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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > ラテン   Tags: ---

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『齋藤徹 / Tetsu Plays Piazzolla』

SaitoTetsu_Tetsu plays Piazzolla 齋藤徹さんの作ったタンゴ・ユニット、90年の録音です。90年という時代が実に象徴的で、日本はピアソラ・ブーム真っただ中でした。僕もそのころにピアソラに嵌まりしまして、その流れで手を出した1枚でした。小松亮太さんがソニーからデビューする8年前です。

 メンバーが齋藤徹(b)、廣木光一(eg)、吉野弘志(b)、田辺義博(bn)、古澤良治郎(perc)。廣木さんにしろ吉野さんにしろ、タンゴ本職のミュージシャンじゃないですよね?齋藤さんなんて、当時はどちらかというジャズ~フリージャズ系の人という印象でしたし。要するに、この時代にピアソラに食いついていたのは、ミュージシャンにせよファンにせよ、ラテン音楽界隈の人よりジャズとか、そっち系の人だったという事かも。最初に聴いた時の印象は、ジャズやボッサなんかのポピュラー音楽のうまい人たちがタンゴ研究をしている、みたいな感じでした。形式はタンゴっぽいんですが、リズムがぜんぜんタンゴじゃねえ、みたいな。でもそれが悪いかというと、確かに「乗らねえな」みたいなマイナス方面の作用もあったかも知れないけど、えらくアングラで怪しいムード満載で妙な魅力があって、またピアソラがやたらと知的な音楽に聴こえもしました。ピアソラ自体が、フーガとかコラールとか、かなりクラシックを意識した音楽家でしたしね。そうそう、ピアソラはいつか紹介したナディア・ブーランジェに音楽を習ったひとりです。

 90年代後半、日本のタンゴは小松亮太さんとか北村聡さんみたいな、タンゴを専門とした超絶なプレイヤーが続々と出てきて大きく変わっていった印象。これはその誕生前夜にあった妖しい地下音楽の実験、みたいな風に聴こえていました。のちの活動を見ると、齋藤さんはジャズとかタンゴというある特定のジャンルの音楽にこだわるというより、色々な音楽を渡り歩きながららせん状にのぼって行くようなミュージシャンと思うので、これはそのなかの青春の1ページという感じだったんじゃないかと。小松さんやモサリーニやアグリがピアソラを演奏すると、ピアソラと同じ方向を向いているように感じるんですが、これはピアソラをやってはいるんだけどピアソラじゃないみたいな、妖しい魅力のある音楽でした。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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