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心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

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ギヤ・カンチェリ 逝去

Giya Kancheli ジョージア出身の現代音楽作曲家のギヤ・カンチェリさんが、2日前(2019年10月2日)に他界したそうです。ところで、昔は「カンチェーリ」と発音してましたが、いまは「カンチェリ」と読むようになったんですね。ついでに、昔は「グルジア」と発音してたと思うんですが、最近はラグビーのワールドカップを観ていても「ジョージア」と発音していました。アメリカのジョージア州と紛らわしいし、リングスでもグルジアと呼んでいたので(ビターゼ・タリエル最高!)、グルジアのほうがいいな…と思ったら、グルジアはロシア語での発音なんだそうです。ああ、ロシアとめっちゃくちゃ仲悪いから、これは仕方ないですね。

 カンチェリさんの音楽は、現代曲と言ってもかなり宗教的な色彩が強いものという印象が残ってます。東欧とかバルト三国とかジョージアとかアルメニアとかって、現代曲でもキリスト教と関連した楽曲が多い印象。最近日記に書いたものだと、エストニアのペルトの『ヨハネ受難曲』とか、ポーランドのペンデレツキの『スターバト・マーテル』とか。きっと、日本や西側諸国みたいに、経済が生活のベースにあって、その上に音楽も何もかもが乗っかってる世界じゃなくて、信仰が人生のベースにあるんでしょうね。だから、音楽の前に宗教観がある、みたいな。

 僕が聴いたカンチェリの作品は、どれもECMがリリースしたクラシック・シリーズで、まるで瞑想音楽のような雰囲気でした。でもしばらく聴いていないので、印象しか覚えてません…。こういう音楽って、若い頃は思わせぶりなイージーリスニングに思えてしまって苦手だったんですが、今年ひさびさに聴いたペンデレツキの『悲しみの聖母』にはムチャクチャ心を打たれたので、いま聴いたらぜんぜん違う感想を覚えるかも。心を落ち着けて聴ける時間が取れたら、今度ゆっくり聴いてみようと思います。どうぞ、安らかに。


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Xpand 2(Pro Tools プラグイン):外部のMIDI機器を使わずにPro-Tools だけでMidi音源を鳴らす!

Xpand2.jpg こんな事は初歩の初歩だと思うんですが、僕は機械にめちゃくちゃ弱いのです(^^;)>。。しかも、25年来のDTMプレイヤーなもんで、大昔に構築したシステムのまま進化してなくて、今もMidiデータはMidi インターフェイスにローランドのSC-88を繋いで鳴らしていたのです。すごいでしょ。でも、昔はみんなこうしてたんだぜ!
 ところが、SC-88を繋いでいたミキサーが壊れまして(^^;)、でも仕事でデモ音源を作らなくちゃいけない!どうしよう、そう言えば昔、内臓Midi機器を鳴らすという方法を習った事があるな。というか、Midiを鳴らすプラグインなんて、今どきのPro-Toolsだったら最初から入ってるんじゃなかろうか。というわけで、インサートのところに入っていた「Instrument」というところを捜すと…おおお~それっぽいのがあった!!その名も「Xpand2」、どうも4チャンネル分のMidi音源みたいです。ピアノとかギターとか、ひと通り入ってました。きっと、General Midi というヤツじゃないかと。

 さて、こいつを使いたくてもどうすればいいか分からない…おお、分かった!という訳で、使い方を書いておきます。

* * * * * *
1. Xpand用のトラックをひとつ作り、そのトラックのインサートに「Xpand2」を入れる。
  「Xpand2」の場所は、プラグイン→Instrument→Xpand2

2. Xpand2 の画面で、使いたい楽器をセレクト。Midiチャンネルも合わせる。

3. Midiデータの入ったMidiトラックの出力を、Xpand2に指定
  (Xpand2がアクティブになってないと選択項目に出ないので注意)これでOK!

4. 音声データとしての残したい場合は、Xpand2のトラックの出力をバス指定して、他のトラックに録音する。

* * * * * *

 いや~、昔はシンセを何台も買って外部音源で鳴らしてたもんですが、今はそういうものなしで相当な所まで出来てしまうんですね(^^)。すごい時代になりました。


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『モンテヴェルディ:愛のマドリガーレ集 ルーリー指揮、コンソート・オブ・ミュージック』

