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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『ザイール クバ国王の音楽 Zaïre: Musiques de L'Ancien Royaume Kuba』

Zaire Musiques de LAncien Royaume Kuba フランスOcora原盤のザイールの民族音楽のCDです。昔、モハメッド・アリのドキュメンタリー映画を見た事がありまして、その時にザイールの音楽を、ネイティブっぽいものも都市部の音楽も聴きました。それがビクター盤『ブルースの源流 ザイール シ人の歌とリケンベ』とあまりに違ったもんで、もっと違うものがあるんじゃないか…みたいなルートをたどって行きついたのがこのCD。大きく分けてクバ王国の王のための音楽と、ムベロ村の音楽のふたつが入ってました。録音は1970年…おお~モブツ政権の前の録音じゃないですか!すごい。

 まずはクバ王国の音楽。音楽の前にクバ王国って何かというと、ザイールの中に今も実際にある、人口7万5000人ほどの王国なんだそうです。すごい、国の中に王国があるのか。織物や工芸品がアフリカ随一のところだそうで、ネットで検索するといっぱい織物の写真が出てきます。ああ、こういう柄ってこの地域のものだったのか。で、音楽はというと、王の歌というだけあって、ゆったりして雄大な感じなものが多かったです。たとえば、低音の打楽器が「ドン、ドンドン」みたいにゆっくりとリズムを取りながら、ひとりが歌うとみんなが続いて歌う感じ。こう書くとアフリカのいろんなところで聴くことのできるコール&レスポンスみたいに感じるかも知れませんが、リーダーと民衆が掛け合いをしてる感じじゃなかったです。
 ムベロ村の音楽。リードヴォーカル(と言っていいのかどうか)が男であること以外は、音楽の形式なんかはほぼ同じ。ただ、こっちの方が音楽も詞も若干プリミティブで、たとえば曲種で言えば葬式の歌とか、呪術師の舞踊曲とか、そんな感じ。あ、あと、クバ王国の音楽には親指ピアノが無かったけどこっちにはあるので、こっちの方がフォルクローレに近い曲も入ってるって事かも。

 僕は、18歳ぐらいの時にはすでに民族音楽が好きでした。でもそれって、バリ島とかイランみたいな、演奏も曲も芸術音楽レベルに高いものが好きで、アフリカやオセアニアみたいなプリミティブなものは単純に思えてあまり好きじゃなかったです。でも今、昔買い集めた民族音楽のCDを聴き直すと、そういう音楽もすごく面白く感じます。たぶん、音として面白いかどうか以外に、そのうしろにある文化を感じて楽しくなってるのかも。
 このCDに入っていたクバ王国の音楽なんて、まさしく「音楽って元々はこういう感じだったんだろうな」という感じ。農耕民族であるバントゥー系アフリカン人が住んでるザイールは、間違いなく集団社会だと思うんですが、音楽を聴いてると、みんな同じ習慣や宗教を共有して、みんな一緒に畑を耕している…こういう情景が浮かんでくるよう。ザイールの伝統音楽は、個人的なものも集団のものも、どちらも素晴らしかったです!ついでに、ザイールは独立後に近代化したものもまた素晴らしいんですが…それはまた次回(^^)。
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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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