
バレエの本を何冊か読みました。ちょっと混乱してきたので、バレエについてちょっと整理してみよう、そうしよう。
■基礎知識
- バレエでは速くおどるものはすべてアレグロ、ゆっくりはすべてアダージョ
- 日本では舞いと踊りは区別されていて、舞いは回る事で、基本すり足。踊りは跳ぶ。
- ソロ(1人の踊り)/パ・ド・ドゥ(2人の踊り)/デュエット(同性の2人の踊り)/パ・ド・トロワ(3人)/パ・ド・カトル(4人)
■ロマンティック・バレエ
18世紀後半に興ったバレエで、これが今も上演されてるバレエの最古。代表的な作品は「ラ・シルフィード」、「ジゼル」。
■クラシック・バレエ
ロマンティック・バレエの流れを組むが、音楽の古典派のように構造主義的なところがあって、ストーリーとは関係のないダンスシーンが入ってたりする。代表的な作品は「眠れる森の美女」「白鳥の湖」「くるみ割り人形」で、この3つは「3大バレエ」と呼ばれる。コリオグラファーとして活動したマリウス・プティパは有名で、現在おどられているクラシック・バレエの振付はほとんどプティパによるもの。
■モダン・バレエ
ディアギレフの作ったバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)が有名で、20世紀前半のバレエと言ったらバレエ・リュスといってもいいほど。ディアギレフがバレエ・リュスに起用した主要コリオグラファーは、年代順にフォーキン(「火の鳥」「シェエラザード」の振付で有名)、ニジンスキー(「春の祭典」)、マシーン(「バラード」「プルチネルラ」)、ニジンスカ(「結婚」)、バランシン(「放蕩息子」「アポロ」)。とくに、ニジンスキーとバランシンは重要。
■現代
現代は色々なので、代表的なものを箇条書きで!
- バランシン:抽象的バレエが多い。アメリカに渡って作ったニューヨーク・シティ・バレエ「シンフォニー・イン・C」「アポロ」など。
- フレデリック・アシュトン:物語バレエ。「シンデレラ」
- アントニー・チューダー:心理的バレエ。「火の柱」
- モーリス・ベジャール:20世紀バレエ団。「ボレロ」「春の祭典」。大学のころ、この人のバレエのビデオを授業で観て、熱狂しました!
- ピナ・バウシュ:ベジャール以降で「春の祭典」に振付。暴力的と非難された
- アルヴィン・エイリー:アメリカの舞踏家、コリオグラファー。
- マース・カニングハム:ジョン・ケージとの絡みが深く、偶然性の導入。60年代のニューヨークはケージとカニングハムで回っていたというほど。
- ウィリアム・フォーサイス:コンテンポラリー・ダンスの巨匠。バランシンの系譜で、先鋭的・知性的。フランクフルトバレエ団の芸術監督から、今ではフォーサイスカンパニーの主催でありコリオグラファー。
- 土方巽:暗黒舞踏。「静かな家」など。この人の舞踏は好きだなあ。。
な~んてね。でもけっこういいまとめだったでしょ?!…雑すぎるか(^^;)>。
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