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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『セヴラック:ピアノ作品集 ひまわりの海 舘野泉(p)』

Severac_TatenoIzumi.jpg ちょっとした近代フランス音楽特集なんぞでもやってみようかな(^^)。ドビュッシーの「版画」やシューマンの「子供の情景」みたいに、技巧や作曲の最前線ではなく、心象や風景の描写が優先してくるような音楽ってあるじゃないですか。19世紀末から20世紀初頭、南フランスのトゥールーズという田舎に生きた作曲家セヴラックのピアノ曲は、そういう音楽です。南フランスの広大な農場がブワッと見えるような音楽。ああ、これはいい…。ピアノは舘野さん、CD2枚組です。

 セヴラックは、若い頃にパリ音楽院にいったん入ったものの、その厳格なムードに嫌気がさして、すぐに出来たばかりのスコラ・カントゥルムに移ったそうです。そこで作曲をヴァンサン・ダンディなんかに学んだとの事。パリ時代は10年ほど続いて、他にもラヴェル、そして音楽家以外にピカソ、ジョルジュ・ブラック、マイヨールという人たちと親交を結んだそうです。いや~なんという素晴らしい青春時代でしょう、きいているだけで羨ましい、輝かしい青春時代ですね、憧れちゃうなあ。でもセヴラックは田舎の南フランスに移り住んで、以降は穏やかな田園生活を送ったそうです。というわけで、音楽の技法や技術を学んだ時以外は、パリにいなかったんですね。そして田園生活を愛しつづけた、みたいな。

 セヴラックと言えばピアノ曲ですが、このCDに入っている曲は、そんな田舎の田園生活を優雅に描き出している絵画のような作品ばかりです。技法的には印象派のようなサウンドが多いですが、さらに私的な感じがします。個人的にお気に入りは7曲の組曲形式の「大地の歌」。これはドビュッシーの「版画」に匹敵するほどの名作なんじゃないかと思ってます。2枚組のこのCD、セヴラックの代表曲を網羅していて、これさえ買っておけばとりあえずセヴラックはいけます。いや~すばらしい音楽だ、全身から力が抜ける、紅茶がおいしい、このCDを聴いてたら猫がひざに乗ってきた。幸せだ…


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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