fc2ブログ

心に残った音楽♪

おすすめCDの紹介のほか、本や映画の感想などを (*^ー゜)v

 

Category: CD・レコード > クラシック   Tags: ---

Response: Comment: 2  Trackback: 0  

『ラヴェル:《マ・メール・ロワ》 《高貴で感傷的な円舞曲》 クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団』

Ravel_MaMereLore_Cluytens.jpg クリュイタンス指揮のラヴェルの管弦楽曲、第3弾!このCDに入ってる「マ・メール・ロワ」と「高貴で感傷的なワルツ」は、どちらもバレエ音楽です。

■マ・メール・ロワ
 「マ・メール・ロワ」は、マザーグースを元ネタに作られたそうです。そもそも「マザー・グース」をフランス語でいうと「マ・メール・ロワ」だそうですし。1曲目が「眠れる森の美女」、2曲目が「親指小僧」、4曲目が「美女と野獣」と、ペロー童話集を読んでない僕でも知ってる物語がいっぱい。「亡き王女のためのパヴァーヌ」や「ダフニスとクロエ」からラヴェルの管弦楽曲に入った僕は、フォーレからドビュッシーへと続くフランス音楽の流れにある作曲家かと思ってたんですが、他の曲を聴いていると、けっこう20世紀初頭のスタンダードな技法と流行の技法を、作品によっていろいろ取り替えてる人という感じがしてきました。意外と新古典的で、そこに印象派音楽を重ねてみたり、スペイン音楽を重ねてみたりという人だったのかも。この曲なんて標題音楽みたいで、曲ごとにシーンが変わる感じです…もしかすると、バレエ音楽だし、作に標題があるからそうなるだけなのかも知れませんが。

■高貴で感傷的なワルツ
 「高貴で感傷的なワルツ」は、もともとピアノ曲だったものを管弦楽化したもの。管弦楽化はバレリーナの依頼でなされたそうです。曲は8つのワルツで出来ていて、面白いオーケストレーションのものも混じってるんですが、やっぱりベースには機能和声を感じました。

 クリュイタンス指揮のラヴェルはやっぱりいいですね。なんというか、エスプリって感じがします(^^)。ただ、それよりいいものを見つけてしまった気も…その話は、次回にでも!


スポンサーサイト



08 2020 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
プロフィール

Bach Bach

Author:Bach Bach
狭いながらも居心地のいい宿で、奥さんとペット数匹と仲良く暮らしている音楽好きです。若いころに音楽を学びましたが、成績はトホホ状態でした(*゚ー゚)

ずっとつきあってきたレコード/CDやビデオの備忘録をつけようと思い、ブログをはじめてみました。趣味で書いている程度のものですが、いい音楽、いい映画、いい本などを探している方の参考にでもなれば嬉しく思います(ノ^-^)ノ

月別アーカイブ
検索フォーム
これまでの訪問者数
最近気になってるCDとか本とか映画とか
ロシアとウクライナがほぼ戦争状態に入りましたが、僕はソ連解体後のウクライナについて本当に無知…。これは2016年にオリバー・ストーン監督が作ったウクライナのドキュメンタリー映画。日本語字幕版が出たらぜひ観たい このブログをYoutube にアップしようか迷い中。するなら作業効率としては早いほど良いんですよね。。その時にはVOICEROIDに話してもらおうかと思ってるけど、誰の声がいいのか考え中
アド
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Archive

RSS