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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Buddy Rich, Harry "Sweets" Edison / Buddy and Sweets』

Buddy Rich Harry Edison_Buddy and Sweets 1955年、トランペットのハリー・エディソンとドラムのバディ・リッチを主役にしたクインテットの録音です!ハリー・エディソンはカウント・ベイシー・ビッグバンドでバック・クレイトンとともに活躍したトランぺッターで、甘いトーンで綺麗なラインを作る事で人気となった人です。このレコードはメンバーがなかなか見事で、ハリー・エディソン(tp)、バディ・リッチ(dr)、バーニー・ケッセル(g)、ジミー・ロウルズ(p)、ジョン・シモンズ(b)。いや~オールドファッションな心地よいウエストコーストサウンドが聴けそうだ(^^)。

 このレコード、僕はジャズを聴き始めたばかりの頃に聴いたんです。ジャズって、モダンジャズ以降はすごいプレイヤーがいるけど、それ以前ってグレン・ミラーとかカウント・ベイシーみたいな、古くさくてマッタリしたぬるい音楽という印象だったんです。ところが、このレコードでのバディ・リッチのドラムを聴いてぶっ飛びました!ロールにしてもコンビネーションにしても、ロックで凄いドラマーなんて言われてる人たちよりぜんぜん凄かったんです。ボンゾコージー・パウエルもカーマイン・アピスも、この人の前では話にならない、比較するのも失礼というほどの衝撃でした。モダンジャズのドラマーと比べても、たとえばストロークだけで言えば、エルヴィン・ジョーンズですら敵わないんじゃないか、みたいな。冒頭「Yellow Rose Of Brooklyn」がいきなりバディ・リッチの見せ場で、テーマが終わったらすぐにドラムソロです。これがジャズというよりロックっぽいドラムソロなんですが、最初に聴いた時は衝撃でした(^^)。これはB面1曲目「Barney's Bugle」も同じ。古いジャズへの偏見なんて、一瞬で吹き飛んでしまいました。

 でも、音楽そのものはエンターテイメントでした。前述以外の曲は、まったりした心地よいウエストコースト・ジャズ風。ウエストコースどころかラグタイムじゃないかというほど心地よい曲もありました(^^)。特にハリー・エディソンのミュート・トランペットとバーニー・ケッセルのギターがウエストコーストの心地よさを出してるんだなあ。。アップめの曲も熱く燃え上がるというんじゃなくて、心地よくスイングする感じ。

 というわけで、このレコードは、古いジャズマンは技術的にヌルいと思っていた偏見を覆されてぶちのめされた事と、ジャズってすごい音楽だと思ってたけど元々はエンターテイメントだったんだな、というのを知った1枚でもありました。いやあ、バディ・リッチのドラムにはマジで驚かされましたね。いま聴くと、けっこう直線的な演奏で、ポリリズムの凄さよりもロールなんかのひとつひとつの技の切れで勝負していて、ジャズというよりマーチング・バンドみたいでしたが、それにしてもひとつひとつの技の切れと音の良さが素晴らしいです。古いジャズ・ミュージシャンを舐めちゃいけないんですよね。同じ事を、僕はチャーリー・パーカーでもディジー・ガレスピーでもマックス・ローチや守安さんでも思い知った事があります。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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