FC2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

Response: Comment: 0  Trackback: 0  

『古代ギリシャの音楽 Musique De La Grece Antique / グレゴリオ・パニアグヮ指揮、アトリウム・ムジケー古楽合唱団』

Musique De La Grece Antique アトリウム・ムジケーという古楽アンサンブルによる古代ギリシャの音楽集です!古代ギリシャの音楽を聴ける録音ってこれしかないと思うので、音楽好きなら絶対に買いの1枚です!!また、古代ギリシャというのを抜きにしてもいい音楽なんですよ、これが。ところで、なんでこれしかないかというと…

 僕は音楽理論を勉強している頃にギリシャ旋法という古いギリシャの音楽理論にふれたことがあるもんで、古代ギリシャの音楽って写本なり羊皮紙なり、何らかの形できちんと残ってるものだと思ってたんです。でも、このCDの解説を読んでびっくり、古代ギリシャの音楽って、理論はいろんな言語に翻訳されて残ったらしいんですが、音楽そのものはほとんど残らなかったんだそうです。というわけで、このCDも、パピルスや大理石に残されたわずかな音符やリズム符号の断片から再構成されたものとか、伝え残された教会音楽とか、詩だけが残っているものに音楽を付けたとか、そういう形で音楽化したものでした。

 19曲目「テレンティウス『義母』第861行は、古代ローマ音楽の現存する唯一の断片なんだそうです!20秒で終わったんで、本当に断片でしたけどね(^^)。ほかにも、断片的に残っていたものに音楽を付け足したりしていましたが、雰囲気としては、中東の音楽に近かったです。旋法にエキゾチックなものがあるとか、響きが石壁の中で演奏してるみたいで異様にムーディーだとか、そういうのもあったんでしょうが、楽器が、わざわざ古代ギリシャにあったと言われるものを作って使ってるそうで、撥弦楽器の音も打楽器の音も、減衰が速いし音はふくよかだしと、古風でいいんですよ。。素朴な中東の音楽に、ギリシャで盛んだっただろう詩や戯曲的なものが絡んでくる感じ。この古風な感じがたまらない快感で、ため息でまくりでした。いや~これはいい…。

 そんなわけで、大昔のギリシャ人が上の句を読んで、現代の音楽家が下の句を付けたような音楽なんですが、それでも感じ入って何度も聴いてしまいました。だって、僕が知ってる西洋の古い音楽って、ルネサンスの音楽よりさらに古い吟遊詩人の音楽とか、教会音楽だとグレゴリオ聖歌あたりがせいぜい。それだってせいぜい12世紀ぐらいのものなので、古代ローマの音楽となるとそれより1200年以上も古いんですから、この時間の超越具合に震えてしまいました。これはいいCDです、いい仕事するんですよね、ハルモニア・ムンディというレーベルは(^^)。大おすすめ!!


スポンサーサイト



01 2020 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
検索フォーム
これまでの訪問者数
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS