な作曲職人。でも…音楽自体は普通のロマン派かな(^^;)。



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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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