
アメリカの
ロスト・ジェネレーションの代表的な作家と言うだけでなく、アメリカ文学で一番有名な人といってもいいほどの文豪ヘミングウェイ!この小説、僕は子どもの頃に読書感想文を書くために読みました。なぜこの本を選んだかというと、ページが少なかったから(^^)。でもこの薄さにだまされました。章分けされていないんです。だからどこで休んでいいか分からず、読みはじめたら一気に読まないといけない作りだったのです(゚ω゚*)。
話は単純。メキシコ湾あたりに住んでいる老人の漁師は、ずっと不漁続き。でも久々に海で大物のかじきをヒット!3日間の格闘でボロボロになりながらゲット!でも魚がでかすぎて船上に上げる事が出来ず、船にくくりつけて帰ってきたら、帰路でサメにガンガン襲われて全部食われた(=_=)。
以上。 えええええ~~これで終わりか?!何がいいたいのかマジでわからねええええ!!読書感想文、むしろ超ムズカシイんですけど。。な~んて具合で、子どもの頃の僕は、こんな話のどのへんが名作なのかマジでわからず。ヘミングウェイが書いたから評価されてるだけじゃないのか、こんなんで良ければ俺でも書けるぜ。「1000円持って買い物に行ったら途中で落とした。とぼとぼ帰ってきた。」これと何が違うんだ…な~んて、世間がどう言おうが自分で納得しなければ意地でも納得しないロック少年だった僕は思ったのでした。
それでも、読んだ後にこの小説の主旨を無理やり「考え」て、至った結論がひとつ。「死ぬ目にあって努力したものがあっけなく失われてしまった、な~んていう現実の虚しさを書いたのかな」みたいな。でも、まるで当たってる気がしませんでした。今ならロスト・ジェネレーションの知識が多少あるので、もう少しまともな感想文書けたかも。そして、文豪の傑作を「マジで意味わかんねえ、読んでるこっちが空しくなったぜ。これは文学というよりパンクロックじゃないのか」と書いた僕の読書感想文は国語教師に酷評されたのでした(^^;)>。。仮にもしこの本の主題が虚無だとしたら、ヘミングウェイには『老人と海』よりよほど凄いと思った小説がありまして…その話はまた次回に!
(2019.6.7 追記:ブログ友達のAKISSH さんが、この本で作者が意図した事を「人生は自分の努力ではどうしようもない部分が大きいのだ、ということなのかなぁと」とした感想を寄せてくれました。そう聞いた瞬間、もうそれが答えだとしか思えなくなってしまった僕でした(^^)。AKISSH さん、貴重な書き込み、ありがとうございました!)
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