
スタローン主演映画「
ランボー」の第2作です!僕が劇場に観にいったランボーはこれだけですが、スクリーンで見た迫力がすごかった!まだ若かった事もありますが、圧倒されてメッチャ面白かったなあ(^^)。友達と観に行ったはずなんですが、誰と行ったか覚えていないほど映画の印象が強かったです。
前作で逮捕されて強制労働させられているランボーは、恩赦とひきかえにベトナムで捕虜として残されたアメリカ兵の偵察の任務を与えられます。ところが、色んなトラブルもあってランボーが捕虜をひとり連れて帰ると、アメリカ側の司令官がランボーを見捨てる決断をし、救出ヘリを引きあげさせてしまいます。見捨てられたランボーは憐れ捕虜に。ここからランボーの脱出劇と復讐が始まります!
はじめてこの映画を観た時の一番の衝撃シーンは、敵の兵士が多人数でジャングルを捜索するところでした。
敵兵が動き回る中、泥壁に潜んだランボーの目がギロッと開いたところは衝撃でした!元グリーンベレーであるランボーのこういうサバイバル術に、子どもの頃の僕は目が釘付けでした。それから、生きた心地がしない絶望的状況の連続をかいくぐる脱出劇もドキドキで良かった!ようやく脱出できたと思ったら、敵の戦闘ヘリ・ハインドが出てきて、ああ絶望。しかしそれを切り抜けた機転もすごかった!…今見ると、ヘリの中からロケット砲撃ったら、自分たちだって生きてはいないと思いますけどね(^^;)。

もうひとつのポイントは、復讐を果たす所です。1作目と違い、この映画には完全無欠の悪役がいます。それは、敵となっているベトナム兵士のリーダーと、ランボーを見捨てたアメリカ軍側の司令官のふたり。ベトナム兵士はランボーを張り飛ばし、ランボーが愛した女を殺します。映画を観てる人は、誰だってこいつが嫌いなはず(^^;)。それをランボーは最後に倒すんですが、その倒し方が、相手が恐怖におののいて逃げるところを、じっくり狙って弓で射抜く(^^;)。なんでこういうシーンにしたかというと、ランボーの凄さの表現もあったでしょうが、「こいつ、ぶっ殺してやりてえほどムカつく」という観客の思いに応えての事なんじゃないかと。アメリカ軍側の司令官への復讐も同じ。つまりこの映画って、さんざん追い込まれた後の大逆転や復讐の爽快さなんじゃないかと(^^)。
この映画、ソ連やベトナムを一方的に悪と決めつける描写がなされてたり、いくらなんでもランボーが強すぎたりするもんで、最低作品賞みたいなものまで取ってしまいましたが、それって好きの裏返しのユーモアでもありますよね。「そんな事ねえよ、くだらねえなアハハ」といいつつ、みんなこの映画が大好き、みたいな(^^)。観終わって爽快、ダーティー・ハリ―やマッド・マックスや高倉健の任侠映画のような「孤高のアウトロー」というヒーロー像を描いた、痛快な映画だと思います!
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