Monteverdi_Ai no Madrigali_Consort of Musicke オリジナルタイトルは「MDRIGALI EROTICI」ですが、日本タイトルは「愛のマドリガーレ集」…う~ん、ものすごくダサい。でも「エロいマドリガーレ集」よりはいいか。。モンテヴェルディと言えばオペラ、そしてルネサンス音楽からバロックへの移行期の最大の作曲家ですが、実はマドリガーレという世俗音楽も大量に作曲していて、9巻までの楽譜集が出版されています。これがまた雰囲気があっていい曲ぞろいなんですよ(^^)。しかも、実際に歌おうと思ったらけっこう高度な二重唱なんかもあったりして。このCDは、1619年に出版された「マドリガーレ第7巻」に入っている曲を中心にセレクトされてます。

 な~んて言っておきながら、僕はマドリガーレをよく分かっていません(^^;)。14~15世紀のイタリアの世俗音楽で、マドリガーレ、カッチァ、バッラータの3つが盛んだったという事ぐらいしか知りません。調べてみたら14~17世紀あたりにあったイタリア語の世俗音楽の多声歌みたいで、14世紀マドリガーレ(トレチェント・マドリガーレ)と16~17世紀マドリガーレに分かれるみたい。両者は音楽的に無関係みたいですが、モンテヴェルディは16~17世紀の人だから後のグループに入るのかな?でもこのCDには独唱のものも入ってたので、マドリガーレが常に多声というわけでもないのかも。あ、あと、「マドリガル」というものがありますが、これはイタリアのマドリガーレがイギリスで模倣された物だそうです…なるほど、英語読みだとマドリガルになるという事かな?

 このCDに入っていたマドリガーレは2曲を除いてみんな多声。ほぼ2声ですが、3声が1曲ありました。男声だったり女声だったり、2つのソプラノのための曲だったりテノールとバスのための曲だったり、多彩です。通奏低音っぽい曲もあるし、なかなか見事な対位法が使われている曲もあるし…16~17世紀マドリガーレって、技法的にはなんでもありなのかも知れません。歌詞は…このCDに入っているものに関していえば、愛の歌が多かったです。1曲目も2曲目も執拗に「口づけ」にこだわってるし(^^;)。なるほど、このへんが世俗音楽なんですね。

 演奏しているコンソート・オブ・ミュージックは、ダウランドとか、主にイギリスの古楽を演奏しているグループみたいです。音楽そのものはリュート伴奏に歌、チェンバロと歌…みたいな感じで、素朴でルネサンス的な透明感が素晴らしい!古楽は宗教曲も素晴らしいですが、世俗音楽だとよりタイムスリップ感が味わえるところが僕は好きです。というわけで、音楽面では不満のないCDでだったのですが…今はモンテヴェルディのマドリガーレは1巻からばら売りされているので、このCDを買うなら第7巻のばら売り分を買った方がいいかも。万一、最高に気に入ってしまって他の巻のマドリガーレも聴きたくなった時に、その方が買い直さなくて済みますもんね(^^;)。。


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『モンテヴェルディ:歌劇《ポッペーアの戴冠》 ガーディナー指揮、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ』

Monteverdi_Poppea no taikan_Gardiner 生まれたばかりのオペラの世界で天才的な才能を発揮したモンテヴェルディですが、彼のオペラの楽譜が残っているのは3曲だけなんだそうです。ひとつ前に紹介した「オルフェオ」、「ウリッセの帰郷」、そして最後に発表されたのがこの「ポッペーアの戴冠」で、モンテヴェルディが76歳で他界する1643年に初演されたそうです。

 「オルフェオ」が神話を題材にした高尚で寓話的な物語だったのにたいして、「ポッペーアの戴冠」は背徳的でドロドロな人間の不条理劇です。領主オットーネは、辺境勤務を終えて帰ってみると皇帝ネローネの兵が寝ているので、恋するポッペーアが裏切ったのではないかと疑います。予想は的中、ポッペーアは時の皇帝ネローネとベッドでエロい一夜を過ごしていました(- -*)。ネローネは皇妃オッターヴィアと別れてポッペーアと一緒になる事を決意しますが、ネローネの師である哲学者セネカが「なに言ってんだこのエロ皇帝」とそれを諌めます。皇帝と一緒になりたいポッペーアは、セネカを殺すように皇帝を煽り、あわれセネカは自害。ポッペーアもネローネも最低のクズ野郎です。一方、皇帝と別れたくないオッターヴィアは、ポッペーア暗殺をオットーネにたきつけます…あ~あ、ドロドロです(^^;)。そしてこの物語、ダブル不倫の皇帝ネローネ&ポッペーアのクズカップルが愛を成就して富も権力も独占、一方まっとうな哲学者セネカは死に、不倫されたオットーネとオッターヴィアは損害賠償金を取るどころか悲劇の結末を迎えます。モンテヴェルディじいさん、なんで死の間際になってこんな背徳的なオペラの完成に執念を燃やしたんでしょうか。でもたしかに、今のハリウッド映画やテレビドラマを見るなら何倍も面白いストーリーとは言えるかも。まあでも、こんな不条理劇が成立したのは、実際のネロ皇帝の悲劇的な結末をイタリア人ならみな知っているから…なんでしょうね。

