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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

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『モンテヴェルディ:聖母マリアのための夕べの祈り ピケット指揮、ニュー・ロンドン・コンソート』

monteverdi_SeiboMaria no Tameno_Pickett_NewLondonConsort これもピケット指揮ニュー・ロンドン・コンソート演奏によるモンテヴェルディ作品です。これはオペラではなく、教会音楽。バッハが「マタイ受難曲」みたいな巨大宗教音楽を作るまでは、これがもっとも大規模な宗教音楽だったんだそうです。ワクワクしながら聴きはじめると…おや、つい最近聴いたファンファーレが鳴ってるぞ…冒頭の「ヴェルシクルム<神よ、わが助けに>」という曲、オペラ「オルフェオ」冒頭のトッカータにそっくりでした。グレゴリオ聖歌から定旋律を持ってきてるし、当時は引用はよくやる手法だったのかな?J○SR○Cもないしね(^^)。あ、そうそう、この曲、ローマ・カトリックの聖務日課のうち晩課に指定されているそうです(^^)。

 聴いていて一番感じたのが、ものすごく技巧的な宗教曲だな、という事でした。まず、宗教曲なのに合唱ではなく独唱パートがけっこう多くて、しかもその独唱パートがとってもカンタービレ。そして、声の重なり方が宗教曲とは思えないほど技巧的です。単声だっだものが2声になったり元に戻ったり、3声も4声も追いかけるカノン状になったり平行オルガヌムみたいになったり3コースの合唱になったり。う~んこれはモンテヴェルディの作曲によるものなんでしょうか、それともピケットの意図によるものでしょうか。もしこれを聖職者が歌っているのだとしたら、聖職者さんたちはかなりの音楽レベルを要求されるんじゃないかと。まず、出たり入ったりする和声、複雑なカノン、そしてかなり高い個人技を要求される第9曲のコンチェルトの細かいメリスマなんて、ポップスやロックのヴォーカリストじゃ、プロでもちょっと歌えないんじゃないかなあ。

 というわけで、個人技ありカノンあり和声ありと、ものすごい多層構造な宗教合唱曲でした。これはちょっとびっくり、プロ合唱団が歌ってもなかなかの難曲なんじゃないかと。こういう曲を「宗教曲です」とかいって平然と教会に提出しちゃうモンテヴェルディって、かなりとんがった人だったんだろうなあ。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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