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Category: CD・レコード > ジャズ   Tags: ---

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『Miles Davis featuring Sonny Rollins ‎/ Dig』

MilesDavis_Dig.jpg リリースは1956年ですが、録音は1951年なので、マイルス・デイヴィス名義のアルバムとしては『Birth of the Cool』の次に古いものじゃないかと。あ、そうか、56年というと、マイルスが大メジャーのコロムビアに移籍した年なので、その宣伝効果に乗っかろうとして、弱小レーベルのプレスティッジが未発表音源を出したんだな、きっと(^^)。
 管はマイルス・デイヴィス (tp) のほかにジャッキー・マクリーン(a.sax)、ソニー・ロリンズ (t.sax)。ピアノはウォルター・ビショップ、ベースはトミー・ポッター、ドラムはアート・ブレイキーというわけで、かなり豪華なメンバーでのセッションです!

 このレコード、曲によって音が変で、あとから妙なリヴァーブが追加されていてボワンボワン。そのままリリースできないぐらい録音に問題があったんでしょうね。でも聴いているうちに病みつきになってきて、ものすごくそっけない、ただ録音しただけ、みたいな当時のジャズ・アルバムより面白く聴こえてしまったりするのは、僕がロック世代の人間だからに違いありません(^^)。

 で、3管とはいえ、セクションのアレンジが施されているとは限らず、ついでにアレンジしてあるものも、特に手の込んだ事はしてありませんでした。だから、あくまでセッションだったんじゃないかと。となると、聴きどころは音楽の雰囲気とそれぞれのソロ・アドリブと思って聴いていました。雰囲気は軽快なアップテンポの曲が多くて、なかなかご機嫌!ハードバップって、軽快なセッションになると、炭酸飲料を飲んでいるような軽い爽快感があるのがいいです(^^)。
 アドリブに関しては、ソロを取るのはマイルスとロリンズがほとんどで、たまにジャッキー・マクリーンも、って感じで、ピアノやリズムセクションにはソロを回さない感じ。
 マイルスのソロ、何となく聴いていると良い感じなんですが、まじめに聴くとリズムが8分音符を続けてしまって歌えてなかったりして(^^;)。でも、スケールをパラパラやるんじゃなくて、テーマをヴァリエーション化していって、途中でぱっと展開部を作るという作曲家のようなソロの組み立て方をすでにしていて、聴いていてかなり勉強になりました。こういう知的な組み立てをしているソロに対して「ロリンズより下手」とか安直な感想を言っちゃうのはシロウトくさいというか、ちょっと違う気がするなあ。ジャズのトランペットというと、サッチモから始まって、ガレスピーにクリフォード・ブラウンと、派手で馬鹿テクなソロイストが揃っているので、マイルス本人もいろいろ悩んだのかも知れませんね。
 一方、ロリンズとマクリーンはかなりいいソロを取っていました。僕、どういうわけかロリンズのアドリブでいいと思うものって、ロリンズのリーダー作じゃないものばかりなんです。なんでだろう。

 僕はこの後のマイルスを知っているもんだから、ついついそれ以降と比べてしまうんですが、でも以降を知らずに50年代前半でこれを聴いたら、突出したプレイをするというより、管アレンジも出来るし色々とバランスのいいトランペッターだな、と思うかもしれません。時として悪く言われる事もあるアルバムですけど、ハードバップのセッションなのにこれだけ曲がまとまって聴こえること、それがマイルスの才能なのかも知れません。


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プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
神戸住まい、奥さんとネコと暮らす音楽好きです。音大は卒業したのですが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたCDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度ですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば、大変嬉しく思います(ノ^-^)ノ

最近気になってるCDとか本とか映画とか
intoxicateに載っていた1枚。「Vyacheslav Artyomov」、ロシアの作曲家は名前が読めなくってムズカシイ。。「ヴャチェスラーフ・アルチョーモフ」と読むらしいです。伝説の「フレンニコフの7人」のひとりとの事ですが、それって何かすら僕は知らず(^^;)。作風的には初期は新古典的、後に民族的な様式、十二音技法や、複調性、ミニマルなんかも用いたみたい。ロシアの前衛は強烈なものが多いので、聴いてみたいです。アマゾンで買おうと思ったらダウンロード版しかなかった(;_;)。 オスマン時代から現代までのトルコ音楽のガイド本みたいです。おおお~、これは絶対に読もう!!
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