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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『草原のチェロ モンゴルの馬頭琴』

Sougen no cello_Mongoru no Batoukin ひとつ前の、モンゴルのオルティン・ドー歌手のナムジリーン・ノロブバンザドの歌の伴奏をずっと務めていたのが、モリン・ホール(馬頭琴)でした。オルティンドーにとってモリンホールはほぼセットの楽器だそうで、日本の端唄小唄が絶対に三味線伴奏みたいなもんでしょうか。これは、モリンホールが主旋律、揚琴(ヤンチン、またはヨーチン:板の上にたくさん張られた金属弦をばちでたたいて演奏するダルシマーみたいな楽器です)が伴奏の演奏でした。

 馬頭琴は立てて使う2弦の擦弦楽器で、二胡によく似てますが、楽器はちょっと大きめで、音域もニ胡より弱冠低く聴こえます。そして、このCDのモリンホールは音が驚くほど綺麗!股の間に楽器を抱え込んで、立てて演奏する擦弦楽器というと、チェロやコントラバスを思い浮かべますが、チェロもコントラバスも、ノイズまみれの音がするじゃないですか。オケに混じってるとあんまり分からないけど、ソロチェロとか聴くと、「うわ、チェロってこんなにノイジーな楽器なのか」と驚くこともしばしば。ところがモリンホールは雑音成分が極端に少なくて音が綺麗。驚きでした。
 そして音楽の内容は、中国の漢民族の音楽にそっくりでした。少なくともプロ音楽家の手による音楽と演奏で、遊牧民の音楽とは思えないです。民謡や民俗音楽の類でこんなに和声も旋法も整理された物なんてあるわけない、演奏もアマチュア演奏家に出せる音じゃないです。ライナーを読むと…モンゴルと言っても、これは中国の内蒙古自治区の音楽だそう。

 実際の事はわかりませんが、音からこんな事を想像しました。中国は少数民族に対して同化政策というのを行なっていますが、きっとモンゴル自治区も同じようにその地域に大量の漢民族を移住させ、文化的にどうかしてしまおうという事をやったんじゃないかと。それで、馬頭琴自体はモンゴルのものでも、揚琴は中国の楽器だし、そもそも演奏してる音楽は完全に漢人音楽。こうやって音楽も言語もなにもかも漢人と同化していっている、みたいな。というわけで、音の上で中国の同化政策を目の当りにした気分になったCDでした(^^;)。この類推が当たってるかどうかは(多分、半分あたりで半分ハズレ)…次の日記も参考にしてね(v^ー゚)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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