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心に残った音楽♪

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Category: CD・レコード > 民族音楽・ワールド   Tags: ---

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『ハット・チェオ ヴェトナムの民衆オペラ』

Hat Cheo_Vietnam no Minshuu Opera 旧フランス植民地だったりベトナム戦争があったり、ベトナムは辛く独特な歴史を歩んだ地域ですが、文化的には僕は中国の漢人文化に近いものを感じます。漢字を使ってるし、何より音楽が中国の漢人音楽にすごく似てましたし。といっても、僕がイメージする漢人音楽って、ブルース・リーやジャッキー・チェンの時代劇カンフー映画のうしろで流れてる音楽だったりする程度なんですけど(^^;)。これはベトナム音楽の中でも、あまり取り上げられる事のないものを集めたCDだそうです。収録されていたのはふたつ。ひとつは、ベトナム全土で行われている祭礼チャウ・ヴァンで演奏されるハット・チャウ・ヴァン。もうひとつは、民衆劇ハット・チェオの音楽の抜粋でした。どちらも、月琴(ダン・グエット)と二胡(ダン・ニー)と拍子木(ファイック)が印象的で、やっぱり漢人音楽調な音楽でした。

 ハット・チャウ・ヴァンは呪術音楽ですが、アフリカのグナワとか韓国のクッみたいなトランスしていくようなヤバい感じじゃなくて、あくまで儀礼的な感じに聴こえました。台本に沿ってつつがなく進行してる、みたいな。そして、歌い方がやっぱりブルース・リーとかジャッキー・チェンの時代劇っぽい喋り方に聴こえるんですよね。言葉はベトナム語だと思うんですが、中国語に似て聴こえるなあ。

 このCDに入っていた民衆劇ハット・チェオの演目はクアン・アム・ティ・キンというもので、人情劇的。誤解を受けて夫から絶縁された女が男と偽って出家。また、あらぬ疑いを受けてある子供の親だと偽られて寺まで追われ、今度は物乞いになって自分の子でもないその子を育てる。しかしそのまま死んでしまい、その時に実は女だったという事が分かり…みたいな。なんか、ヴェルディの『リゴレット』『椿姫』あたりのオペラに似てますね(^^)。音楽はやっぱり漢人音楽的で、拍子木を伴奏に不死のついたセリフを歌い、そのうしろで即興っぽい二胡と月琴がずっと旋律を演奏してる感じでした。そうそう、ベトナムの音楽劇は3種類あって、ハット・チェオは民衆劇。他に、ハット・トゥオン(宮廷劇)、ハット・カイ・ルオン(改良劇)なんてものがあるそうです。

 このCDに入っていたベトナムの音楽も、中国の漢人音楽を感じるものでした。実際に中国に面した場所にある国ですし、音楽に限らず文化もつながった国なんでしょうね。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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