このアルバムのカッコよさを知るには、1曲目「Sunshine In My Window」の冒頭1分をきくだけで充分。僕はそれだけで持ってかれました(^^)。えらく歪ませた音で弾きまくるツイン・ギターがカッコいい!!うしろで鳴ってるオルガンがカッコいい!そして、それらの音を全部押しのけるほどに狂ったように叩きまくるドラムが死ぬほどカッコいい!!1曲目なんて、攻めて、展開して、ようやくヴォーカルが入った時にはもう3分ぐらい経ってます。曲はハードなうえに展開しまくるし、演奏はひたすら疾走、これぞロックだ。。 2曲目「Cottonfield Woman」はややブルースロックに近づきますが、デビュー時のハードだったころのフリーをさらにハードにした感じ。これもカッコいい、冒頭2曲の時点で、名盤確定です。 3曲目は曲名こそ違えど、完全に「sweet home chicago」系のバンドブルースです。そういえばイリノイ州と言えばシカゴか。悪くないけど、このメッチャかっこいいバンドが、こんな普通な曲を普通にやっちゃいけないと思うのでパス(^^;)。 4曲目「Jungle Song」は8分ぐらいあって、これも展開がカッコいいサイケナンバー。展開していく曲と、アドリブのバランスが絶妙。このバンド、ほぼインストな1曲目や4曲目がべらぼうにカッコいいという事は、ヴォーカルがいない方がいいんじゃないかなあ。曲はすごくカッコいいし、演奏は野太くてすごい説得力だし、ここまで音楽がカッコいいとヴォーカルが邪魔にすら聴こえちゃいます。 ラストの5曲目も8分ぐらい演奏してる長尺ナンバー。カントリーとプルースの間ぐらいの曲調ですが、ほぼインストで、いきなりドラムが入ったり、どんどんアッチェルしたりと、ムッチャ熱い!!こういう系だと、レイナード・スキナードの「Free Bird」って曲が熱くて悶絶ものですが、それに負けないぐらいカッコいい。