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Category: アート・本・映画 etc. > 映画   Tags: ---

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映画『仁義なき戦い 広島死闘篇』 深作欣二監督、北大路欣也主演

JinginakiTatakai_HirosimaSitouhen.jpg 日本のやくざ映画最大のヒットシリーズ「仁義なき戦い」は、あまりにヒットしたもんだから続編がたくさん出ていて、観た事のない人は何から見ていいか分からないと思います。そんな中、『仁義なき戦い』シリーズで僕が最も感動したのが、この第2作『広島死闘篇』でした!いや~これは何十回見たか分からないぐらいに観ました。「広島死闘篇」は映像表現としても人間ドラマとしても日本映画屈指の作品といっていいものなので、「やくざ映画なんて」と思ってる方は、そういうレッテルを外してぜひ見て欲しいっす。僕の中では日本映画のベスト10に確実に入る映画です。

 ノンフィクションである「仁義なき戦い」初期シリーズは5作あるんですが、この映画だけが外伝的な扱いなので、他を見ていなくても楽しめます。この映画は、山上光治というヤクザの人生を描いた作品です。山上(劇中では山中正治)は、1950年代に起きた第1次広島抗争という暴力団同士の抗争で敵組織の主要人物を次々に殺して「殺人鬼」と呼ばれた人物で、これを演じたのが北大路欣也。その迫真の演技は北大路欣也生涯のベストじゃないかと。
 山中さんの生涯は壮絶なんですが、最後は拳銃自殺。この映画のどこが一番素晴らしかったかというと、最後の絶望と錯乱に見舞われた山中の心理表現です。夜の雨の中、電車の走る線路を横切り、潜んだ空家の外ではパトカーのサイレンが響き渡り、赤いライトがガラス戸の向こうにずっと見え、タバコを吸って気を落ちつけようとするも、身体の震えで咥えたタバコがブルブルと震えて火もつけられません。ようやくパトカーの音も去り、静まり返った空き家の中で山中は予科練の歌のメロディをかすれた口笛で吹き、拳銃を口に突っ込み…この人間の極限状態を映像化したラスト20分の映像表現、演出、芝居の3つの見事さは、映画史に永遠に残る名シーンじゃないでしょうか。だから、やくざ映画じゃなくて、日本映画として素晴らしいと思ったんですよね。

 演出やカメラも見事なら役者の演技も見事。今の日本映画の「役者が芝居してます」なんてものじゃなくて、これって役者じゃなくて本人なんじゃないかというほどに素晴らしかったです。あ、最後に…この映画での成田三樹夫さんの演技は、北大路欣也に並んで素晴らしい!成田さんは名優ですが、個人的にはこれと『探偵物語』の服部さんが印象に残ってます(^^)。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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