 「オルフェオ」のスコアは、当時にしてはかなり緻密に書かれたものだそうですが、「ポッペーアの戴冠」はモンテヴェルディ自身の書いたスコアが残っておらず、さらに残っている写譜がふたつあって、ついでに通奏低音なので色々なリアリゼーションがありえちゃうわけで、指揮者や楽団によって音楽にかなりの差があるそうです。でも貧乏な僕はポッペーアの演奏はこれしか聴いた事がないので、比較してあれこれいう事が出来ません(T_T)。その上で言うと、この演奏に不満に思った所なんて一点もなし、それどころかギターやチェンバロに任された和音の音色的な美しさは、古典派以降の管弦楽ではとうてい聴く事の出来ないもので、驚きました。アリア部分なんて、ソプラノとギターだけだったりするんですが、そんなオペラ、僕は聴いた事がありませんし、しかもこれが恐ろしく美しい。このオペラもまた劇の間にリトルネッロとシンフォニアが挟まれて形が整えられていますが、ガーディナーは他の指揮者がやったような過度な演出を控えて、恐らくモンテヴェルディが意図したと思われる器楽が歌声部に食いこまない形を忠実に再現したんだそうです。こうするとリトルネッロ&シンフォニア部分と劇部分の対比が鮮やかになってめっちゃ見晴らしがよくなると感じます。
 もしかすると僕がオペラ作家で一番好きなのは、ヴェルディでもワーグナーでもなくモンテヴェルディかもしれません。音楽部分だけ見れば、ガーディナーがアレンジした「ポッペーアの戴冠」も「オルフェオ」に劣らぬ大傑作。ただストーリーが僕には不条理すぎでした、かわいそうなオットーネ(・_・、)。。だいたい、このオペラで最初に出てくるセリフが「身をお隠し、美徳よ、すでに惨めに落ちぶれて信じるものとてない神よ」ですし。。


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『モンテヴェルディ:聖母マリアのための夕べの祈り ピケット指揮、ニュー・ロンドン・コンソート』

monteverdi_SeiboMaria no Tameno_Pickett_NewLondonConsort これもピケット指揮ニュー・ロンドン・コンソート演奏によるモンテヴェルディ作品です。これはオペラではなく、教会音楽。バッハが「マタイ受難曲」みたいな巨大宗教音楽を作るまでは、これがもっとも大規模な宗教音楽だったんだそうです。ワクワクしながら聴きはじめると…おや、つい最近聴いたファンファーレが鳴ってるぞ…冒頭の「ヴェルシクルム<神よ、わが助けに>」という曲、オペラ「オルフェオ」冒頭のトッカータにそっくりでした。グレゴリオ聖歌から定旋律を持ってきてるし、当時は引用はよくやる手法だったのかな?J○SR○Cもないしね(^^)。あ、そうそう、この曲、ローマ・カトリックの聖務日課のうち晩課に指定されているそうです(^^)。

 聴いていて一番感じたのが、ものすごく技巧的な宗教曲だな、という事でした。まず、宗教曲なのに合唱ではなく独唱パートがけっこう多くて、しかもその独唱パートがとってもカンタービレ。そして、声の重なり方が宗教曲とは思えないほど技巧的です。単声だっだものが2声になったり元に戻ったり、3声も4声も追いかけるカノン状になったり平行オルガヌムみたいになったり3コースの合唱になったり。う~んこれはモンテヴェルディの作曲によるものなんでしょうか、それともピケットの意図によるものでしょうか。もしこれを聖職者が歌っているのだとしたら、聖職者さんたちはかなりの音楽レベルを要求されるんじゃないかと。まず、出たり入ったりする和声、複雑なカノン、そしてかなり高い個人技を要求される第9曲のコンチェルトの細かいメリスマなんて、ポップスやロックのヴォーカリストじゃ、プロでもちょっと歌えないんじゃないかなあ。

 というわけで、個人技ありカノンあり和声ありと、ものすごい多層構造な宗教合唱曲でした。これはちょっとびっくり、プロ合唱団が歌ってもなかなかの難曲なんじゃないかと。こういう曲を「宗教曲です」とかいって平然と教会に提出しちゃうモンテヴェルディって、かなりとんがった人だったんだろうなあ。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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