
エロかっこいい日本人女性ヴォーカリスト、次はアン・ルイス!ひとつ前の日記で紹介した
バービーボーイズの杏子さんはよりエロさに寄った人の感じがしましたが、アン・ルイスさんはよりカッコいい方に寄った感じ。とくに、一時期ロックっぽい歌謡曲をやってた頃の曲はかっこよかった!
「六本木心中」も「天使よ故郷を見よ」もすごく好きで、こんなにカッコいいロック歌謡もないだろうと思うほど。今でもカラオケでたまに歌います…いつも高い声がまったく出ないけど(^^;)。
この二枚のシングル曲はどちらもアン・ルイスが80年代に発表したものです。「六本木心中」は
矢沢永吉のバックバンドだったメンバーが作ったNOBODY作曲、「天使よ故郷を見よ」はEARTHSHAKERが作った曲で、つまりどちらもロック路線。アン・ルイスさんって最初は平尾昌晃さんや
山下達郎さんあたりの曲を歌っていたので、けっこう芸能界寄りでプロダクション主導型の売り方だったと思うんですが、「ラ・セゾン」あたりでロック調にイメージチェンジして、レコード会社主導型の売り方に変わったように感じました。僕はこのロック路線の曲が好きでした。

詞がちょっとエロくて,同時にどこか刹那的。エロさでいうと、「長いまつげが卑猥ねあなた」「
この歓びは男には分からない」。刹那さでいうと「
未来捨てても構わない」などなど。
こういう自暴自棄で、いけないと思いながら流されてその瞬間だけを生きる感じが、若いころの自分にとっては他人事には思えずに心に刺さりました。夜の店でピアノ弾いて家賃と食費の他は何も残らない程度のギャラで働いて、「こんな事やってちゃ夢はどんどん遠のいてしまう…」と思いながら、ピアノを練習する時間も作曲する時間もぜんぜん足りなくて、店に働いていた女の子と同棲して、また夜になるとキャバレーに演奏しに行って…みたいな、寂寞とした流されるばかりの自分の青春と重なって泣けてしまうんです。何かを目指して生きた人なら、若い頃にみんな味わうだろうこういう刹那さが、そのまま歌になったような曲なんじゃないかなあ。
というわけで、僕はこの2曲の詞と曲はすごく好きなんですけど、今回久々に書いていて気づいたのは、もしかするとアン・ルイスさんをエロかっこいいと思ってたんじゃなくて、彼女が歌ったロック路線の曲の曲想や歌詞がエロカッコよかったのかも。アーティスト・イメージというやつですね。だって、アン・ルイスさん自体は何となく年取ったら太りそうだと思ってましたし、どこか下品に感じていて、こういう人って年を取ったら「あんた、帰りに大根買ってきて!」とかいっちゃうおばさんになりそうな気がしてましたし(^^;)。あ、これはあくまで僕の想像の中での話で、実際にはすごくいい方だときいた事があります。
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